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最終章 ここから始まる理想郷
その18 俺とおっぱいの最終決戦
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竜人女王は鏡をまじまじと見つめている。
俺はバス―に合図を送った。
カタン
一枚の大鏡を抱えたバス―が竜人女王の背後に立つ。
「おや? これは……妾の背中かえ」
三面鏡の中には背後の鏡に映った女王の背中が映りこんでいた。
「これは面白いの! この鮮明で洗練された鏡には妾の背後までもが映っておるわ、初めてみたぞ!」
くるりくるりと鏡の前で体を回転させながら女王は自らの姿を楽しんだ。
「そうです! それが『貴方が一度も見たことが無い、ここにあるどの宝より素晴らしい宝です!』」
俺は大げさに手を広げて宣言する。
「考えてみて下さい、貴方はこの世界で最も強く、美しい、理想を体現した存在です。竜族の先頭に立って道を拓き道を示すあなたの後ろ姿を見ながら竜族は今まで進んできたのです。その姿に感銘を受けた者も多いでしょう、その姿に励まされた者は数多いるでしょう、その美しさに畏れ多くも手を伸ばさずにいれなかった者は数え切れません。その強大で! 魅力的で! 神秘すら感じる後ろ姿! それが何よりも素晴らしい宝でなくて何であろうでしょうか!!」
うん、ちょっと誇張が過ぎたかな。
でも、背中が大きく開いたドレスを思わせる衣装から見えるその姿は、俺も美しいと思う。
それに何よりも、ちらちらと見えるおっぱいの後ろ姿は極上だ!
「ぷっ! ふふふっ! ふははははっ! いや、お主の言う通りじゃ、妾の後ろ姿こそ至高の宝! そして、お主の言う通り、妾は今まで妾の後ろ姿をこんなに鮮明に見た事はない! いや、うふふっ! そうじゃ! そうじゃ!」
腹を抱え、目尻に涙を浮かべながら女王は言う。
「いや、ゆかいじゃ! ゆかいじゃ! たとえ、おぺっかと分かっておろうとも、ここまで褒められると気分がいい!」
女王は嬉しそうに、くるん、くるんと鏡の前でポーズを取る。
「そんな! おべっかだなんて! 俺はいつでも本気ですよ!」
俺は仰々しく、わざとらしく叫んだ。
五姉が言っていた。
『とにかく、褒めなさい! 褒めて褒めて褒めまくれば! 女の子はそれがお世辞と分かっても嬉しいものよ! 女の子は誰しも、ちょろインなのよ!』
ありがとう! 五姉! すごく役に立ったよ!
「くそっ! 卑怯だぞ! これを認めぬ訳にはいかんではないか!」
ドラゴンたちが地団駄を踏んだ。
「さよう、さよう、これは認めぬわけにはいかんの、妾の負けじゃ! じゃが! 気持ちの良い負けじゃ!」
女王が笑顔で敗北を認めた。
「うおおおおぉー! かみさまー! かみさまの勝利だー!」
「おっぱい! おっぱい! さいこーのおっぱい!」
「ぴっかり! おっぱい! おせなか! おっぱい!」
みんなも勝どきを上げて、勝利を祝福した!
「見事だ! 下等人る……いや、素晴らしき叡智を持つ人の神よ! 竜族は負けを認め、お主らのしも……」
その唇に俺は指を当てて言葉を止める。
「うむ! これで竜人とも”ともだち”になったな! これからは、みんなで仲良く過ごそう!」
「そ……そうじゃな! ともだちじゃ!」
俺と女王は高らかに宣言する。
そうだ、戦いや強さで、どちらが支配者たるかを決めるなんて馬鹿げている。
やっぱ、おっぱい! を愛でながら語り合うのが一番だよな。
「やりましたね! 神様!」
「これ! スゴイです! こんな美しい鏡は初めて見ました!」
バス―とメルーが俺に抱き着いてくる。
うむうむ、D88とF98の感触はよいぞよいぞ。
青銅の金属鏡と、俺の世界の銀メッキの鏡は、その輝きと反射率に天地の差があるのだ。
「そして、さらにお前たちに授ける物がある! つづらを持てい!」
「はい! ここに!」
つづらが俺の前に持ってこられ、そして蓋が開く。
「これって! 鏡!」
そう、その中にあったのは大量の鏡だ。
バス―と巫女が頑張って作った何枚もの手鏡。
そして、等身大の姿見がそこに収められていた。
その背面には見事な装飾が施されていた。
花や動物、雄大な自然から人物やモザイクアートまで幅広い。
これは、バスーや巫女達の成果だ。
「これが、俺が最後に授ける、おっぱいケア用品だ!」
布の服、ブラジャー、石鹸、化粧水、そして鏡……、ついに全てが揃った!
「では、バス―、手本を見せてみよ!」
「はい! 神様!」
ぷるん
バス―がブラジャーを外し、そして右手で左のおっぱいを持ち上げて、左手の手鏡で下乳を覗き込む。
イヤッホー! 下乳サイコー!
一時の感情です。
「この鏡を使えば! おっぱいを見えない角度から見る事が出来るのだ!」
「そこにシミがないか確認できるのです!」
「さらに!」
俺は姿見を持ち、バス―の前に立つ。
両手を頭の上で伸ばし、煽情的ともいえるポーズをバス―が決める!
「こうして、全身を見る事でスタイルの確認や! 魅力的なポーズを研究する事が出来るのです!」
「「「うぉおおおおお!」」」
一同は否が応でも盛り上がった!
「うむ! バス―のおっぱいは美しい! 最上とも言える! だが、それに満足してはいけない!」
「そうです! わたしは、バス―は、これからも努力と研鑽を重ねて高みのおっぱいを目指します!」
「バス―の言う通りだ! おっぱいには十分な栄養と、それを守るブラジャーと、美しい肌をもたらす化粧水による自然な美しさだけで満足してはならぬ!」
いや、それはそれで良いものだけど。
俺はその言葉をぐっと飲みこんだ。
「今に満足せず、さらなる成長を望み、そこに向かって努力する自己研鑽こそが、天上のおっぱいに至る道なのだ!」
「おっぱい! おっぱい!」
「かみさまー! あたしは、いつか神おっぱい! を目指します!」
「おっぱいこそ、至高にて究極の存在! それこそ、幸せの証!」
「そうだ! おっぱいには、夢と希望と未来と美しさが詰まっているのだー!」
ああ、やり遂げた、俺がこの世界に来た理由がわかった。
今、ここに、この時を、この心をもたらすために、俺はここに居るのだ。
ここが、理想郷。
いや! 理想を目指す、ここそが、終わりなき始まりの理想郷なのだ!
「ゆるさない」
そう、ゆるゆるウエストはノーサンキュー……
「あたしより、おおきくて、形の良いおっぱいなんで、存在してはダメ」
えっ、これは、竜人女王の時よりも、さらに……
「め、女神様……、なぜここに……」
女神だと!?
こいつが、女王が言っていた『あのお方』とやらなのか。
俺は声の方向を振り向く。
俺だけではない、この場のみんなが、竜人女王も含めたドラゴンたちも、その声の主を見る。
俺は、この女の子を知っている。
ヤーの遺したプラスチックの胸像の主。
塚野田 伊勢さんが、そこに居た。
だが、雰囲気が違う、中学生の時に感じた感触とは、まるで違う。
こんなに、圧倒的な畏れをもたらす存在だったか!?
「何を見ている、頭が高い、控えよ」
その言葉を前に、俺は、俺たちは膝を折り、平服していた。
俺はバス―に合図を送った。
カタン
一枚の大鏡を抱えたバス―が竜人女王の背後に立つ。
「おや? これは……妾の背中かえ」
三面鏡の中には背後の鏡に映った女王の背中が映りこんでいた。
「これは面白いの! この鮮明で洗練された鏡には妾の背後までもが映っておるわ、初めてみたぞ!」
くるりくるりと鏡の前で体を回転させながら女王は自らの姿を楽しんだ。
「そうです! それが『貴方が一度も見たことが無い、ここにあるどの宝より素晴らしい宝です!』」
俺は大げさに手を広げて宣言する。
「考えてみて下さい、貴方はこの世界で最も強く、美しい、理想を体現した存在です。竜族の先頭に立って道を拓き道を示すあなたの後ろ姿を見ながら竜族は今まで進んできたのです。その姿に感銘を受けた者も多いでしょう、その姿に励まされた者は数多いるでしょう、その美しさに畏れ多くも手を伸ばさずにいれなかった者は数え切れません。その強大で! 魅力的で! 神秘すら感じる後ろ姿! それが何よりも素晴らしい宝でなくて何であろうでしょうか!!」
うん、ちょっと誇張が過ぎたかな。
でも、背中が大きく開いたドレスを思わせる衣装から見えるその姿は、俺も美しいと思う。
それに何よりも、ちらちらと見えるおっぱいの後ろ姿は極上だ!
「ぷっ! ふふふっ! ふははははっ! いや、お主の言う通りじゃ、妾の後ろ姿こそ至高の宝! そして、お主の言う通り、妾は今まで妾の後ろ姿をこんなに鮮明に見た事はない! いや、うふふっ! そうじゃ! そうじゃ!」
腹を抱え、目尻に涙を浮かべながら女王は言う。
「いや、ゆかいじゃ! ゆかいじゃ! たとえ、おぺっかと分かっておろうとも、ここまで褒められると気分がいい!」
女王は嬉しそうに、くるん、くるんと鏡の前でポーズを取る。
「そんな! おべっかだなんて! 俺はいつでも本気ですよ!」
俺は仰々しく、わざとらしく叫んだ。
五姉が言っていた。
『とにかく、褒めなさい! 褒めて褒めて褒めまくれば! 女の子はそれがお世辞と分かっても嬉しいものよ! 女の子は誰しも、ちょろインなのよ!』
ありがとう! 五姉! すごく役に立ったよ!
「くそっ! 卑怯だぞ! これを認めぬ訳にはいかんではないか!」
ドラゴンたちが地団駄を踏んだ。
「さよう、さよう、これは認めぬわけにはいかんの、妾の負けじゃ! じゃが! 気持ちの良い負けじゃ!」
女王が笑顔で敗北を認めた。
「うおおおおぉー! かみさまー! かみさまの勝利だー!」
「おっぱい! おっぱい! さいこーのおっぱい!」
「ぴっかり! おっぱい! おせなか! おっぱい!」
みんなも勝どきを上げて、勝利を祝福した!
「見事だ! 下等人る……いや、素晴らしき叡智を持つ人の神よ! 竜族は負けを認め、お主らのしも……」
その唇に俺は指を当てて言葉を止める。
「うむ! これで竜人とも”ともだち”になったな! これからは、みんなで仲良く過ごそう!」
「そ……そうじゃな! ともだちじゃ!」
俺と女王は高らかに宣言する。
そうだ、戦いや強さで、どちらが支配者たるかを決めるなんて馬鹿げている。
やっぱ、おっぱい! を愛でながら語り合うのが一番だよな。
「やりましたね! 神様!」
「これ! スゴイです! こんな美しい鏡は初めて見ました!」
バス―とメルーが俺に抱き着いてくる。
うむうむ、D88とF98の感触はよいぞよいぞ。
青銅の金属鏡と、俺の世界の銀メッキの鏡は、その輝きと反射率に天地の差があるのだ。
「そして、さらにお前たちに授ける物がある! つづらを持てい!」
「はい! ここに!」
つづらが俺の前に持ってこられ、そして蓋が開く。
「これって! 鏡!」
そう、その中にあったのは大量の鏡だ。
バス―と巫女が頑張って作った何枚もの手鏡。
そして、等身大の姿見がそこに収められていた。
その背面には見事な装飾が施されていた。
花や動物、雄大な自然から人物やモザイクアートまで幅広い。
これは、バスーや巫女達の成果だ。
「これが、俺が最後に授ける、おっぱいケア用品だ!」
布の服、ブラジャー、石鹸、化粧水、そして鏡……、ついに全てが揃った!
「では、バス―、手本を見せてみよ!」
「はい! 神様!」
ぷるん
バス―がブラジャーを外し、そして右手で左のおっぱいを持ち上げて、左手の手鏡で下乳を覗き込む。
イヤッホー! 下乳サイコー!
一時の感情です。
「この鏡を使えば! おっぱいを見えない角度から見る事が出来るのだ!」
「そこにシミがないか確認できるのです!」
「さらに!」
俺は姿見を持ち、バス―の前に立つ。
両手を頭の上で伸ばし、煽情的ともいえるポーズをバス―が決める!
「こうして、全身を見る事でスタイルの確認や! 魅力的なポーズを研究する事が出来るのです!」
「「「うぉおおおおお!」」」
一同は否が応でも盛り上がった!
「うむ! バス―のおっぱいは美しい! 最上とも言える! だが、それに満足してはいけない!」
「そうです! わたしは、バス―は、これからも努力と研鑽を重ねて高みのおっぱいを目指します!」
「バス―の言う通りだ! おっぱいには十分な栄養と、それを守るブラジャーと、美しい肌をもたらす化粧水による自然な美しさだけで満足してはならぬ!」
いや、それはそれで良いものだけど。
俺はその言葉をぐっと飲みこんだ。
「今に満足せず、さらなる成長を望み、そこに向かって努力する自己研鑽こそが、天上のおっぱいに至る道なのだ!」
「おっぱい! おっぱい!」
「かみさまー! あたしは、いつか神おっぱい! を目指します!」
「おっぱいこそ、至高にて究極の存在! それこそ、幸せの証!」
「そうだ! おっぱいには、夢と希望と未来と美しさが詰まっているのだー!」
ああ、やり遂げた、俺がこの世界に来た理由がわかった。
今、ここに、この時を、この心をもたらすために、俺はここに居るのだ。
ここが、理想郷。
いや! 理想を目指す、ここそが、終わりなき始まりの理想郷なのだ!
「ゆるさない」
そう、ゆるゆるウエストはノーサンキュー……
「あたしより、おおきくて、形の良いおっぱいなんで、存在してはダメ」
えっ、これは、竜人女王の時よりも、さらに……
「め、女神様……、なぜここに……」
女神だと!?
こいつが、女王が言っていた『あのお方』とやらなのか。
俺は声の方向を振り向く。
俺だけではない、この場のみんなが、竜人女王も含めたドラゴンたちも、その声の主を見る。
俺は、この女の子を知っている。
ヤーの遺したプラスチックの胸像の主。
塚野田 伊勢さんが、そこに居た。
だが、雰囲気が違う、中学生の時に感じた感触とは、まるで違う。
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