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結婚式
18 金色のオーラ
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離宮には俺とルーシェンの二人だけだったけど、儀式の手順通り祭壇の前で正式な結婚の報告をする。ルーシェンは歴代の王様と王宮の守り神に報告するためだから正式な手順を踏むと言っていたけど、それは正解だと思う。この離宮にはシロの気配が濃厚だし、シロ以外のお化けと言ってしまうには波長の高い何かの気配もする。つまりここは、真っ黒お化けとゾンビの代わりに先祖の霊と聖獣のいる魔法村みたいなものなんだ。
『そんなに怖くないからマシなのかな』
「どうした?」
『なんでもないです』
挨拶の次はそれぞれ別の部屋に禊ぎに向かう。禊ぎといえば嫌な思い出しかないけど、まあ正式な手順だから仕方ない。それにここに準備された水は回復の泉みたいにキラキラしていて身体に良さそうだ。
服を脱いで水に近いぬるま湯に浸かる。身体を洗って髪も洗って完璧だ。禊ぎの間の奥にはトイレもあるし、ついでに準備もしておこう。それから儀式用の白い服に着替えてルーシェンと待ち合わせだ。そういえば俺たちデートとかほとんどしたことないよな。近くの村で待ち合わせとかしてみたいな。
「シュウヘイ」
『お待たせしました』
「いや、そんなに待ってない。どうした?」
『何がですか?』
「にやにやしてる」
お風呂上がりのルーシェンがかっこよくて、ドキドキしているとか言えない。儀式用の白い服も、いつもと違って新鮮だ。
『それはルーシェンもです。デートのこと考えてました』
「落ち着いたらデートしよう。婚約旅行の続きもしないとな」
『そうですね』
禊ぎの間の隣の部屋には大きなベッドが置かれていた。二つ分の枕がきちんと並べて置かれてる。
『離宮には寝室もあるんですね』
「なかったから作った。少し狭いが、三日しか滞在しないから眠れればいいだろう」
さすが王子。やりたい放題だな。
ベッドの脇にルーシェンが魔法の粉と、小さい杖を置く。よく魔法陣とか描くときに使われる大きな杖じゃなくて手のひらサイズの杖だ。杖というよりもうペンと言ったほうがいいかもしれない。それから瓶に入った飲み物もある。
ベッドに座ったルーシェンが俺の両手をとりじっと顔を見つめてくる。なんだろうこの緊張感。初めてじゃないのに、初夜を迎える花嫁みたいな気分なんだが。
『このあとはどうするんですか?』
「あとは身体に文字を書くだけだ。祝いの酒もあるが、どうする?」
『飲みます』
お酒を金色の器に注いでルーシェンと半分ずつ飲み干した。かなり強いお酒だ。でもふわっといい気分になれる。
『美味しいですね~』
「もうやめておこう。飲ませすぎるとシュウヘイは寝るからな」
『もう少し』
お願いするとルーシェンは少しお酒を口に含み、抱き寄せられ唇を塞がれた。少しずつお酒が流し込まれ、身体が熱くなる。ゆっくり飲み干したあとも夢中になって舌を絡ませていると、俺が着ていた儀式用の服の紐をルーシェンがゆっくりと解いた。
服が肩から滑り落ち、上半身が無防備になる。そのままベッドに押し倒された。
「どこに書こうか」
低い声で囁かれるとなんだか無性に恥ずかしくなって、どこでもいいと言ったことを後悔する。ルーシェンの指が頬に触れ、それから耳朶に。首筋を通って肩を撫でると、そのまま心臓のあたりに行き着いた。感覚が研ぎ澄まされていて、どこを触られてもピクンと反応してしまう。
「やっぱり胸かな」
『痛くないようにお願いします……』
「大丈夫だ。痛くしない」
ルーシェンが笑いながらベッド脇の魔法の粉を、さっきお酒を飲むのに使った金の器に混ぜる。タッチペンみたいな短い杖の先端を魔法の粉に浸した。
金色の光がペンの先から漏れて、思わずその光景に見とれた。だけどそんな余裕はルーシェンが杖の先を俺の胸に当てた途端に消えてなくなった。
『は……う、ああっ……』
痛みはもちろん全然ない。だけど痛みとは違う気持ちよさが胸を起点にして全身を駆け抜けた。この魔法の金の光、間違いなく俺の体内まで届いてる。ルーシェンは止めることなくするすると胸のあたりに文字を書いていく。気持ちいい。よすぎてイキそうだ。
「シュウヘイ?」
「だ、駄目……気持ちよすぎ……」
ようやく杖の動きが止まった。キスされて身体を起こされると、胸に青い異世界文字が書かれていた。名前というより文章だな。俺をルーシェンの妃として王族の一員に迎えるという文章が書かれてる。文字は青だけど金色の光が見える。呆然と手のひらを眺めると、自分の周りに淡い金の光が見えた。ルーシェンや王様、王妃様と同じ王族が持つオーラの色だ。
ルーシェンが自分の着ていた服をあっさり脱ぎ捨てて俺に杖を渡す。
「どこでも好きなところに名前を書いてくれ」
『そんなに怖くないからマシなのかな』
「どうした?」
『なんでもないです』
挨拶の次はそれぞれ別の部屋に禊ぎに向かう。禊ぎといえば嫌な思い出しかないけど、まあ正式な手順だから仕方ない。それにここに準備された水は回復の泉みたいにキラキラしていて身体に良さそうだ。
服を脱いで水に近いぬるま湯に浸かる。身体を洗って髪も洗って完璧だ。禊ぎの間の奥にはトイレもあるし、ついでに準備もしておこう。それから儀式用の白い服に着替えてルーシェンと待ち合わせだ。そういえば俺たちデートとかほとんどしたことないよな。近くの村で待ち合わせとかしてみたいな。
「シュウヘイ」
『お待たせしました』
「いや、そんなに待ってない。どうした?」
『何がですか?』
「にやにやしてる」
お風呂上がりのルーシェンがかっこよくて、ドキドキしているとか言えない。儀式用の白い服も、いつもと違って新鮮だ。
『それはルーシェンもです。デートのこと考えてました』
「落ち着いたらデートしよう。婚約旅行の続きもしないとな」
『そうですね』
禊ぎの間の隣の部屋には大きなベッドが置かれていた。二つ分の枕がきちんと並べて置かれてる。
『離宮には寝室もあるんですね』
「なかったから作った。少し狭いが、三日しか滞在しないから眠れればいいだろう」
さすが王子。やりたい放題だな。
ベッドの脇にルーシェンが魔法の粉と、小さい杖を置く。よく魔法陣とか描くときに使われる大きな杖じゃなくて手のひらサイズの杖だ。杖というよりもうペンと言ったほうがいいかもしれない。それから瓶に入った飲み物もある。
ベッドに座ったルーシェンが俺の両手をとりじっと顔を見つめてくる。なんだろうこの緊張感。初めてじゃないのに、初夜を迎える花嫁みたいな気分なんだが。
『このあとはどうするんですか?』
「あとは身体に文字を書くだけだ。祝いの酒もあるが、どうする?」
『飲みます』
お酒を金色の器に注いでルーシェンと半分ずつ飲み干した。かなり強いお酒だ。でもふわっといい気分になれる。
『美味しいですね~』
「もうやめておこう。飲ませすぎるとシュウヘイは寝るからな」
『もう少し』
お願いするとルーシェンは少しお酒を口に含み、抱き寄せられ唇を塞がれた。少しずつお酒が流し込まれ、身体が熱くなる。ゆっくり飲み干したあとも夢中になって舌を絡ませていると、俺が着ていた儀式用の服の紐をルーシェンがゆっくりと解いた。
服が肩から滑り落ち、上半身が無防備になる。そのままベッドに押し倒された。
「どこに書こうか」
低い声で囁かれるとなんだか無性に恥ずかしくなって、どこでもいいと言ったことを後悔する。ルーシェンの指が頬に触れ、それから耳朶に。首筋を通って肩を撫でると、そのまま心臓のあたりに行き着いた。感覚が研ぎ澄まされていて、どこを触られてもピクンと反応してしまう。
「やっぱり胸かな」
『痛くないようにお願いします……』
「大丈夫だ。痛くしない」
ルーシェンが笑いながらベッド脇の魔法の粉を、さっきお酒を飲むのに使った金の器に混ぜる。タッチペンみたいな短い杖の先端を魔法の粉に浸した。
金色の光がペンの先から漏れて、思わずその光景に見とれた。だけどそんな余裕はルーシェンが杖の先を俺の胸に当てた途端に消えてなくなった。
『は……う、ああっ……』
痛みはもちろん全然ない。だけど痛みとは違う気持ちよさが胸を起点にして全身を駆け抜けた。この魔法の金の光、間違いなく俺の体内まで届いてる。ルーシェンは止めることなくするすると胸のあたりに文字を書いていく。気持ちいい。よすぎてイキそうだ。
「シュウヘイ?」
「だ、駄目……気持ちよすぎ……」
ようやく杖の動きが止まった。キスされて身体を起こされると、胸に青い異世界文字が書かれていた。名前というより文章だな。俺をルーシェンの妃として王族の一員に迎えるという文章が書かれてる。文字は青だけど金色の光が見える。呆然と手のひらを眺めると、自分の周りに淡い金の光が見えた。ルーシェンや王様、王妃様と同じ王族が持つオーラの色だ。
ルーシェンが自分の着ていた服をあっさり脱ぎ捨てて俺に杖を渡す。
「どこでも好きなところに名前を書いてくれ」
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