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第1章
1-24 魔法遊園地に火の雨の降る その1
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――― ドラゴンコースター ―――
『ハマツ』から『シャイニング・ムーン魔法遊園地』にやって来た迷子のはずのワカとタツキが自分たちの境遇などどこ吹く風、いつも通り口喧嘩をしている。
「ねぇえ~、次はドラゴンコースターだに!ホントのドラゴンが空を飛んで回転してくれるだに!ブレスもあるに!!ヤケド注意だって!!!」
「嫌だ、オレまたペガサスメリーゴランド乗る!だって、ペガサスとおしゃべりできるもん!!」
「何回同じの乗るのよ?ドラゴンコースターが怖いだけだら~!!」
「違う!」
「違わない!!」
「違う!!!」
「違わない!!!!」
「違う!!!!!」
「うるさい!!!!!!タツキの寝小便たれ!!!!」
「ハハハ、まぁまぁ、ドラゴンコースターはワシが一緒に乗ってあげるから、タツキ君は待っているんだよ。」
「帰ったら、タツは怖がって、パンプキンハウスもドラゴンコースターも乗れなかったって、みんなに言いふらしてやるで!!」
「何!!!ワカちゃんだって~、、、」
と、また喧嘩を始めるワカとタツキ。
「さ、行こうか(笑)。」
犬も喰わない姉弟喧嘩をなだめつつ、迷子の子供達を優しく見守る『シャイニング・ムーン遊園地』の園長ショウキであった。
――― しばらくの順番待ちの後で ―――
「わ、すごい!ホントのドラゴンが背中に乗せてくれるなんて!ネバーエ○ディングストーリーみたいだね!!」
「あ、あれは犬のドラゴンだからちょっと違うかな、、、」
「じゃ、行くよハク!!」
「お嬢ちゃん、ものしりだね~、、、。(はぁ、シンドい)」
けたたましい吠え声と、ファイアブレスと、くすぶってくる煙を乗客にサービスで撒き散らしながら、四本脚でレーンを外れないように簡単に軌道をコントロールしつつ荒れ回るグリーンドラゴン。魔法王国『ウェールズ』の魔道士ともなれば安全に制御可能な10m級のレッサー・ドラゴンの一種である。
敗戦からこの方、人権保護の観点から、虐待に結びつくような行動は全て排除すると言う自意識過剰に縛られ、幻獣愛護法まで作ってしまったこの国である。レッサー・ドラゴンを操ると言っても、過労に至らない程度に交渉してドラゴンを使役していた。
「おおおおお!!!」
「きゃー!!!熱い!!!このドラゴンブレスなら、メ○タの巨人も倒せるかな~!!!」
「、、、」
下でタツが、半分羨ましそうに、半分怖そうに、ワカ達の爆進を見守っていた。
「オレもいつかは、ナガ○マパーランドのスチールド○ゴン乗るぜ~。」
――― パンプキンホラーハウス ―――
「ほら、タッちゃん!行くって言ってたでしょ!!」
「やっぱりやめる~!」
怖いもの見たさで、シャイニング・ムーン遊園地の目玉の一つホラーハウスの辺りまでは来たタツキであったが、入り口にいた実際に壁を通り抜けて”おいでおいで”するパンプキンを見かけ、ピューッと観覧車の辺りまで逃げまわりそうになる所をワカに捕まえられた。
「おい!つかむな!!」
姉に対してだけは百人力の威勢である。
「いいじゃん、タツばっか乗りたいもの乗ってずるいに、ワカにも付き合ってくれないと、あの事パパに言っちゃお~かな~、、、、」
「行く!」
幻獣を使った本物のお化けが出てくるホラーハウスに対する本能的な恐怖も、内緒の悪巧みを父ユーイにばらされお仕置きを受ける恐怖よりは、まだましなようである。
「ははは、何をパパに内緒にしてるんだい?」
「え、実はね~、、、、」
「あー、やめろ!!!」
と、また喧嘩に走る。5分毎にけたたましい声を上げて、喧嘩とアトラクションへの歓喜の笑いを既に5時間も交互に繰り返しているウリ坊たちである。騒がしいこと事この上ない。齢50を超え高音域が耳につき出したショウキも疲れ気味であった。
、、、10分後、、、
「オレ、別に怖くなかったぜ!!」
「何言ってるよ、ギャーギャーヒーヒー、言ってたくせに!」
ほうほうの体でタツキ達がホラーハウスから出てくる。
「ははは、面白かったかい?」
「パンプキンなんか、やっつけてやったぜ!屋根裏からエビ反りで向かってくる血まみれの女もな!!」
「あ、カ○コだ。」
ピュ~~~、少年マンガに出てくるようなぐるぐる脚で逃げ去るタツキであった。
「ホラーハウスをやっている間に、どうやら、ワカちゃん達の親戚のミーナおばさんも到着したようだから、元いた入り口のインフォメーション・センターまで戻ろうか。」
「あ、忘れてた。ロイネちゃんも来てるかな~?」
「当然来てるら~?前から一緒に魔法遊園地行こーねー、って約束してたもん。」
「ロイネちゃんとは、皆の従兄弟かね?それはいい(笑)。そろそろ日も落ちてきて”マジクトリカルパレード”の時間で、タツキくん達のために特等席を用意しておいたから、親戚のおばさんや皆でみようか?」
「イェ~イ!」
迷子になったはずのタツキたちであったが、ショウキという強力な後見役を得てまるで家の中でくつろいでいるかのようであった。
――― 遊園地入り口 ―――
「あ、ロイネちゃんだ!ロイネちゃ~ん!」
「ワカちゃ~ん、ずっと港で待ってたんだに~。」
駆け寄ってくるワカ達の従兄弟ロイネ。小顔でとてもかわいらしい顔立ちをしている。ワカと同じ歳だ。
「あぁ、タツキがすっ飛ばして遊園地来ちゃうもんで~。」
「あら~、来る前に私がユーイさんと連絡しっかりとってなかったかしらね?ごめんなさい。」
「、、、。」
何時間も心配して待たされたというのに不平一つ言わないミーナおばさんの大人な対応に、タツキは不承不承、自分の過ちを認めたようである。
「いえ、こちらも港で観光客が道に迷わないよう、しっかりとした案内の仕組みを作っていないといけないのですが、申し訳ありませんでした。」
(あら、初老だけどすごいナイスミドルね、子供の相手を何時間も飽きずにやれるなんて余裕あるし、名勝遊園地の園長をやっているなんて相当な資産持ちと見たわ。5年前『ウェールズ』貴族の逆玉を狙って『ハマツ』から越して来たけど、全然収穫ないのよね~、彼の持つであろうエグゼクティブサークルの中で誰か紹介してくれないかしら~。)
ショウキを見て妙なそろばんを弾きながら、ゆっくりとワカたちに歩みを進めて来るミーナであった。
無骨な城塞都市『ハマツ』の民にとって、戦に敗れ中原から撤退したと言っても、『ウェールズ』王国は未だ『ミズガルズ』の文化の中心。なかでも平和な繁栄を取り戻した『ルーアン』は一種の憧れの的なのであった。
「さぁ、ワカちゃんたち、親戚も揃ったことだし、特等席で美味しいものでも食べながら『シャイニング・ムーン遊園地』名物マジクトリカルパレードを見よう。これも何かの縁だ。『シャイニング・ムーン遊園地』の歓迎プランでごちそうしてあげるよ。」
「やった、わ~い。ロイネちゃん、一番前で見よ~よ~。」
「マジクトリカルパレードって、なんだかディ○ニーランドのエ○クトリカルパレードみたいだね。」
、、、
「タツキくん、そういう事は思っていても、言ってはいけない事なのよ。そろそろ9歳なんだからわきまえないとね。ほら、ワカちゃんは何も言わないでしょ。」
「お、奥さん、気が合いますな。」
「ふふふ、家の子たちって、言っていいことと悪いことの区別がつかないのよね。マジクトリカルパレードを特等席で見させてもらえるなんて、迷子の対応をして頂いたばかりか、歓迎までして頂いて何だか悪いわ。」
「いえいえ、『ミズガルズ』随一の遊園地として、迷子の子は特に大歓迎をするプログラムになっているもんですから、お気遣いなく。実は私も『ハマツ』出身なのですよ。『可睡の杜』の付近に住んでおりましたが。ワカちゃん達の話によると、ミーナさん達ご親族はハナマ湖畔にお住いだったとか、食事でもしながら『ハマツ』の美しい自然の思い出話でも聞きたいですな。」
「あら、そうですか、私もしばらく帰ってないわ~。じゃぁ遠慮無く(笑)。」
まだまだ色香も盛んな30代のシングルマザーがうれしそうに妖艶に微笑む。生涯独身のショウキも何やら嬉しそう。大人たちは大人たちで自然に和む。『シャイニング・ムーン遊園地』には大人も子供も穏やかにさせる何かがあるのである。
「ホントにディズニーラン、、、むがっ。」
ミーナに口を縛られるKYのタツキであった。
『ハマツ』から『シャイニング・ムーン魔法遊園地』にやって来た迷子のはずのワカとタツキが自分たちの境遇などどこ吹く風、いつも通り口喧嘩をしている。
「ねぇえ~、次はドラゴンコースターだに!ホントのドラゴンが空を飛んで回転してくれるだに!ブレスもあるに!!ヤケド注意だって!!!」
「嫌だ、オレまたペガサスメリーゴランド乗る!だって、ペガサスとおしゃべりできるもん!!」
「何回同じの乗るのよ?ドラゴンコースターが怖いだけだら~!!」
「違う!」
「違わない!!」
「違う!!!」
「違わない!!!!」
「違う!!!!!」
「うるさい!!!!!!タツキの寝小便たれ!!!!」
「ハハハ、まぁまぁ、ドラゴンコースターはワシが一緒に乗ってあげるから、タツキ君は待っているんだよ。」
「帰ったら、タツは怖がって、パンプキンハウスもドラゴンコースターも乗れなかったって、みんなに言いふらしてやるで!!」
「何!!!ワカちゃんだって~、、、」
と、また喧嘩を始めるワカとタツキ。
「さ、行こうか(笑)。」
犬も喰わない姉弟喧嘩をなだめつつ、迷子の子供達を優しく見守る『シャイニング・ムーン遊園地』の園長ショウキであった。
――― しばらくの順番待ちの後で ―――
「わ、すごい!ホントのドラゴンが背中に乗せてくれるなんて!ネバーエ○ディングストーリーみたいだね!!」
「あ、あれは犬のドラゴンだからちょっと違うかな、、、」
「じゃ、行くよハク!!」
「お嬢ちゃん、ものしりだね~、、、。(はぁ、シンドい)」
けたたましい吠え声と、ファイアブレスと、くすぶってくる煙を乗客にサービスで撒き散らしながら、四本脚でレーンを外れないように簡単に軌道をコントロールしつつ荒れ回るグリーンドラゴン。魔法王国『ウェールズ』の魔道士ともなれば安全に制御可能な10m級のレッサー・ドラゴンの一種である。
敗戦からこの方、人権保護の観点から、虐待に結びつくような行動は全て排除すると言う自意識過剰に縛られ、幻獣愛護法まで作ってしまったこの国である。レッサー・ドラゴンを操ると言っても、過労に至らない程度に交渉してドラゴンを使役していた。
「おおおおお!!!」
「きゃー!!!熱い!!!このドラゴンブレスなら、メ○タの巨人も倒せるかな~!!!」
「、、、」
下でタツが、半分羨ましそうに、半分怖そうに、ワカ達の爆進を見守っていた。
「オレもいつかは、ナガ○マパーランドのスチールド○ゴン乗るぜ~。」
――― パンプキンホラーハウス ―――
「ほら、タッちゃん!行くって言ってたでしょ!!」
「やっぱりやめる~!」
怖いもの見たさで、シャイニング・ムーン遊園地の目玉の一つホラーハウスの辺りまでは来たタツキであったが、入り口にいた実際に壁を通り抜けて”おいでおいで”するパンプキンを見かけ、ピューッと観覧車の辺りまで逃げまわりそうになる所をワカに捕まえられた。
「おい!つかむな!!」
姉に対してだけは百人力の威勢である。
「いいじゃん、タツばっか乗りたいもの乗ってずるいに、ワカにも付き合ってくれないと、あの事パパに言っちゃお~かな~、、、、」
「行く!」
幻獣を使った本物のお化けが出てくるホラーハウスに対する本能的な恐怖も、内緒の悪巧みを父ユーイにばらされお仕置きを受ける恐怖よりは、まだましなようである。
「ははは、何をパパに内緒にしてるんだい?」
「え、実はね~、、、、」
「あー、やめろ!!!」
と、また喧嘩に走る。5分毎にけたたましい声を上げて、喧嘩とアトラクションへの歓喜の笑いを既に5時間も交互に繰り返しているウリ坊たちである。騒がしいこと事この上ない。齢50を超え高音域が耳につき出したショウキも疲れ気味であった。
、、、10分後、、、
「オレ、別に怖くなかったぜ!!」
「何言ってるよ、ギャーギャーヒーヒー、言ってたくせに!」
ほうほうの体でタツキ達がホラーハウスから出てくる。
「ははは、面白かったかい?」
「パンプキンなんか、やっつけてやったぜ!屋根裏からエビ反りで向かってくる血まみれの女もな!!」
「あ、カ○コだ。」
ピュ~~~、少年マンガに出てくるようなぐるぐる脚で逃げ去るタツキであった。
「ホラーハウスをやっている間に、どうやら、ワカちゃん達の親戚のミーナおばさんも到着したようだから、元いた入り口のインフォメーション・センターまで戻ろうか。」
「あ、忘れてた。ロイネちゃんも来てるかな~?」
「当然来てるら~?前から一緒に魔法遊園地行こーねー、って約束してたもん。」
「ロイネちゃんとは、皆の従兄弟かね?それはいい(笑)。そろそろ日も落ちてきて”マジクトリカルパレード”の時間で、タツキくん達のために特等席を用意しておいたから、親戚のおばさんや皆でみようか?」
「イェ~イ!」
迷子になったはずのタツキたちであったが、ショウキという強力な後見役を得てまるで家の中でくつろいでいるかのようであった。
――― 遊園地入り口 ―――
「あ、ロイネちゃんだ!ロイネちゃ~ん!」
「ワカちゃ~ん、ずっと港で待ってたんだに~。」
駆け寄ってくるワカ達の従兄弟ロイネ。小顔でとてもかわいらしい顔立ちをしている。ワカと同じ歳だ。
「あぁ、タツキがすっ飛ばして遊園地来ちゃうもんで~。」
「あら~、来る前に私がユーイさんと連絡しっかりとってなかったかしらね?ごめんなさい。」
「、、、。」
何時間も心配して待たされたというのに不平一つ言わないミーナおばさんの大人な対応に、タツキは不承不承、自分の過ちを認めたようである。
「いえ、こちらも港で観光客が道に迷わないよう、しっかりとした案内の仕組みを作っていないといけないのですが、申し訳ありませんでした。」
(あら、初老だけどすごいナイスミドルね、子供の相手を何時間も飽きずにやれるなんて余裕あるし、名勝遊園地の園長をやっているなんて相当な資産持ちと見たわ。5年前『ウェールズ』貴族の逆玉を狙って『ハマツ』から越して来たけど、全然収穫ないのよね~、彼の持つであろうエグゼクティブサークルの中で誰か紹介してくれないかしら~。)
ショウキを見て妙なそろばんを弾きながら、ゆっくりとワカたちに歩みを進めて来るミーナであった。
無骨な城塞都市『ハマツ』の民にとって、戦に敗れ中原から撤退したと言っても、『ウェールズ』王国は未だ『ミズガルズ』の文化の中心。なかでも平和な繁栄を取り戻した『ルーアン』は一種の憧れの的なのであった。
「さぁ、ワカちゃんたち、親戚も揃ったことだし、特等席で美味しいものでも食べながら『シャイニング・ムーン遊園地』名物マジクトリカルパレードを見よう。これも何かの縁だ。『シャイニング・ムーン遊園地』の歓迎プランでごちそうしてあげるよ。」
「やった、わ~い。ロイネちゃん、一番前で見よ~よ~。」
「マジクトリカルパレードって、なんだかディ○ニーランドのエ○クトリカルパレードみたいだね。」
、、、
「タツキくん、そういう事は思っていても、言ってはいけない事なのよ。そろそろ9歳なんだからわきまえないとね。ほら、ワカちゃんは何も言わないでしょ。」
「お、奥さん、気が合いますな。」
「ふふふ、家の子たちって、言っていいことと悪いことの区別がつかないのよね。マジクトリカルパレードを特等席で見させてもらえるなんて、迷子の対応をして頂いたばかりか、歓迎までして頂いて何だか悪いわ。」
「いえいえ、『ミズガルズ』随一の遊園地として、迷子の子は特に大歓迎をするプログラムになっているもんですから、お気遣いなく。実は私も『ハマツ』出身なのですよ。『可睡の杜』の付近に住んでおりましたが。ワカちゃん達の話によると、ミーナさん達ご親族はハナマ湖畔にお住いだったとか、食事でもしながら『ハマツ』の美しい自然の思い出話でも聞きたいですな。」
「あら、そうですか、私もしばらく帰ってないわ~。じゃぁ遠慮無く(笑)。」
まだまだ色香も盛んな30代のシングルマザーがうれしそうに妖艶に微笑む。生涯独身のショウキも何やら嬉しそう。大人たちは大人たちで自然に和む。『シャイニング・ムーン遊園地』には大人も子供も穏やかにさせる何かがあるのである。
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ミーナに口を縛られるKYのタツキであった。
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