14 / 50
第2章 深海の檻が軋む時
第14変 お花畑的な世界でこんにちは
しおりを挟む
(あれ? これって、夢? いや――もしかして、死後の世界……とか?)
私は、思わず目の前に広がっている光景に呆然と立ち尽くしていた。
だって……そこには、懐かしくも、もう手に入らないと分かっている日常のやり取りがあったのだから――
天井からの明かりに照らされた台所の大きなテーブル。一番奥には祖父が座り、祖母が私の分のご飯を準備していて、兄が冷蔵庫からマヨネーズを取り出し(どうでもいい話だが兄はマヨラーだ。なのに、全然太らない。世の中理不尽だと思う)、母が仕事から帰ってきて手を洗っている。
両親は私が産まれてまもなく離婚したので父はいない。だから、これが夕食時の我が家だった。
そう、前世での――地球での……私の日常。
この世界に来てから、決して戻ることは出来ないと諦めていた温かい日々。この世界での私を育ててくれた家族も、もちろん優しかったけど、それとはまた違う――でもやはり同じように感じる温かさ……。
この温かさは、忘れたりなんかしない。
「ほら、ままけー」
(訳:ほら、ご飯食べなさい)
祖母の独特のなまりを懐かしく思いながら席に着く。
「ばっちゃ……」
「んー? なした?」
(訳:んー? どうしたの?)
たとえ前世であっても、もう聞くことができなくなっていたその声に、目頭が熱くなる。思わず、目の前にある祖母特性の煮付けを口一杯に頬張る。
ゴホッ――ガハッ――
……案の定むせた。
「ああ、ほら、おが急ぐな」
(訳:ああ、ほら、あんまり急ぐな)
やはり独特のなまりのある祖父が背中をさすりながら、自分が飲もうとしていたブドウジュースを差し出してくる。
ゴクゴクゴクッ――
「はあぁ、じっちゃありがとう」
涙目になりながらもなんとか飲み込むと、祖父は目尻を下げながら本当に愛おしげに私の頭を撫でてくれた。この温かさも、幸せも、前世であったとしても手にできない。
すでに故人となってしまった祖父の手が離れていってしまうのが嫌で、その温かさを忘れてしまうのが嫌で、私はその手をギュッと握った。
たとえ、これが死後の世界だったとしても――もう、いい。皆にまた会えたんなら、それでいい。これがただの都合のいい夢だったとしても、私が感じる幸せに偽りはない。
(なら、伝えなきゃ――)
「本当に……い、つもありがとう。守ってくれ、て――ありがとう」
本当はもっとずっとたくさん言いたいことがあるのに、死に際に間に合わなかった後悔やら、会えて嬉しいっていう喜びの感情やらで、胸がいっぱいで上手く言葉が出てこない。嗚咽に変わりそうになるのをこらえ、つっかえながらもなんとか言葉を発する。
「じっちゃ、ばっちゃ、私、ね。いっぱい、いっぱい、ごめんねとか、ありがとうって伝えたくて、それでね、それ――で」
二人が生きているうちにもっと、二人にもらった分だけの幸せを、優しさを返したかった。生きているうちにもっと、もっと――
本当に久々に涙が溢れてきた。そんな私にじっちゃもばっちゃも優しく微笑む。
初の女の子ということもあり、祖父も祖母も孫の私にはめっぽう甘く、私は本当の本っっ当に大事にされた。
そして、いまだに――いや、今だからこそ余計に思ってしまう。
いつも甘えてばかりだった私は、二人のために何かしてあげられたのだろうか? いつも、もらってばかりで……頼ってばかりで……本当はもっとできることがあったのではないだろうか?
伝えたい想いが――ゴチャゴチャな感情が――全て涙となり、頬を伝う。
祖父は私の頭を優しく撫でてくれた。
「おめは今を生ぎでらんだべ? んだば、それでいい。オラだはみーんな分がってるがら。おめはおめの好ぎなよーに生ぎれ」
(訳:お前は今を生きてるんだろ? それなら、それでいい。俺達はみーんな分かってるから。お前はお前の好きなように生きなさい)
祖父がニカッと笑い、トンと背中を叩く。
「で、でも、私、じっちゃ達に何も返せてな、い」
自身のシャクリ上がった声に、小さい頃を思い出す。やはり、祖父母の前では子供に戻ってしまうらしい。
「おめがそさいる。おめが笑って楽しぐ生ぎでら。オラだはそれだげで充分だ」
(訳:お前がそこにいる。お前が笑って楽しく生きてる。俺達はそれだけで充分だ)
「じっちゃ――」
思わず、今度は感動で涙腺が緩んだが、そこでハッとする。
「ど、どどど、どうしよう、じっちゃ! 私、もう二回目の人生――いや、獣人生か? まあ、どっちでもいいけど、そっちでも死んじゃったよ!! 笑って楽しく生きてるって現在形じゃなく、生きてたって過去形でも大丈夫!?」
大慌てでそういう私に、祖父は一度キョトンとした顔をした後、自慢げに笑った。
「なーに言ってら。この世界じゃあ、アレぐれで死なね」
(訳:なーに言ってんだ。この世界じゃあ、アレくらいで死なない)
「え? 死んでないの? ここ、死後の世界じゃないの?」
「こごは世界の狭間だ。まあ、三途の川みでったもんだ」
(訳:ここは世界の狭間だ。まあ、三途の川みたいなもんだ)
「ああ、なるほど、お花畑的なアレとかそういう感じね☆ って、それ死にかけてるってことだよね!?」
「んだな」
(訳:そうだな)
祖父はナチュラルに私のツッコミに頷いた。
さすが家族。私のツッコミがくるのが分かってたのか、待ってましたと言わんばかりに満面の笑みで対応された。久方ぶりの反応に、なんとなく気恥ずかしくなる。私は何十年経っても根本的な部分が変わっていないらしい……。
「死にかけだども、おめは死なね。おめはこの世界の神様さ愛されでらんだがらな」
(訳:死にかけだけど、お前は死なない。お前はこの世界の神様に愛されてるんだからな)
「は? 神様――に?」
神様には会ったことすらないのに、愛されてるという。意味がわからない話だ。
いや、もしかしたら、コッチの世界とやらに来た時に会っているのかもしれないが……正直記憶にない。
「んだ。アッチの世界じゃあ、神様はながなが介入でぎねがっだみでだが、コッチの神様は介入でぎるみでったし、なにより、さすがオラだの孫娘って感じだしな」
(訳:そう。アッチの世界じゃあ、神様はなかなか介入できなかったみたいだけど、コッチの神様は介入できるみたいだし、なにより、さすが俺達の孫娘って感じだしな)
「ええ、最後なんだかとんでも理論なんだけど――でも……もしかして、じっちゃ達がいる今のこの状況も神様の粋な計らいってやつなの?」
「んだみでったな。なんかあっても、オラだがこごがらちゃーんと帰してやるがら頑張れな? このじっちゃの孫だ。強ぐ生ぎれ」
(訳:そうみたいだな。なにかあっても、俺達がここからちゃーんと帰してやるから頑張れな? このじいちゃんの孫なんだ。強く生きなさい)
胸を張って笑う祖父の横で、祖母がニコニコと笑う。
「オラだはずっと傍さいるがら。母さんも兄さんもまあ、なんとかやってらし、おめもきばってげ」
(訳:私達はずっと傍にいるから。母さんも兄さんもまあ、なんとかやってるし、お前も頑張りなさい)
いつの間にかいつもの食卓はなく、暗闇の中、背の高い祖父に背の小さい祖母が寄り添うように立ち、愛おしげにこちらを見つめていた。
「まあ、また来るってことは命の危機のような気がするから避けたいけど……そっか、お母さんも兄さんもアッチで頑張ってるんだね――うん、色々ツッコミどころ満載のような気はするけど、まだ死なないって言うんなら、私もコッチで頑張ってくる!」
「「ああ。んだば、まんず、きづげで」」
(訳:ああ。それじゃあ、気を付けていってらっしゃい)
「えへへ……いってきます!」
そう言って元気よく駆け出そうとして、一度立ち止まり、今まで気恥ずかしくって直接は言えなかった言葉を精一杯伝えたいと思った。
「二人共、大大大~~~好きだよ!!」
二人の優しい笑みをしっかりと目に焼き付け、私は暗闇の中の光を目指し、走り出す。
もちろん、コッチの世界の神様にもしっかりと感謝をしつつ、私は目を覚ますべく、光を求めたのだった。
私は、思わず目の前に広がっている光景に呆然と立ち尽くしていた。
だって……そこには、懐かしくも、もう手に入らないと分かっている日常のやり取りがあったのだから――
天井からの明かりに照らされた台所の大きなテーブル。一番奥には祖父が座り、祖母が私の分のご飯を準備していて、兄が冷蔵庫からマヨネーズを取り出し(どうでもいい話だが兄はマヨラーだ。なのに、全然太らない。世の中理不尽だと思う)、母が仕事から帰ってきて手を洗っている。
両親は私が産まれてまもなく離婚したので父はいない。だから、これが夕食時の我が家だった。
そう、前世での――地球での……私の日常。
この世界に来てから、決して戻ることは出来ないと諦めていた温かい日々。この世界での私を育ててくれた家族も、もちろん優しかったけど、それとはまた違う――でもやはり同じように感じる温かさ……。
この温かさは、忘れたりなんかしない。
「ほら、ままけー」
(訳:ほら、ご飯食べなさい)
祖母の独特のなまりを懐かしく思いながら席に着く。
「ばっちゃ……」
「んー? なした?」
(訳:んー? どうしたの?)
たとえ前世であっても、もう聞くことができなくなっていたその声に、目頭が熱くなる。思わず、目の前にある祖母特性の煮付けを口一杯に頬張る。
ゴホッ――ガハッ――
……案の定むせた。
「ああ、ほら、おが急ぐな」
(訳:ああ、ほら、あんまり急ぐな)
やはり独特のなまりのある祖父が背中をさすりながら、自分が飲もうとしていたブドウジュースを差し出してくる。
ゴクゴクゴクッ――
「はあぁ、じっちゃありがとう」
涙目になりながらもなんとか飲み込むと、祖父は目尻を下げながら本当に愛おしげに私の頭を撫でてくれた。この温かさも、幸せも、前世であったとしても手にできない。
すでに故人となってしまった祖父の手が離れていってしまうのが嫌で、その温かさを忘れてしまうのが嫌で、私はその手をギュッと握った。
たとえ、これが死後の世界だったとしても――もう、いい。皆にまた会えたんなら、それでいい。これがただの都合のいい夢だったとしても、私が感じる幸せに偽りはない。
(なら、伝えなきゃ――)
「本当に……い、つもありがとう。守ってくれ、て――ありがとう」
本当はもっとずっとたくさん言いたいことがあるのに、死に際に間に合わなかった後悔やら、会えて嬉しいっていう喜びの感情やらで、胸がいっぱいで上手く言葉が出てこない。嗚咽に変わりそうになるのをこらえ、つっかえながらもなんとか言葉を発する。
「じっちゃ、ばっちゃ、私、ね。いっぱい、いっぱい、ごめんねとか、ありがとうって伝えたくて、それでね、それ――で」
二人が生きているうちにもっと、二人にもらった分だけの幸せを、優しさを返したかった。生きているうちにもっと、もっと――
本当に久々に涙が溢れてきた。そんな私にじっちゃもばっちゃも優しく微笑む。
初の女の子ということもあり、祖父も祖母も孫の私にはめっぽう甘く、私は本当の本っっ当に大事にされた。
そして、いまだに――いや、今だからこそ余計に思ってしまう。
いつも甘えてばかりだった私は、二人のために何かしてあげられたのだろうか? いつも、もらってばかりで……頼ってばかりで……本当はもっとできることがあったのではないだろうか?
伝えたい想いが――ゴチャゴチャな感情が――全て涙となり、頬を伝う。
祖父は私の頭を優しく撫でてくれた。
「おめは今を生ぎでらんだべ? んだば、それでいい。オラだはみーんな分がってるがら。おめはおめの好ぎなよーに生ぎれ」
(訳:お前は今を生きてるんだろ? それなら、それでいい。俺達はみーんな分かってるから。お前はお前の好きなように生きなさい)
祖父がニカッと笑い、トンと背中を叩く。
「で、でも、私、じっちゃ達に何も返せてな、い」
自身のシャクリ上がった声に、小さい頃を思い出す。やはり、祖父母の前では子供に戻ってしまうらしい。
「おめがそさいる。おめが笑って楽しぐ生ぎでら。オラだはそれだげで充分だ」
(訳:お前がそこにいる。お前が笑って楽しく生きてる。俺達はそれだけで充分だ)
「じっちゃ――」
思わず、今度は感動で涙腺が緩んだが、そこでハッとする。
「ど、どどど、どうしよう、じっちゃ! 私、もう二回目の人生――いや、獣人生か? まあ、どっちでもいいけど、そっちでも死んじゃったよ!! 笑って楽しく生きてるって現在形じゃなく、生きてたって過去形でも大丈夫!?」
大慌てでそういう私に、祖父は一度キョトンとした顔をした後、自慢げに笑った。
「なーに言ってら。この世界じゃあ、アレぐれで死なね」
(訳:なーに言ってんだ。この世界じゃあ、アレくらいで死なない)
「え? 死んでないの? ここ、死後の世界じゃないの?」
「こごは世界の狭間だ。まあ、三途の川みでったもんだ」
(訳:ここは世界の狭間だ。まあ、三途の川みたいなもんだ)
「ああ、なるほど、お花畑的なアレとかそういう感じね☆ って、それ死にかけてるってことだよね!?」
「んだな」
(訳:そうだな)
祖父はナチュラルに私のツッコミに頷いた。
さすが家族。私のツッコミがくるのが分かってたのか、待ってましたと言わんばかりに満面の笑みで対応された。久方ぶりの反応に、なんとなく気恥ずかしくなる。私は何十年経っても根本的な部分が変わっていないらしい……。
「死にかけだども、おめは死なね。おめはこの世界の神様さ愛されでらんだがらな」
(訳:死にかけだけど、お前は死なない。お前はこの世界の神様に愛されてるんだからな)
「は? 神様――に?」
神様には会ったことすらないのに、愛されてるという。意味がわからない話だ。
いや、もしかしたら、コッチの世界とやらに来た時に会っているのかもしれないが……正直記憶にない。
「んだ。アッチの世界じゃあ、神様はながなが介入でぎねがっだみでだが、コッチの神様は介入でぎるみでったし、なにより、さすがオラだの孫娘って感じだしな」
(訳:そう。アッチの世界じゃあ、神様はなかなか介入できなかったみたいだけど、コッチの神様は介入できるみたいだし、なにより、さすが俺達の孫娘って感じだしな)
「ええ、最後なんだかとんでも理論なんだけど――でも……もしかして、じっちゃ達がいる今のこの状況も神様の粋な計らいってやつなの?」
「んだみでったな。なんかあっても、オラだがこごがらちゃーんと帰してやるがら頑張れな? このじっちゃの孫だ。強ぐ生ぎれ」
(訳:そうみたいだな。なにかあっても、俺達がここからちゃーんと帰してやるから頑張れな? このじいちゃんの孫なんだ。強く生きなさい)
胸を張って笑う祖父の横で、祖母がニコニコと笑う。
「オラだはずっと傍さいるがら。母さんも兄さんもまあ、なんとかやってらし、おめもきばってげ」
(訳:私達はずっと傍にいるから。母さんも兄さんもまあ、なんとかやってるし、お前も頑張りなさい)
いつの間にかいつもの食卓はなく、暗闇の中、背の高い祖父に背の小さい祖母が寄り添うように立ち、愛おしげにこちらを見つめていた。
「まあ、また来るってことは命の危機のような気がするから避けたいけど……そっか、お母さんも兄さんもアッチで頑張ってるんだね――うん、色々ツッコミどころ満載のような気はするけど、まだ死なないって言うんなら、私もコッチで頑張ってくる!」
「「ああ。んだば、まんず、きづげで」」
(訳:ああ。それじゃあ、気を付けていってらっしゃい)
「えへへ……いってきます!」
そう言って元気よく駆け出そうとして、一度立ち止まり、今まで気恥ずかしくって直接は言えなかった言葉を精一杯伝えたいと思った。
「二人共、大大大~~~好きだよ!!」
二人の優しい笑みをしっかりと目に焼き付け、私は暗闇の中の光を目指し、走り出す。
もちろん、コッチの世界の神様にもしっかりと感謝をしつつ、私は目を覚ますべく、光を求めたのだった。
2
あなたにおすすめの小説
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
身代わりで呪いの公爵に嫁ぎましたが、聖女の力で浄化したら離縁どころか国一番の溺愛妻になりました〜実家が泣きついてももう遅い〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能は、死神の生贄にでもなっていろ」
魔力なしの無能と蔑まれ、家族に虐げられてきた伯爵令嬢レティシア。 彼女に命じられたのは、近づく者すべてを病ませるという『呪いの公爵』アレクシスへの身代わり結婚だった。
鉄格子の馬車で運ばれ、たどり着いたのは瘴気に満ちた死の城。 恐ろしい怪物のような男に殺される――。 そう覚悟していたレティシアだったが、目の前の光景に絶望よりも先に別の感情が湧き上がる。
(な、何これ……汚すぎるわ! 雑巾とブラシはどこ!?)
実は、彼女が「無能」と言われていたのは、その力が『洗浄』と『浄化』に特化した特殊な聖女の魔力だったから。
レティシアが掃除をすれば、呪いの瘴気は消え去り、枯れた大地には花が咲き、不気味だった公爵城はまたたく間にピカピカの聖域に塗り替えられていく。 さらには、呪いで苦しんでいたアレクシスの素顔は、見惚れるほどの美青年で――。
「レティシア、君は一体何者なんだ……? 体が、こんなに軽いのは初めてだ」
冷酷だったはずの公爵様から、まさかの執着と溺愛。 さらには、呪いが解けたことで領地は国一番の豊かさを取り戻していく。
一方で、レティシアを捨てた実家は、彼女の『浄化』を失ったことで災厄に見舞われ、今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくるが……。
「私は今、お城の掃除と旦那様のお世話で忙しいんです。お引き取りくださいませ」
これは、掃除を愛する薄幸令嬢が、その愛と魔力で死神公爵を救い、最高に幸せな居場所を手に入れるまでのお話。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
兄様達の愛が止まりません!
桜
恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。
そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。
屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。
やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。
無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。
叔父の家には二人の兄がいた。
そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる