運極さんが通る

スウ

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本戦最終日 準々決勝とくじ引き

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 ピロりん。
『準々決勝進出おめでとうございます。準々決勝出場者は全ブロック合わせ、述べ、40人。これでるし様の日本40位以内は確定致しました。るし様はBブロック、本日の試合は午前11時からです。準決勝に上がられた場合は、午後3時からとなっております。全ての力を使い、日本一を目指して下さい。』



準々決勝は午前11時からか。
あー、緊張する。
「るし、おまえは軍服を着ると性格が変わるな。いや、敵対する者に対して性格が、激変しているな」
その通りです。
「うん。多分、堕天使のデメリットだと思うんだ。厨二病的な存在だしね」
堕天使のデメリットは、敵対するものに対して、思いっきり性格が変わること。
だけど、私自身変わっているのかどうかよく分からないから、どんな風になっているかを知るのが怖い。
まぁ、もう少しデメリットについて調査すれば、性格が変わらなくなることも起こるかもしれない。
時間はたっぷりあるから、ゆっくりと探していこう。
「ちゅーにびょお?…今日はとにかく、10時まで休むといい」
休みか。
何をしようかな。
ごろりと寝転がる。
サワサワと草が頬をなで、太陽の優しい光が身体に差し込み、ポカポカする。
「るし様、わたくしの膝枕はどうです?」
膝枕…。
いいね。
「お願いするね」
べ…別に他意はないよ?
だって、女の子同士だからね。
ギムレットの柔らかな太股に頭を乗せる。
いい匂いがする。
「ギムレット…いつも…ありが…と。おや…み」
「はい、おやすみなさいませ。るし様」
耳元でギムレットの囁く声が聞こえて、意識が暗転した。





「るしー起きてー」
「ふぁ?」
ジンの声が聞こえて目が覚めた。
「ふふ…るし様、可愛かったのでずーっと見つめていたかったのですが、もう10時ですよ」
あぁ、そうか、もう10時か。
ギムレットのお陰で緊張が少し解れた。
背伸びをして、立ち上がる。
「じゃ、そろそろ行くね」
「はい。あの…これを」
ギムレットが顔を赤くしながらお弁当を渡してくれた。
作ってくれたんだ…。
「ありがと、大事に食べるね」
「るしー。僕も手伝ったんだよー」
「ん、2人ともありがとね」
あれ?ヴィネとウォッカの姿が見えないな。
何処かに遊びにでも行ったのかな?
「それじゃ、行ってくるね」
「「いってらっしゃい」」
私は会場に向けて翼を広げた。





『さぁて、やって参りました。Bブロック 注目の準々決勝第二試合!司会はもちろん俺!黒木だ!』

『そして私、塩谷です!今試合のカードは軍服VS剣鬼!!私、どっちとものファンなんですよぉぉ!!お2人とも、頑張ってください!』



確か、目の前にいる剣鬼と呼ばれた人は、ギルドのモンスター総討伐数3位の人だ。
剣さばきが神っていると、掲示板でよく騒がれていたらしい。
全身鎧一式でガッチガチに固めている。
なのに、素早く動けるということは、鎧に何かしらの秘密がありそうだ。


『go!!!』


ここは先制攻撃だ。
【残月】を使う。

シャン
それを受け流す剣鬼。
強い。
初見で見破れるような攻撃ではないはずなのに。
続けて2回放つが、どちらとも受け流されてしまった。
ここは、遠距離戦から接近戦に持ち込むしかなさそうだ。
「ふっ!」
剣を交える。
「キィェェッ!!」
奇声を上げ、鋭い突きを腹に入れてくる剣鬼。
軍服のお陰であんまり痛くはないけど、相手に攻撃を許してばかりでは面白くない。
【時空魔法】の、【時間停止(タイムストップ)小】を使えば一太刀浴びせられるだろうが、一太刀だけだ。
これを使えば警戒されるだろうから、最後の方の、ここぞという時に使った方がいいだろう。
まずは初見破りの種を見切る。



かれこれ10分程剣で打ち合っているわけだが、全然と言っていいほど私の攻撃が入らない。
非常に面白くない。
そして、不思議だ。
相手も相手で私の体力が0にならないことを不思議に思っているようだ。
たねを教えろっ軍服!!ハィァッ!」
「笑止!それはこちらのセリフだ!剣鬼ぃぃ!!【光魔法】ッ、スティール・ラック!!」
目を眩ませ、腹に一太刀入れることに成功した。
「ぐうっ…。」
顔を顰めさせるが、それでも攻撃の手が緩まない。




さらに剣を交えている中、違和感を感じた。
剣鬼が私の攻撃を全て避け、攻撃を入れてくることに違和感を感じるのだ。
これはただの技術じゃない。
まるで私の行動を読んでいるかのようだ。
まさか、心を読んでいるのか?
【無心】を発動する。


攻撃を加えようとしても、避けられ、何十回目と言っていいほどの攻撃を腹に加えている。
ダメだ。
心を読んでいるわけでは無いようだ。
では、何なのだろう。
この有り得ない反応速度。
常に相手の1歩先までを予知しているかのような動き。
「軍服っ!!そろそろへばってきたんじゃないか?動きが鈍いぞっ!キェエイッ!」
「…お前は予知出来るのか?」
一瞬だけ動きが止まった。
どうやらビンゴのようだ。
剣鬼は【予知】のようなスキルを持っている。
ならば、剣鬼が反応できないようなスピードで闘えばいいのではないだろうか。
剣を振るスピードを上げるなら、双剣が最適だろう。
アイテムボックスから水精霊の双剣を取り出し、満月みちづきをしまう。
「ふむ。反撃と行こうか。」
武器は片手に一本ずつ。
しかも、この双剣は重さを感じさせない為、より早く剣を振るうことが出来る。
「……っ!」
少しづつだが、剣鬼に攻撃が通るようになってきた。
この少しは剣鬼にとって、大きなダメージにあたる。
私から距離をとろうとする剣鬼。
それを逃がす私ではない。
「タイムストップ!!」
一秒。
たかが一秒。
されど一秒。
頭に向けて渾身の攻撃を入れる。
時が再び動き出す。
「ゴハァッ!」
鼻から血を流し、脳震盪を起こしたようだ。
狙い通り。
【蹴り技】を使い、がら空きの腹に蹴りをかます。
HPが0になったようで、場外に飛んでいく途中で金色の粉に変わっていった。


『試合終了っ!!軍服の勝利だぁぁ!!Huuu!やるねぇっ。準決勝進出おめでとぉぉ!!!』

『かっこよかったですぅぅ!!剣鬼さん、ドンマイでした!でも、剣さばきがものすごく美しく、おもわず魅入っちゃいました!皆様、お2人に盛大な拍手をっ!!』

「「「「パチパチパチパチパチパチッ」」」」


石畳を下りると、剣鬼が手を伸ばしてきた。
私はそれをがしりと握り、互いに礼をした。
「軍服、頑張れよ」
「わかっている」
それだけ言うと、剣鬼は会場を後にした。






私はまた広場にやって来た。
もちろん、3時まで時間を潰すためである。
ふと、くじ引き屋さんに目がいった。
そのくじ引き屋さんは武器のくじ引き屋。
ちょうど、防具のくじ引き屋と張り合うかのように横に並んでいる。
どちらとも長い列を作っていた。
近寄って景品を見る。


防具のくじ引き屋

1等   入荷中
2等  劣竜レッサードラゴンのマント  ☆5
3等  金貨30枚
4等  妖精の靴  ☆4
5等  鉄の胸当て  ☆3 
6等  鉄の鎖帷子  ☆3
7等  鉄のヘルム  ☆3
8等  鉄のグリーヴ  ☆3
9等  灰色のローブ  ☆2
10等  初心者装備


うーん、景品が変わってない。
…1等が更新されたらまた行くね。



武器のくじ引き屋

1等  神槍ゲイ・ボルグ  ☆7
2等  魔剣  ☆5
3等  妖精の弓  ☆4
4等  心のチョーク  ☆3
5等  エクスカリバー偽  ☆3
6等  風の大鎌  ☆3
7等  土短剣  ☆3
8等  炎の杖  ☆3
9等  普通の弓  ☆1
10等  ロングソード  ☆1

☆7っ!!
イイじゃんイイじゃん!!
1回やるのに金貨1枚ですか、正当なお値段だと思います。
私はすぐに武器の列に並んだ。
その際に防具のくじ引き屋店主が、武器のくじ引き屋店主に同情の視線を送っていた。

「ぐぁぁぁぁ、俺の金貨がロングソードにぃぃぃ」
「うほぉ!!エクスカリバー来たァァァ!!」
「それ偽物な」
「ロングソードおおお!!」
「心のチョーク来たァ!!俺、狩人だけど錬金術士になろうかな」
「土の短剣から土出てきたぁ!」
「それ、当たり前な。名前に土って入ってるだろ?」
「もう一回っ!!」


「次の人ー」
呼ばれた。
運の力を思い知るが良い!!

 ガラガラガラガラ
 コロン

「3等~~!!流石、軍服さん!!やるねぇ」
妖精の弓…か。

『◯妖精の弓が譲渡されました。』
神槍ゲイ・ボルグが欲しい。
ギムレットに金使いか荒いと行ったけど、私も実は荒かったりして。
「オジサン!!あと2回!!」
「まいどっ!」
金貨2枚渡す。
こうなったらやけでも手に入れてやる!


「あれ、軍服じゃねぇか」
「3等だってよ」
「また回そうとしてやがる」
「10等出ろ!恥をかけ!」
「軍服様ぁぁ!」
「美しい!」


 ガラガラガラガラ
 ガラガラガラガラ
  
 コロン
 コロン


「……」
「…」
「い…1等ぉぉ!に…に、に、2等ぉぉぉ!!」
「っしゃ!」
 神槍ゲイ・ボルグきたあぁぁぁ!
ついでに魔剣も!
これで次の試合のモチベーションも上がるのなんの。
店主は目に涙を浮かべている。
「俺の家宝が」
え…武器のくじ引き屋店主も家宝を売りに出してたの?
そこに防具のくじ引き屋店主が来て、ニヤニヤしながら武器屋店主を慰めている。
「…っ、持ってけ!俺の家宝をぉぉぉ」
男泣きで武器を2つ差し出してくれた。
「店主、大事にする。」
「おぉう…フグッ、うわぁぁぁぁん」

神槍ゲイ・ボルグ、並びに魔剣を譲渡されました。』

最後に別れセリフでも残していこう。
「武器と防具店主…また来るぜ☆」
「「もう来んなぁぁぁ!!」」




早速神槍ゲイ・ボルグと魔剣の性能を確かめるため、街の外に出た。
まずは【鑑定】から。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

種類  槍
名前  神槍ゲイ・ボルグ
ATK  350
VIT  300…必要STR500~
QUA  S+
パッシブスキル
・破裂する槍  (相手を突いた際に、相手の体内で30本の棘となって炸裂する。)
・雷の投擲  (投げると、30本の鏃となって相手に降り注ぐ。) 
・防御無視  (相手の防御力、耐久力を無視して攻撃する。)
アクティブスキル
・猛毒付与  (相手に突き刺した際に猛毒を体に回す。)
 ……海獣の骨で作られており、クリードとコインヘンという海の怪物同士が争い破れた方のクリードの頭蓋骨を使って作られたもの。重く、持ち上げるのが困難だが、神槍(ゲイ・ボルグ)に認められたものには重さを感じさせなくなる。凶悪な戦略兵器と言っても差し支えないほどの壊れ性能。☆7

ーーーーーーーーーーーーーーーー

やばい。
これは、多分店に出しては行けないものだったんだと思う。
投げるだけで戦闘が終了してしまうという壊れ性能。
必要STRは500からだとさ。
まぁ、理由は分かる。
強すぎるから制限かけないといけないんでしょ?
でも、神槍ゲイ・ボルグに認められさえすれば、制限無しで使えるとか。
持ち上げてみたい気持ちを抑えて、魔剣の【鑑定】をしよう。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

種類  魔剣
名前  スロウ  
ATK  200
VIT  180…必要STR150~
QUA  A
アクティブスキル
・遅滞  (切った相手のSPDを50下げる)
・睡眠  (切った相手に睡魔を促す。)
……伝説の鍛冶士ダンデスが打った最初の魔剣。その性能は折り紙つき。  ☆5

ーーーーーーーーーーーーーーーー

ダンデスっ!?
え?あのダンデス?
いや、ダンデスって名前の人ならこの世界にも沢山いるはずだ。
…。
気になるから今後聞いてみよう。
とりあえず、魔剣は閉まっておこう。
さて、お次は妖精の弓だね。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

種類  弓
名前  妖精の弓
ATK  110
VIT  90
QUA  A
アクティブスキル
・幻粉  (戦闘中相手に幻影を見せ続ける。ただし、自分よりMNDが低い者のみ。)
……妖精と人間が作った混合作。その美しい装飾からして、貴族が涎を垂らす程に人気な武器。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

確かに、装飾が美しい。
蔦が弓を巻き、その弓からは妖精の羽が生えているような幻影が出ている。
…可愛いな。
大会が終わったら、使ってみよう。




私は神槍ゲイ・ボルグと向き合う。
神槍ゲイ・ボルグの穂先は、稲妻のような切れ込みがあるノコギリのような独特の形状をしている。
大きさはゆうに2.5mはあるかというところ。
…認められるってどうすればいいのだろう。

うんうんと考えていると、どんどん時間が経過していき、次の試合の残り一時間前になっていた。
仕方なく、仕舞おうとゲイ・ボルグに触れる。

すると、神槍ゲイ・ボルグから眩い赤い光が発せられた。
持ち手が人の体温のように温かい。
恐る恐る持ち上げてみようとすると、簡単に持ち上げられた。
…。
神槍ゲイ・ボルグさん、認めてくれてありがと。」
神槍ゲイ・ボルグをアイテムボックスにしまい、会場に向かった。
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