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第1章
1-32 樹海のコテージ『ネメトン』
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メルと衝撃の?再会を果たし、彼女と共に『土の賢者』の居場所へとゆくリーン達、『創生の森』のまた奥深くに差し掛かっている。シフのいた農地辺りとは打って変わって日もほとんど当たらず、あたりは鬱蒼として来ていよいよ『創生の森』』にふさわしい雰囲気だ。
「ちょっと、また土蜘蛛でも出て来ないでしょ~ね~、、、。」
「大丈夫だって、ここに2年ほど住んでるけど見たことないわ。さっきのは異世界モンスター図鑑を見て真似てみたのよ。レーネの顔はガラハドへのサービスで(笑)。」
リーンが最後にラルフの元を訪れたのが、2年前の棲家である浮遊城に赴いて『ミズガルズ』一周旅行をしていた頃であったから、ラルフが居をここ『創生の森』へ移してから程なくしてメルが訪れたことになる。
「ねぇ、メル、あなたがおじいちゃんの元で魔道修行しているのはよしとして、『英雄戦争』が終わってから一体何をしていたの?魔道士が主体の『ウェールズ』と違って、『レボルテ』にとっては魔道士一人は同じ重さの金と同じくらい貴重で引く手数多だったはずなんだけど。」
「そう、その事が聞きたいのね。。。『ヴァルヴァンティア』の治療院で魔法治療専門のナースをしてたのはあなたも知ってるわよね。」
「ナースって、まぁ、言葉遣いはさておいて、知ってるわ。」
「そこで院長にひどいセクハラを受けて、恥ずかしくてあなたにも相談できず逃げ出したのよ。あの院長むっつりでそれはもうかわいい私にあんな事やこんな事を、、、」
「え、ホントか(興奮)!?『ウェールズ』治療院の院長ならオレも知ってるけど、とてもセクハラしてくるような感じには見えなかったけどな。」
「嘘よ(笑)。」
「あらら、あんたいい加減にしなさいよ!」
「まじめに言うと、私もマサムネと同じで堅苦しい宮仕えはちょっと性に合わないなと思って、あと使えるのが治療魔法一本ってのが、人物ネタ的に登場機会が無くなっちゃうような気がして怖かったから、旅に出ていろんな土地で呪術やら降霊術やら祈祷やらいろんな魔法を覚えていたのよ。ア○ッチ一族の呪術なんてのも学んだわよ(笑)。」
「脱線を正して言うなら、魔道士としてのキャリアを積もうと思ったのね。私は土魔法しか使えないからその気持ちよく分かるわ。でも一言、言ってくれればよかったのに。」
「オレは 自分で手にする何かであいつの横に並びたい オレは あいつにだけはなめられるわけにはいかねえんだ、なんてね。」
「私、グリ○ィスじゃないから!相変わらずね、、、(笑)。」
、、、しばらくして、、、
「ふ~ん、イタコなんてのもあるのね。ネクロマンシーの一種かしら?」
「イタコは魔属性とはまた違う原理みたいなのよね、私達の考えている体系だてられたルーンの魔法規則とはまた違う体系があって面白いのよ。」
「まぁ、私達の使っている魔法体系も『ウェールズ』の魔道士達が体系建てただもんね。私も体系とはちょっと違う土魔法ばっか上達するし、、、。」
「そう、私はこれまでの体系から離れた私だけにしか使えないスペシャルで超強力な魔法を見つけて、この物語の度肝を抜いてやるの!」
「はいはい、頑張ってね(笑)。」
「あ、そろそろ着くわね、あれよ。」
リーン達の目の先1kmに、くっきりと目に映る天空にそびえる宮殿と見まごうが如き巨大な5階建てのコテージがそびえていた。『創生の森』にそびえる極大の丸太を幾重にも重ねた贅沢な作りで、高さは50mとはくだらない。外から見える至る所に『ミズガルズ』中の植物が植えられ、多くの木々が屋根の高さを超えてその繁殖を競っている。また、その外周500m程は『創生の森』の木々もきれいに伐採され、遠い異国の紳士のスポーツに必要とされる芝生のように丁寧に整備されている。1km先から見ると神聖な森の広場に忽然と出現した蜃気楼のような城と言ったところか。
「あらら~、海中庭園、空中庭園ときて、今度はこんなコンセプトなのね、森林庭園とでも言うのかしら、相変わらずの労作ね、幻獣たちをこき使って建築したんでしょうけど、今度はどんな事考えているのかしら、、、。」
「樹海のコテージ『ネメトン』って名づけているらしいわよ。」
「こんな建物を一人で建てるなんて驚きだけど、毎回構想が違うのか?」
「ええ、海中庭園の時は、ワシは今度生まれ変わったらたゆたうクラゲになりたい。脳がないから悩みもせず、毒があるから食べられもせず、口を開けているだけで食べられるから飢え死にもせず快適じゃ!ワシはこれから、クラゲの生態をよく観察して次の生に備えるのじゃ。とか」
「ははは、それを現実の住居にする自体、よほどの変人だな(笑)。」
「でしょ、次の空中庭園では、ワシは今度生まれ変わったら、大空飛ぶ鷲になりたい。空の王者じゃ、天敵もなく、自由に世界中を旅して回れる。ワシはこの『土の賢者』の束縛から自由になるのじゃ!とか。」
「ホントか、とんでもなく自由な人だな~。」
「聞こえてるぞい!」
5階建の王宮のようなコテージの頂上から、『緑法伝書鳩』で使った遠隔声音移送を使って、ドラ声で怒鳴る声が聞こえる。
「ははは、私達が来た事わかってるみたいね。はやくコテージに行きましょう。」
「う、うん、、、。」
「あれ、あの林みたいな家の横にちょこんとある大きなキノコは何かしら?」
「あぁ、私の家よ。ラルっちの栽培魔法で作ってもらったの。家自体が生き物よ(笑)。」
「また、へんてこりんな事を、これもネタ作りかしら?」
「そう言う事(笑)、エキセントリックなキャラクターじゃないと生き残れないのよ(笑)。」
「、、、はぁ、そういう会話は疲れるから、本筋に戻って先を急ごうぜ。」
ガラハドの実截的な指摘に何も言い返せなくなったリーンとメルは、無言で『土の賢者』の元へ急ぐのだった。
「ちょっと、また土蜘蛛でも出て来ないでしょ~ね~、、、。」
「大丈夫だって、ここに2年ほど住んでるけど見たことないわ。さっきのは異世界モンスター図鑑を見て真似てみたのよ。レーネの顔はガラハドへのサービスで(笑)。」
リーンが最後にラルフの元を訪れたのが、2年前の棲家である浮遊城に赴いて『ミズガルズ』一周旅行をしていた頃であったから、ラルフが居をここ『創生の森』へ移してから程なくしてメルが訪れたことになる。
「ねぇ、メル、あなたがおじいちゃんの元で魔道修行しているのはよしとして、『英雄戦争』が終わってから一体何をしていたの?魔道士が主体の『ウェールズ』と違って、『レボルテ』にとっては魔道士一人は同じ重さの金と同じくらい貴重で引く手数多だったはずなんだけど。」
「そう、その事が聞きたいのね。。。『ヴァルヴァンティア』の治療院で魔法治療専門のナースをしてたのはあなたも知ってるわよね。」
「ナースって、まぁ、言葉遣いはさておいて、知ってるわ。」
「そこで院長にひどいセクハラを受けて、恥ずかしくてあなたにも相談できず逃げ出したのよ。あの院長むっつりでそれはもうかわいい私にあんな事やこんな事を、、、」
「え、ホントか(興奮)!?『ウェールズ』治療院の院長ならオレも知ってるけど、とてもセクハラしてくるような感じには見えなかったけどな。」
「嘘よ(笑)。」
「あらら、あんたいい加減にしなさいよ!」
「まじめに言うと、私もマサムネと同じで堅苦しい宮仕えはちょっと性に合わないなと思って、あと使えるのが治療魔法一本ってのが、人物ネタ的に登場機会が無くなっちゃうような気がして怖かったから、旅に出ていろんな土地で呪術やら降霊術やら祈祷やらいろんな魔法を覚えていたのよ。ア○ッチ一族の呪術なんてのも学んだわよ(笑)。」
「脱線を正して言うなら、魔道士としてのキャリアを積もうと思ったのね。私は土魔法しか使えないからその気持ちよく分かるわ。でも一言、言ってくれればよかったのに。」
「オレは 自分で手にする何かであいつの横に並びたい オレは あいつにだけはなめられるわけにはいかねえんだ、なんてね。」
「私、グリ○ィスじゃないから!相変わらずね、、、(笑)。」
、、、しばらくして、、、
「ふ~ん、イタコなんてのもあるのね。ネクロマンシーの一種かしら?」
「イタコは魔属性とはまた違う原理みたいなのよね、私達の考えている体系だてられたルーンの魔法規則とはまた違う体系があって面白いのよ。」
「まぁ、私達の使っている魔法体系も『ウェールズ』の魔道士達が体系建てただもんね。私も体系とはちょっと違う土魔法ばっか上達するし、、、。」
「そう、私はこれまでの体系から離れた私だけにしか使えないスペシャルで超強力な魔法を見つけて、この物語の度肝を抜いてやるの!」
「はいはい、頑張ってね(笑)。」
「あ、そろそろ着くわね、あれよ。」
リーン達の目の先1kmに、くっきりと目に映る天空にそびえる宮殿と見まごうが如き巨大な5階建てのコテージがそびえていた。『創生の森』にそびえる極大の丸太を幾重にも重ねた贅沢な作りで、高さは50mとはくだらない。外から見える至る所に『ミズガルズ』中の植物が植えられ、多くの木々が屋根の高さを超えてその繁殖を競っている。また、その外周500m程は『創生の森』の木々もきれいに伐採され、遠い異国の紳士のスポーツに必要とされる芝生のように丁寧に整備されている。1km先から見ると神聖な森の広場に忽然と出現した蜃気楼のような城と言ったところか。
「あらら~、海中庭園、空中庭園ときて、今度はこんなコンセプトなのね、森林庭園とでも言うのかしら、相変わらずの労作ね、幻獣たちをこき使って建築したんでしょうけど、今度はどんな事考えているのかしら、、、。」
「樹海のコテージ『ネメトン』って名づけているらしいわよ。」
「こんな建物を一人で建てるなんて驚きだけど、毎回構想が違うのか?」
「ええ、海中庭園の時は、ワシは今度生まれ変わったらたゆたうクラゲになりたい。脳がないから悩みもせず、毒があるから食べられもせず、口を開けているだけで食べられるから飢え死にもせず快適じゃ!ワシはこれから、クラゲの生態をよく観察して次の生に備えるのじゃ。とか」
「ははは、それを現実の住居にする自体、よほどの変人だな(笑)。」
「でしょ、次の空中庭園では、ワシは今度生まれ変わったら、大空飛ぶ鷲になりたい。空の王者じゃ、天敵もなく、自由に世界中を旅して回れる。ワシはこの『土の賢者』の束縛から自由になるのじゃ!とか。」
「ホントか、とんでもなく自由な人だな~。」
「聞こえてるぞい!」
5階建の王宮のようなコテージの頂上から、『緑法伝書鳩』で使った遠隔声音移送を使って、ドラ声で怒鳴る声が聞こえる。
「ははは、私達が来た事わかってるみたいね。はやくコテージに行きましょう。」
「う、うん、、、。」
「あれ、あの林みたいな家の横にちょこんとある大きなキノコは何かしら?」
「あぁ、私の家よ。ラルっちの栽培魔法で作ってもらったの。家自体が生き物よ(笑)。」
「また、へんてこりんな事を、これもネタ作りかしら?」
「そう言う事(笑)、エキセントリックなキャラクターじゃないと生き残れないのよ(笑)。」
「、、、はぁ、そういう会話は疲れるから、本筋に戻って先を急ごうぜ。」
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