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神森竜義
生徒会のボランティア 4:ケーキとコーヒーと苦い嘘 (2)
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「あなたが豊智学院に在籍していなかったことは、知っていました」
静かな声には、僅かに迷いが滲んでいる。それでも話を続ける神森は、氷川が案じる必要もないくらい強い人物に見えた。
「毎年夏休みに、本家で修行を兼ねたアルバイトをしているんです。もちろん、陽介さんも一緒です。彼と話をしていて、気付きました」
「そっか……そうだよね、ちょっと話題に出たら、すぐ分かっちゃうよね」
「すみません。事情がおありだと思ったものですから、僕が知っていると、言わないほうがいいと勝手に判断しました」
申し訳なさそうに謝罪されて、氷川は首を横に振った。
「訊かれても上手く話せたか分からないから、いいよ。知ってるのは神森くんだけ?」
「野分くんと橘くんには、話の流れで。彼らと一緒に学院長先生に話を聞きに行きました。立ち入った真似をして、申し訳ありませんでした」
「転校は原則、兄弟校間のみって決まってるんだから、不審に思うのは当たり前だよ。むしろ黙っててくれてありがとう。変に気を遣わせちゃってごめん」
野分と橘かと、なんとも言えない気分になる。神森同様、彼らも氷川の事情を知っている素振りは見せなかった。隠し事の上手い人々で頼もしいことこの上ない。
神森が冷め切ったコーヒーマグを空にしてから、柔らかな笑みを作った。
「それでは、お互い様、ということにしましょう。他言無用は守りますので、ご安心ください」
「ありがとう」
「お礼を言っていただくほどのことではありません。さて、お代わりをしないならタクシーを呼びますけれど、どうしますか?」
「歩いて帰れるよ」
改めて言われると、殴られた箇所が重く、熱くなっているのを意識させられる。だが、歩けないほどではない。そう思って断ったが、神森は厳しい表情で首を横に振った。
「駄目です。無理をすれば悪化しますよ。今日は日曜日で診療所は空いていませんし、帰ったら保健室で診て貰いましょう」
話しながら、神森がスマートフォンを手に取る。電話はすぐに通じたらしく、要領よく配車を頼んでいる。通話を切ると、神森は伝票を手に立ち上がった。
「五分程度で着くそうです」
「ありがとう。お代は割り勘でいい?」
「タクシー代は後から回収しますから、僕が持ちます。ここは払わせてください」
「奢って貰う理由がないよ」
「次に来た時は、氷川くんが出してください」
当たり前のように次の約束を取り付けて、神森はレジへ行ってしまう。その背中を見上げて、氷川は中途半端に浮かせていた腰を下ろした。過日は無神経な真似をしたというのに、距離を置く素振りをされずに安堵したのもある。しかし、タクシー代を回収するというのが冗談でないなら、神森は本当に今日の元同級生達の元へ請求書を回すつもりでいるのだろう。氷川としては、関わり合いにならずに済むならばそれでいいのだが。
清算が済むのを見計らい、防寒具を着込んで荷物を手にした。神森が置いていったコートとマフラーも取って、カウンターに足を向ける。給仕してくれたウエイターが、気付いた様子で視線を寄越した。
「ごちそうさまでした。コーヒーもケーキもとても美味しかったです」
「ありがとうございます。またいらしてください」
丁寧な返答に自然と、はいと答えていた。
神森に追いつき、コートを広げる。彼は苦笑してから、袖を通した。
「会計ありがとう。ごちそうさま」
「どういたしまして。コートをすみません」
「ごめん、嫌だった?」
「丁重に扱われることに不慣れなだけです」
マフラーをぞんざいに首にかけて、神森が扉を押し開いた。ドアベルが軽妙な音を立てて、寒風が店内に吹き込む。ありがとうございましたの声を背に、氷川達は店を出た。外は既に夕方の様相で、西の空まで朱色に染まっている。タクシーは既に来ていた。
後部座席に乗り込み、神森が行き先を告げる。当たり前のように運転席の後ろに座らされて、少しばかり居心地が悪い。友人同士では上座下座など考慮する必要はないと分かっているが、気遣われている感覚はあまり好きなものではなかった。
無言を通すのも据わりが悪く、先程の店の感想を断続的に言い交わす。神森には他にも言うべきこと、謝るべきことがあるのだが、今が適した場面ではないこともわかっていた。
道が空いていたお陰もあり、タクシーは短い時間で学院に着いた。いつかの氷川がそうしたように寮の入口までつけてもらい、現金で会計を済ませる。領収証を受け取る神森を横目に、先に降車した。冷気に晒され、無意識にマフラーをかき寄せる。お世話になりましたと声が聞こえて、車のドアが閉まった。
「夏にね」
ふと思い出して、話を切り出す。神森は歩きながら、仕草で話しの続きを促した。
「夏休みのボランティアの時、俺、迷惑掛けちゃったでしょ、具合悪くなって。その時は野分くんが、やっぱりタクシー呼んでくれて、領収証貰ってたんだよね。ちょっと思い出した」
「なるほど、こういうのはルーティンですからね」
神森が寮の玄関扉を開いて氷川を促す。当たり前のようにエスコートされるのはあまり心地の良いものではないが、一応怪我人であることを考慮して大人しく従った。靴を履き替え、保健室に向かう。学校の保健室は登校日しか開いていないが、寮の保健室は二十四時間三百六十五日養護教諭が常駐している。三交代制とハードそうだが、人数が多めなためか、給与が良いのか、今のところ支障なく回っているらしい。
氷川が腹部と太腿を見せると、養護教諭は顔をしかめた。比較的広範囲がうっすらと赤くなっていて、明日には青あざになりそうだ。水泳の授業がある季節ではなかったことだけは幸いだが、しばらくは痛みと付き合う必要がありそうでげんなりする。
「これ、転んでできるような怪我じゃないね、絡まれでもした?」
「ええ、ちょっと」
「だよね、喧嘩するタイプに見えないし。骨や内臓は多分問題ないけど、一応、明日になったら病院に行ったほうがいいよ。とりあえず今日の所は冷やしておいて」
言いながら、養護教諭は棚から湿布を数枚と、錠剤、紙袋を出して机に並べた。
「今日はお風呂はシャワーで済ませて、温まりすぎないこと。すぐに入るならその後で、後からなら今から湿布貼って。これは痛み止め、我慢できないくらい痛かったら食後に、一回一錠、一日三錠までだから、すぐに効かなくても四時間は間隔を開けて服用してください。湿布貼る?」
「混む前にお風呂済ませたほうが良さそうなんで、後にします」
「そう。じゃあこれだけ持っていって。お大事に。無理しないこと」
「はい。ありがとうございました」
着衣を戻している間に、神森が湿布と飲み薬を袋に入れてくれた。当たり前のように保健室にまで付き添ってくれたが、特段大きな怪我でもないので、これ以上付き合わせる必要もないと思い出す。保健室を出た所で、神森に向き直った。
「今日は色々ありがとう」
「これといったことは何もしていませんけれど……昼間の件ですが、今日とは言いませんが、早めに名前を教えてください。それから、明日は僕も病院に行きますので」
「そこまで付き合って貰わなくても、ちゃんと診断書と領収証くらいもらって来られるよ」
まるで過保護な保護者のような振る舞いに、思わず反駁する。神森は怯んだ様子も見せず、見慣れた笑みを浮かべた。
「それは分かっていますが、同行したいのでお願いします」
「でも、明日は授業もあるし」
「あえて詭弁を弄せば、生徒会のボランティア活動に参加して頂いたばかりに氷川くんが怪我をしたと言うことも可能です。その場合、僕たちには氷川くんにお詫びをして、手助けする義務がありますよね」
他意のなさそうな表情で、追い詰めるように告げられる内容は優しい。言い合いをするのにも疲れて、氷川は息を吐いた。普段よりも余裕がないのか、他者を説得する気力が湧かない。怪我の痛みや、絡まれた際の恐怖、嫌悪などに起因する疲労が残っているせいだろう。
「わかった。明日の朝、連絡する」
「はい。今日は一日お疲れさまでした。お大事になさってください」
「うん、色々お世話になりました」
礼をし、エレベーターへ向かう神森と別れて自室へ向かう。患部は歩く度にずきずきと痛み、否応なしに氷川を苛んだ。
静かな声には、僅かに迷いが滲んでいる。それでも話を続ける神森は、氷川が案じる必要もないくらい強い人物に見えた。
「毎年夏休みに、本家で修行を兼ねたアルバイトをしているんです。もちろん、陽介さんも一緒です。彼と話をしていて、気付きました」
「そっか……そうだよね、ちょっと話題に出たら、すぐ分かっちゃうよね」
「すみません。事情がおありだと思ったものですから、僕が知っていると、言わないほうがいいと勝手に判断しました」
申し訳なさそうに謝罪されて、氷川は首を横に振った。
「訊かれても上手く話せたか分からないから、いいよ。知ってるのは神森くんだけ?」
「野分くんと橘くんには、話の流れで。彼らと一緒に学院長先生に話を聞きに行きました。立ち入った真似をして、申し訳ありませんでした」
「転校は原則、兄弟校間のみって決まってるんだから、不審に思うのは当たり前だよ。むしろ黙っててくれてありがとう。変に気を遣わせちゃってごめん」
野分と橘かと、なんとも言えない気分になる。神森同様、彼らも氷川の事情を知っている素振りは見せなかった。隠し事の上手い人々で頼もしいことこの上ない。
神森が冷め切ったコーヒーマグを空にしてから、柔らかな笑みを作った。
「それでは、お互い様、ということにしましょう。他言無用は守りますので、ご安心ください」
「ありがとう」
「お礼を言っていただくほどのことではありません。さて、お代わりをしないならタクシーを呼びますけれど、どうしますか?」
「歩いて帰れるよ」
改めて言われると、殴られた箇所が重く、熱くなっているのを意識させられる。だが、歩けないほどではない。そう思って断ったが、神森は厳しい表情で首を横に振った。
「駄目です。無理をすれば悪化しますよ。今日は日曜日で診療所は空いていませんし、帰ったら保健室で診て貰いましょう」
話しながら、神森がスマートフォンを手に取る。電話はすぐに通じたらしく、要領よく配車を頼んでいる。通話を切ると、神森は伝票を手に立ち上がった。
「五分程度で着くそうです」
「ありがとう。お代は割り勘でいい?」
「タクシー代は後から回収しますから、僕が持ちます。ここは払わせてください」
「奢って貰う理由がないよ」
「次に来た時は、氷川くんが出してください」
当たり前のように次の約束を取り付けて、神森はレジへ行ってしまう。その背中を見上げて、氷川は中途半端に浮かせていた腰を下ろした。過日は無神経な真似をしたというのに、距離を置く素振りをされずに安堵したのもある。しかし、タクシー代を回収するというのが冗談でないなら、神森は本当に今日の元同級生達の元へ請求書を回すつもりでいるのだろう。氷川としては、関わり合いにならずに済むならばそれでいいのだが。
清算が済むのを見計らい、防寒具を着込んで荷物を手にした。神森が置いていったコートとマフラーも取って、カウンターに足を向ける。給仕してくれたウエイターが、気付いた様子で視線を寄越した。
「ごちそうさまでした。コーヒーもケーキもとても美味しかったです」
「ありがとうございます。またいらしてください」
丁寧な返答に自然と、はいと答えていた。
神森に追いつき、コートを広げる。彼は苦笑してから、袖を通した。
「会計ありがとう。ごちそうさま」
「どういたしまして。コートをすみません」
「ごめん、嫌だった?」
「丁重に扱われることに不慣れなだけです」
マフラーをぞんざいに首にかけて、神森が扉を押し開いた。ドアベルが軽妙な音を立てて、寒風が店内に吹き込む。ありがとうございましたの声を背に、氷川達は店を出た。外は既に夕方の様相で、西の空まで朱色に染まっている。タクシーは既に来ていた。
後部座席に乗り込み、神森が行き先を告げる。当たり前のように運転席の後ろに座らされて、少しばかり居心地が悪い。友人同士では上座下座など考慮する必要はないと分かっているが、気遣われている感覚はあまり好きなものではなかった。
無言を通すのも据わりが悪く、先程の店の感想を断続的に言い交わす。神森には他にも言うべきこと、謝るべきことがあるのだが、今が適した場面ではないこともわかっていた。
道が空いていたお陰もあり、タクシーは短い時間で学院に着いた。いつかの氷川がそうしたように寮の入口までつけてもらい、現金で会計を済ませる。領収証を受け取る神森を横目に、先に降車した。冷気に晒され、無意識にマフラーをかき寄せる。お世話になりましたと声が聞こえて、車のドアが閉まった。
「夏にね」
ふと思い出して、話を切り出す。神森は歩きながら、仕草で話しの続きを促した。
「夏休みのボランティアの時、俺、迷惑掛けちゃったでしょ、具合悪くなって。その時は野分くんが、やっぱりタクシー呼んでくれて、領収証貰ってたんだよね。ちょっと思い出した」
「なるほど、こういうのはルーティンですからね」
神森が寮の玄関扉を開いて氷川を促す。当たり前のようにエスコートされるのはあまり心地の良いものではないが、一応怪我人であることを考慮して大人しく従った。靴を履き替え、保健室に向かう。学校の保健室は登校日しか開いていないが、寮の保健室は二十四時間三百六十五日養護教諭が常駐している。三交代制とハードそうだが、人数が多めなためか、給与が良いのか、今のところ支障なく回っているらしい。
氷川が腹部と太腿を見せると、養護教諭は顔をしかめた。比較的広範囲がうっすらと赤くなっていて、明日には青あざになりそうだ。水泳の授業がある季節ではなかったことだけは幸いだが、しばらくは痛みと付き合う必要がありそうでげんなりする。
「これ、転んでできるような怪我じゃないね、絡まれでもした?」
「ええ、ちょっと」
「だよね、喧嘩するタイプに見えないし。骨や内臓は多分問題ないけど、一応、明日になったら病院に行ったほうがいいよ。とりあえず今日の所は冷やしておいて」
言いながら、養護教諭は棚から湿布を数枚と、錠剤、紙袋を出して机に並べた。
「今日はお風呂はシャワーで済ませて、温まりすぎないこと。すぐに入るならその後で、後からなら今から湿布貼って。これは痛み止め、我慢できないくらい痛かったら食後に、一回一錠、一日三錠までだから、すぐに効かなくても四時間は間隔を開けて服用してください。湿布貼る?」
「混む前にお風呂済ませたほうが良さそうなんで、後にします」
「そう。じゃあこれだけ持っていって。お大事に。無理しないこと」
「はい。ありがとうございました」
着衣を戻している間に、神森が湿布と飲み薬を袋に入れてくれた。当たり前のように保健室にまで付き添ってくれたが、特段大きな怪我でもないので、これ以上付き合わせる必要もないと思い出す。保健室を出た所で、神森に向き直った。
「今日は色々ありがとう」
「これといったことは何もしていませんけれど……昼間の件ですが、今日とは言いませんが、早めに名前を教えてください。それから、明日は僕も病院に行きますので」
「そこまで付き合って貰わなくても、ちゃんと診断書と領収証くらいもらって来られるよ」
まるで過保護な保護者のような振る舞いに、思わず反駁する。神森は怯んだ様子も見せず、見慣れた笑みを浮かべた。
「それは分かっていますが、同行したいのでお願いします」
「でも、明日は授業もあるし」
「あえて詭弁を弄せば、生徒会のボランティア活動に参加して頂いたばかりに氷川くんが怪我をしたと言うことも可能です。その場合、僕たちには氷川くんにお詫びをして、手助けする義務がありますよね」
他意のなさそうな表情で、追い詰めるように告げられる内容は優しい。言い合いをするのにも疲れて、氷川は息を吐いた。普段よりも余裕がないのか、他者を説得する気力が湧かない。怪我の痛みや、絡まれた際の恐怖、嫌悪などに起因する疲労が残っているせいだろう。
「わかった。明日の朝、連絡する」
「はい。今日は一日お疲れさまでした。お大事になさってください」
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