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橘祐也
MV撮影 2
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戸田、橘、江上、梨野の演奏シーンを撮り終わり、氷川は螺旋階段に座っていた。他のメンバーは休憩を兼ねて、和紙に鋏を入れているはずだ。疲労困憊の戸田が心配だが、今は他人を案じている余裕はない。強烈なライトが目を焼き、二台のカメラが氷川を捉えている。現在はイメージシーンの撮影中だ。
スタジオ内には延々、同じ曲が流れている。甘く切実な言葉の羅列は、決して恋の歌ではないと江上は言ったが、ミュージッククリップの構成はやはり恋愛めいたものだ。憂う表情をカメラが捉える。目薬が作った涙が頬を伝う様を、ライトが赤裸々に浮かび上がらせる。立てた片膝を腕で囲い、氷川はくずおれるように上体を倒した。ふわりと、頭や背中に紙吹雪が落ちてくる。視界の端を、三角形の紙片がひらひらと舞う。カット、の言葉に、氷川は大きく息を吐いた。
「悪いけど氷川くんそのままね」
監督が注意を述べてから、カメラを移動させる。背中や頭に紙片が載っているので、どうしても撮影順が固定されてしまう。大きく動かないように気を遣いながら、視線だけで周囲を窺った。
カメラが移動し、下から足音が聞こえてくる。話し声と機械の音を聞きながら、氷川は目を閉じた。
氷川が関わるイメージシーンの流れはこうだ。
――螺旋階段の中程で、項垂れ、打ちひしがれる“彼”の上に、はらはらと紙片――時間が降る。やがて埋もれるほどになった時の果てに、待ち焦がれた存在がゆっくりと昇ってくる。そっと窺う“彼”と、淡々と階段を昇る人物は、すれ違いざまに視線を交わし、しかしその人は足を止めることなく昇って行ってしまう。その姿が一巡り、二巡りと遠ざかってようやく“彼”は立ち上がり、その後を追って階段を昇り始める。のろのろとした足取りはやがて早足に、駆け足になり、追いついた人物の腕を引き掴む。振り返り、目を見張ったその人の二の腕を掴んで、“彼”は声を上げる。行かないでと叫ぶその声に、しかし引き止められた相手は目を伏せて顔を逸らす。
離してと、顔を歪めて呟くように言われ、“彼”は手を下ろすとその顔を覗き込んだ。ゆっくりと、何事かを告げる。音声としては拾われず、口元も映されないため、見ている側には全く伝わらないが、台本には心情が書き連ねられていた。
――お願いだから、行かないで。貴方がいない世界には意味なんてなかった。離れないで、一緒にいて……一人にしないで。
その悲痛な懇願を受けた相手は、逡巡の末に小さく頷く。“彼”がその手を取り、絡めると、相手は感極まったように抱きつき肩に顔を埋めて小さく言う。
――本当は、ずっと待ってた。
無声映画よろしく、身振り手振りと表情で演技をしなければならないため、撮影は予想以上に難度が高かった。髪や衣類の紙片を払われ、橘と合流した後のシーンが特に難しい。幾度目かのNGに、周囲から落胆の溜息が聞こえた。
「ちょっとクールダウンしたほうがよくないですか?」
演技の一環として、一回り半下からこちらを見上げていた江上が、監督に言う。三十歳手前くらいと若い監督は、氷川と橘の強張りきった様子と、のんびりした江上を見比べて、つるりとした顎を撫でた。
「そうだね……ちょっと機材も休ませるか。全体休憩にしよう、再開後は梨野くんと戸田くんのシーンから撮るから、君たちはコンディション整えてきて」
監督が氷川と橘の腕を軽く叩いて、息抜きを促す。そしてトーンを上げて、再開時間を告げた。いたたまれなさに小さくなって、氷川は周囲に頭を下げる。
「すみません」
「まあ不慣れなのは分かってたからね。休憩ついでに紙吹雪作り足しといて」
「わかりました。橘くん、行こう」
「……うん、先、行ってて」
橘は、差し伸べた手を一瞥するだけで、その場を動こうとはしない。縋り付いた“彼”を呆然と見下ろすばかりの彼の人物と同じ沈黙で、居心地悪そうに身じろぐ。氷川は溜息を飲み込み、スタッフらに頭を下げてから下に向かった。途中、先程と同じ場所で、手すりにもたれた江上がひらりと手を上げる。
「調子悪そうだな」
「ええ、まあ……ご迷惑をおかけしてすみません」
「いいけど、何にそんなに困ってんの?」
「さあ……何でしょうね」
空惚けたわけではなく、本当に分からなくて、氷川は唇を苦く歪めた。
演技ができていないのは、驚くべきことに、経験者である橘のほうだった。
普段の何気ない接触を拒まれたことはない。いや、正確には避けられない程度には関係改善に成功している。腕に触れ、背を撫で、肩を叩くような他意のない触れ方ならば、ごく自然に交わしている。それなのにどうして、橘がああも身体を強張らせ、表情作りに苦戦しているのか、氷川にはわからなかった。
江上が氷川の返答と表情に軽く眉を上げる。そして宥めるように軽く背を叩いた。
「つうか、おまえらどうなってんの? 良かったら話してみなよ」
「どう、と言われても、どうもなってませんよ。喧嘩もしてないですし」
清掃の行き届いた手すりに手をかけ、氷川は静かに応じる。声音に皮肉の色が滲まないか懸念したが、思った以上に平静な声が出た。江上が顎を上げ、上の階段を見上げる。階段は、実はそう階層のある構造ではなく、映像編集と演出で上手く巨大なものに見せかける方針だ。橘がいるあたりは天辺に近い。そこに視線を定めて、江上が目を眇めた。
「喧嘩の心配はしてないけどな……祐也はあれで割と演技もできるほうなんだよ。だったらおまえが足引っ張ってるのかと思えば、そうでもない。変だろ」
「そうですね、確かに」
中身のない相槌を打って、氷川は控え室の方向を示した。
「移動しましょう。紙吹雪の続き作らないと」
「ああ……そうだな。わかった」
江上の手を引くようにして、階段を下りる。決して上を見ないよう、意識して視線を足元に落として、一段一段、足を進める。橘の様子を確かめてしまえば、それがどんな姿であったとしても平静を保てなくなりそうな気がした。
少し早足で控え室に戻ると、戸田と梨野が休憩がてら紙吹雪制作を続けていた。たゆまない作業の甲斐あって、そこそこの量が生産されている。梨野が江上と氷川を見て、目をまたたいた。
「交代?」
「休憩。次はおまえらの撮るってよ」
「了解。江上は出ずっぱりで大変だね」
「突っ立ってるだけだけどな」
さくさくと鋏を動かしながら、梨野が江上をねぎらう。それに軽い調子で応えて、江上がテーブルの上に視線を走らせた。
「鋏も紙も箱もあるな。よし、氷川、そこの紙の束と鋏二丁、そっちの箱に入れて」
「ここでやらないの?」
江上の指示に従い和紙の束を手にした氷川に、戸田が不思議そうな視線を向ける。氷川は江上を振り返った。三人分の視線を受け止めて、江上が肩をすくめる。
「ちょっと氷川と大事な話」
含みのある言い方に、梨野が軽く眉を寄せる。
「面倒事は起こすなよ」
「失礼な、面倒事の解決のためだっつうの。じゃあアキ、疲れたら適当に休憩もしろよ」
「はい、ありがとうございます」
「俺にはいたわりの言葉はないのかな」
「梨野は疲れたら勝手に休んでんだろうがよ。ああ、あと、祐也が来たら適当に話聞いてやってくれ。あいつなんか煮詰まってっから」
氷川の背中を押して控え室を出させ、ついでに自身もほとんど通路に出てから、思い出したように江上が梨野に頼みごとをする。語尾と同時に閉まった扉の中から、はあ?という攻撃的な声が追いかけてきたが、江上はそれを綺麗に無視した。
「さて、どこ行こう」
「決めてなかったんですか?」
「最初はあいつら追い出してやろうと思ったけど、アキが可哀想になって」
「江上さんって戸田くんには甘いですよね」
より正確には、橘と梨野の扱いがぞんざいだ。特に梨野は映像を持っていって口説き落としたほどのベーシストで、最年長だというのに、そういった敬意のようなものがまるで感じられない。氷川の言わんとする所を察したのか、江上が氷川の肩を軽く叩いた。
「ちっちゃい子は可愛がりたくなる感じ? おまえらみんなちびっ子だもんな」
「俺は平均ですよ、多分」
わざわざ測ったりはしていないものの、昨年の初夏に測った時よりいくらは視点が高くなっている気がするから、来年度の測定では数値が変わっているはずだ。そう反駁すると、平均身長よりも十センチは長身の江上はおかしそうに笑った。それから、スタジオの一角を親指で示す。
「ま、そういうことにしとこう。あっち、人気がないから」
「あ、はい。これだけ大音量で音が鳴ってると、ある意味内緒話向きですね。自分の声が聞こえて変な感じですけど」
「まだ慣れない?」
「慣れる気がしません」
素直な返答に笑って、江上が壁を背にして場所に腰を下ろす。その前に箱を置き、氷川自身は箱を挟んで斜め横に腰を下ろした。撮影場所から遠く、通路にもならない、スタジオの片隅は、不思議と世界から隔離されたような静かさがある。実質的にはともかく、感覚的には閉じた空間だ。特に、壁に相対するとその感覚が強くなる。
お互いに鋏と紙を持った所で、江上がさて、と話を促した。
「何があったか、話してもらおうか」
スタジオ内には延々、同じ曲が流れている。甘く切実な言葉の羅列は、決して恋の歌ではないと江上は言ったが、ミュージッククリップの構成はやはり恋愛めいたものだ。憂う表情をカメラが捉える。目薬が作った涙が頬を伝う様を、ライトが赤裸々に浮かび上がらせる。立てた片膝を腕で囲い、氷川はくずおれるように上体を倒した。ふわりと、頭や背中に紙吹雪が落ちてくる。視界の端を、三角形の紙片がひらひらと舞う。カット、の言葉に、氷川は大きく息を吐いた。
「悪いけど氷川くんそのままね」
監督が注意を述べてから、カメラを移動させる。背中や頭に紙片が載っているので、どうしても撮影順が固定されてしまう。大きく動かないように気を遣いながら、視線だけで周囲を窺った。
カメラが移動し、下から足音が聞こえてくる。話し声と機械の音を聞きながら、氷川は目を閉じた。
氷川が関わるイメージシーンの流れはこうだ。
――螺旋階段の中程で、項垂れ、打ちひしがれる“彼”の上に、はらはらと紙片――時間が降る。やがて埋もれるほどになった時の果てに、待ち焦がれた存在がゆっくりと昇ってくる。そっと窺う“彼”と、淡々と階段を昇る人物は、すれ違いざまに視線を交わし、しかしその人は足を止めることなく昇って行ってしまう。その姿が一巡り、二巡りと遠ざかってようやく“彼”は立ち上がり、その後を追って階段を昇り始める。のろのろとした足取りはやがて早足に、駆け足になり、追いついた人物の腕を引き掴む。振り返り、目を見張ったその人の二の腕を掴んで、“彼”は声を上げる。行かないでと叫ぶその声に、しかし引き止められた相手は目を伏せて顔を逸らす。
離してと、顔を歪めて呟くように言われ、“彼”は手を下ろすとその顔を覗き込んだ。ゆっくりと、何事かを告げる。音声としては拾われず、口元も映されないため、見ている側には全く伝わらないが、台本には心情が書き連ねられていた。
――お願いだから、行かないで。貴方がいない世界には意味なんてなかった。離れないで、一緒にいて……一人にしないで。
その悲痛な懇願を受けた相手は、逡巡の末に小さく頷く。“彼”がその手を取り、絡めると、相手は感極まったように抱きつき肩に顔を埋めて小さく言う。
――本当は、ずっと待ってた。
無声映画よろしく、身振り手振りと表情で演技をしなければならないため、撮影は予想以上に難度が高かった。髪や衣類の紙片を払われ、橘と合流した後のシーンが特に難しい。幾度目かのNGに、周囲から落胆の溜息が聞こえた。
「ちょっとクールダウンしたほうがよくないですか?」
演技の一環として、一回り半下からこちらを見上げていた江上が、監督に言う。三十歳手前くらいと若い監督は、氷川と橘の強張りきった様子と、のんびりした江上を見比べて、つるりとした顎を撫でた。
「そうだね……ちょっと機材も休ませるか。全体休憩にしよう、再開後は梨野くんと戸田くんのシーンから撮るから、君たちはコンディション整えてきて」
監督が氷川と橘の腕を軽く叩いて、息抜きを促す。そしてトーンを上げて、再開時間を告げた。いたたまれなさに小さくなって、氷川は周囲に頭を下げる。
「すみません」
「まあ不慣れなのは分かってたからね。休憩ついでに紙吹雪作り足しといて」
「わかりました。橘くん、行こう」
「……うん、先、行ってて」
橘は、差し伸べた手を一瞥するだけで、その場を動こうとはしない。縋り付いた“彼”を呆然と見下ろすばかりの彼の人物と同じ沈黙で、居心地悪そうに身じろぐ。氷川は溜息を飲み込み、スタッフらに頭を下げてから下に向かった。途中、先程と同じ場所で、手すりにもたれた江上がひらりと手を上げる。
「調子悪そうだな」
「ええ、まあ……ご迷惑をおかけしてすみません」
「いいけど、何にそんなに困ってんの?」
「さあ……何でしょうね」
空惚けたわけではなく、本当に分からなくて、氷川は唇を苦く歪めた。
演技ができていないのは、驚くべきことに、経験者である橘のほうだった。
普段の何気ない接触を拒まれたことはない。いや、正確には避けられない程度には関係改善に成功している。腕に触れ、背を撫で、肩を叩くような他意のない触れ方ならば、ごく自然に交わしている。それなのにどうして、橘がああも身体を強張らせ、表情作りに苦戦しているのか、氷川にはわからなかった。
江上が氷川の返答と表情に軽く眉を上げる。そして宥めるように軽く背を叩いた。
「つうか、おまえらどうなってんの? 良かったら話してみなよ」
「どう、と言われても、どうもなってませんよ。喧嘩もしてないですし」
清掃の行き届いた手すりに手をかけ、氷川は静かに応じる。声音に皮肉の色が滲まないか懸念したが、思った以上に平静な声が出た。江上が顎を上げ、上の階段を見上げる。階段は、実はそう階層のある構造ではなく、映像編集と演出で上手く巨大なものに見せかける方針だ。橘がいるあたりは天辺に近い。そこに視線を定めて、江上が目を眇めた。
「喧嘩の心配はしてないけどな……祐也はあれで割と演技もできるほうなんだよ。だったらおまえが足引っ張ってるのかと思えば、そうでもない。変だろ」
「そうですね、確かに」
中身のない相槌を打って、氷川は控え室の方向を示した。
「移動しましょう。紙吹雪の続き作らないと」
「ああ……そうだな。わかった」
江上の手を引くようにして、階段を下りる。決して上を見ないよう、意識して視線を足元に落として、一段一段、足を進める。橘の様子を確かめてしまえば、それがどんな姿であったとしても平静を保てなくなりそうな気がした。
少し早足で控え室に戻ると、戸田と梨野が休憩がてら紙吹雪制作を続けていた。たゆまない作業の甲斐あって、そこそこの量が生産されている。梨野が江上と氷川を見て、目をまたたいた。
「交代?」
「休憩。次はおまえらの撮るってよ」
「了解。江上は出ずっぱりで大変だね」
「突っ立ってるだけだけどな」
さくさくと鋏を動かしながら、梨野が江上をねぎらう。それに軽い調子で応えて、江上がテーブルの上に視線を走らせた。
「鋏も紙も箱もあるな。よし、氷川、そこの紙の束と鋏二丁、そっちの箱に入れて」
「ここでやらないの?」
江上の指示に従い和紙の束を手にした氷川に、戸田が不思議そうな視線を向ける。氷川は江上を振り返った。三人分の視線を受け止めて、江上が肩をすくめる。
「ちょっと氷川と大事な話」
含みのある言い方に、梨野が軽く眉を寄せる。
「面倒事は起こすなよ」
「失礼な、面倒事の解決のためだっつうの。じゃあアキ、疲れたら適当に休憩もしろよ」
「はい、ありがとうございます」
「俺にはいたわりの言葉はないのかな」
「梨野は疲れたら勝手に休んでんだろうがよ。ああ、あと、祐也が来たら適当に話聞いてやってくれ。あいつなんか煮詰まってっから」
氷川の背中を押して控え室を出させ、ついでに自身もほとんど通路に出てから、思い出したように江上が梨野に頼みごとをする。語尾と同時に閉まった扉の中から、はあ?という攻撃的な声が追いかけてきたが、江上はそれを綺麗に無視した。
「さて、どこ行こう」
「決めてなかったんですか?」
「最初はあいつら追い出してやろうと思ったけど、アキが可哀想になって」
「江上さんって戸田くんには甘いですよね」
より正確には、橘と梨野の扱いがぞんざいだ。特に梨野は映像を持っていって口説き落としたほどのベーシストで、最年長だというのに、そういった敬意のようなものがまるで感じられない。氷川の言わんとする所を察したのか、江上が氷川の肩を軽く叩いた。
「ちっちゃい子は可愛がりたくなる感じ? おまえらみんなちびっ子だもんな」
「俺は平均ですよ、多分」
わざわざ測ったりはしていないものの、昨年の初夏に測った時よりいくらは視点が高くなっている気がするから、来年度の測定では数値が変わっているはずだ。そう反駁すると、平均身長よりも十センチは長身の江上はおかしそうに笑った。それから、スタジオの一角を親指で示す。
「ま、そういうことにしとこう。あっち、人気がないから」
「あ、はい。これだけ大音量で音が鳴ってると、ある意味内緒話向きですね。自分の声が聞こえて変な感じですけど」
「まだ慣れない?」
「慣れる気がしません」
素直な返答に笑って、江上が壁を背にして場所に腰を下ろす。その前に箱を置き、氷川自身は箱を挟んで斜め横に腰を下ろした。撮影場所から遠く、通路にもならない、スタジオの片隅は、不思議と世界から隔離されたような静かさがある。実質的にはともかく、感覚的には閉じた空間だ。特に、壁に相対するとその感覚が強くなる。
お互いに鋏と紙を持った所で、江上がさて、と話を促した。
「何があったか、話してもらおうか」
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