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第1章 始まり
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「た~かしくん!」
タカシは登校中に突然後ろから、あたかも恋人にかけるような甘い声で名前を呼ばれた。
「おい! マサ! 毎朝、毎朝、その気持ち悪い声のかけ方やめろよな!」
タカシに声をかけたこの人物は、自称タカシの親友である植松真斗(ウエマツマサト)である。
田舎に転校した小学4年からの付き合いで、タカシが両親の家に引っ越し別の町の高校に進学する事を伝えると「あ、タカシがそっちの高校に行くんなら俺もそこにいくよ」と名門の進学校を蹴ってまでついてきたストーカーまがいの友人である。
勉学共に優秀で、しまいには長身モデル体型のイケメンである。
学校の女子が放っておくはずはないが、浮いた話はあまり噂されていない。
「何いってんだよ! 俺はタカシ一筋だよ! 昔からの付き合いだろ!?」
「昔って言っても小4からだろ、そこまで長くもないだろ。」
「たかしちゃんひどい!」
マサトは親指の爪をかじり座り込んでしまった。
ほかの学生にまじまじと見られ、「また近藤くんが植松様のこと泣かしてる!」とか「植松様を独り占めしてるくせに生意気よ!」など見当違いの罵声が女子から飛んでくる。
タカシも年頃の男であり、流石に朝から女子に罵倒されるとガチで凹んでしまう。
「あー、わかったマサ。すまん、すまん、お前は親友だよ、さあ遅刻するからもう行こう。」
「タカシ……」
タカシはマサトに手を伸ばし、完全な棒読みでフォローを入れる。
すると、またもや周りの女子から「なによ、植松様の親友気取り? 笑わせるんじゃないわよ。」とか「何様のつもり? なんで植松様の手を握ってるのよ」とこれまた理不尽な罵声が飛んでくる。
「もう、どうにでもしてくれ。」
タカシは一刻も早くこの場から立ち去るために、マサトの手を引いて小走りで駆けて行った。
タカシは登校中に突然後ろから、あたかも恋人にかけるような甘い声で名前を呼ばれた。
「おい! マサ! 毎朝、毎朝、その気持ち悪い声のかけ方やめろよな!」
タカシに声をかけたこの人物は、自称タカシの親友である植松真斗(ウエマツマサト)である。
田舎に転校した小学4年からの付き合いで、タカシが両親の家に引っ越し別の町の高校に進学する事を伝えると「あ、タカシがそっちの高校に行くんなら俺もそこにいくよ」と名門の進学校を蹴ってまでついてきたストーカーまがいの友人である。
勉学共に優秀で、しまいには長身モデル体型のイケメンである。
学校の女子が放っておくはずはないが、浮いた話はあまり噂されていない。
「何いってんだよ! 俺はタカシ一筋だよ! 昔からの付き合いだろ!?」
「昔って言っても小4からだろ、そこまで長くもないだろ。」
「たかしちゃんひどい!」
マサトは親指の爪をかじり座り込んでしまった。
ほかの学生にまじまじと見られ、「また近藤くんが植松様のこと泣かしてる!」とか「植松様を独り占めしてるくせに生意気よ!」など見当違いの罵声が女子から飛んでくる。
タカシも年頃の男であり、流石に朝から女子に罵倒されるとガチで凹んでしまう。
「あー、わかったマサ。すまん、すまん、お前は親友だよ、さあ遅刻するからもう行こう。」
「タカシ……」
タカシはマサトに手を伸ばし、完全な棒読みでフォローを入れる。
すると、またもや周りの女子から「なによ、植松様の親友気取り? 笑わせるんじゃないわよ。」とか「何様のつもり? なんで植松様の手を握ってるのよ」とこれまた理不尽な罵声が飛んでくる。
「もう、どうにでもしてくれ。」
タカシは一刻も早くこの場から立ち去るために、マサトの手を引いて小走りで駆けて行った。
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