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魔王の龍釣り
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「待って下さいウオマさん。そもそもここはどこであの魔物は何なんですか?」
クレイが当然の疑問を上げ、ウオマがその質問に返答を出す。
「あの野郎は砂龍スワローって言ってな?確か人間適当に食い荒らす知能の低い龍種だ。でそれで大体そいつらは獲物を丸のみしてから砂漠の異空間に連れて行ってそこで干からびてからじっくり味わうっつー阿保な奴ってだけだ。今回のは口臭酷くてヘマしちまったが、最悪倒せば出られるし、問題ないだろ」
超絶気楽に暢気な顔で龍を倒してさっさとずらかるとのたまう魔王を仲間たち三人が睨む。
「まあ、貴方なら余裕で狩ることでも使役する事でもなんでも出来るでしょうけど」
「アンタは秒で潰せるもんなた・か・が龍なんて」
「りゅ、龍を仲間にするんですか!」
三人が一人一人別の感情を孕んだ視線を魔王に打ち付ける。
その目線に応えるように魔王が笑みを浮かべると、
「おう!というわけで、お前らの誰かにある役割を担って貰いたい」
「何ですか?」
魔王の頼みにクレイが凡人組を代表して詳細を尋ねる。
その問いに普通に無駄な間を置き、たっぷりと焦らしてから魔王が決め顔で重大発表する。
「贄がいる!」
「「。。。」」
沈黙が場を包み、大気が静寂に満たされ、四人が無言で見つめあう。
そんな息苦しい雰囲気の中、
「。。。ニエ?」
「リーナちゃんそれ以上は聞くな!」
「リーナちゃん耳を塞いでください!」
「そうだよー贄だよーもしくは生贄とも言うよー。。。なんで耳を塞がせてんだよお前ら」
無垢な少女が言葉の意味を分からずに繰り返すのを見て、二人の常識人が耳を手で覆う。
その質問に嬉々として答えようとしたウオマが若干怒り目だが、二人は無視する。
「俺が代わりにやるからな!?もうこれ以上純粋なリーナちゃんの前で物騒な発言すんな!」
「そうですよウオマさん、この娘を預かった責任を取ってまともな情操教育しましょうよ!」
「分かったよ、よし、なら生贄代理、早くこっち来やがれ」
「扱いヒデェ!言っちまったのはもうしょうがねぇけど。。。」
「骨は。。。髪の毛ぐらいは拾っといてあげますよ」
「そこは遺体になる前に体丸ごと回収してもらいたいな!?」
魔王一行の常識担当達が魔王の行為に抗議すると、ウオマが心底残念そうに代役を受け入れる。
その扱いをされアランが憤慨するが、義務感を感じ、甘んじて役目を受け入れるが、クレイの死刑宣告が入り、是非とも生存させてもらいたいと奇声を発する。
*****
「では早速ーーー!砂龍釣り、開始だーーー!!!」
「何で俺がこんな事しなきゃいけないの!?」
冒険者一行のリーダーがこの謎の異空間から脱出する作戦の第一段階の決行を宣言する。
背景でなんか馬鹿が弱音ほざいている気がするが、無視だ!
現在、アランを除く魔王一行の三人は優雅に日光浴していた。
魔王なんかパラソルとビーチチェアを準備して何処から出したのか淡いピンク色のスムージーを飲んでいる。
完全に拘束されて縛られているアランを景色に置きながら。
「なんてシュールなんだ」
「言っている場合か!俺死にそうなんですけど!」
大の大人が縛り上げられ砂漠のど真ん中に放置され、それをバカンス気分で眺める輩がいる。
なんというカオスな状況だろうか。
そうして何故か執事かボディガードのように寝そべるウオマの隣にクレイが立っている。
アランの醜態が決して視界に入らないよう砂の防壁を作った少し近い所でリーナが砂の城を作って遊んでいる。
なんと無邪気な絵か。
「それに比べて。。。」
「もうその視線やめろ!こんな状態にしたのアンタだろ!」
そうしてまたしてもウオマがアランをからかって楽しんでいると、突如、砂漠が、揺れた。
砂丘が変形し、アランがなんか流れてくる砂で生き埋めになる。
そして、そこを睨み続けると、計画通りに、そこから巨大な大口が出現する。
かと思いきや、砂丘毎呑み干したがま口が眩い光を放つ。
そして、その口から噴水のように砂が吐き出される。
その中から、根性で脱出したのか、アランが右手を掲げ左手を顔を隠すように配置しながら片脚を持ち上げ空を仰ぐ謎の決めポーズをしながら垂直に飛び上がっていった。
「世界最強、龍の胃からの脱出という偉業を成した男、アラン参上!」
そう馬鹿の極みなセリフを吐きながらアランがウオマ達の真正面に片膝立ちして飛び降りる。
その顔にヤクザキックを見舞う!
魔王様のお怒り!!!
「何こっち戻って来てんだよこの野郎!弱点の背ビレ狙えねぇじゃねぇか!」
「アランさん、カッコつけるのはもっと暇な時女性の前に厳選したらどうですか?」
「うし、あの龍はお前一人で仕留めろ!一切手貸さねぇかんな!」
「えぇ~!?」
馬鹿やってふざけたアランに制裁の鉄槌が降りかかる。
クレイが当然の疑問を上げ、ウオマがその質問に返答を出す。
「あの野郎は砂龍スワローって言ってな?確か人間適当に食い荒らす知能の低い龍種だ。でそれで大体そいつらは獲物を丸のみしてから砂漠の異空間に連れて行ってそこで干からびてからじっくり味わうっつー阿保な奴ってだけだ。今回のは口臭酷くてヘマしちまったが、最悪倒せば出られるし、問題ないだろ」
超絶気楽に暢気な顔で龍を倒してさっさとずらかるとのたまう魔王を仲間たち三人が睨む。
「まあ、貴方なら余裕で狩ることでも使役する事でもなんでも出来るでしょうけど」
「アンタは秒で潰せるもんなた・か・が龍なんて」
「りゅ、龍を仲間にするんですか!」
三人が一人一人別の感情を孕んだ視線を魔王に打ち付ける。
その目線に応えるように魔王が笑みを浮かべると、
「おう!というわけで、お前らの誰かにある役割を担って貰いたい」
「何ですか?」
魔王の頼みにクレイが凡人組を代表して詳細を尋ねる。
その問いに普通に無駄な間を置き、たっぷりと焦らしてから魔王が決め顔で重大発表する。
「贄がいる!」
「「。。。」」
沈黙が場を包み、大気が静寂に満たされ、四人が無言で見つめあう。
そんな息苦しい雰囲気の中、
「。。。ニエ?」
「リーナちゃんそれ以上は聞くな!」
「リーナちゃん耳を塞いでください!」
「そうだよー贄だよーもしくは生贄とも言うよー。。。なんで耳を塞がせてんだよお前ら」
無垢な少女が言葉の意味を分からずに繰り返すのを見て、二人の常識人が耳を手で覆う。
その質問に嬉々として答えようとしたウオマが若干怒り目だが、二人は無視する。
「俺が代わりにやるからな!?もうこれ以上純粋なリーナちゃんの前で物騒な発言すんな!」
「そうですよウオマさん、この娘を預かった責任を取ってまともな情操教育しましょうよ!」
「分かったよ、よし、なら生贄代理、早くこっち来やがれ」
「扱いヒデェ!言っちまったのはもうしょうがねぇけど。。。」
「骨は。。。髪の毛ぐらいは拾っといてあげますよ」
「そこは遺体になる前に体丸ごと回収してもらいたいな!?」
魔王一行の常識担当達が魔王の行為に抗議すると、ウオマが心底残念そうに代役を受け入れる。
その扱いをされアランが憤慨するが、義務感を感じ、甘んじて役目を受け入れるが、クレイの死刑宣告が入り、是非とも生存させてもらいたいと奇声を発する。
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「では早速ーーー!砂龍釣り、開始だーーー!!!」
「何で俺がこんな事しなきゃいけないの!?」
冒険者一行のリーダーがこの謎の異空間から脱出する作戦の第一段階の決行を宣言する。
背景でなんか馬鹿が弱音ほざいている気がするが、無視だ!
現在、アランを除く魔王一行の三人は優雅に日光浴していた。
魔王なんかパラソルとビーチチェアを準備して何処から出したのか淡いピンク色のスムージーを飲んでいる。
完全に拘束されて縛られているアランを景色に置きながら。
「なんてシュールなんだ」
「言っている場合か!俺死にそうなんですけど!」
大の大人が縛り上げられ砂漠のど真ん中に放置され、それをバカンス気分で眺める輩がいる。
なんというカオスな状況だろうか。
そうして何故か執事かボディガードのように寝そべるウオマの隣にクレイが立っている。
アランの醜態が決して視界に入らないよう砂の防壁を作った少し近い所でリーナが砂の城を作って遊んでいる。
なんと無邪気な絵か。
「それに比べて。。。」
「もうその視線やめろ!こんな状態にしたのアンタだろ!」
そうしてまたしてもウオマがアランをからかって楽しんでいると、突如、砂漠が、揺れた。
砂丘が変形し、アランがなんか流れてくる砂で生き埋めになる。
そして、そこを睨み続けると、計画通りに、そこから巨大な大口が出現する。
かと思いきや、砂丘毎呑み干したがま口が眩い光を放つ。
そして、その口から噴水のように砂が吐き出される。
その中から、根性で脱出したのか、アランが右手を掲げ左手を顔を隠すように配置しながら片脚を持ち上げ空を仰ぐ謎の決めポーズをしながら垂直に飛び上がっていった。
「世界最強、龍の胃からの脱出という偉業を成した男、アラン参上!」
そう馬鹿の極みなセリフを吐きながらアランがウオマ達の真正面に片膝立ちして飛び降りる。
その顔にヤクザキックを見舞う!
魔王様のお怒り!!!
「何こっち戻って来てんだよこの野郎!弱点の背ビレ狙えねぇじゃねぇか!」
「アランさん、カッコつけるのはもっと暇な時女性の前に厳選したらどうですか?」
「うし、あの龍はお前一人で仕留めろ!一切手貸さねぇかんな!」
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