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第1章
1-87 メル 初めての活躍
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、、、戦闘が開始して、、、
「くそっ、潰しても潰してもきりがないわい!」
『爆炎槌』を振りかざし、次々に炎の巨人ゾンビに打ちかかるロック、しかし、炎の攻撃は身体的に耐性を持っている『炎の巨人』には大して効果がないようだ。そしてまったく痛みや熱さを感じない彼らはすぐさま、反撃に転じ巨大な木ぎれや棍棒を振りかざしてロックを肉の塊に変えようとする。しかし、歴戦の戦士でもあるロックはそんな攻撃をまともに受けるはずはない。
《レクイエム!》(亡者よ死の国へ帰れ!)
メルの返魂の光の矢で、炎の巨人のゾンビ達はぐいぐい数を削られていく。
「苦節22年、わ、私、この小説で初めて活躍できてるわ~(涙)!!はっ!? きゃっ!!!」
それでも後から後から無制限に迫ってくるゾンビ達。メルめがけてあたりの瓦礫を投げつけてくる。それを『獏の盾』で綺麗に受け流してかばうガラハド。そして、持っている『白銀の剣』はアンデッドには抜群の効果を発揮している。一瞬でその身体を霧に変えてしまうほど強い浄化の力を持っていた。その立ち回りは『リヒテナウアー剣術』師範代の認可を受けるだけのやはり見事なものである。
ザイラートはやはり流水のように自然に静かに、リーン達に危害が及ばないように周りに気を配りつつ、真っ白に輝く切れ味の鋭い片刃の細身の剣で『炎の巨人』ゾンビを次々に肉塊に変えていく。剣身に美麗な彫刻の施された、ザイラートその人にも似たシンプルで合理的で振るう姿の美しい剣である。
イルトトの作品の完成度ほどはないにせよ、ノームの熟練武器職人に打たれた、ここでの戦いには十二分な力を発揮する剣であった。名もない剣であるがここでは『白の剣』と命名しよう。手や足を切られても全く意に介さないゾンビ達も、全身バラバラになってしまえば、どうしようもないのであった。
と、後方から、突然すさまじい轟音を立てて燃えさかる隕石のような巨大な火球がザイラートめがけて迫ってくる。
「あ、危ない!!」
《ホンシュイライバ!》(来たれ洪水!)
ザイラートを蒸発させようとしていた火球にぶち当たる大きな水の塊、両者は一瞬のうちに消滅して、あたりに猛烈な水蒸気が立ちこめる。一瞬の判断でメルが繰り出した大量洪水生起の水魔法であった。どこで学んだのかご丁寧に圧縮して火球を相殺する機転付きである。
「あ、ありがとう、助かりました。しかし、どうやら相手に炎の魔道士がいる様子ですね。」
「いいえ~!どういたしまして~!!(感無量の笑み)」
メルがこの小説に登場して以来の初めての大活躍に、自身いつ死んでも良いかのような狂乱ぶりである。
続いて、火竜『ヴィーヴィル』が3体リーン達の前に姿を現した。国境の門壁周辺の村のスネア達が召喚した火竜より多少小さいながら姿形は瓜二つ、仮面のような綺麗な顔と、巨大な比翼、上半身は女の姿、下半身は飛龍そのものの容貌だ。
「おい~、こんなんまた来ちゃったよ~(涙)!!」
「どこかにおる魔道士のゾンビを仕留めないときりがないな!」
「では、私はそれを探し出して始末してきましょう。」
そう言うと、一瞬のうちに風のようにゾンビ達の群れに突進して姿を消すザイラートであった。その体術はガラハドだけが辛うじて認識できるレベルで、リーン達の目には辛うじて彼のマントの先が見える程度で、ましてや動体視力の劣ったゾンビ達であれば、ほとんど見る事も出来ないに違いなかった。
ゴォーーー!三体の仮面の火竜『ヴィーヴィル』から放たれる炎のブレスは、何本もの残像を残して、一直線にリーン達に迫る。辛うじて洪水をぶつけるメル。
「ちょっと~、こんなん何体も対処しきれないわ~!!?」
「炎の精霊じゃ、この斧なんかほとんど効き目ないしの、困ったわい。」
「くそっ、潰しても潰してもきりがないわい!」
『爆炎槌』を振りかざし、次々に炎の巨人ゾンビに打ちかかるロック、しかし、炎の攻撃は身体的に耐性を持っている『炎の巨人』には大して効果がないようだ。そしてまったく痛みや熱さを感じない彼らはすぐさま、反撃に転じ巨大な木ぎれや棍棒を振りかざしてロックを肉の塊に変えようとする。しかし、歴戦の戦士でもあるロックはそんな攻撃をまともに受けるはずはない。
《レクイエム!》(亡者よ死の国へ帰れ!)
メルの返魂の光の矢で、炎の巨人のゾンビ達はぐいぐい数を削られていく。
「苦節22年、わ、私、この小説で初めて活躍できてるわ~(涙)!!はっ!? きゃっ!!!」
それでも後から後から無制限に迫ってくるゾンビ達。メルめがけてあたりの瓦礫を投げつけてくる。それを『獏の盾』で綺麗に受け流してかばうガラハド。そして、持っている『白銀の剣』はアンデッドには抜群の効果を発揮している。一瞬でその身体を霧に変えてしまうほど強い浄化の力を持っていた。その立ち回りは『リヒテナウアー剣術』師範代の認可を受けるだけのやはり見事なものである。
ザイラートはやはり流水のように自然に静かに、リーン達に危害が及ばないように周りに気を配りつつ、真っ白に輝く切れ味の鋭い片刃の細身の剣で『炎の巨人』ゾンビを次々に肉塊に変えていく。剣身に美麗な彫刻の施された、ザイラートその人にも似たシンプルで合理的で振るう姿の美しい剣である。
イルトトの作品の完成度ほどはないにせよ、ノームの熟練武器職人に打たれた、ここでの戦いには十二分な力を発揮する剣であった。名もない剣であるがここでは『白の剣』と命名しよう。手や足を切られても全く意に介さないゾンビ達も、全身バラバラになってしまえば、どうしようもないのであった。
と、後方から、突然すさまじい轟音を立てて燃えさかる隕石のような巨大な火球がザイラートめがけて迫ってくる。
「あ、危ない!!」
《ホンシュイライバ!》(来たれ洪水!)
ザイラートを蒸発させようとしていた火球にぶち当たる大きな水の塊、両者は一瞬のうちに消滅して、あたりに猛烈な水蒸気が立ちこめる。一瞬の判断でメルが繰り出した大量洪水生起の水魔法であった。どこで学んだのかご丁寧に圧縮して火球を相殺する機転付きである。
「あ、ありがとう、助かりました。しかし、どうやら相手に炎の魔道士がいる様子ですね。」
「いいえ~!どういたしまして~!!(感無量の笑み)」
メルがこの小説に登場して以来の初めての大活躍に、自身いつ死んでも良いかのような狂乱ぶりである。
続いて、火竜『ヴィーヴィル』が3体リーン達の前に姿を現した。国境の門壁周辺の村のスネア達が召喚した火竜より多少小さいながら姿形は瓜二つ、仮面のような綺麗な顔と、巨大な比翼、上半身は女の姿、下半身は飛龍そのものの容貌だ。
「おい~、こんなんまた来ちゃったよ~(涙)!!」
「どこかにおる魔道士のゾンビを仕留めないときりがないな!」
「では、私はそれを探し出して始末してきましょう。」
そう言うと、一瞬のうちに風のようにゾンビ達の群れに突進して姿を消すザイラートであった。その体術はガラハドだけが辛うじて認識できるレベルで、リーン達の目には辛うじて彼のマントの先が見える程度で、ましてや動体視力の劣ったゾンビ達であれば、ほとんど見る事も出来ないに違いなかった。
ゴォーーー!三体の仮面の火竜『ヴィーヴィル』から放たれる炎のブレスは、何本もの残像を残して、一直線にリーン達に迫る。辛うじて洪水をぶつけるメル。
「ちょっと~、こんなん何体も対処しきれないわ~!!?」
「炎の精霊じゃ、この斧なんかほとんど効き目ないしの、困ったわい。」
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