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魔王の依頼受注
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教会に忍び込んで魔族を救出する事、それが謎の優男が持ちかけてきた依頼だった。
これを聞いた冒険者達ウオマとクレイの反応はというと、
「お前バカなの?そもそも教会に魔族なんかいるわけないじゃんか。」
「貴方正気ですか?教会が魔族なんかを隠している訳がないじゃないですか。」
超批判である。
「待て待て待て!ちゃんと根拠はある!アンタらが信じてくれないのも想定済みだ。だから今から少し店へ案内してやるからそこで話を聞いてもらえないか?」
「どうしますウオマさん?付いて行きますか?警戒はしておきますが。」
「ついて行こう。これが嘘じゃないなら興味深い話だからな。行って損はあるまい。」
そして魔王は振り返ると「行こう。だが、攻撃を加えようとしたら、分かるな?」
「承知しました。ではこちらに」
そして男が路地をスイスイと進んでいくと、その後を魔王とその仲間が付いていく。
そして三人はある酒場に辿り着くと入店し、隅の席に座る。
そして三人がそれぞれ好みの酒を注文すると茶髪の男が口を開く。
「さて、本題に取りかかろうか。まぁこっからは口外無用で頼む。どうせ情報を広めても俺は逃げてアンタらは捕まるだけだ。お互い損しかない。分かったか?」
「続けろ」
魔王の言葉を受け取ると男は再度口を開く。
「そしてまぁ依頼の内容だが、さっき言った通りだ。訳あってアンタらには、この街の名所、聖天教大教会に忍び込んでそこに囚われている魔族達を助け出しに行って欲しい。」
「そもそもだ。その情報源は何処なんだ?俺らは不確実な情報に踊らされて教会に捕まるなんて事は絶対にしたくない。」
魔王様、やはり反論。
「情報源は・・・ッ」
「情報源は?」
「・・・俺だ。俺は教会で聖騎士として働いていた。である日地下牢に行ったら魔族が捕まっていたんだよ。聞いてみたら何もしてないのに捕まったみたいじゃねぇか。それがどうしようもなく可哀想に見えて。。。助けようとしたら見つかっちまって。。。逃げてきてこのザマだ。指名手配もされちまった。でも俺はあの人達を救い出すまでは捕まれない!だからこの街や聖天教の影響がなさそうな腕利きの冒険者に手助けして貰えればとアンタらに声をかけた訳だ。これが聖騎士の証拠のペンダントだ。これで信じて貰えるか?」
「成る程確かにお前が何をしたいのかは分かった。そこまでなら俺も構わない」
「では。。!」
「報酬。ナンボよ?」
「何か凄い酷い人にしか見えませんよウオマさん。せめて空気読んで報酬の話は後に出来なかったんですか?」
溜め息をつくクレイ。
とっても心底嬉しそうな笑みを浮かべる魔王。
微妙な顔のアランさん。
なんか感動的な筈の依頼を受けます的な雰囲気が台無しである。
魔王のせいで。
ここに魔王軍参謀のシュムトが居れば空気を取り直せたであろう。
しかしここに居ない参謀さんの所在を問いても仕方がない。
「で、何なの?報酬。たんまりくれる約束だったろ?」
居た堪れない空気の中、魔王は追い打ちをかける。
そして、沈黙を破った依頼主アランの第一声は、「俺はこれでも聖騎士団の中でも強い方だ。だから魔物討伐とかでかなり稼いでいる。冒険者ランクで言うと最高ランクだ。そしてお前らへの報酬、それは現時点での俺の全財産、そしてこれから稼ぐ金の中から俺が生きる為の最低限の金以外全部送る。契約でもなんでもしてやる。どうだ?」
魔王は神妙な顔をすると疑問を問う。
「何故お前はただ教会の地下牢に幽閉されてたのを見つけただけの魔族の為にこんな事までする?」
アランは難しそうな顔をすると答える。
「無実の人間を放っておく事なんざ出来ねえ。それが俺の信条だ。」
そしてそれを聞いた魔王の答えは、
「いいだろう。話を受けてやる。但し条件付きでな。」
「条件?」
「先ず一つ。魔族達を脱出させた後は俺が指定する場所に送る。彼奴等でも安全に暮らせる場所だ。安心しろ。悪いようには絶対にしない。そしてもう一つは報酬の事だが、お前の財産なんざいらん。その代わり、お前は俺達の仲間になれ。こっちは旅の仲間が足りないんだ。どうせお前指名手配されてんだろ?」
「それは信用出来るんだろうな?」
「疑うならここに。。。あ~聖天教創世神様にでも誓おうじゃないか。俺は一切の嘘をついていない。」
「それ今から本拠地乗り込もうとしてんのに効果あんのか?」
「ない。だが嘘はついてないから安心しやがれ。未来の仲間に嘘はつかない。」
そしてアランとウオマはお互いの手を握り合うと、
「交渉成立だ。依頼、受けてやる」
「依頼、頑張りましょう!」
「おう!」
魔王とアラン「お前、いたの?」
クレイが悲鳴じみた声で、
「いましたよ!?忘れていたんですか!?ずっとここにいたのに!」
これを聞いた冒険者達ウオマとクレイの反応はというと、
「お前バカなの?そもそも教会に魔族なんかいるわけないじゃんか。」
「貴方正気ですか?教会が魔族なんかを隠している訳がないじゃないですか。」
超批判である。
「待て待て待て!ちゃんと根拠はある!アンタらが信じてくれないのも想定済みだ。だから今から少し店へ案内してやるからそこで話を聞いてもらえないか?」
「どうしますウオマさん?付いて行きますか?警戒はしておきますが。」
「ついて行こう。これが嘘じゃないなら興味深い話だからな。行って損はあるまい。」
そして魔王は振り返ると「行こう。だが、攻撃を加えようとしたら、分かるな?」
「承知しました。ではこちらに」
そして男が路地をスイスイと進んでいくと、その後を魔王とその仲間が付いていく。
そして三人はある酒場に辿り着くと入店し、隅の席に座る。
そして三人がそれぞれ好みの酒を注文すると茶髪の男が口を開く。
「さて、本題に取りかかろうか。まぁこっからは口外無用で頼む。どうせ情報を広めても俺は逃げてアンタらは捕まるだけだ。お互い損しかない。分かったか?」
「続けろ」
魔王の言葉を受け取ると男は再度口を開く。
「そしてまぁ依頼の内容だが、さっき言った通りだ。訳あってアンタらには、この街の名所、聖天教大教会に忍び込んでそこに囚われている魔族達を助け出しに行って欲しい。」
「そもそもだ。その情報源は何処なんだ?俺らは不確実な情報に踊らされて教会に捕まるなんて事は絶対にしたくない。」
魔王様、やはり反論。
「情報源は・・・ッ」
「情報源は?」
「・・・俺だ。俺は教会で聖騎士として働いていた。である日地下牢に行ったら魔族が捕まっていたんだよ。聞いてみたら何もしてないのに捕まったみたいじゃねぇか。それがどうしようもなく可哀想に見えて。。。助けようとしたら見つかっちまって。。。逃げてきてこのザマだ。指名手配もされちまった。でも俺はあの人達を救い出すまでは捕まれない!だからこの街や聖天教の影響がなさそうな腕利きの冒険者に手助けして貰えればとアンタらに声をかけた訳だ。これが聖騎士の証拠のペンダントだ。これで信じて貰えるか?」
「成る程確かにお前が何をしたいのかは分かった。そこまでなら俺も構わない」
「では。。!」
「報酬。ナンボよ?」
「何か凄い酷い人にしか見えませんよウオマさん。せめて空気読んで報酬の話は後に出来なかったんですか?」
溜め息をつくクレイ。
とっても心底嬉しそうな笑みを浮かべる魔王。
微妙な顔のアランさん。
なんか感動的な筈の依頼を受けます的な雰囲気が台無しである。
魔王のせいで。
ここに魔王軍参謀のシュムトが居れば空気を取り直せたであろう。
しかしここに居ない参謀さんの所在を問いても仕方がない。
「で、何なの?報酬。たんまりくれる約束だったろ?」
居た堪れない空気の中、魔王は追い打ちをかける。
そして、沈黙を破った依頼主アランの第一声は、「俺はこれでも聖騎士団の中でも強い方だ。だから魔物討伐とかでかなり稼いでいる。冒険者ランクで言うと最高ランクだ。そしてお前らへの報酬、それは現時点での俺の全財産、そしてこれから稼ぐ金の中から俺が生きる為の最低限の金以外全部送る。契約でもなんでもしてやる。どうだ?」
魔王は神妙な顔をすると疑問を問う。
「何故お前はただ教会の地下牢に幽閉されてたのを見つけただけの魔族の為にこんな事までする?」
アランは難しそうな顔をすると答える。
「無実の人間を放っておく事なんざ出来ねえ。それが俺の信条だ。」
そしてそれを聞いた魔王の答えは、
「いいだろう。話を受けてやる。但し条件付きでな。」
「条件?」
「先ず一つ。魔族達を脱出させた後は俺が指定する場所に送る。彼奴等でも安全に暮らせる場所だ。安心しろ。悪いようには絶対にしない。そしてもう一つは報酬の事だが、お前の財産なんざいらん。その代わり、お前は俺達の仲間になれ。こっちは旅の仲間が足りないんだ。どうせお前指名手配されてんだろ?」
「それは信用出来るんだろうな?」
「疑うならここに。。。あ~聖天教創世神様にでも誓おうじゃないか。俺は一切の嘘をついていない。」
「それ今から本拠地乗り込もうとしてんのに効果あんのか?」
「ない。だが嘘はついてないから安心しやがれ。未来の仲間に嘘はつかない。」
そしてアランとウオマはお互いの手を握り合うと、
「交渉成立だ。依頼、受けてやる」
「依頼、頑張りましょう!」
「おう!」
魔王とアラン「お前、いたの?」
クレイが悲鳴じみた声で、
「いましたよ!?忘れていたんですか!?ずっとここにいたのに!」
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