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第3章 はじめてのダンスレッスン!
(4)いじわるな悪魔にご注意を
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「……ありがとう。心強いわ。あ、そうだ! かばってくれたお礼に、リリイには魔界名物マグマチョコをあげるわね」
ロゼは制服のポケットから、ひと粒のチョコの包みを取り出した。
「はい、あーん」
あーん、って……。恥ずかしいかも。でもロゼは、きらきらした笑顔でわたしを待っている。……仕方ないか。口を開けると、包みから取り出されたチョコが放り込まれた。かむと、とろっとしたチョコが中からあふれ出す。ん、おいしい……! とろっとしたチョコが入ってるから、マグマチョコってことかな。
「ありがとうロゼ。疲れが取れるよ」
「よかった」
と笑ってから、ロゼはふいに表情をくもらせた。
「悪魔はひとをからかうのが好きだから、リリイはこれからも苦労するかもしれないわね」
……ええっと、すごく、不安になることを言われた気がするんですが。
「で、でも悪魔って、人間と仲よくしたいんでしょ? 共存がどうとか言ってたよね?」
「ええ、そうよ。でも、ひとをからかいたいって思いを捨てられないのも、事実ね」
え、やっぱり悪魔って怖い感じ!?
「ていうか、ロゼもそうなの? わたしに意地悪とか……、ロゼはしないよね?」
「うーん、そうねえ、やさしくしたいとは思っているけれど」
ロゼはこてんと首をかたむけた。
……『けれど』?
「ひとをからかうのは、わたしも好きなのよ。あわててるリリイって、かわいいし」
やさしいほほ笑みはどこへやら、ロゼはいたずらっぽい笑みを浮かべた。それってちょっと……、まずいかも? 冷や汗がたらーっと流れた。
「さて! 頑張り屋さんのリリイに大サービス。もうひと粒、チョコをあげるわ」
わたしの不安はつゆ知らず、ロゼは「あーん」とチョコを構える。……そんな気分じゃなくなってきたけど、まあ、甘いものに罪はないからね。仕方なく開けたわたしの口に、ひょいっと放り込まれるチョコ。でも、
「――んんんっ!?」
とろっと中から出てきたのは、あまーいチョコ……ではなく、
「からあああああいっ!?」
な、なんか舌がビリビリするんだけど! なにこれ!? 激辛チョコ!? あまりのからさに、ぴょんぴょん飛び跳ねるわたしを見て、ロゼは、
「ふふっ、あはは……! ごめんね、リリイ。ちょっとしたいたずらだから、許して?」
お腹を抱えて笑っていた。いたずら好きな悪魔ってこういうこと!? やっぱり、悪魔きらいかも……!
ロゼは制服のポケットから、ひと粒のチョコの包みを取り出した。
「はい、あーん」
あーん、って……。恥ずかしいかも。でもロゼは、きらきらした笑顔でわたしを待っている。……仕方ないか。口を開けると、包みから取り出されたチョコが放り込まれた。かむと、とろっとしたチョコが中からあふれ出す。ん、おいしい……! とろっとしたチョコが入ってるから、マグマチョコってことかな。
「ありがとうロゼ。疲れが取れるよ」
「よかった」
と笑ってから、ロゼはふいに表情をくもらせた。
「悪魔はひとをからかうのが好きだから、リリイはこれからも苦労するかもしれないわね」
……ええっと、すごく、不安になることを言われた気がするんですが。
「で、でも悪魔って、人間と仲よくしたいんでしょ? 共存がどうとか言ってたよね?」
「ええ、そうよ。でも、ひとをからかいたいって思いを捨てられないのも、事実ね」
え、やっぱり悪魔って怖い感じ!?
「ていうか、ロゼもそうなの? わたしに意地悪とか……、ロゼはしないよね?」
「うーん、そうねえ、やさしくしたいとは思っているけれど」
ロゼはこてんと首をかたむけた。
……『けれど』?
「ひとをからかうのは、わたしも好きなのよ。あわててるリリイって、かわいいし」
やさしいほほ笑みはどこへやら、ロゼはいたずらっぽい笑みを浮かべた。それってちょっと……、まずいかも? 冷や汗がたらーっと流れた。
「さて! 頑張り屋さんのリリイに大サービス。もうひと粒、チョコをあげるわ」
わたしの不安はつゆ知らず、ロゼは「あーん」とチョコを構える。……そんな気分じゃなくなってきたけど、まあ、甘いものに罪はないからね。仕方なく開けたわたしの口に、ひょいっと放り込まれるチョコ。でも、
「――んんんっ!?」
とろっと中から出てきたのは、あまーいチョコ……ではなく、
「からあああああいっ!?」
な、なんか舌がビリビリするんだけど! なにこれ!? 激辛チョコ!? あまりのからさに、ぴょんぴょん飛び跳ねるわたしを見て、ロゼは、
「ふふっ、あはは……! ごめんね、リリイ。ちょっとしたいたずらだから、許して?」
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