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部下たちのお話2
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「お前は同期の中でも一番の出世頭だよ。王太子妃に気に入られてるって本当か?」
「ええ、まあ」
そう言うと、同期の男は大袈裟にため息を吐いた。
「羨ましいなぁ……。異世界担当課なんてマイナーな所に配属された時には同情したが、そこで現在の王太子妃とお知り合いになれたんだろ? 人生何が起こるか分からないよな」
「そうですね」
「間違いなく次の魔法関連部の部長はお前だな」
「そうですね」
「謙遜しろよ! まあ、それがお前の良いところだけどな」
「私はあまり面倒なことはやりたくないんですが。本当は好きな魔法を研究して気楽に生きていきたいんですけどね」
「無理だな。お前はくそ真面目で面倒見が良くて天才で好戦的だ。気楽に生きようと思ってもそもそも周りが放っておかない」
同期の男の言葉に如月は苦笑いを返した。部長にはあとを継いでくれと言われているので、何事もなければ十数年もすれば次期部長にはなっているだろう。あのトラブルを引き寄せる王太子妃の護衛をしていると何に巻き込まれるか分からないが。
如月は異世界人の王太子妃を思い浮かべた。危なっかしくて魔力も最少、でも行動力があり純粋で魅力的な彼のことを。
思えば初対面からどこか憎めず弟のように気にかけてしまっていた。まさか王子と結婚するとは思わなかったが、異世界に行ってこちらの世界に勧誘したのも如月だ。彼の人生に責任がある。
「ハルバート、お前、魔法関連部なのにファンクラブあるの知ってるか?」
王太子妃のことを考えていたので、驚いて手を止めた。
「ファンクラブ?」
ファンクラブなんてものは王族や飛行部隊くらいしかないと思っていたし、何より初耳だ。
「お前が前回の号外に載ってから、魔法使いや騎士に広く認識されただろ? アルマ襲撃事件のことも噂になって、そこからファンクラブが出来たらしい。プライベートエリアの侍女なんかもお前のファンだっていうぞ」
「まさか。プライベートエリアにいる侍女はほとんど王子のファンでしょう」
「そんなことないって。ほら、彼女もそうだったはず」
男が如月の背後を指さしたので振り向くと、王太子妃専属の侍女ポリムが軽く手を振っていた。
「ええ、まあ」
そう言うと、同期の男は大袈裟にため息を吐いた。
「羨ましいなぁ……。異世界担当課なんてマイナーな所に配属された時には同情したが、そこで現在の王太子妃とお知り合いになれたんだろ? 人生何が起こるか分からないよな」
「そうですね」
「間違いなく次の魔法関連部の部長はお前だな」
「そうですね」
「謙遜しろよ! まあ、それがお前の良いところだけどな」
「私はあまり面倒なことはやりたくないんですが。本当は好きな魔法を研究して気楽に生きていきたいんですけどね」
「無理だな。お前はくそ真面目で面倒見が良くて天才で好戦的だ。気楽に生きようと思ってもそもそも周りが放っておかない」
同期の男の言葉に如月は苦笑いを返した。部長にはあとを継いでくれと言われているので、何事もなければ十数年もすれば次期部長にはなっているだろう。あのトラブルを引き寄せる王太子妃の護衛をしていると何に巻き込まれるか分からないが。
如月は異世界人の王太子妃を思い浮かべた。危なっかしくて魔力も最少、でも行動力があり純粋で魅力的な彼のことを。
思えば初対面からどこか憎めず弟のように気にかけてしまっていた。まさか王子と結婚するとは思わなかったが、異世界に行ってこちらの世界に勧誘したのも如月だ。彼の人生に責任がある。
「ハルバート、お前、魔法関連部なのにファンクラブあるの知ってるか?」
王太子妃のことを考えていたので、驚いて手を止めた。
「ファンクラブ?」
ファンクラブなんてものは王族や飛行部隊くらいしかないと思っていたし、何より初耳だ。
「お前が前回の号外に載ってから、魔法使いや騎士に広く認識されただろ? アルマ襲撃事件のことも噂になって、そこからファンクラブが出来たらしい。プライベートエリアの侍女なんかもお前のファンだっていうぞ」
「まさか。プライベートエリアにいる侍女はほとんど王子のファンでしょう」
「そんなことないって。ほら、彼女もそうだったはず」
男が如月の背後を指さしたので振り向くと、王太子妃専属の侍女ポリムが軽く手を振っていた。
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