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第1章
1-86 炎の巨人ゾンビとの戦い
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「な、なんじゃっ!?」
咄嗟に戦槌『爆炎槌』を繰り出し、飛んできた巨岩をかち割るロック。触れると同時に、『爆炎槌』はうなりを上げ爆発し同時に岩は火柱に包まれた。さすがに神工の作、適当に作ったとは良いながらもの凄い威力だ。原初のドワーフが創作したカーンの『大地の斧』やマキシムの『星辰剣』にも匹敵するような力を内に秘めているようにリーンには見えた。
そして、その火柱の先にリーン達の度肝を抜くおぞましい者どもが姿を現した。
おびただしい数の巨人のゾンビ。
総毛立つリーン達。
「お、おい、また巨人ゾンビかよ!?祟られてるな。。。」
「ちょっとちょっと、二連続でゾンビなんて、作者ZQ〇に影響されてるんじゃないでしょうね!?」
、、、
ゾンビ達はその大型で筋肉質な姿形からしてどうやら『炎の巨人』のようであった。『フレーセイ島』で遭遇したすでに肉体が朽ちかけた水死者のゾンビ達と違って、まだフレッシュで比較的動きも素早い。そしてその数だ、恐らくこの先に広間があるのだが、そこに何かの順番待ちでもしているのか、すし詰めにされているかのように見える。数千体はあろうか?
「ミルスラン枝窟まではここを通るしかなし、逃げるなら相当遅れるし、だいたい逃げ切れるかもわからん。打ち倒して行くしかないようじゃな。。。」
「ええ、その様ですね。」
事も無げにノームの二人は言う。長いノームの人生の中でこんな争いは慣れっこなのであろうか?
「こんな危ない事になってしまい、すみません!!」
「元々、あなた達の用心棒がフィリ様からの使命ですからね。何でもありませんよ。」
ザイラートはあくまで冷静で紳士的だ。この人は道徳の教科書で出来ているのであろうか?と、リーンは不謹慎ながら思った。
そうこうしている内に、数多の飛び交う岩石と共に巨人ゾンビ達は広い通路を走り寄ってきた。その様は、時折『ミズガルズ』を襲うと言われる大津波のように暴力的で圧倒的である。
「うっわ~!えらいこっちゃえらいこっちゃ!!!」
「ちょっと、あんた光魔法得意なんでしょ!?なんとかならないの!?」
「あ、そうだった!動転してたわ!!」
ガクッ。 (リーンのくずおれる音)
《レクイエム!》(亡者よ死の国へ帰れ!)
メルの威勢のよい詠唱と共に光の矢はゾンビ達の方へ一直線に向かって行った。
「これで、ゾンビどもは一網打尽のはずよ!!」
「あれっ?このフレーズ、フレーセイ島の時と瓜二つだわ(笑)?」
「ちょっと!笑ってる場合じゃないのよ!!」
メルの、このタイミングでのありえないボケに、リーンが突っ込む。
「あ、今度は効いたみたいよ!?」
「ホントだ!」
メルの言うとおり、メルが光の矢を飛ばした空間一帯のゾンビ達は、動きを端とやめ、そのまま広い通路に積み重なるようにくずおれていった。しかし、後から後からそれを踏み越え、ゾンビ達が迫ってくる。数千体のゾンビ、多勢に無勢だ。
「ちょっと~、仮にも七芒星なんでしょ!もっと広範囲に出来ないの!?イルトトさんのアイテムとかないの!!?」
「だって、七芒星と魔力の量は無関係だもん!はっ、そうだ、根こそぎ持ってきたアイテムだった!!はぁ~、あれでもないこれでもない(映画で強敵に襲われたドラ〇もん風)!!」
「ちょっと、何でド〇えもん風なのよ!?」
「ぷっ(笑)。」
冷静なザイラートも思わず吹き出す。メルは必死になって、背負っている風呂敷から何か役に立つアイテムがないか探り出している。動転しすぎて、役柄を忘れきっているように見える、彼女ら一行である。
「あ、あった、『エリクサー』!!!(あくまでドラえ〇ん風)」
「もう何でも良いわ、ちゃんと効くんでしょうね?」
「これで無尽蔵に魔力が回復できるはず!イルっちの、まぁ基本的な回復アイテムよね。そのあとは力業ね。。。」
「やれやれ。」
咄嗟に戦槌『爆炎槌』を繰り出し、飛んできた巨岩をかち割るロック。触れると同時に、『爆炎槌』はうなりを上げ爆発し同時に岩は火柱に包まれた。さすがに神工の作、適当に作ったとは良いながらもの凄い威力だ。原初のドワーフが創作したカーンの『大地の斧』やマキシムの『星辰剣』にも匹敵するような力を内に秘めているようにリーンには見えた。
そして、その火柱の先にリーン達の度肝を抜くおぞましい者どもが姿を現した。
おびただしい数の巨人のゾンビ。
総毛立つリーン達。
「お、おい、また巨人ゾンビかよ!?祟られてるな。。。」
「ちょっとちょっと、二連続でゾンビなんて、作者ZQ〇に影響されてるんじゃないでしょうね!?」
、、、
ゾンビ達はその大型で筋肉質な姿形からしてどうやら『炎の巨人』のようであった。『フレーセイ島』で遭遇したすでに肉体が朽ちかけた水死者のゾンビ達と違って、まだフレッシュで比較的動きも素早い。そしてその数だ、恐らくこの先に広間があるのだが、そこに何かの順番待ちでもしているのか、すし詰めにされているかのように見える。数千体はあろうか?
「ミルスラン枝窟まではここを通るしかなし、逃げるなら相当遅れるし、だいたい逃げ切れるかもわからん。打ち倒して行くしかないようじゃな。。。」
「ええ、その様ですね。」
事も無げにノームの二人は言う。長いノームの人生の中でこんな争いは慣れっこなのであろうか?
「こんな危ない事になってしまい、すみません!!」
「元々、あなた達の用心棒がフィリ様からの使命ですからね。何でもありませんよ。」
ザイラートはあくまで冷静で紳士的だ。この人は道徳の教科書で出来ているのであろうか?と、リーンは不謹慎ながら思った。
そうこうしている内に、数多の飛び交う岩石と共に巨人ゾンビ達は広い通路を走り寄ってきた。その様は、時折『ミズガルズ』を襲うと言われる大津波のように暴力的で圧倒的である。
「うっわ~!えらいこっちゃえらいこっちゃ!!!」
「ちょっと、あんた光魔法得意なんでしょ!?なんとかならないの!?」
「あ、そうだった!動転してたわ!!」
ガクッ。 (リーンのくずおれる音)
《レクイエム!》(亡者よ死の国へ帰れ!)
メルの威勢のよい詠唱と共に光の矢はゾンビ達の方へ一直線に向かって行った。
「これで、ゾンビどもは一網打尽のはずよ!!」
「あれっ?このフレーズ、フレーセイ島の時と瓜二つだわ(笑)?」
「ちょっと!笑ってる場合じゃないのよ!!」
メルの、このタイミングでのありえないボケに、リーンが突っ込む。
「あ、今度は効いたみたいよ!?」
「ホントだ!」
メルの言うとおり、メルが光の矢を飛ばした空間一帯のゾンビ達は、動きを端とやめ、そのまま広い通路に積み重なるようにくずおれていった。しかし、後から後からそれを踏み越え、ゾンビ達が迫ってくる。数千体のゾンビ、多勢に無勢だ。
「ちょっと~、仮にも七芒星なんでしょ!もっと広範囲に出来ないの!?イルトトさんのアイテムとかないの!!?」
「だって、七芒星と魔力の量は無関係だもん!はっ、そうだ、根こそぎ持ってきたアイテムだった!!はぁ~、あれでもないこれでもない(映画で強敵に襲われたドラ〇もん風)!!」
「ちょっと、何でド〇えもん風なのよ!?」
「ぷっ(笑)。」
冷静なザイラートも思わず吹き出す。メルは必死になって、背負っている風呂敷から何か役に立つアイテムがないか探り出している。動転しすぎて、役柄を忘れきっているように見える、彼女ら一行である。
「あ、あった、『エリクサー』!!!(あくまでドラえ〇ん風)」
「もう何でも良いわ、ちゃんと効くんでしょうね?」
「これで無尽蔵に魔力が回復できるはず!イルっちの、まぁ基本的な回復アイテムよね。そのあとは力業ね。。。」
「やれやれ。」
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