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第1章
1-22 王女レティシアの即位 その2
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王家の復活を待ち望む『ウェールズ』のめぼしい主権階級が庭に靴を揃えて噂話に盛を出すこと1時間あまり、高さ10mはあろうかという壮大な王宮の正面の扉が、かつてのエーベルゴード家の威厳を示すかのようにゆっくりと重々しく開くと、中から高等執政官テルモが現れた。いかにも有能な宰相の秘書官といった風情で、鎖のついた学者メガネと官僚階級を示す天草色のローブを身にまとっている。長身でやはり学者顔だ。
「では、式典の準備が整いましたので貴族院の領主の方々、庶民院の議員の方々、宮廷魔道士の方々、入場ください。」
式典は園庭に集まった多くの『ウェールズ』国民の中から、階級を選んで数百名でとり行われる。戦前、貴族が市民を支配していた反省に立ち、平和都市『ルーアン』の貴族と平民との調和を象徴させるように貴族院、庶民院を設け各々有力者の代表を選出し話し合いと場合によっては多数決で都市運営を推進していくという、非常に公平で民主的な政治形態が成立していた。
貴族院、庶民院の次、三番目に呼ばれた宮廷魔道士は豊富な魔法力をもっている『ウェールズ』ならではの役職で彼らが『ウェールズ』の魔道技術的発展の推進役を担っていた。各属性の魔法に長けた宮廷魔道士達が日夜研究を重ね生み出している魔道具やインフラ、乗り物等は、平和国家になってからというもの発展の一途をたどり平和都市『ルーアン』に経済的な繁栄をもたらしていた。鎖国都市国家『ハマツ』と交流を持つ端緒となった魔法強化船の開発と就航開始はその好例である。
宮廷の中は3km2にも広がる大広間とそれを敷き詰める象嵌細工の大理石、王座へと続く50mはあろうかという長廊下、それと両側に平行に伸びる各4層にわたる回廊、所々に配置してある水晶やアメジストで出来た技巧を極めた彫刻品、直径3mを超えるような石英でできたシャンデリア等々、副首都であった『ルーアン』の宮殿もなかなかに豪華で『革命軍』に敗れたとは言っても『ウェールズ』王国の建築技術と富の蓄積を感じさせていた。
「何度見ても飽きないわね~、この宮廷は。森に咲いた一塊のダイヤモンドとも言われてた『イスティファルド』王宮は『レボルテ』にとられちゃったし、ここだけが『ウェールズ』の栄光の名残ね~。」
「しっ、即位式は私語禁止だぞ!相変わらず不注意だな、お前は!!」
「そ、そうね、慎みます、、、。」
ヒュードとヴァンがこそこそ話をする。この世界のルーンの摂理に明るい『ウェールズ』の魔道士達は、領主や一般庶民といったルーンを理解し得ない階級と違いどこか浮世離れした所があり、過去栄光を極めたこの国家の浮沈にもあまり忖度ない様子であった。ジルブレヒトの様に『ウェールズ』とエーベルゴード王家に固執している魔道士も少数派ながらいるにはいたのだが。
そうこうしている内に、祭典の開始を告げる神聖で透き通った鐘の音が響き渡った。
王座から二段低い所にある絨毯を敷き詰めた廊下の両側に列を組んで並んでいた諸侯や宮廷魔道士に、低く非常によく通る、まるで宇宙の摂理を滔々と説明するような声で、長身で学者肌の高等執政官テルモは語りかけた。
「皆様静粛に、これより式典を執り行います。まずは紋章院の上席筆頭紋章官ノーフォーク公より、これから帝冠と錫杖と王家の指輪を授けられる御方の系譜についてご説明いただきます。ではノーフォーク公よろしくお願いします。」
すると、王座の横に待機してた宰相ファビウスや主席参謀ジル、その他光の聖職者や戴冠式を運営する宮廷仕えの者の中から、紋章官ノーフォーク公が一歩前へ進み姿を現した。紋章官とは『ウェールズ』王国の生み出した様々な階級や職分の紋章を維持管理整理し付与する役職で、また貴族たち、とりわけ王家の系譜の記録管理も担っていた。そんな貴族たちの高度な統治管理体制も、荒ぶる民衆を中心とした『革命軍』にはまったく為す術なく、首都を奪われてしまったのだが、これが実際の戦であり民を虐げていた施政者達の末路である。全ての王家の者は『イスティファルド』攻防戦が終わるか終わらないかの時に、『革命軍』幹部の制止も聞かない逆上した民衆によって嬲り殺しにされてしまったのであった。
上席筆頭紋章官ノーフォーク公は92歳、背中が曲がり禿げ上がった頭にすっぽりと白いローブを羽織っている。右胸部を中心として服の端から端へ十文字に赤字で大きなルーンの刻まれた模様が付いている。すでに形骸化してしまった『ウェールズ』王国の紋章の管理と王家の系譜の管理を一手に引き受けている老骨である。英雄戦争当時、彼だけは歳も歳で戦にも役に立たないということで、ここ『ルーアン』に避難していたのであった。
「ごほ、ごほ、それでは、これより戴冠式を執り行う。本日皆々様の前で即位され戴冠の栄誉を一身に受けられる御方の系譜をまずご説明差し上げる。うっ、、、」
胸を押えて前かがみになるノーフォーク、敗戦と『ウェールズ』王国没落の心労か、はたまた老衰か、どうやら心臓を病んでいるらしい、、、。
《おい、紋章官のおっちゃんって、お前の知り合いだろヴァン?大丈夫かよ?》(ルーンによる念話)
《もう、いい加減歳なのよ(笑)、私が宮廷魔道士として『ウェールズ』に招聘された時からおじいちゃんだったもん、さ、回復したみたい、話が続くわよ。》
「な、何でもないんじゃ。、、、本日即位される御方は、誇り高くも我が王国の真ったき血筋『ブレトワルダ』エグバート大公が中原を統一されてより37代後の先王エアハルト・F・エーベルゴード殿下のご息女にあらせられる、レティシア・F・エーベルゴード王女様じゃ。さて、エグバート大公の中原制覇については諸説あるが、中でも『ウェールズ』歴史書『ハルバート』の中の進撃する覇王の節に詳しく、、、、、、」
《う、始まったわ、、、ああなると30分は堅いわね、、、。》
《うげー、ホントかよ、紋章官ってのは不思議な人種だな、、、過去の栄光を延々整理して述べ立てて喜んでるなんてな、、、、敗れ去った国だぜ?》
《まぁまぁ、孝行と思っておじぃちゃんの趣味に付き合ってあげてよ。》
《、、、、》
ヴァンの見込み通り、エグバート大公から脈々と続く『ウェールズ』王家系譜についての壮大で冗長な説明は、途中で息を切らしつつも30分ほど続き、皆、内心辟易しだした所で、ようやくやっとレティシア即位にまで話が及び主題に差し掛かった。
「はぁ、はぁ、、、、先の忌まわしい野蛮民『レボルテ』どもの戦乱の折、宮廷魔道士ジル殿が王家の血筋を絶やしてはならぬと賢しくも海辺のとある漁村へ匿われておったのじゃが、戦乱も終え『ウェールズ』が安定した今、我らの元へお戻り遊ばせる事となったのじゃ!!!」
表面上は『レボルテ』に服従を誓っている平和国家『ウェールズ』であったが、92歳の元老にとってみればそんな体面など理性で繋ぎ止められる物ではない。
《おい、いいのかよ?あんな事言っちゃって?》
《今や国力・兵力で10倍も開きのある『レボルテ』よ、別にこんな式典の事なんか気にもとめてないだろうし、例え漏れ聞こえたとしても象の前の蟻よ。》
「ぐ、ぐはぁっ、、、。では、レティシア様、お入りください。」
ノーフォーク公の系譜についての説明が終わると、王座の背面左奥にある扉がゆっくりと開き、まず御小姓二人が王女を先導するべく先に扉から出て来た。御小姓はどちらも10歳くらいと思われるこざっぱりした印象を受けるかわいい少女で、生まれて年端も行かぬ頃、ここ領主の館『アウグストゥスブルグ』に小間使いとして奉公に来ている。まさかこんな名だたる諸侯の前で王女様に付き添う役目を担うなんて思っても見なかったため、子供ながら緊張した面持ちであった。
「では、式典の準備が整いましたので貴族院の領主の方々、庶民院の議員の方々、宮廷魔道士の方々、入場ください。」
式典は園庭に集まった多くの『ウェールズ』国民の中から、階級を選んで数百名でとり行われる。戦前、貴族が市民を支配していた反省に立ち、平和都市『ルーアン』の貴族と平民との調和を象徴させるように貴族院、庶民院を設け各々有力者の代表を選出し話し合いと場合によっては多数決で都市運営を推進していくという、非常に公平で民主的な政治形態が成立していた。
貴族院、庶民院の次、三番目に呼ばれた宮廷魔道士は豊富な魔法力をもっている『ウェールズ』ならではの役職で彼らが『ウェールズ』の魔道技術的発展の推進役を担っていた。各属性の魔法に長けた宮廷魔道士達が日夜研究を重ね生み出している魔道具やインフラ、乗り物等は、平和国家になってからというもの発展の一途をたどり平和都市『ルーアン』に経済的な繁栄をもたらしていた。鎖国都市国家『ハマツ』と交流を持つ端緒となった魔法強化船の開発と就航開始はその好例である。
宮廷の中は3km2にも広がる大広間とそれを敷き詰める象嵌細工の大理石、王座へと続く50mはあろうかという長廊下、それと両側に平行に伸びる各4層にわたる回廊、所々に配置してある水晶やアメジストで出来た技巧を極めた彫刻品、直径3mを超えるような石英でできたシャンデリア等々、副首都であった『ルーアン』の宮殿もなかなかに豪華で『革命軍』に敗れたとは言っても『ウェールズ』王国の建築技術と富の蓄積を感じさせていた。
「何度見ても飽きないわね~、この宮廷は。森に咲いた一塊のダイヤモンドとも言われてた『イスティファルド』王宮は『レボルテ』にとられちゃったし、ここだけが『ウェールズ』の栄光の名残ね~。」
「しっ、即位式は私語禁止だぞ!相変わらず不注意だな、お前は!!」
「そ、そうね、慎みます、、、。」
ヒュードとヴァンがこそこそ話をする。この世界のルーンの摂理に明るい『ウェールズ』の魔道士達は、領主や一般庶民といったルーンを理解し得ない階級と違いどこか浮世離れした所があり、過去栄光を極めたこの国家の浮沈にもあまり忖度ない様子であった。ジルブレヒトの様に『ウェールズ』とエーベルゴード王家に固執している魔道士も少数派ながらいるにはいたのだが。
そうこうしている内に、祭典の開始を告げる神聖で透き通った鐘の音が響き渡った。
王座から二段低い所にある絨毯を敷き詰めた廊下の両側に列を組んで並んでいた諸侯や宮廷魔道士に、低く非常によく通る、まるで宇宙の摂理を滔々と説明するような声で、長身で学者肌の高等執政官テルモは語りかけた。
「皆様静粛に、これより式典を執り行います。まずは紋章院の上席筆頭紋章官ノーフォーク公より、これから帝冠と錫杖と王家の指輪を授けられる御方の系譜についてご説明いただきます。ではノーフォーク公よろしくお願いします。」
すると、王座の横に待機してた宰相ファビウスや主席参謀ジル、その他光の聖職者や戴冠式を運営する宮廷仕えの者の中から、紋章官ノーフォーク公が一歩前へ進み姿を現した。紋章官とは『ウェールズ』王国の生み出した様々な階級や職分の紋章を維持管理整理し付与する役職で、また貴族たち、とりわけ王家の系譜の記録管理も担っていた。そんな貴族たちの高度な統治管理体制も、荒ぶる民衆を中心とした『革命軍』にはまったく為す術なく、首都を奪われてしまったのだが、これが実際の戦であり民を虐げていた施政者達の末路である。全ての王家の者は『イスティファルド』攻防戦が終わるか終わらないかの時に、『革命軍』幹部の制止も聞かない逆上した民衆によって嬲り殺しにされてしまったのであった。
上席筆頭紋章官ノーフォーク公は92歳、背中が曲がり禿げ上がった頭にすっぽりと白いローブを羽織っている。右胸部を中心として服の端から端へ十文字に赤字で大きなルーンの刻まれた模様が付いている。すでに形骸化してしまった『ウェールズ』王国の紋章の管理と王家の系譜の管理を一手に引き受けている老骨である。英雄戦争当時、彼だけは歳も歳で戦にも役に立たないということで、ここ『ルーアン』に避難していたのであった。
「ごほ、ごほ、それでは、これより戴冠式を執り行う。本日皆々様の前で即位され戴冠の栄誉を一身に受けられる御方の系譜をまずご説明差し上げる。うっ、、、」
胸を押えて前かがみになるノーフォーク、敗戦と『ウェールズ』王国没落の心労か、はたまた老衰か、どうやら心臓を病んでいるらしい、、、。
《おい、紋章官のおっちゃんって、お前の知り合いだろヴァン?大丈夫かよ?》(ルーンによる念話)
《もう、いい加減歳なのよ(笑)、私が宮廷魔道士として『ウェールズ』に招聘された時からおじいちゃんだったもん、さ、回復したみたい、話が続くわよ。》
「な、何でもないんじゃ。、、、本日即位される御方は、誇り高くも我が王国の真ったき血筋『ブレトワルダ』エグバート大公が中原を統一されてより37代後の先王エアハルト・F・エーベルゴード殿下のご息女にあらせられる、レティシア・F・エーベルゴード王女様じゃ。さて、エグバート大公の中原制覇については諸説あるが、中でも『ウェールズ』歴史書『ハルバート』の中の進撃する覇王の節に詳しく、、、、、、」
《う、始まったわ、、、ああなると30分は堅いわね、、、。》
《うげー、ホントかよ、紋章官ってのは不思議な人種だな、、、過去の栄光を延々整理して述べ立てて喜んでるなんてな、、、、敗れ去った国だぜ?》
《まぁまぁ、孝行と思っておじぃちゃんの趣味に付き合ってあげてよ。》
《、、、、》
ヴァンの見込み通り、エグバート大公から脈々と続く『ウェールズ』王家系譜についての壮大で冗長な説明は、途中で息を切らしつつも30分ほど続き、皆、内心辟易しだした所で、ようやくやっとレティシア即位にまで話が及び主題に差し掛かった。
「はぁ、はぁ、、、、先の忌まわしい野蛮民『レボルテ』どもの戦乱の折、宮廷魔道士ジル殿が王家の血筋を絶やしてはならぬと賢しくも海辺のとある漁村へ匿われておったのじゃが、戦乱も終え『ウェールズ』が安定した今、我らの元へお戻り遊ばせる事となったのじゃ!!!」
表面上は『レボルテ』に服従を誓っている平和国家『ウェールズ』であったが、92歳の元老にとってみればそんな体面など理性で繋ぎ止められる物ではない。
《おい、いいのかよ?あんな事言っちゃって?》
《今や国力・兵力で10倍も開きのある『レボルテ』よ、別にこんな式典の事なんか気にもとめてないだろうし、例え漏れ聞こえたとしても象の前の蟻よ。》
「ぐ、ぐはぁっ、、、。では、レティシア様、お入りください。」
ノーフォーク公の系譜についての説明が終わると、王座の背面左奥にある扉がゆっくりと開き、まず御小姓二人が王女を先導するべく先に扉から出て来た。御小姓はどちらも10歳くらいと思われるこざっぱりした印象を受けるかわいい少女で、生まれて年端も行かぬ頃、ここ領主の館『アウグストゥスブルグ』に小間使いとして奉公に来ている。まさかこんな名だたる諸侯の前で王女様に付き添う役目を担うなんて思っても見なかったため、子供ながら緊張した面持ちであった。
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