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旅行編 黄葉樹の街
6 *
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木造の店内には所狭しとアクセサリーが並んでいた。値段は貧乏人には少し厳しい金額だけど、魔法道具って魔法付きだからどれもそこそこの値段がするらしい。
『お金がないのでやめましょう』
指輪やブレスレット、イヤリングなんかを真剣に眺めているアニキの服を引っ張る。
「何かお探しですか?」
頭の薄い丸っこいおじさんがにこやかな笑顔でアニキに声をかける。このおじさんアニキが怖くないのかな。プロだな。
「こいつに付ける飾りを探している」
「なるほど」
丸っこいおじさんは薄目で俺を見た。にこやかなのに目つきが怖いんだが。
「こちらの奥にも種類がございます」
なぜか奥の部屋に案内される。暗めの室内にはアクセサリー以外に手枷とか首輪とかあるような気がするけど気のせいだよな。
『やっぱりいらないです』
「こちらなどいかがでしょう。反抗的な奴隷もすぐに従順になる伸縮自在の首輪、視覚と聴覚を奪う額当て、雷魔法の付属した鞭など種類も豊富です」
『絶対に無理!』
「それもいいが……」
「なるほど。ではこちらは? 命令するまで絶頂できなくなるリングや胎内に入れて動かせる魔法石、振動する飾りなんかもございますよ」
『それも無理!』
「いくらだ?」
買う気になってる!
「お客様ならお買い得な価格で提供いたしますよ。今ならセット価格でお売りできます」
『今すぐ出ましょう』
「試着はできるのか?」
「もちろんでございます」
***
信じられない。普通売り物が汚れるかもしれないのに試着なんて無理だろ。
『あぅ、あっ……あっ!』
椅子みたいなものに座らされてズボンと下着を脱がされてる。上半身もシャツのボタンを外されてる。両腕は椅子に拘束されているから動かせない。
絶頂できないリングがはめられていて、射精どころか後ろでもイけない。それなのにアニキが胎内に卑猥な形の振動する魔法石を入れたせいで苦しくてたまらない。おまけに両胸にも乳首を挟むように飾りが付けられている。
「実に良い性奴隷ですな。飾りがいがある」
「もっと他にないのか?」
『だ、駄目……もう、無理……ああっ!』
「もちろんございますとも」
悶える俺を放置して二人が新しい道具を物色してる。ああ、イキたい……。前でも後ろでもいいから。腰を動かして足を擦り合わせてなんとか耐える。でも耐えられない。魔法石が後ろのいいところばかり刺激してくる。いつもなら何度かドライでイってるはずなのに、何もできなくて辛い。
「こちらは場所の特定機能付き貞操帯でございます。一度身につければ主人以外が外すことは不可能。下半身の大事な部分を全て覆いますので、大切な奴隷を誰にも触れさせずにすみますよ。もちろん本人も自由には触れませんが、奴隷ですから。はっはっは」
そう言って笑う店主。何がおかしいのか分からない。こっちは泣いてるのに。
『あっ……もうイかせて……うっ、ああぅ』
「わがままな奴隷にはこの鞭をどうぞ。電撃は調整できますので」
店主がアニキに長い鞭を手渡す。あんなので叩かれたら気絶する。怖すぎて泣いていると、アニキが笑った。
「心配するな。お前はわがままなところがいい。俺が鞭打つと思うか?」
涙目で首を振る。ほんの少し安心した直後に、アニキが鞭の太い部分を俺の後孔に突っ込んだ。
『あっ、あああーーーっ!! やっ、やめ……! あっ、イく、あっ!』
弱い電流が身体を走り抜けて、身体がビクビク跳ねた。腕が拘束されているからそれ以上逃げられない。イクって言ってるのに実際にはイけなくて、刺激がずっと続く。
「ご心配なく。口ではそう言っていますが、命令なしには絶頂できませんよ。うちの商品は一流ですから」
にこやかな店主を見て、悪魔ってここにもいたんだと理解した。
***
「ありがとうございました~」
アニキに抱えられて店を出る。泣いたし不貞腐れてる。抱かれていて人の目は気になるけど、立てないんだから仕方ない。結局命令はおりずに一度も絶頂していない。リングはつけられたままだし、卑猥なおもちゃも入ったまま。アニキは恐ろしいことに試着した商品を鞭以外全部買っていた。お金がないなんて嘘つきだ。おまけに貞操帯まで買っていた。怖すぎる。
「いい買い物だったな」
『アニキ酷いです。今回は本当に怒ってます』
「忘れたのか? お前は俺に借りがある。一生身体で返さないといけない借りがな」
『そろそろ返したと思うんですけど』
「まだ全然足りない。お前の身体も声も涙も全て俺のものだ。自由になれると思うな」
なぜだろう。酷い言葉なのにキュンとした。俺、終わってるな……。
『お金がないのでやめましょう』
指輪やブレスレット、イヤリングなんかを真剣に眺めているアニキの服を引っ張る。
「何かお探しですか?」
頭の薄い丸っこいおじさんがにこやかな笑顔でアニキに声をかける。このおじさんアニキが怖くないのかな。プロだな。
「こいつに付ける飾りを探している」
「なるほど」
丸っこいおじさんは薄目で俺を見た。にこやかなのに目つきが怖いんだが。
「こちらの奥にも種類がございます」
なぜか奥の部屋に案内される。暗めの室内にはアクセサリー以外に手枷とか首輪とかあるような気がするけど気のせいだよな。
『やっぱりいらないです』
「こちらなどいかがでしょう。反抗的な奴隷もすぐに従順になる伸縮自在の首輪、視覚と聴覚を奪う額当て、雷魔法の付属した鞭など種類も豊富です」
『絶対に無理!』
「それもいいが……」
「なるほど。ではこちらは? 命令するまで絶頂できなくなるリングや胎内に入れて動かせる魔法石、振動する飾りなんかもございますよ」
『それも無理!』
「いくらだ?」
買う気になってる!
「お客様ならお買い得な価格で提供いたしますよ。今ならセット価格でお売りできます」
『今すぐ出ましょう』
「試着はできるのか?」
「もちろんでございます」
***
信じられない。普通売り物が汚れるかもしれないのに試着なんて無理だろ。
『あぅ、あっ……あっ!』
椅子みたいなものに座らされてズボンと下着を脱がされてる。上半身もシャツのボタンを外されてる。両腕は椅子に拘束されているから動かせない。
絶頂できないリングがはめられていて、射精どころか後ろでもイけない。それなのにアニキが胎内に卑猥な形の振動する魔法石を入れたせいで苦しくてたまらない。おまけに両胸にも乳首を挟むように飾りが付けられている。
「実に良い性奴隷ですな。飾りがいがある」
「もっと他にないのか?」
『だ、駄目……もう、無理……ああっ!』
「もちろんございますとも」
悶える俺を放置して二人が新しい道具を物色してる。ああ、イキたい……。前でも後ろでもいいから。腰を動かして足を擦り合わせてなんとか耐える。でも耐えられない。魔法石が後ろのいいところばかり刺激してくる。いつもなら何度かドライでイってるはずなのに、何もできなくて辛い。
「こちらは場所の特定機能付き貞操帯でございます。一度身につければ主人以外が外すことは不可能。下半身の大事な部分を全て覆いますので、大切な奴隷を誰にも触れさせずにすみますよ。もちろん本人も自由には触れませんが、奴隷ですから。はっはっは」
そう言って笑う店主。何がおかしいのか分からない。こっちは泣いてるのに。
『あっ……もうイかせて……うっ、ああぅ』
「わがままな奴隷にはこの鞭をどうぞ。電撃は調整できますので」
店主がアニキに長い鞭を手渡す。あんなので叩かれたら気絶する。怖すぎて泣いていると、アニキが笑った。
「心配するな。お前はわがままなところがいい。俺が鞭打つと思うか?」
涙目で首を振る。ほんの少し安心した直後に、アニキが鞭の太い部分を俺の後孔に突っ込んだ。
『あっ、あああーーーっ!! やっ、やめ……! あっ、イく、あっ!』
弱い電流が身体を走り抜けて、身体がビクビク跳ねた。腕が拘束されているからそれ以上逃げられない。イクって言ってるのに実際にはイけなくて、刺激がずっと続く。
「ご心配なく。口ではそう言っていますが、命令なしには絶頂できませんよ。うちの商品は一流ですから」
にこやかな店主を見て、悪魔ってここにもいたんだと理解した。
***
「ありがとうございました~」
アニキに抱えられて店を出る。泣いたし不貞腐れてる。抱かれていて人の目は気になるけど、立てないんだから仕方ない。結局命令はおりずに一度も絶頂していない。リングはつけられたままだし、卑猥なおもちゃも入ったまま。アニキは恐ろしいことに試着した商品を鞭以外全部買っていた。お金がないなんて嘘つきだ。おまけに貞操帯まで買っていた。怖すぎる。
「いい買い物だったな」
『アニキ酷いです。今回は本当に怒ってます』
「忘れたのか? お前は俺に借りがある。一生身体で返さないといけない借りがな」
『そろそろ返したと思うんですけど』
「まだ全然足りない。お前の身体も声も涙も全て俺のものだ。自由になれると思うな」
なぜだろう。酷い言葉なのにキュンとした。俺、終わってるな……。
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