32 / 54
最終章 ここから始まる理想郷
その4 俺と謎の最終決戦
しおりを挟む
ドトーが去った後、俺はこの世界、いやバス―の時代の文明レベルの確認作業に移った。
いきなり化粧水と石鹸を作るのは簡単だ。
だが、忘れてはいけない、全ての女性におっぱいはあるのだ。
人類だけではない、ここにはケモ耳娘も魚娘もトカゲ娘も居る。
人の血が色濃く出た彼女たちは、もはや二次元から出てきたような容貌で、元の種の特徴が耳やヒレや肌に少し残っているだけで、その胸は豊かであった。
産めよ、増やせよ、地に満ちよ、おっぱい!
だが、俺は神と称されてはいるが、神でも無い袖は振れないのである。
ここのバス―に聞いた人類と亜人類の数は約90万。
これら全員に化粧水と石鹸を届けなくてはならないのだ。
「神様、超すごい石の家の長が参りました」
「よし、通せ」
俺はこの時、自らの業績の栄華を味わった。
やってきたのは、巨乳眼鏡っ娘だったからだ!
ガラスのレンズにセルロイドのフレーム!
おお! これこそ進化した世界!
しかも白衣を着ている!
「初めまして、超すごい石の家の長のメルーです」
「F98」
「はい!?」
「ひとりごとだ、気にするな」
「は、はぁ、私には私のカップとバストサイズを言ったように思えましたが」
なぜ気づいた!?
俺は度量衡は教えたが、カップの概念は教えていない。
こいつは、何故、カップの概念を知っている!?
もしや、もう一人の神様とやらの手先なのか。
「カップ? 何を言っているのかな?」
「神様が知らないはずがありません。おっぱいのトップとアンダーの差による格付けです」
「なぜ、それを知っている?」
俺は声を低くする。
「10代前の巫女、モモ―様が神様のつぶやきを毎日メモされていました。女性を見るたびにつぶやかれる謎のアルファベットと数字。その文献から類推しました」
こやつ……できる!
◇◇◇◇◇
巨乳眼鏡っ娘、それだけでも貴重なのに、理知的であるなんで素晴らしい!
これでプライベートがポンコツだったら最高なのに!
個人の感想です。
「メルー、俺はこの時代の文明レベルが知りたい。かつて、モモ―の時代に俺が遺しておいた文献から、実現出来た物、そこには載っていないがお前たちの暮らしを豊かにした物が知りたい」
俺は水車や風車といった動力源、線路やコンテナを利用した流通網、旋盤や歯車、ゴムベルトといった機構部品、マンガン、亜鉛、クロム、といった金属知識を遺しておいた。
石鹸については何も残さなかった。
あれは比較的簡単に作れる。
質が低く、生産量が少なくても構わなければ、原型が出来ていてもおかしくない。
実際に地球人類は古代メソポタミア文明の時には原型を利用していた。
「はい、線路と輸送用の車両、コンテナはモモ―様の時代の末期には実現しています。ブラジャーのワイヤーの量産化にも成功しました。カムやゴムベルトを利用した足踏み式の糸紡ぎ機も出来ました。飛び杼を利用した機織り機も今や全家庭に普及しています。これもみな、神様が残してくれた部品の共通化と共通部品の大量生産が可能な旋盤のおかげです」
おお! 思った以上に発展しているな、産業革命前夜って所か、200年の期間から見ると物足りない気もするが、地球だってレオナルド・ダヴィンチのルネッサンス期から、産業革命まで300年掛かっているんだ、不思議じゃない。
「色々な石の収集も進んではいますが、その石の真名の特定には至っておりません。ですが、試料は十分に用意があります。産地別、色別に分類しています」
うむうむ、これならば産業革命から電気の時代まで進めそうだぞ。
「食文化については、わたくしは専門外なので十分には把握しておりませんが、神様の大好物のラーメンは巷でも人気です」
おっ、ラーメンか! 確かに大好物だ!
うんうん、文明だけでなく、文化レベルも上昇しているぞ。
そして、俺はダチョウ人についての情報を聞く。
聞くところによると、ダチョウ人は定住生活をせず、テントのような物で移住を繰り返しながら生活をしているらしい。
今までは南の山地の先の台地を縄張りとしていたが、最近になって山を下りて来たらしい。
今は、この町のずっと西にキャンプを作っているらしい。
うーん、ゲルマン大移動。
よし、現状は分かった。
はっきり言えば人類の文明はダチョウ人より遥かに先に進んでいる。
ダチョウ人の人口は5万程度と聞く。
まともに考えれば、90万の人口と高度な文明を持つ人類の勝利は揺るがない。
だが、局地的な戦いでは俺の指揮がなければ敗北の可能性があるだろう。
機動力と持久力に勝る弓兵、これは脅威だ。
たとえ、銃があったとしても、平原では勝ち目が無い。
だから、会戦は避けて数の利を活かした戦略が必要だ。
だが、神がいる限り負けないと思っているこいつらでは、うかつに会戦に応じかねない。
やはり、俺の当初の戦略の通り進めるしかないだろう。
「よし、バス―、ばさーへの対策を伝える」
「はい! 十倍の軍による殲滅ですか! 禁断の銃による殲滅ですか!」
わーん、やっぱり戦う気マンマンじゃねーか!
「いや、敵の陣地にふすまや油カスのような廃棄する物を届けよ。バサーの数が1週間は十分に食べれるようにな。そして、それを1週間ごとに繰り返せ。同時進行として輸送用にばさーのキャンプ地への鉄道を敷設せよ。在庫は十分にあったはずだな」
「はっ、はい! でもよろしいので? それではバス―たちが、ばさーに屈したように思われるのでは」
「よいのだ。あとはすごいブラジャーの家に指令を」
そういって、俺は竹紙にメモを書いて、メルーに渡す。
「わかりました。すべて神様のご指示のままに」
メモを見たメルーが言う。
出来る巨乳眼鏡っ娘だ、俺の意図に気付いたのかもしれない。
「さすがですね、神様は」
さて、俺はあのダチョウ人の姫、ドトーとその従者の事でも考えるか。
「ええ、あの真剣な眼差し、きっと深い思慮をされているに違いないわ」
あいつら、貧乳というか、つるぺただったな。
何か理由があるのか?
俺の心に何かが引っ掛かっている。
「神様の叡智は今までもヒトを勝利に導いてきました。きっと今回もそうでしょう」
思い出した!
ダチョウの特徴として、胸の竜骨突起が無いという事が挙げられる。
竜骨突起は飛ぶ鳥にはある胸の凸型の平たい骨だ。
それが無いダチョウは”平胸類”と呼ばれているのだ!
謎はすべて解けた!
「きっと、わたくしたちの考えも及ばない事を考えているに違いありません」
いきなり化粧水と石鹸を作るのは簡単だ。
だが、忘れてはいけない、全ての女性におっぱいはあるのだ。
人類だけではない、ここにはケモ耳娘も魚娘もトカゲ娘も居る。
人の血が色濃く出た彼女たちは、もはや二次元から出てきたような容貌で、元の種の特徴が耳やヒレや肌に少し残っているだけで、その胸は豊かであった。
産めよ、増やせよ、地に満ちよ、おっぱい!
だが、俺は神と称されてはいるが、神でも無い袖は振れないのである。
ここのバス―に聞いた人類と亜人類の数は約90万。
これら全員に化粧水と石鹸を届けなくてはならないのだ。
「神様、超すごい石の家の長が参りました」
「よし、通せ」
俺はこの時、自らの業績の栄華を味わった。
やってきたのは、巨乳眼鏡っ娘だったからだ!
ガラスのレンズにセルロイドのフレーム!
おお! これこそ進化した世界!
しかも白衣を着ている!
「初めまして、超すごい石の家の長のメルーです」
「F98」
「はい!?」
「ひとりごとだ、気にするな」
「は、はぁ、私には私のカップとバストサイズを言ったように思えましたが」
なぜ気づいた!?
俺は度量衡は教えたが、カップの概念は教えていない。
こいつは、何故、カップの概念を知っている!?
もしや、もう一人の神様とやらの手先なのか。
「カップ? 何を言っているのかな?」
「神様が知らないはずがありません。おっぱいのトップとアンダーの差による格付けです」
「なぜ、それを知っている?」
俺は声を低くする。
「10代前の巫女、モモ―様が神様のつぶやきを毎日メモされていました。女性を見るたびにつぶやかれる謎のアルファベットと数字。その文献から類推しました」
こやつ……できる!
◇◇◇◇◇
巨乳眼鏡っ娘、それだけでも貴重なのに、理知的であるなんで素晴らしい!
これでプライベートがポンコツだったら最高なのに!
個人の感想です。
「メルー、俺はこの時代の文明レベルが知りたい。かつて、モモ―の時代に俺が遺しておいた文献から、実現出来た物、そこには載っていないがお前たちの暮らしを豊かにした物が知りたい」
俺は水車や風車といった動力源、線路やコンテナを利用した流通網、旋盤や歯車、ゴムベルトといった機構部品、マンガン、亜鉛、クロム、といった金属知識を遺しておいた。
石鹸については何も残さなかった。
あれは比較的簡単に作れる。
質が低く、生産量が少なくても構わなければ、原型が出来ていてもおかしくない。
実際に地球人類は古代メソポタミア文明の時には原型を利用していた。
「はい、線路と輸送用の車両、コンテナはモモ―様の時代の末期には実現しています。ブラジャーのワイヤーの量産化にも成功しました。カムやゴムベルトを利用した足踏み式の糸紡ぎ機も出来ました。飛び杼を利用した機織り機も今や全家庭に普及しています。これもみな、神様が残してくれた部品の共通化と共通部品の大量生産が可能な旋盤のおかげです」
おお! 思った以上に発展しているな、産業革命前夜って所か、200年の期間から見ると物足りない気もするが、地球だってレオナルド・ダヴィンチのルネッサンス期から、産業革命まで300年掛かっているんだ、不思議じゃない。
「色々な石の収集も進んではいますが、その石の真名の特定には至っておりません。ですが、試料は十分に用意があります。産地別、色別に分類しています」
うむうむ、これならば産業革命から電気の時代まで進めそうだぞ。
「食文化については、わたくしは専門外なので十分には把握しておりませんが、神様の大好物のラーメンは巷でも人気です」
おっ、ラーメンか! 確かに大好物だ!
うんうん、文明だけでなく、文化レベルも上昇しているぞ。
そして、俺はダチョウ人についての情報を聞く。
聞くところによると、ダチョウ人は定住生活をせず、テントのような物で移住を繰り返しながら生活をしているらしい。
今までは南の山地の先の台地を縄張りとしていたが、最近になって山を下りて来たらしい。
今は、この町のずっと西にキャンプを作っているらしい。
うーん、ゲルマン大移動。
よし、現状は分かった。
はっきり言えば人類の文明はダチョウ人より遥かに先に進んでいる。
ダチョウ人の人口は5万程度と聞く。
まともに考えれば、90万の人口と高度な文明を持つ人類の勝利は揺るがない。
だが、局地的な戦いでは俺の指揮がなければ敗北の可能性があるだろう。
機動力と持久力に勝る弓兵、これは脅威だ。
たとえ、銃があったとしても、平原では勝ち目が無い。
だから、会戦は避けて数の利を活かした戦略が必要だ。
だが、神がいる限り負けないと思っているこいつらでは、うかつに会戦に応じかねない。
やはり、俺の当初の戦略の通り進めるしかないだろう。
「よし、バス―、ばさーへの対策を伝える」
「はい! 十倍の軍による殲滅ですか! 禁断の銃による殲滅ですか!」
わーん、やっぱり戦う気マンマンじゃねーか!
「いや、敵の陣地にふすまや油カスのような廃棄する物を届けよ。バサーの数が1週間は十分に食べれるようにな。そして、それを1週間ごとに繰り返せ。同時進行として輸送用にばさーのキャンプ地への鉄道を敷設せよ。在庫は十分にあったはずだな」
「はっ、はい! でもよろしいので? それではバス―たちが、ばさーに屈したように思われるのでは」
「よいのだ。あとはすごいブラジャーの家に指令を」
そういって、俺は竹紙にメモを書いて、メルーに渡す。
「わかりました。すべて神様のご指示のままに」
メモを見たメルーが言う。
出来る巨乳眼鏡っ娘だ、俺の意図に気付いたのかもしれない。
「さすがですね、神様は」
さて、俺はあのダチョウ人の姫、ドトーとその従者の事でも考えるか。
「ええ、あの真剣な眼差し、きっと深い思慮をされているに違いないわ」
あいつら、貧乳というか、つるぺただったな。
何か理由があるのか?
俺の心に何かが引っ掛かっている。
「神様の叡智は今までもヒトを勝利に導いてきました。きっと今回もそうでしょう」
思い出した!
ダチョウの特徴として、胸の竜骨突起が無いという事が挙げられる。
竜骨突起は飛ぶ鳥にはある胸の凸型の平たい骨だ。
それが無いダチョウは”平胸類”と呼ばれているのだ!
謎はすべて解けた!
「きっと、わたくしたちの考えも及ばない事を考えているに違いありません」
0
あなたにおすすめの小説
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
自業自得じゃないですか?~前世の記憶持ち少女、キレる~
浅海 景
恋愛
前世の記憶があるジーナ。特に目立つこともなく平民として普通の生活を送るものの、本がない生活に不満を抱く。本を買うため前世知識を利用したことから、とある貴族の目に留まり貴族学園に通うことに。
本に釣られて入学したものの王子や侯爵令息に興味を持たれ、婚約者の座を狙う令嬢たちを敵に回す。本以外に興味のないジーナは、平穏な読書タイムを確保するために距離を取るが、とある事件をきっかけに最も大切なものを奪われることになり、キレたジーナは報復することを決めた。
※2024.8.5 番外編を2話追加しました!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる