106 / 120
第七章 決勝
その12 俺たちに勝利はない
しおりを挟む
炎が……炎が見える。
火が何もかも灰に変えていく。
「これはぁー!? 燃えている! 寿師翁選手の背に大火が見えます」
凄い火力だ、炎が腰くらいの高さまで伸びているぞ。
そして……寿司だけが残った。
「これが儂の寿司、『炎の7香貫』よぉ!」
寿師翁が示す先には、7種類の寿司が香ばしい匂いを立てていた。
それだけで旨いと分かった。
「あれは……藁焼きね。カツオのたたきを作る技法だわ」
部長のつぶやきが聞こえる。
会場では寿師翁の弟子たちが、寿司下駄に寿司を移していた。
「これはぁー!? 驚きの光景だぁー! 炎の中から現れた寿司! ここからでも分かる良い匂いが漂っています! その味やいかに!?」
「乗っているネタは7種、キス、方々、車海老、金目鯛、穴子、トビウオ、マダカアワビよぉ! 江戸前の定番ではあるが、今や高級品となった魚も数多くある」
「しかもぉ! この形はぁ!? 今までと違う寿司の形をしているぞぉ!」
ラウンダの言う通り、寿師翁の寿司の形は、俺たちの常識とは違った。
刺身が下にあるのだ。
言うなれば、刺身で出来た舟に酢飯が乗っている前衛的なスタイルだ。
下からの炎で刺身が炙られる仕組みだ。
「ふっふっふっ、儂はな、江戸前寿司があまり好きではないのだ」
「それはぁ、初耳ですね!?」
「江戸前寿司というものは伝統にこだわり、囚われ、新しい物を邪道とすらみなす傾向がある」
「はいっ、魚鱗鮨のアレンジ寿司は、そう批判される事もあります」
魚鱗鮨は名店だが、外国人向けや伝統から離れた寿司は同業者から批判される事があると聞いた事がある。
やっかみもあるのだろうな。
「だから、儂はこの寿司を作ったのだ! 伝統の江戸前寿司は炎で焼かれ、その中から不死鳥のごとく現れるのが新しい寿司! そうだ! 破壊と再生だ! まずは全てを破壊してやろう! そう! 伝統的な寿司など、置いてきてきてしまえ! 破壊の後に真の自由が生まれるのだ!」
寿師翁が、なんだか悪役っぽい事を言い、不穏な空気が会場に流れる。
「儂は考えたのだ! 寿司職人として、寿司の世界を、この寿司を、未来あふれる真の姿に戻してやろうとな! そう! 儂の目的は、この江戸前寿司の未来の抹殺なのよぉ! そうだ! それがいい! それが一番だ! そのためならば、江戸前寿司の未来など滅びてしまえ!」
ハーハッハッハと背をのけぞらせ、天を仰ぐポーズで寿師翁が嗤う。
「あのー? つまり寿師翁選手の言いたい事は……伝統の江戸前寿司は能や歌舞伎のように伝統として残して、現代の寿司は新しい形を模索するべきだとおっしゃいたいのですか?」
ラウンダが恐ろしい読解力で寿師翁の言葉を噛み砕いた。
「いかにも!!」
これだから! 寿司でしか己を表現できない不器用な人は!!
「そうだったのかぁ! 師匠の深い心! 俺は今、理解した!」
「さすが父さん! 寿司業界への愛にあふれているわ!」
こいつらも同類かぁ!
「さあ、それでは、試食して頂きましょうー!」
俺たちの前にも炎の7香貫が運ばれて来る。
息を飲んだ。
唾を飲んだ。
言葉を飲んだ。
これを、どう表現すればよいのだろう。
「あ~、これ、細工寿司だ~!」
そう、細工寿司の技法だ。
サヨリの結び寿司が有名な、尾の部分を切ってそれを編む寿司だ。
”結ぶ”ので婚約の時などの縁起の良い寿司として出される。
それを応用して、キス、方々、車海老と金目鯛は舟の形に加工されている。
「なにこれ! 頭おかしいんじゃない! 褒め言葉よ!」
部長が叫ぶのも無理はない。
穴子とトビウオは姿寿司なのだが、開いていない。
ぶつ切りにされた上で、腹側の皮を裂かずに内臓と骨が抜かれているのだ。
そして内臓の部分に酢飯が詰められている。
「これは、鶏のふくろ抜きの技法の応用であるな。さすが寿師翁、中華の技法を基にし、それを寿司の技法へと昇華させたか」
師匠が解説してくれるが、この小骨を抜く手間は多い、これを短時間でやってのけるのだ。
「そして! この最高級のマダカアワビ! これを舟形に加工する腕前。これは師匠にしかできん!」
マダカアワビはヒトの掌くらいある巨大なアワビだ、当然だが火を通すと縮む。
その縮みを計算に入れて舟形になるようにしているのだ。
だが、この寿司の魅力はそれだけじゃない。
鼻腔をくすぐるこの香りは、焦げた皮と身だけじゃない。
藁の匂いでもない……秋を思わせるこの香りは……
「フハハハハ! この香りはチップであろう! 藁の中にチップを入れておったのだ! くっそ、うまそう! 食べたい! 早く食べたい! でも、この匂いをもう少し堪能したい! こんちくしょうめ!!」
俺の演技と本心の境目が寿司の誘惑の前に消え去った。
ビートのスモーキーな香り、りんごのほのかな甘い香り、クルミの柔らかい香り、藁に合わせて入れられた僅かなチップが食欲を増大させる。
「ほほう、この香りの秘密に気づくとは、なかなかの嗅覚をしておる。好きの糸が見える才能があるかもしれんな」
俺は長男だから我慢できたけど、次男だったら我慢できなかった。耐えられず、かぶりついていた。
「これはぁー!? 審査員が食べたそうにしているが、口を付ける人は、まだいません! みな、寿司の美しさと香りに魅了されて、手が出せない! 届かない高嶺の花に手を伸ばすように、手が出せないー!」
そう、これを食べると、食べ終わってしまう。
この口に入れるまでもなく、口福を味わえるこの時間を、少しでも伸ばしたい。
「いただきま~す! おなかぺコペコ~!」
拮抗を破ったのは蘭子だった。
あれだけの調理をしたのだから、そりゃお腹も空いているのだろう。
「おいし~! しあわせ~!」
その声が合図だった。
俺も、部長も、師匠も、土御門も、安寿さんも、審査員のみんなも、魚吉さんも、その仲間も、寿司に手を伸ばした。
「なんじゃこりゃー! 芳醇な香りと、噛むごとに現れる魚の旨みと、それに調和した酢飯の味わい! こんな極上寿司! 俺っちは食った事ないで!」
「ダメだダメだ! こんな寿司を食べたらダメになる! もう、他の寿司じゃ満足できなくなる!」
「おかしい! おかしいよ! こんなのってないよ! 残酷だよ! 食べたら減っちゃうなんて!!」
辺りから絶賛の声が聞こえる。
警備員に制止される観客が見える。
フードコンピュータに文句を言う人も見える。
この審査員の抽選から外れた人たちだ。
香りだけで、魅了されたのだ。
「師匠の寿司は絶品だが、今日は特に絶品の嵐であるな!」
「ええ、父さんの愛の寿司はいつも美味しいですけど、今日の愛はいつもより深い気がします!」
土御門も安寿さんも絶賛している。
味方へのお世辞ではない、本心なのが分かる。
俺も全面的に同意だ。
もう、『お題:自由』なんて関係ないと思った。
寿師翁の寿司は既存の江戸前寿司から飛翔する自由を持っていた。
蘭子の持つ、魚の産地の発想の自由、Made in Tokyo の寿司マシーンを使う自由、食べるスタイルの自由、席を離れて自由に食べたくなるような自由、”自由”だけに目を向ければ勝てるかもしれない。
だが、それは寿司としての完成度の差の前では無意味だ。
ああ、俺の、俺たちの予想は当たっていた。
最強の寿師翁には絶対勝てない……
火が何もかも灰に変えていく。
「これはぁー!? 燃えている! 寿師翁選手の背に大火が見えます」
凄い火力だ、炎が腰くらいの高さまで伸びているぞ。
そして……寿司だけが残った。
「これが儂の寿司、『炎の7香貫』よぉ!」
寿師翁が示す先には、7種類の寿司が香ばしい匂いを立てていた。
それだけで旨いと分かった。
「あれは……藁焼きね。カツオのたたきを作る技法だわ」
部長のつぶやきが聞こえる。
会場では寿師翁の弟子たちが、寿司下駄に寿司を移していた。
「これはぁー!? 驚きの光景だぁー! 炎の中から現れた寿司! ここからでも分かる良い匂いが漂っています! その味やいかに!?」
「乗っているネタは7種、キス、方々、車海老、金目鯛、穴子、トビウオ、マダカアワビよぉ! 江戸前の定番ではあるが、今や高級品となった魚も数多くある」
「しかもぉ! この形はぁ!? 今までと違う寿司の形をしているぞぉ!」
ラウンダの言う通り、寿師翁の寿司の形は、俺たちの常識とは違った。
刺身が下にあるのだ。
言うなれば、刺身で出来た舟に酢飯が乗っている前衛的なスタイルだ。
下からの炎で刺身が炙られる仕組みだ。
「ふっふっふっ、儂はな、江戸前寿司があまり好きではないのだ」
「それはぁ、初耳ですね!?」
「江戸前寿司というものは伝統にこだわり、囚われ、新しい物を邪道とすらみなす傾向がある」
「はいっ、魚鱗鮨のアレンジ寿司は、そう批判される事もあります」
魚鱗鮨は名店だが、外国人向けや伝統から離れた寿司は同業者から批判される事があると聞いた事がある。
やっかみもあるのだろうな。
「だから、儂はこの寿司を作ったのだ! 伝統の江戸前寿司は炎で焼かれ、その中から不死鳥のごとく現れるのが新しい寿司! そうだ! 破壊と再生だ! まずは全てを破壊してやろう! そう! 伝統的な寿司など、置いてきてきてしまえ! 破壊の後に真の自由が生まれるのだ!」
寿師翁が、なんだか悪役っぽい事を言い、不穏な空気が会場に流れる。
「儂は考えたのだ! 寿司職人として、寿司の世界を、この寿司を、未来あふれる真の姿に戻してやろうとな! そう! 儂の目的は、この江戸前寿司の未来の抹殺なのよぉ! そうだ! それがいい! それが一番だ! そのためならば、江戸前寿司の未来など滅びてしまえ!」
ハーハッハッハと背をのけぞらせ、天を仰ぐポーズで寿師翁が嗤う。
「あのー? つまり寿師翁選手の言いたい事は……伝統の江戸前寿司は能や歌舞伎のように伝統として残して、現代の寿司は新しい形を模索するべきだとおっしゃいたいのですか?」
ラウンダが恐ろしい読解力で寿師翁の言葉を噛み砕いた。
「いかにも!!」
これだから! 寿司でしか己を表現できない不器用な人は!!
「そうだったのかぁ! 師匠の深い心! 俺は今、理解した!」
「さすが父さん! 寿司業界への愛にあふれているわ!」
こいつらも同類かぁ!
「さあ、それでは、試食して頂きましょうー!」
俺たちの前にも炎の7香貫が運ばれて来る。
息を飲んだ。
唾を飲んだ。
言葉を飲んだ。
これを、どう表現すればよいのだろう。
「あ~、これ、細工寿司だ~!」
そう、細工寿司の技法だ。
サヨリの結び寿司が有名な、尾の部分を切ってそれを編む寿司だ。
”結ぶ”ので婚約の時などの縁起の良い寿司として出される。
それを応用して、キス、方々、車海老と金目鯛は舟の形に加工されている。
「なにこれ! 頭おかしいんじゃない! 褒め言葉よ!」
部長が叫ぶのも無理はない。
穴子とトビウオは姿寿司なのだが、開いていない。
ぶつ切りにされた上で、腹側の皮を裂かずに内臓と骨が抜かれているのだ。
そして内臓の部分に酢飯が詰められている。
「これは、鶏のふくろ抜きの技法の応用であるな。さすが寿師翁、中華の技法を基にし、それを寿司の技法へと昇華させたか」
師匠が解説してくれるが、この小骨を抜く手間は多い、これを短時間でやってのけるのだ。
「そして! この最高級のマダカアワビ! これを舟形に加工する腕前。これは師匠にしかできん!」
マダカアワビはヒトの掌くらいある巨大なアワビだ、当然だが火を通すと縮む。
その縮みを計算に入れて舟形になるようにしているのだ。
だが、この寿司の魅力はそれだけじゃない。
鼻腔をくすぐるこの香りは、焦げた皮と身だけじゃない。
藁の匂いでもない……秋を思わせるこの香りは……
「フハハハハ! この香りはチップであろう! 藁の中にチップを入れておったのだ! くっそ、うまそう! 食べたい! 早く食べたい! でも、この匂いをもう少し堪能したい! こんちくしょうめ!!」
俺の演技と本心の境目が寿司の誘惑の前に消え去った。
ビートのスモーキーな香り、りんごのほのかな甘い香り、クルミの柔らかい香り、藁に合わせて入れられた僅かなチップが食欲を増大させる。
「ほほう、この香りの秘密に気づくとは、なかなかの嗅覚をしておる。好きの糸が見える才能があるかもしれんな」
俺は長男だから我慢できたけど、次男だったら我慢できなかった。耐えられず、かぶりついていた。
「これはぁー!? 審査員が食べたそうにしているが、口を付ける人は、まだいません! みな、寿司の美しさと香りに魅了されて、手が出せない! 届かない高嶺の花に手を伸ばすように、手が出せないー!」
そう、これを食べると、食べ終わってしまう。
この口に入れるまでもなく、口福を味わえるこの時間を、少しでも伸ばしたい。
「いただきま~す! おなかぺコペコ~!」
拮抗を破ったのは蘭子だった。
あれだけの調理をしたのだから、そりゃお腹も空いているのだろう。
「おいし~! しあわせ~!」
その声が合図だった。
俺も、部長も、師匠も、土御門も、安寿さんも、審査員のみんなも、魚吉さんも、その仲間も、寿司に手を伸ばした。
「なんじゃこりゃー! 芳醇な香りと、噛むごとに現れる魚の旨みと、それに調和した酢飯の味わい! こんな極上寿司! 俺っちは食った事ないで!」
「ダメだダメだ! こんな寿司を食べたらダメになる! もう、他の寿司じゃ満足できなくなる!」
「おかしい! おかしいよ! こんなのってないよ! 残酷だよ! 食べたら減っちゃうなんて!!」
辺りから絶賛の声が聞こえる。
警備員に制止される観客が見える。
フードコンピュータに文句を言う人も見える。
この審査員の抽選から外れた人たちだ。
香りだけで、魅了されたのだ。
「師匠の寿司は絶品だが、今日は特に絶品の嵐であるな!」
「ええ、父さんの愛の寿司はいつも美味しいですけど、今日の愛はいつもより深い気がします!」
土御門も安寿さんも絶賛している。
味方へのお世辞ではない、本心なのが分かる。
俺も全面的に同意だ。
もう、『お題:自由』なんて関係ないと思った。
寿師翁の寿司は既存の江戸前寿司から飛翔する自由を持っていた。
蘭子の持つ、魚の産地の発想の自由、Made in Tokyo の寿司マシーンを使う自由、食べるスタイルの自由、席を離れて自由に食べたくなるような自由、”自由”だけに目を向ければ勝てるかもしれない。
だが、それは寿司としての完成度の差の前では無意味だ。
ああ、俺の、俺たちの予想は当たっていた。
最強の寿師翁には絶対勝てない……
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界召喚された俺の料理が美味すぎて魔王軍が侵略やめた件
さかーん
ファンタジー
魔王様、世界征服より晩ご飯ですよ!
食品メーカー勤務の平凡な社会人・橘陽人(たちばな はると)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。剣も魔法もない陽人が頼れるのは唯一の特技――料理の腕だけ。
侵略の真っ最中だった魔王ゼファーとその部下たちに、試しに料理を振る舞ったところ、まさかの大絶賛。
「なにこれ美味い!」「もう戦争どころじゃない!」
気づけば魔王軍は侵略作戦を完全放棄。陽人の料理に夢中になり、次々と餌付けされてしまった。
いつの間にか『魔王専属料理人』として雇われてしまった陽人は、料理の腕一本で人間世界と魔族の架け橋となってしまう――。
料理と異世界が織りなす、ほのぼのグルメ・ファンタジー開幕!
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
50代無職、エルフに転生で異世界ざわつく
かわさきはっく
ファンタジー
就職氷河期を生き抜き、数々の職を転々とした末に無職となった50代の俺。
ある日、病で倒れ、気づけば異世界のエルフの賢者に転生していた!?
俺が転生したのは、高位エルフの秘術の失敗によって魂が取り込まれた賢者の肉体。
第二の人生をやり直そうと思ったのも束の間、俺の周囲は大騒ぎだ。
「導き手の復活か!?」「賢者を語る偽物か!?」
信仰派と保守派が入り乱れ、エルフの社会はざわつき始める。
賢者の力を示すため、次々と課される困難な試練。
様々な事件に巻き込まれながらも、俺は異世界で無双する!
異世界ざわつき転生譚、ここに開幕!
※話数は多いですが、一話ごとのボリュームは少なめです。
※「小説家になろう」「カクヨム」「Caita」にも掲載しています。
【完結】元Sランク受付嬢の、路地裏ひとり酒とまかない飯
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
ギルド受付嬢の佐倉レナ、外見はちょっと美人。仕事ぶりは真面目でテキパキ。そんなどこにでもいる女性。
でも実はその正体、数年前まで“災厄クラス”とまで噂された元Sランク冒険者。
今は戦わない。名乗らない。ひっそり事務仕事に徹してる。
なぜって、もう十分なんです。命がけで世界を救った報酬は、“おひとりさま晩酌”の幸福。
今日も定時で仕事を終え、路地裏の飯処〈モンス飯亭〉へ直行。
絶品まかないメシとよく冷えた一杯で、心と体をリセットする時間。
それが、いまのレナの“最強スタイル”。
誰にも気を使わない、誰も邪魔しない。
そんなおひとりさまグルメライフ、ここに開幕。
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる