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第二章 集う凡人達
第5話 鋼鉄のトロール
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長い廊下を抜けると、大きな円形の闘技場へと出た。
その中央に魔法で縛り付けられている巨人がいる。
金髪のオールバックの男もそこにいた。
しかし男は誰かと話をしているようだ。
「こんなのは時間稼ぎにしかならない、この学校は跡形もなく破壊される」
金髪の男が上方にある客席へと言い放った。
「いいからお前も逃げろ!ここへ何しに来た!?」
観客席には数名の先生らしき人々が鋼鉄の巨人に向けて杖を向けている。
おそらく、先生達の魔法であの鋼鉄の巨人を縛り付けているのだろう。
「もうこのデカブツを封印することも出来ないんだろ?あの封印は禁術の類だからな。あんたらも逃げた方が良い、俺様がこいつの相手をしてやる」
「何を言っているバツフォイ!!お前程度の生徒がどうにか出来る相手じゃない!」
その時、風格のある老人が突然杖を掲げた。
「もうよい、皆の者、撤退せよ」
「しかし、校長!」
「犬死にしたい者はすれば良いのだ。私は校長として、奴の最後の遠吠えを聞いてから行くとする」
「、、、、、」
先生達は躊躇っているようだ。
「行け、魔力が尽きる前に」
先生達は互いに頷き合い、杖を下げた。
そして魔法を使って各々がその場から消えた。
拘束がなくなったトロールは雄叫びをあげ、地団駄を踏んでいる。
「ここは決闘場だ、一騎打ちをするのにこれほど相応しい場所はない!」
バツフォイと呼ばれた生徒は杖を構えた。
その横でアッパレーは斧を構える。
「ん?貴様は誰だ」
「おらはアッパレー、金髪オールバックのお前を追いかけてここまで来た!お前に言いたいことは二つある、まず一つはちゃんと授業を受けて、魔法の腕を磨くんだ。お前はきっともっと強くなれるべ!そして二つ目、あのトロールに攻撃は効かないらしい!」
アッパレーの言葉を聞いたバツフォイは笑い出した。
「はっはっは!その攻撃が効かない相手を倒さなければ、この学校は倒壊する。授業どころではなくなるということだ。そんなくだらないことを伝えるために貴様はわざわざ死にに来たのか?」
「違うべ、恩を返しに来たんだ」
「恩だと?貴様と俺様は初対面のはずだが?」
「密林で獣を焼いてくれた!あの時は助かったべ」
鋼鉄のトロールは怒っているのか血走った目で獲物を睨みつけた。
「まぁ良い、来るぞ!」
トロールは一直線に二人へと突進してきた。
二人は互いに反対方向に飛び退き、トロールの攻撃をかわす。
トロールはそのまま壁に激突し、壁が倒壊した。
「本当にこのままだと、学校が崩れてしまう!どうして皆は戦わないんだ!」
アッパレーの言葉を聞き、バツフォイは鼻で笑った。
「貴様自分で言っていただろ?あのトロールに攻撃は効かないって、攻撃が効かない相手とどう戦えば良いんだ?逃げるのが得策に決まっているだろ」
「それでも、おめぇは戦おうとしているじゃねぇか!」
バツフォイがニヤリと笑った。
「不良生徒に出来ることなんて、このくらいしかないからな。だが俺様は犬死にするつもりもない!ここであのトロールを倒して、学校中に攻撃魔法の天才としての名を轟かせてやる!」
バツフォイは観客席から眺める校長へ向けて言い放った。
校長は何も言わずにじっとバツフォイを見つめている。
「アッチチ!」
バツフォイは炎魔法を放った。
大きな炎が鋼鉄のトロールを包み込む。
しかしトロールは何もなかったかのように動き出す。
「効いてないみたいだぞ!バツフォイ!」
アッパレーはバツフォイに向かって叫んだ。
トロールはアッパレーに向かって突進する。
「そのまま逃げ続けろ!その間に俺様が何とかしてみせる!」
バツフォイの言葉通りアッパレーは闘技場を走り回り、トロールの猛攻を何とか避けている。
「ヒヤシヤス!」
バツフォイの魔法によってトロールの身体は一瞬凍りついたが、またすぐに何事もなかったかのように動き出す。
「これもダメか、サケーロ!」
杖から風の刃が放たれトロールに直撃する。
しかし風の刃は甲高い音を立て、トロールの身体に弾かれた。
「ならばこれで破壊してやる!ボンバンバン!」
バツフォイの杖が光り出す。
そして数秒の後、杖を振るうとトロールは大きな爆発に巻き込まれた。
「おお!おめぇすげぇな!」
アッパレーは足を止めてバツフォイの魔法に見惚れていた。
「油断するな!我ながら破壊力に自信はあるが、これで倒せる相手ならば先生方が退治しているはずだ」
その時、爆煙の中から大きな腕が伸び、アッパレーはその手に捕まってしまった。
「やっちまった!油断したべ!」
「油断するなと言ったばかりだぞ!」
バツフォイはアッパレーを掴む手にあらゆる攻撃魔法を放つがやはり無傷のようだ。
「ぬぐぐぐぐ、、、苦しい、、、」
アッパレーはトロールの握力に押し潰されそうになっている。
そしてトロールは大きく口を開けた。
「くそ!どうすれば、、、」
バツフォイは絶え間なく攻撃魔法を放つがトロールの動きは止まらない。
「おらを食べたって、美味しかねぇぞ!」
アッパレーはトロールの大口の中に、木こりの斧を投げつけた。
「グォォオオオ!!!」
トロールはアッパレーを手放し、口を押さえて悶え出した。
「こいつ、口の中は鋼鉄じゃないみたいだ!バツフォイ!弱点が分かったぞ!」
バツフォイはトロールの口から滴る血を見て、ニヤリと笑った。
「そいつの口を開き続けることが出来るか?それは不可能だ。そいつの弱点が口の中と分かったところで勝ち筋は薄い。だが、、、」
バツフォイの杖が緑色に光りだす。
「体内に血が巡っているということが分かれば俺様の勝ちだ」
緑色の光が妖しく増幅していく。
その光を見て、静観していた校長が叫び出す。
「バツフォイ!!お前まさか、、、死の呪文を!」
「ああ、そのまさかだ。この呪文で俺様は英雄になる」
「やめろ!やめるんだ!バツフォイ!」
校長は客席から前のめりになり叫んでいる。
「もう遅い、くらえ!」
そして、緑色の禍々しい光が解き放たれる。
「アブラ・デ・バクハ!」
バツフォイの杖から緑色の稲妻が放たれ、トロールに直撃する。
「グォォオオオ!!」
トロールは振り払おうと暴れ出したが、バツフォイの緑の稲妻は尚もトロールに直撃し続けている。
そして次の瞬間、トロールの身体から黒い油が流れ出し、爆散した。
「ぐ、、、これが代償か、、、」
バツフォイは左目を押さえている。
その手から黒い油が流れていた。
油だらけの闘技場にアッパレーとバツフォイだけが立っている。
「バツフォイ!おめぇ凄いな!倒したぞ!」
「へへ、、、ザマァみやがれ」
バツフォイは顔を歪ませながら笑った。
「左目が痛いのか?」
アッパレーは様子がおかしいバツフォイに声をかけた。
「どう頑張っても誰も倒せない相手を倒したんだ、この伝統ある学校を守るための代償と思えば安いもんだ」
バツフォイは手を離した。
バツフォイの左目は空洞になっていた。
「おめぇ!、、、目が、、」
「片目がなくて出来ないことなんてないだろ?何も問題ない」
校長がふわふわと浮きながら、バツフォイの目の前へやってきた。
「校長!こいつ、あのトロールを倒したぞ!こいつを不良生徒と呼ばないようにしてくれ!そしておめぇはちゃんと学校の授業を受けろ!おめぇは凄い魔法使いなんだから」
アッパレーは校長とバツフォイに力説した。
しかし校長の表情は険しい。
「、、、、、」
校長とバツフォイは互いに沈黙している。
そして校長は静かに呟いた。
「退学処分とする」
「へへ、まぁそうだろうな」
退学と言われたバツフォイは苦しく笑っている。
「おいおいおい!何でだよ、こいつはこの学校を救ったんだぞ!?」
アッパレーは校長に詰め寄った。
「死の呪文は禁術である。その魔法を使用することは愚か、習得することすら退学処分の対象である。これに関しては如何なる例外も認めぬ」
「そんなのおかしいだろ!校長のおめぇですら倒せなかった敵を倒したんだぞ!退学なんておかしい!」
校長は顔を顰めて呟く。
「、、、校則が絶対である」
それを聞いたバツフォイは闘技場の出口へと歩き出した。
「おい!バツフォイ!!おめぇも何か言えよ!左目を失ってまでこの学校を守ったんだぞ!」
アッパレーはバツフォイを追いかけながら声をかけた。
しかしバツフォイは何も言わずに足早に闘技場を去ろうとしている。
「バツフォイ」
その時、校長がバツフォイを呼び止め、バツフォイは歩みを止めた。
「見事な攻撃魔法だった、それは認めよう」
その言葉を聞き、バツフォイは数秒沈黙した。
そして振り返り校長を指差す。
「俺様はこの世界で最強の魔法使いになってやる!その時に退学させたことを後悔したって遅いからな!校長が死ぬ前に、必ずこの世界に俺様の名を轟かせてやる!」
バツフォイの右目から涙がこぼれ落ちた。
そしてバツフォイは駆け足で闘技場を去ったのだった。
その中央に魔法で縛り付けられている巨人がいる。
金髪のオールバックの男もそこにいた。
しかし男は誰かと話をしているようだ。
「こんなのは時間稼ぎにしかならない、この学校は跡形もなく破壊される」
金髪の男が上方にある客席へと言い放った。
「いいからお前も逃げろ!ここへ何しに来た!?」
観客席には数名の先生らしき人々が鋼鉄の巨人に向けて杖を向けている。
おそらく、先生達の魔法であの鋼鉄の巨人を縛り付けているのだろう。
「もうこのデカブツを封印することも出来ないんだろ?あの封印は禁術の類だからな。あんたらも逃げた方が良い、俺様がこいつの相手をしてやる」
「何を言っているバツフォイ!!お前程度の生徒がどうにか出来る相手じゃない!」
その時、風格のある老人が突然杖を掲げた。
「もうよい、皆の者、撤退せよ」
「しかし、校長!」
「犬死にしたい者はすれば良いのだ。私は校長として、奴の最後の遠吠えを聞いてから行くとする」
「、、、、、」
先生達は躊躇っているようだ。
「行け、魔力が尽きる前に」
先生達は互いに頷き合い、杖を下げた。
そして魔法を使って各々がその場から消えた。
拘束がなくなったトロールは雄叫びをあげ、地団駄を踏んでいる。
「ここは決闘場だ、一騎打ちをするのにこれほど相応しい場所はない!」
バツフォイと呼ばれた生徒は杖を構えた。
その横でアッパレーは斧を構える。
「ん?貴様は誰だ」
「おらはアッパレー、金髪オールバックのお前を追いかけてここまで来た!お前に言いたいことは二つある、まず一つはちゃんと授業を受けて、魔法の腕を磨くんだ。お前はきっともっと強くなれるべ!そして二つ目、あのトロールに攻撃は効かないらしい!」
アッパレーの言葉を聞いたバツフォイは笑い出した。
「はっはっは!その攻撃が効かない相手を倒さなければ、この学校は倒壊する。授業どころではなくなるということだ。そんなくだらないことを伝えるために貴様はわざわざ死にに来たのか?」
「違うべ、恩を返しに来たんだ」
「恩だと?貴様と俺様は初対面のはずだが?」
「密林で獣を焼いてくれた!あの時は助かったべ」
鋼鉄のトロールは怒っているのか血走った目で獲物を睨みつけた。
「まぁ良い、来るぞ!」
トロールは一直線に二人へと突進してきた。
二人は互いに反対方向に飛び退き、トロールの攻撃をかわす。
トロールはそのまま壁に激突し、壁が倒壊した。
「本当にこのままだと、学校が崩れてしまう!どうして皆は戦わないんだ!」
アッパレーの言葉を聞き、バツフォイは鼻で笑った。
「貴様自分で言っていただろ?あのトロールに攻撃は効かないって、攻撃が効かない相手とどう戦えば良いんだ?逃げるのが得策に決まっているだろ」
「それでも、おめぇは戦おうとしているじゃねぇか!」
バツフォイがニヤリと笑った。
「不良生徒に出来ることなんて、このくらいしかないからな。だが俺様は犬死にするつもりもない!ここであのトロールを倒して、学校中に攻撃魔法の天才としての名を轟かせてやる!」
バツフォイは観客席から眺める校長へ向けて言い放った。
校長は何も言わずにじっとバツフォイを見つめている。
「アッチチ!」
バツフォイは炎魔法を放った。
大きな炎が鋼鉄のトロールを包み込む。
しかしトロールは何もなかったかのように動き出す。
「効いてないみたいだぞ!バツフォイ!」
アッパレーはバツフォイに向かって叫んだ。
トロールはアッパレーに向かって突進する。
「そのまま逃げ続けろ!その間に俺様が何とかしてみせる!」
バツフォイの言葉通りアッパレーは闘技場を走り回り、トロールの猛攻を何とか避けている。
「ヒヤシヤス!」
バツフォイの魔法によってトロールの身体は一瞬凍りついたが、またすぐに何事もなかったかのように動き出す。
「これもダメか、サケーロ!」
杖から風の刃が放たれトロールに直撃する。
しかし風の刃は甲高い音を立て、トロールの身体に弾かれた。
「ならばこれで破壊してやる!ボンバンバン!」
バツフォイの杖が光り出す。
そして数秒の後、杖を振るうとトロールは大きな爆発に巻き込まれた。
「おお!おめぇすげぇな!」
アッパレーは足を止めてバツフォイの魔法に見惚れていた。
「油断するな!我ながら破壊力に自信はあるが、これで倒せる相手ならば先生方が退治しているはずだ」
その時、爆煙の中から大きな腕が伸び、アッパレーはその手に捕まってしまった。
「やっちまった!油断したべ!」
「油断するなと言ったばかりだぞ!」
バツフォイはアッパレーを掴む手にあらゆる攻撃魔法を放つがやはり無傷のようだ。
「ぬぐぐぐぐ、、、苦しい、、、」
アッパレーはトロールの握力に押し潰されそうになっている。
そしてトロールは大きく口を開けた。
「くそ!どうすれば、、、」
バツフォイは絶え間なく攻撃魔法を放つがトロールの動きは止まらない。
「おらを食べたって、美味しかねぇぞ!」
アッパレーはトロールの大口の中に、木こりの斧を投げつけた。
「グォォオオオ!!!」
トロールはアッパレーを手放し、口を押さえて悶え出した。
「こいつ、口の中は鋼鉄じゃないみたいだ!バツフォイ!弱点が分かったぞ!」
バツフォイはトロールの口から滴る血を見て、ニヤリと笑った。
「そいつの口を開き続けることが出来るか?それは不可能だ。そいつの弱点が口の中と分かったところで勝ち筋は薄い。だが、、、」
バツフォイの杖が緑色に光りだす。
「体内に血が巡っているということが分かれば俺様の勝ちだ」
緑色の光が妖しく増幅していく。
その光を見て、静観していた校長が叫び出す。
「バツフォイ!!お前まさか、、、死の呪文を!」
「ああ、そのまさかだ。この呪文で俺様は英雄になる」
「やめろ!やめるんだ!バツフォイ!」
校長は客席から前のめりになり叫んでいる。
「もう遅い、くらえ!」
そして、緑色の禍々しい光が解き放たれる。
「アブラ・デ・バクハ!」
バツフォイの杖から緑色の稲妻が放たれ、トロールに直撃する。
「グォォオオオ!!」
トロールは振り払おうと暴れ出したが、バツフォイの緑の稲妻は尚もトロールに直撃し続けている。
そして次の瞬間、トロールの身体から黒い油が流れ出し、爆散した。
「ぐ、、、これが代償か、、、」
バツフォイは左目を押さえている。
その手から黒い油が流れていた。
油だらけの闘技場にアッパレーとバツフォイだけが立っている。
「バツフォイ!おめぇ凄いな!倒したぞ!」
「へへ、、、ザマァみやがれ」
バツフォイは顔を歪ませながら笑った。
「左目が痛いのか?」
アッパレーは様子がおかしいバツフォイに声をかけた。
「どう頑張っても誰も倒せない相手を倒したんだ、この伝統ある学校を守るための代償と思えば安いもんだ」
バツフォイは手を離した。
バツフォイの左目は空洞になっていた。
「おめぇ!、、、目が、、」
「片目がなくて出来ないことなんてないだろ?何も問題ない」
校長がふわふわと浮きながら、バツフォイの目の前へやってきた。
「校長!こいつ、あのトロールを倒したぞ!こいつを不良生徒と呼ばないようにしてくれ!そしておめぇはちゃんと学校の授業を受けろ!おめぇは凄い魔法使いなんだから」
アッパレーは校長とバツフォイに力説した。
しかし校長の表情は険しい。
「、、、、、」
校長とバツフォイは互いに沈黙している。
そして校長は静かに呟いた。
「退学処分とする」
「へへ、まぁそうだろうな」
退学と言われたバツフォイは苦しく笑っている。
「おいおいおい!何でだよ、こいつはこの学校を救ったんだぞ!?」
アッパレーは校長に詰め寄った。
「死の呪文は禁術である。その魔法を使用することは愚か、習得することすら退学処分の対象である。これに関しては如何なる例外も認めぬ」
「そんなのおかしいだろ!校長のおめぇですら倒せなかった敵を倒したんだぞ!退学なんておかしい!」
校長は顔を顰めて呟く。
「、、、校則が絶対である」
それを聞いたバツフォイは闘技場の出口へと歩き出した。
「おい!バツフォイ!!おめぇも何か言えよ!左目を失ってまでこの学校を守ったんだぞ!」
アッパレーはバツフォイを追いかけながら声をかけた。
しかしバツフォイは何も言わずに足早に闘技場を去ろうとしている。
「バツフォイ」
その時、校長がバツフォイを呼び止め、バツフォイは歩みを止めた。
「見事な攻撃魔法だった、それは認めよう」
その言葉を聞き、バツフォイは数秒沈黙した。
そして振り返り校長を指差す。
「俺様はこの世界で最強の魔法使いになってやる!その時に退学させたことを後悔したって遅いからな!校長が死ぬ前に、必ずこの世界に俺様の名を轟かせてやる!」
バツフォイの右目から涙がこぼれ落ちた。
そしてバツフォイは駆け足で闘技場を去ったのだった。
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