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とある冒険者の旅の一幕: 一人称
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数多の世界がこの世には存在する。
科学文明の上に成り立つ世界、剣と魔法で日々害獣を駆逐する世界、宇宙の理にすら干渉する超科学的な世界、「死」という概念が存在しない世界、そしてそれを超える遥か多くの文明社会が散らばるという世が、創世によって齎されたのだ。
創造される世界、破滅に向かう星々、豊かな星で繁栄する生物の楽園、それらが犇めき合う現世で、ある世界は一際生命の誕生と終息が繰り返されていた。
とある時代、とある宇宙、とある銀河の片隅の、小さな惑星だった。
数ある文明の中、最も世界の根幹に関わると言われつつ、発展には最長の道をかけ世の理の深奥に辿り着いた者はまだいない魔法文明がある。
そんな実はありふれ、多く存在する魔法の文明を持つ星を駆ける一人の科学文明の世界から転生した男、そして彼の仲間達の極小の短い物語をここに記す。
*****
「お前何やってんの!?アホちゃいます!?魔法の練習っつって魔物の巣の中に火の玉ブッパとかどういう思考回路してんの!?」
「あ~もううるっさいな!忙しいから向こう行って魔法の威力調整の練習しろって言ったのリーダーじゃん!」
「それを魔物の巣窟にぶち込めとは一言も言ってませんが!」
「魔物の巣窟にぶち込むなと言わなかったリーダーの監督責任!」
「そこは常識使いません!?」
「まあまあ二人共落ち着いて下さい」
「「この状況で落ち着くなんて出来る訳ないだろ!」」
ていうか頭壊れてんだろコイツ!
魔物を刺激どころか何体か殺して何で襲われると思わない!?
威力調整っつったのに全力で火球を撃つし!
こいつを仲間に入れたのはやっぱ間違いだったな。
その内「撃つ方向ミスっちゃった!」とか言って街を爆撃しそうだ。
俺達は今絶賛逃走中である。
大型の熊の群れを引き連れて街道に全速力で疾走中という暴挙に出ているが、なんとか広い所に出られれば魔法で応戦出来なくもない。
というかそもそも森の中で熊の大群に追いかけられて為す術あるかってんだ。
それもこれも全部あの馬鹿ローズの所為だ!
取り敢えず殴っとこう。
「痛い!何してんのリーダー!?」
「ローズさん、自業自得です」
「だから何で!?」
横からネリアがピンク頭を諭しているがそんな事してたら一向に成長しないじゃないか!
コイツにはそろそろ自分の考え無しぶりを自覚して治して貰わないと世界を破滅に向かわせかねない!
ていうかローズがなんかやらかして人類絶滅する気がする!
「そもそも熊が群れてるなんて知らなかったんだけど!普通ああいう大型の魔物は単体で生息してるんじゃないの!?」
「知らねぇよ!とにかくさっさと走れ!平原出たら迎え撃つぞ!」
「今度ローズには勉強が必要ですね」
「うっ・・・・・・!」
ザマァ!
ネリアの勉強会に捕まるとか、ちょっと同情しそうになるが、この騒動を引き起こしたローズの所為だし?
その日にはきちんと予定を入れとかねば!
まぁ、そんな事考えてる場合じゃないんだけど!
やっと森を抜けた。
すると視界が開け、広大な草原が前方を爽やかな新緑一色に染める。
それは透き通るような青い空と漂う真綿の白い雲の下、気持ちいい太陽の光が降り注ぐ心休まる安らぎの草原にもなれたであろう。
ーーー全力疾走中の自分の背後から地響きと無数の咆哮が大地を揺るがしながら刻一刻と距離を詰めていなければ。
現実を確認し直さなければよかった。
「ねえリーダー!?どうすんの!?」
自分で引き起こしたんだから自分で考えろ!と怒鳴りたくなるが、頑張って抑え込む。
それはもう、必死に全神経注いで怒りを抑止する!
「リーダー、気持ちは分かりますが指示をお願いします」
チッ。
流石に早く迎え撃たないと色々と面倒か。
「わあ"ったよ!取り敢えず迎撃体勢!ローズは大地の防壁、ネリアは弓矢で援護頼む!俺は極雷を叩き込む!行くぞ!」
ローズが大熊の軍勢を取り囲むように高い土の壁を展開し、ネリアが軽業でその壁の上へと登り、弓矢を構え、次々と魔物の急所を狙い撃つ。多分。
何故多分なのかというと俺は今ーーー
「リーダーさっさと登って!?私の腕が持たないから!ていうかリーダーなんで一人で登れないのよこんな低い壁!」
「俺は自慢じゃないがな、筋肉あるように見えて、実は自分の体重支える事すら不可能なハリボテ筋力しかないんだよ!」
ローズに担いで貰って土壁を登ろうとしている。
まぁ、壁の反対側から撃ったら必ず撃ち漏らしが出るしな!
・・・・・・面倒だ!
ちゃんと即座に攻撃出来る作戦考えれば良かった!
なんとかギリギリローズに担ぎ上げて貰い、肩で息しながらやっとの思いで壁の上に乗るとーーー
「終わりましたよリーダー」
「俺の出番なかったな!?ていうか優秀過ぎるわネリアさん!」
「お世辞が上手くなりましたねリーダー?」
「いや本気でガチのマジで!」
てか俺が壁登る僅か一分位であの数十頭はいた熊の大群全滅させるとかヤバすぎないですかね!?
一匹数秒もないじゃないですか!
しかもその計算だと一匹につき矢が一本っていう化け物じみた神業じゃねぇか!
世界の頂点に君臨する弓使いですかってレベルだわ!
転生する前の地球のマシンガンとかなら分かるけど弓矢でこれだと流石ファンタジーってなるな。
「・・・・・・」
「でどうすんのリーダー?」
後ろからローズが駆け寄って来て軽々と土壁へと飛び乗る。
「そうやってさりげなく俺の精神的ダメージ増える事やめろよな・・・・・・」
「リーダーなんか言った?」
「何でもない!」
魔物の迎撃も終わった事だし、魔物の素材を剥ぐのをちゃちゃっとやってしまおう。
「それじゃこの群れの解体とかを……待てよ?ちょっとお前らに任せた」
「え?なんでリーダーだけ……あ、そういう事ねいってらっしゃい」
「リーダーなるべく早く戻ってきて下さい。ローズさん、勉強会が賑やかになりますね!」
「うぅっ……」
俺が怒りと呆れの混在する表情をして立ち上がると、二人が見送る。
二人の視線を浴びながら、俺は浮遊魔法で地面から少し浮かび、風魔法で熊から逃げてきた方向、街道の方へと飛翔する。
ちなみに先程壁を登るのに使わなかったのは、非常に恥ずかしい事ながらローズレベルで威力調整が下手くそで、一方向へ向かって全速力で飛ぶこと位しか出来ないからである。
......決して使い忘れた訳ではない!断じて!
忘れてなくても使えなかっただろうし!
街道付近に着陸し、熱源感知を発動する。
近隣には特に魔物も人間の気配も無い……と思いきや街道の反対側、小さな林から人間の反応を探知する。
俺がその方向に向かって走って行くと、丁度その熱源反応が一本の木の裏から歩み出る。
「あ、ソウ!そろそろ危険は去って……どぐぅ!?」
「せめて俺らにも危険の事教えてけよ!何一人で戦場離脱してんだ!」
「いきなりの爆走から膝蹴りは無くない!?しかもあそこは戦場じゃなかった……戦場予定地だっ……おぶぅ!?」
「論点そこじゃねぇ!」
このバカ、ローズの様子見に行けっつって戻って来たら全力で反対方向に爆走して、視界に映らなくなる程遠くに消えてったと思ったら、ローズが大熊の大群連れて逃走してくるもんだから完全に忘れてた。
思わず二度も蹴っちまった。
「ソウ~、結局どうなってんの?」
涙目で頭頂部を繊細な動きでさすりながら男ーーレイが尋ねる。
「熊の群勢は倒した。お前はネリアの勉強会にローズとの参加だ。頑張れよ」
「ゲ~死ぬ奴じゃん」
「お前の仕出かした事考えりゃ妥当だろ?潔く勉強会と名ばかりの拷問地獄に落ちてこい」
「終わった……」
まあ今日の狩りはそんなトコですかね!
二人がそろそろ素材剥ぎ終わってる頃だし、合流して街に戻るとするか!
*****
とある地球という科学の元に発展した星、そこから転生し、魔法の世界へと迷い込み、日々を魔物討伐という名の害獣駆除に費やす男、ソウの日常、その一幕。
科学文明の上に成り立つ世界、剣と魔法で日々害獣を駆逐する世界、宇宙の理にすら干渉する超科学的な世界、「死」という概念が存在しない世界、そしてそれを超える遥か多くの文明社会が散らばるという世が、創世によって齎されたのだ。
創造される世界、破滅に向かう星々、豊かな星で繁栄する生物の楽園、それらが犇めき合う現世で、ある世界は一際生命の誕生と終息が繰り返されていた。
とある時代、とある宇宙、とある銀河の片隅の、小さな惑星だった。
数ある文明の中、最も世界の根幹に関わると言われつつ、発展には最長の道をかけ世の理の深奥に辿り着いた者はまだいない魔法文明がある。
そんな実はありふれ、多く存在する魔法の文明を持つ星を駆ける一人の科学文明の世界から転生した男、そして彼の仲間達の極小の短い物語をここに記す。
*****
「お前何やってんの!?アホちゃいます!?魔法の練習っつって魔物の巣の中に火の玉ブッパとかどういう思考回路してんの!?」
「あ~もううるっさいな!忙しいから向こう行って魔法の威力調整の練習しろって言ったのリーダーじゃん!」
「それを魔物の巣窟にぶち込めとは一言も言ってませんが!」
「魔物の巣窟にぶち込むなと言わなかったリーダーの監督責任!」
「そこは常識使いません!?」
「まあまあ二人共落ち着いて下さい」
「「この状況で落ち着くなんて出来る訳ないだろ!」」
ていうか頭壊れてんだろコイツ!
魔物を刺激どころか何体か殺して何で襲われると思わない!?
威力調整っつったのに全力で火球を撃つし!
こいつを仲間に入れたのはやっぱ間違いだったな。
その内「撃つ方向ミスっちゃった!」とか言って街を爆撃しそうだ。
俺達は今絶賛逃走中である。
大型の熊の群れを引き連れて街道に全速力で疾走中という暴挙に出ているが、なんとか広い所に出られれば魔法で応戦出来なくもない。
というかそもそも森の中で熊の大群に追いかけられて為す術あるかってんだ。
それもこれも全部あの馬鹿ローズの所為だ!
取り敢えず殴っとこう。
「痛い!何してんのリーダー!?」
「ローズさん、自業自得です」
「だから何で!?」
横からネリアがピンク頭を諭しているがそんな事してたら一向に成長しないじゃないか!
コイツにはそろそろ自分の考え無しぶりを自覚して治して貰わないと世界を破滅に向かわせかねない!
ていうかローズがなんかやらかして人類絶滅する気がする!
「そもそも熊が群れてるなんて知らなかったんだけど!普通ああいう大型の魔物は単体で生息してるんじゃないの!?」
「知らねぇよ!とにかくさっさと走れ!平原出たら迎え撃つぞ!」
「今度ローズには勉強が必要ですね」
「うっ・・・・・・!」
ザマァ!
ネリアの勉強会に捕まるとか、ちょっと同情しそうになるが、この騒動を引き起こしたローズの所為だし?
その日にはきちんと予定を入れとかねば!
まぁ、そんな事考えてる場合じゃないんだけど!
やっと森を抜けた。
すると視界が開け、広大な草原が前方を爽やかな新緑一色に染める。
それは透き通るような青い空と漂う真綿の白い雲の下、気持ちいい太陽の光が降り注ぐ心休まる安らぎの草原にもなれたであろう。
ーーー全力疾走中の自分の背後から地響きと無数の咆哮が大地を揺るがしながら刻一刻と距離を詰めていなければ。
現実を確認し直さなければよかった。
「ねえリーダー!?どうすんの!?」
自分で引き起こしたんだから自分で考えろ!と怒鳴りたくなるが、頑張って抑え込む。
それはもう、必死に全神経注いで怒りを抑止する!
「リーダー、気持ちは分かりますが指示をお願いします」
チッ。
流石に早く迎え撃たないと色々と面倒か。
「わあ"ったよ!取り敢えず迎撃体勢!ローズは大地の防壁、ネリアは弓矢で援護頼む!俺は極雷を叩き込む!行くぞ!」
ローズが大熊の軍勢を取り囲むように高い土の壁を展開し、ネリアが軽業でその壁の上へと登り、弓矢を構え、次々と魔物の急所を狙い撃つ。多分。
何故多分なのかというと俺は今ーーー
「リーダーさっさと登って!?私の腕が持たないから!ていうかリーダーなんで一人で登れないのよこんな低い壁!」
「俺は自慢じゃないがな、筋肉あるように見えて、実は自分の体重支える事すら不可能なハリボテ筋力しかないんだよ!」
ローズに担いで貰って土壁を登ろうとしている。
まぁ、壁の反対側から撃ったら必ず撃ち漏らしが出るしな!
・・・・・・面倒だ!
ちゃんと即座に攻撃出来る作戦考えれば良かった!
なんとかギリギリローズに担ぎ上げて貰い、肩で息しながらやっとの思いで壁の上に乗るとーーー
「終わりましたよリーダー」
「俺の出番なかったな!?ていうか優秀過ぎるわネリアさん!」
「お世辞が上手くなりましたねリーダー?」
「いや本気でガチのマジで!」
てか俺が壁登る僅か一分位であの数十頭はいた熊の大群全滅させるとかヤバすぎないですかね!?
一匹数秒もないじゃないですか!
しかもその計算だと一匹につき矢が一本っていう化け物じみた神業じゃねぇか!
世界の頂点に君臨する弓使いですかってレベルだわ!
転生する前の地球のマシンガンとかなら分かるけど弓矢でこれだと流石ファンタジーってなるな。
「・・・・・・」
「でどうすんのリーダー?」
後ろからローズが駆け寄って来て軽々と土壁へと飛び乗る。
「そうやってさりげなく俺の精神的ダメージ増える事やめろよな・・・・・・」
「リーダーなんか言った?」
「何でもない!」
魔物の迎撃も終わった事だし、魔物の素材を剥ぐのをちゃちゃっとやってしまおう。
「それじゃこの群れの解体とかを……待てよ?ちょっとお前らに任せた」
「え?なんでリーダーだけ……あ、そういう事ねいってらっしゃい」
「リーダーなるべく早く戻ってきて下さい。ローズさん、勉強会が賑やかになりますね!」
「うぅっ……」
俺が怒りと呆れの混在する表情をして立ち上がると、二人が見送る。
二人の視線を浴びながら、俺は浮遊魔法で地面から少し浮かび、風魔法で熊から逃げてきた方向、街道の方へと飛翔する。
ちなみに先程壁を登るのに使わなかったのは、非常に恥ずかしい事ながらローズレベルで威力調整が下手くそで、一方向へ向かって全速力で飛ぶこと位しか出来ないからである。
......決して使い忘れた訳ではない!断じて!
忘れてなくても使えなかっただろうし!
街道付近に着陸し、熱源感知を発動する。
近隣には特に魔物も人間の気配も無い……と思いきや街道の反対側、小さな林から人間の反応を探知する。
俺がその方向に向かって走って行くと、丁度その熱源反応が一本の木の裏から歩み出る。
「あ、ソウ!そろそろ危険は去って……どぐぅ!?」
「せめて俺らにも危険の事教えてけよ!何一人で戦場離脱してんだ!」
「いきなりの爆走から膝蹴りは無くない!?しかもあそこは戦場じゃなかった……戦場予定地だっ……おぶぅ!?」
「論点そこじゃねぇ!」
このバカ、ローズの様子見に行けっつって戻って来たら全力で反対方向に爆走して、視界に映らなくなる程遠くに消えてったと思ったら、ローズが大熊の大群連れて逃走してくるもんだから完全に忘れてた。
思わず二度も蹴っちまった。
「ソウ~、結局どうなってんの?」
涙目で頭頂部を繊細な動きでさすりながら男ーーレイが尋ねる。
「熊の群勢は倒した。お前はネリアの勉強会にローズとの参加だ。頑張れよ」
「ゲ~死ぬ奴じゃん」
「お前の仕出かした事考えりゃ妥当だろ?潔く勉強会と名ばかりの拷問地獄に落ちてこい」
「終わった……」
まあ今日の狩りはそんなトコですかね!
二人がそろそろ素材剥ぎ終わってる頃だし、合流して街に戻るとするか!
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