12 / 50
第2章 深海の檻が軋む時
第12変 毒を紡ぐ人魚(後編)
しおりを挟む
震えるシアンを自身の右手で持った【鞭】ごとギュッと抱きしめる。
この際、シェロンの【下僕一週間記念プレゼント】が鞭であったこと、私がシェロンからのプレゼントをもらってしまったことにはツッコミをいれないでほしい。
(ぶっちゃけ、これのおかげでシアン引き寄せられたし)
「ルチア――」
「黙って口閉じてて!」
「ムグッ――」
大声で叫び、次に私がやろうとしている衝撃に備え、シアンを落とさないように右手に少し力を込め、自身を彼に押し付ける。シアンが何かモゴモゴ言っている気がするが、聞いている暇はない。
私は左手に渾身の力を込め、切り立った崖の壁面へと拳を突き立てる。腕が折れるかもしれないことよりも、このまま落ちれば確実に待っているであろう死への恐怖の方が勝った。
(こんなところで死んでたまるかあ!!!)
ガガガガガッ――
柔らかかったのは崖の上部だけだったらしく、崖の表面は固くて痛かったが、私はその痛みを歯を食いしばって耐えた。ようやく落下の衝撃が殺され、なんとか川の30mほど上で止まる。
(痛い――けど、折れてはいないみたい……)
左腕の感覚に、少しホッとする。黙っていると重みでズルズルと落ちていってしまうので、左手でガッと崖の中に出来た突起のような岩をしっかりと掴む。
「シアン、ごめん、もう話しても大丈夫だよ?」
「…………」
「??? シアン?」
自身の右腕――ぶっちゃけ、下にいるシアンの方を見下ろすと、私の胸に頬をこれでもかというほど押し付けられた状態の彼が真っ赤な顔をして固まっていた。彼の額は先程私が崖に拳を突き刺したときに飛び散った崖の破片ででも切ったのか、少し血がにじんでいた。ちなみに、彼の体は鞭で簀巻き状態である。
「シアン!? ご、ごめん! 力強かった!? 息してる!? 生きてる!?」
「あ、う、うん、力はだ、だ、大丈夫というか、体勢というか!?」
「体勢? あ、ごめん、引っ付いちゃって! でも、こうするしかなくって……」
「いやいやいや、引っ付くのは大丈夫だし、むしろ助けてくれてありがとうだし、た、た、た、ただ、位置がちょ、ちょっと、柔らかいというか、ヤバイというか!?」
「?」
(位置?)
「ッ――!?」
あまりに危機的状況のせいで頭が回ってなかったけど、もう一度状況を整理しよう。
シアンの頬は私の胸にひっついている。
そう、シアンは簀巻き状態で私の胸にダイブした状態なのだ。
(こここ、この状況は!? いや、まあ、私のせいなんだけど、そうだけども!?)
そんな感じで混乱していると、体に妙な違和感を感じた。
(?)
……左腕に感覚が無い。
人間ならば出血多量の線も考えられるが、獣人である私はいくら能力を抑えているといっても傷の治りはわりと早く、この程度で感覚がなくなるほど出血多量になることもない。
そこまで考え、ある考えに辿り着き、背筋が凍る。
(神経毒!?)
原作ゲームでは、主人公が昼寝草トゲで神経毒を受け、崖の下の川に真っ逆さまに落ち、溺れ死ぬ。でも、今回私は昼寝草に触ってないはずだ。しかも、崖も中間あたりの側面を狙ったから、昼寝草の毒もなさそうなのに……。
「ルチアーノ?」
いきなり青い顔をした私の様子の変化に気付いたのか、シアンが不安そうな声を上げる。
「ご、ごめん、僕、やっぱり足でまといで――」
「シア――ン」
(呂律も回らなくなってきてる!?)
左腕の異変に気付いてからの進行が早い。昼寝草の毒はもっとゆっくり――非常にえげつないことだが死への恐怖と苦しみを感じながら死ぬものだった。展開が分かっているのにシナリオを読み進めていくのが辛すぎて、一思いに楽にしてくれと思いながら読んだのを鮮明に覚えている。
(じゃあ、これは――まさか、別の――)
「ど――く?」
目の前の視界が歪む中、シアンに訴えかけるように声を絞り出す。
「ルチアーノ? 顔色が――ッ! まさか、そんな!? もしかして、君、体が痺れたりとか!?」
シアンが言葉を発するたびに、全身の力が抜けていくような感覚を薄らと感じる。このままだと、間違いなく川に落ちる。
「ルチ――」
「シ――アンだけ――逃げ……て」
私が決意を込めてそう言うのと左手から力が抜けるのは同時だった。ズルリと崖側面から左手が抜け、下へと引っ張られるように落ちていく。浮遊感を感じる感覚が鈍い。何度か崖の側面にぶつかりながらも、私はまだ辛うじて感覚の残る右手でシアンをしっかりと抱きしめ、彼を守るようにしながら川へと落ちた。
真っ暗な川に放り込まれた瞬間、バッと右手で操っていた鞭を解き、シアンを解放する。
(あ、私……ここで死ぬのか――)
毒の効果なのか、感覚がまるでない。さっき動いた右腕ももう動きそうにない。川に落ちたというのに、水の感触を感じられない。シアンの泣きそうな表情を見た後、視界も暗い。一瞬だけ名前を呼ばれた気がしたが、今は音もない――。
(シアンは大丈夫かな? まあ、人魚だし、彼特有のスキル『泡』で呼吸できれば大丈夫だよね。たとえ――泳げなくても……)
そう、シアンは泳げない。
人魚なのに? って思う人もいるだろう。そう、彼は人魚なのに泳げない特殊な体質の人魚なのだ。
【シアン】という名前は、彼の髪色を表しているのではない。その身に宿した毒のことを指している。彼は生まれながらにして体内に毒を持っていた。体内で毒を生成できるフグなんかを思い出してほしい。
体内に毒を宿しているシアンは、フグのそれとは違い、体の一部に麻痺という負の効果が出てしまっている。
彼は毒により母体を蝕み続けて壊し、生まれ落ちた後もその毒のせいで人魚の魚部分、つまり、尾ひれを動かすことが出来なかった。尾ひれには大事なエラが付いていて、人魚は普通そのエラで呼吸する。しかし、尾ひれが麻痺している彼は最初から呼吸が上手くできず、魔力の泡の中で育てられた。
人魚には肺もあるため、シアンはずっと空気があるその泡の中で生活していくことになるのだが、この呼吸器官の麻痺が、毒であるシアン化合物を服用してしまった時の症状に似ていることから(この世界でも解毒しなければ毒で死ぬ。もちろん、体力があり余っている分、長く苦しんで死に絶える)、皮肉をこめて【シアン】と名付けられたそうだ。
もともと、群青色の瞳は色素の薄い瞳の多い人魚にとって不吉な色、毒素が強い証とされ、人魚達の間では【呪い子】と言われて嫌煙されている。彼の長い前髪の下に隠れた群青色の瞳――あの綺麗な輝きを人魚達は嫌っているのだ。
人魚達に嫌煙されるには十分すぎる理由。それでも彼が生きてこられたのは、ひとえに彼が人魚の姫の子供だったからだろう。それでも、【シアンの血に宿る神経毒】は消えない。即効性が高く、全ての神経を使えなくする最強の毒。彼に流れる血は、どんな種族にだって通用する毒だ。そう、たとえ、最強と言われる龍族でさえ敵わない。
暗闇の中、それでも、私はなんとなくホッとしていた。
(昼寝草の毒で苦しむより、シアンの毒で感覚が無いまま死んだほうが苦しくないよね? ……本当は死にたくなんかないけど、シアンが無事なら、まあ――)
―― いっか ――
意識が沈んでく。なんだかとても温かい。
―― ああ、私は ――
この際、シェロンの【下僕一週間記念プレゼント】が鞭であったこと、私がシェロンからのプレゼントをもらってしまったことにはツッコミをいれないでほしい。
(ぶっちゃけ、これのおかげでシアン引き寄せられたし)
「ルチア――」
「黙って口閉じてて!」
「ムグッ――」
大声で叫び、次に私がやろうとしている衝撃に備え、シアンを落とさないように右手に少し力を込め、自身を彼に押し付ける。シアンが何かモゴモゴ言っている気がするが、聞いている暇はない。
私は左手に渾身の力を込め、切り立った崖の壁面へと拳を突き立てる。腕が折れるかもしれないことよりも、このまま落ちれば確実に待っているであろう死への恐怖の方が勝った。
(こんなところで死んでたまるかあ!!!)
ガガガガガッ――
柔らかかったのは崖の上部だけだったらしく、崖の表面は固くて痛かったが、私はその痛みを歯を食いしばって耐えた。ようやく落下の衝撃が殺され、なんとか川の30mほど上で止まる。
(痛い――けど、折れてはいないみたい……)
左腕の感覚に、少しホッとする。黙っていると重みでズルズルと落ちていってしまうので、左手でガッと崖の中に出来た突起のような岩をしっかりと掴む。
「シアン、ごめん、もう話しても大丈夫だよ?」
「…………」
「??? シアン?」
自身の右腕――ぶっちゃけ、下にいるシアンの方を見下ろすと、私の胸に頬をこれでもかというほど押し付けられた状態の彼が真っ赤な顔をして固まっていた。彼の額は先程私が崖に拳を突き刺したときに飛び散った崖の破片ででも切ったのか、少し血がにじんでいた。ちなみに、彼の体は鞭で簀巻き状態である。
「シアン!? ご、ごめん! 力強かった!? 息してる!? 生きてる!?」
「あ、う、うん、力はだ、だ、大丈夫というか、体勢というか!?」
「体勢? あ、ごめん、引っ付いちゃって! でも、こうするしかなくって……」
「いやいやいや、引っ付くのは大丈夫だし、むしろ助けてくれてありがとうだし、た、た、た、ただ、位置がちょ、ちょっと、柔らかいというか、ヤバイというか!?」
「?」
(位置?)
「ッ――!?」
あまりに危機的状況のせいで頭が回ってなかったけど、もう一度状況を整理しよう。
シアンの頬は私の胸にひっついている。
そう、シアンは簀巻き状態で私の胸にダイブした状態なのだ。
(こここ、この状況は!? いや、まあ、私のせいなんだけど、そうだけども!?)
そんな感じで混乱していると、体に妙な違和感を感じた。
(?)
……左腕に感覚が無い。
人間ならば出血多量の線も考えられるが、獣人である私はいくら能力を抑えているといっても傷の治りはわりと早く、この程度で感覚がなくなるほど出血多量になることもない。
そこまで考え、ある考えに辿り着き、背筋が凍る。
(神経毒!?)
原作ゲームでは、主人公が昼寝草トゲで神経毒を受け、崖の下の川に真っ逆さまに落ち、溺れ死ぬ。でも、今回私は昼寝草に触ってないはずだ。しかも、崖も中間あたりの側面を狙ったから、昼寝草の毒もなさそうなのに……。
「ルチアーノ?」
いきなり青い顔をした私の様子の変化に気付いたのか、シアンが不安そうな声を上げる。
「ご、ごめん、僕、やっぱり足でまといで――」
「シア――ン」
(呂律も回らなくなってきてる!?)
左腕の異変に気付いてからの進行が早い。昼寝草の毒はもっとゆっくり――非常にえげつないことだが死への恐怖と苦しみを感じながら死ぬものだった。展開が分かっているのにシナリオを読み進めていくのが辛すぎて、一思いに楽にしてくれと思いながら読んだのを鮮明に覚えている。
(じゃあ、これは――まさか、別の――)
「ど――く?」
目の前の視界が歪む中、シアンに訴えかけるように声を絞り出す。
「ルチアーノ? 顔色が――ッ! まさか、そんな!? もしかして、君、体が痺れたりとか!?」
シアンが言葉を発するたびに、全身の力が抜けていくような感覚を薄らと感じる。このままだと、間違いなく川に落ちる。
「ルチ――」
「シ――アンだけ――逃げ……て」
私が決意を込めてそう言うのと左手から力が抜けるのは同時だった。ズルリと崖側面から左手が抜け、下へと引っ張られるように落ちていく。浮遊感を感じる感覚が鈍い。何度か崖の側面にぶつかりながらも、私はまだ辛うじて感覚の残る右手でシアンをしっかりと抱きしめ、彼を守るようにしながら川へと落ちた。
真っ暗な川に放り込まれた瞬間、バッと右手で操っていた鞭を解き、シアンを解放する。
(あ、私……ここで死ぬのか――)
毒の効果なのか、感覚がまるでない。さっき動いた右腕ももう動きそうにない。川に落ちたというのに、水の感触を感じられない。シアンの泣きそうな表情を見た後、視界も暗い。一瞬だけ名前を呼ばれた気がしたが、今は音もない――。
(シアンは大丈夫かな? まあ、人魚だし、彼特有のスキル『泡』で呼吸できれば大丈夫だよね。たとえ――泳げなくても……)
そう、シアンは泳げない。
人魚なのに? って思う人もいるだろう。そう、彼は人魚なのに泳げない特殊な体質の人魚なのだ。
【シアン】という名前は、彼の髪色を表しているのではない。その身に宿した毒のことを指している。彼は生まれながらにして体内に毒を持っていた。体内で毒を生成できるフグなんかを思い出してほしい。
体内に毒を宿しているシアンは、フグのそれとは違い、体の一部に麻痺という負の効果が出てしまっている。
彼は毒により母体を蝕み続けて壊し、生まれ落ちた後もその毒のせいで人魚の魚部分、つまり、尾ひれを動かすことが出来なかった。尾ひれには大事なエラが付いていて、人魚は普通そのエラで呼吸する。しかし、尾ひれが麻痺している彼は最初から呼吸が上手くできず、魔力の泡の中で育てられた。
人魚には肺もあるため、シアンはずっと空気があるその泡の中で生活していくことになるのだが、この呼吸器官の麻痺が、毒であるシアン化合物を服用してしまった時の症状に似ていることから(この世界でも解毒しなければ毒で死ぬ。もちろん、体力があり余っている分、長く苦しんで死に絶える)、皮肉をこめて【シアン】と名付けられたそうだ。
もともと、群青色の瞳は色素の薄い瞳の多い人魚にとって不吉な色、毒素が強い証とされ、人魚達の間では【呪い子】と言われて嫌煙されている。彼の長い前髪の下に隠れた群青色の瞳――あの綺麗な輝きを人魚達は嫌っているのだ。
人魚達に嫌煙されるには十分すぎる理由。それでも彼が生きてこられたのは、ひとえに彼が人魚の姫の子供だったからだろう。それでも、【シアンの血に宿る神経毒】は消えない。即効性が高く、全ての神経を使えなくする最強の毒。彼に流れる血は、どんな種族にだって通用する毒だ。そう、たとえ、最強と言われる龍族でさえ敵わない。
暗闇の中、それでも、私はなんとなくホッとしていた。
(昼寝草の毒で苦しむより、シアンの毒で感覚が無いまま死んだほうが苦しくないよね? ……本当は死にたくなんかないけど、シアンが無事なら、まあ――)
―― いっか ――
意識が沈んでく。なんだかとても温かい。
―― ああ、私は ――
2
あなたにおすすめの小説
「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します
スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
異世界に喚ばれた私は二人の騎士から逃げられない
紅子
恋愛
異世界に召喚された・・・・。そんな馬鹿げた話が自分に起こるとは思わなかった。不可抗力。女性の極めて少ないこの世界で、誰から見ても外見中身とも極上な騎士二人に捕まった私は山も谷もない甘々生活にどっぷりと浸かっている。私を押し退けて自分から飛び込んできたお花畑ちゃんも素敵な人に出会えるといいね・・・・。
完結済み。全19話。
毎日00:00に更新します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
人見知りと悪役令嬢がフェードアウトしたら
渡里あずま
恋愛
転生先は、乙女ゲーの「悪役」ポジション!?
このまま、謀殺とか絶対に嫌なので、絶望中のルームメイト(魂)連れて、修道院へ遁走!!
前世(現代)の智慧で、快適生活目指します♡
「この娘は、私が幸せにしなくちゃ!!」
※※※
現代の知識を持つ主人公と、異世界の幼女がルームシェア状態で生きていく話です。ざまぁなし。
今年、ダウンロード販売を考えているのでタイトル変更しました!(旧題:人見知りな私が、悪役令嬢? しかも気づかずフェードアウトしたら、今度は聖女と呼ばれています!)そして、第三章開始しました!
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
崖っぷち令嬢は冷血皇帝のお世話係〜侍女のはずが皇帝妃になるみたいです〜
束原ミヤコ
恋愛
ティディス・クリスティスは、没落寸前の貧乏な伯爵家の令嬢である。
家のために王宮で働く侍女に仕官したは良いけれど、緊張のせいでまともに話せず、面接で落とされそうになってしまう。
「家族のため、なんでもするからどうか働かせてください」と泣きついて、手に入れた仕事は――冷血皇帝と巷で噂されている、冷酷冷血名前を呼んだだけで子供が泣くと言われているレイシールド・ガルディアス皇帝陛下のお世話係だった。
皇帝レイシールドは気難しく、人を傍に置きたがらない。
今まで何人もの侍女が、レイシールドが恐ろしくて泣きながら辞めていったのだという。
ティディスは決意する。なんとしてでも、お仕事をやりとげて、没落から家を救わなければ……!
心根の優しいお世話係の令嬢と、無口で不器用な皇帝陛下の話です。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
1000年ぶりに目覚めた「永久の魔女」が最強すぎるので、現代魔術じゃ話にもならない件について
水定ゆう
ファンタジー
【火曜、木曜、土曜、に投稿中!】
千年前に起こった大戦を鎮めたのは、最強と恐れられ畏怖された「魔女」を冠する魔法使いだった。
月日は流れ千年後。「永久の魔女」の二つ名を持つ最強の魔法使いトキワ・ルカはふとしたことで眠ってしまいようやく目が覚める。
気がつくとそこは魔力の濃度が下がり魔法がおとぎ話と呼ばれるまでに落ちた世界だった。
代わりに魔術が存在している中、ルカは魔術師になるためアルカード魔術学校に転入する。
けれど最強の魔女は、有り余る力を隠しながらも周囲に存在をアピールしてしまい……
最強の魔法使い「魔女」の名を冠するトキワ・ルカは、現代の魔術師たちを軽く凌駕し、さまざまな問題に現代の魔術師たちと巻き込まれていくのだった。
※こちらの作品は小説家になろうやカクヨムでも投稿しています。
悪役令嬢?いま忙しいので後でやります
みおな
恋愛
転生したその世界は、かつて自分がゲームクリエーターとして作成した乙女ゲームの世界だった!
しかも、すべての愛を詰め込んだヒロインではなく、悪役令嬢?
私はヒロイン推しなんです。悪役令嬢?忙しいので、後にしてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる