魔王を討ち果たした勇者(神)は現実を知る

苺姫 木苺

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「ねぇ、お姉さん誰?」
空は臆せず目の前の女性に聞いた
「申し遅れました私は神官のティンカーとも申します」
皆の心の中では「いや、先に名乗れよ!」と思った
「ふーん……」
「空、お前もやっぱりあやしいと思うか?」
「うん。でも、そう思ってるのは依鶴もみたいだね」
空と陸は周りに聞こえないようコソコソ話している
「それでは、勇者様方の職業を教えて頂けませんか?」
「ティンカーさんどうやってわかんのそれ?」
角章は世界が違っても通常運転のようだ
「ステータスと言って貰えればわかります」
「おっけ~」
ティンカー達はオッケ~とはなんぞや?と思っていたに違いない
「ステータス」と周りが言い始めた。
「ふーん…俺勇者だわw 」と角章が言った。どうやら虐め主犯者がこの国を救うようだ
「本当ですか?!あ、あの失礼でなければレベルをお聞きしても?」
ティンカーは角章が勇者と聞き一瞬ニヤっとした
「お、45だわ」
「勇者様はもとの世界で何か特訓をしていましたか?」
「いんや、なんにもしてねーよ」
ティンカーはそれを聞き笑顔で言った。
「何もしていなくレベル45は凄いです!どうやら勇者様は才能がお有りのようですね。他の皆様はどうでしょうか?」
「私聖女~」と角章に抱きついてる少女が言った
「あいらお前聖女なのか!さすが俺の彼女!」
角章はあいらを褒めた
「翔君も勇者なのすごーい!……でも、あいつは最低の職業だろーね!」
「だな!おい!神矢!お前の職業なんだ?どうせゴミとかだろ?w」
空と陸は角章とあいらに殴りに掛かろうとしたが依鶴に止められた
「自分の職業は………(神ってバレたらティンカーって言うやつ利用しに掛かってくると思うから…)学生」
「はっ!学生って何だよ学生ってw」
「私あいつの職業奴隷とかだと思ってた~w」
あいらと角章はゲスな顔をしていた
「おい、空、陸お前達の職業はなんだ?」
角章は空と陸が依鶴の側にずっといるのが許せなかった。依鶴の側ではなく自分の側にいるのが良いに決まってると思っていた。諸尊、自意識過剰(ナルシスト)だ
「聖騎士」
「魔法士」
陸が聖騎士で空が魔法士だ
「お二方!レベルはいくつでしょうか?!」
ティンカーは興奮していた
「「90」」
「凄いです!!これで魔王を倒せます」
「「俺(私)魔王倒しに行かねぇ(行かない)」」
「え?!でも、先程行ってくれると仰言っていたではないですか?!」
「俺達は一言も行くとも協力するとも言ってない。そいつらが勝手に言っただけだ」
「な?!そんな………お願いします。私達を助けて下さい!」
ティンカーは依鶴を無視して空と陸にだけ聞いていたので双子は内心怒っていた
「いや。それにさぁ、これって誘拐じゃん。まず、先に謝るのが常識でしょ?それがなく頼みごとってありえない。それに、あんたも依鶴を馬鹿にしてる目してるからありえない」
「な?!………それは、申し訳ございません」
だが、ティンカーは依鶴を馬鹿にしている目は変えていなかった
「……………空、陸もう少し考えてあげよう」
「「でも!」」
「いいから」
「「わかった」」




皆が納得した為、依鶴達がこれから暫く暮らす所に案内された。
「ねぇ、依鶴どうして?」
「そうだ!何でだ?」
「自分達はまだこの世界のこと全然知らない。だから」
「それもそうだな」
「え?でも、それは外に出てからでも大丈夫じゃない?」
「空お前なぁ…」
陸は眉間を押さえていた
「大丈夫じゃない。お金もないからご飯も食べれないし宿にも泊まれない」
「あ、確かに!」
「俺はお前と双子なのが恥ずかしい」
「な?!酷い!逆に誇らしいでしょ!」
「二人とも落ち着いて」
双子は場所が変わっても通常運転で喧嘩をするようだ
「というか、依鶴お前落ち着きすぎじゃねぇか?こんな豪華な場所で」
「たしかに!」
依鶴は神界の1番上の所に住んでいた為ここが豪華だとは思っていなかった
「そう?そういう二人だっていつもどうりじゃん」
「いや、内心……な?」
「うん…内心ね」
「そう………」
依鶴は知り合いの神いるかな?と思った
「とりあえず俺達部屋に戻るか」
「そうだね~。もう夜だし。また明日ね依鶴!」
「うん」
空と陸は個々に当てられた部屋に戻っていった



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