欧州物語 -1-

伊達政宗

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欧州編

織田

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俺たちは医務室に運ばれ治療を済ませたあと庭へ呼ばれた。

俺「大丈夫か?政宗傷だらけじゃないか」

政宗「君だって酷いよ」

笑い話と苦労話をしていると中庭に着きそこには沢山の人が集まっていた。

俺「なんだよこの子供の数」

「あ?お前だって子供じゃん」

「そうだ、なんだよバカタレ」

俺「バカにバカって言われる筋合いはないと思うが」

政宗「やめときなよ義光」

同じ年齢の奴らが揃っているらしく、そいつらの中での第一印象は悪いようだ。

「コホンッ...ハッ...えーとそこのレディ僕とギルドを組みませんか?僕は織田家家臣森...」

といい終わる前に、俺はそいつを強引にどかした。

俺「政宗こんな奴の言うことは放っておこう。」

「えー君やめたまえ!そのレディが困っているではないか!」

俺「こいつは俺の連れだ。」

政宗「あ、えーと...」

「く、ではこれからそこのレディをかけた勝負をしないか?勝てばレディを手にし負けた方に一つ願いを聞き入れさせる。どうだ?」

俺「よし、乗った!」

蘭丸「僕の名前は森蘭丸!いざ純情にしょうぶ!」

二人はある程度距離を取り刀を構えた。

距離はおよそ10m...周りで話していた連中もいつの間にかこの勝負を見守る。

二人が同時に地を蹴り刀を振った。

次の瞬間、巨大な爆発音とともに二人は伸びきった。

二人が倒れているところには大きな穴ができている。

穴のちょうど真ん中に誰かがたっていた。

優美な体型に長くしなやかな黒髪。

だが、目つきが獲物を仕留めた猫のようだった。

黒い長髪をさっとはらうと、少女はその美しい顔からは考えられない超毒舌の言葉を発した。

「下僕ども、こんなところで遊んでいる暇があるなら妾のために働け」

その場にいた全員が一瞬で凍りつく。


二人を沈めたのはこの少女、全員が青ざめたように列に戻った。

俺はボロボロになった身体をゆっくり持ち上げ、ヨタヨタと自分のいた場所に並んだ。

しばらくすると廊下に家臣が並び、正面の障子が開く。

障子からは何人か立派な服に身を包んだ武士が出てきた。

真ん中の髭を乱暴に生やした男がその場仕切る。

「えぇーこの度は尾張の国清州に集まってくれた事に感謝する。わしは織田家家老の柴田權六じゃ、これより細かいことはそこにいる利家から話すから聞いておくように」

すると勝家と名乗った男は少し下り今度は爽やかな男が前に出た。

「えっと、取り敢えずよろしく。僕は前田利家だ。」

この一言の挨拶で周りにいた女中はきゃーと声をあげた。

利家「この度は織田家に力を貸してくれてありがとう。君たちの国は織田家と硬い絆で結ばれるだろう。
今日から君たちは織田家の家臣として働いてもらおうと思う。働いてもらうにあたって班を分けます。四人でひと班ね。まずは前にそれぞれのはんの隊長に並んでもらう。そしたら僕が順に名前を呼ぶからその隊長のところまで行って並んでくれ。」

利家が説明を終えると班長たちは前に出た。

利家「まずは一班からねー。えー隊長は佐々成政、班員は小早川秀秋、石田佐吉、大谷兵馬。」

佐々成政と呼ばれた男はボサボサの髪の毛につり上がった目の暗い印象だ。

前列の方でふざけていた三人は佐々成政の前に並んだ。

利家「つづいて、二班。隊長、蜂須賀小六。班員は、森長可、細川ガラシャ、黒田官兵衛。三班、隊長竹中半兵衛。班員、直江兼続、真田幸村、松」

どんどん班に分けられ、俺たちは同じ9班になった。

ちなみに9班の隊長は司会をしていた前田利家で、俺と政宗、蘭丸だった。
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