悪魔な魔法使いの弟子はじめました。

こみあ

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第3章 覚醒

決戦は華やかに ― 3 ―

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 レシーネさん、本当に生きてたの? わ、私、あんなにしちゃったのに……

 広間に現れたレシーネさんは、裾の長い灰色のワンピースを着て自分の足で歩いてくる。両手は前で拘束され、腰にも紐を付けられていた。所々切れて長さがちぐはぐになってしまったぼさぼさの長い金髪を後ろで一つにまとめているので、少し青みがかった顔がしっかりと見えた。その瞳は何も映していないように感情が乏しく、なぜか一回り小さくなったような体からは生気がまるっきり感じられない。
 レシーネさんの姿が目に入った途端、勝手に身体が震えだす。よろけそうになる私を後ろにいたアーロンが支えてくれた。
 そんな私たちのことなどお構いなしに、ピピンさんに連れられて全員が大公の前で跪く。大公の許しを得て騎士たちはそれぞれ直立し、ピピンさんとタイラーさんが一歩前に出た。

「本日アーロン総師団長よりパーティー会場で不審な行動を目にしたとご報告頂き、パーティーの警備に当たっていた王都騎士団団長ホープス及び私の側近のタイラーが私の命の元、レイモンド伯爵邸内の監査を執行いたしました」

 ピピンさんが良く通る声で淡々と宣言し、タイラーさんを振り返る。するとタイラーさんがピピンさんのすぐ横に進み出て両手に抱えてた資料を付き出す。

「こちらが押収した証拠物件となります」

 すぐに王の間の召使が進み出て資料を一旦引き受けるとタイラーさんはその中から一枚を取りあげて玉座に広げて見せた。

「こちらは先ずレイモンド伯爵がつい最近作り変えた庭園の改変指示書と領収証、輸入の手続き書でございます。海外から取り寄せた大量の睡蓮をざわざ泉を作って浮かべた非常に豪奢なものですね」

 タイラーさんの言葉にレイモンド伯爵が顔色を変えて怒鳴り始めた。

「何の権利があって他人の屋敷を荒らしたんだ? たかが執事の分際で。そんなもの何の証拠にもならん」
「先ほど彼らは私の命で監査を行ったと言ったと思いますが。聞こえませんでしたかな?」

 ピピンさんがぴしゃりと言い放つ。ピピンさんの厳しい声に、一瞬でレイモンド伯爵が怯えた目になり縮こまった。その様子を黙って見守っていたタイラーさんがピピンさんに小さく会釈して言葉をつづける。

「我々は庭園の後片付けをされていた庭師の皆様を取り押さえ、廃棄されようとしていた睡蓮を一部押収させて頂きました。魔導騎士団第三師団外交担当者によればこちらの睡蓮は雪睡蓮ゆきすいれんと呼ばれ、強い魔力、特に光系統の魔力を持った人間への影響が甚大であるため長らく輸入禁止になっているそうです。通常輸入ルートは全て魔導騎士団第三師団によって監視されていますから、これだけの数を輸入されるのはさぞ大変だったことでしょう。まさか伯爵のように見識の広い方がこれをご存知なかったということは御座いませんよね」

 タイラーさんの冷たい瞳がレイモンド伯爵を射抜く。

「私は知らん。庭師頭が勝手にやったことだろ」

 レイモンド伯爵は当たり前だと言うように言い返した。タイラーさんはそれを横目にまた次の紙束に移った。

「さて、こちらにはフレイバーン南部バートン卿からレイモンド伯爵へ送られた書状です。レシーネ様の滞在と必要な物資の調達、本日のパーティーの開催をもって経済特区が確立した暁には財務大臣の地位と特区内における権益の優先的な権利を与える旨が示されています」
「そんな馬鹿な。それは……」

 反論の言葉を漏らしたレイモンド伯爵を横目にオレンジの短い髪が特徴の黒いローブを纏った騎士が前に出た。薄っすらと口元に笑みを浮かべつつ、タイラーさんの手から紙を一枚抜き取ると、それをレイモンド伯爵に見せつけるように掲げる。

「残念ながら燃やした紙など、我々の手に掛かればいくらでも再生できるんですよ。伯爵邸の暖炉の灰を全て再生して確認を取るのにはかなりの人員と時間を浪費しましたがな」

 彼の手の中で一旦消し炭まで燃え尽き、また再生される書状を見てレイモンド伯爵が目を見開き、頬をげっそりと落として声も出せない。

「ポール師団長、補足頂きありがとうございました。さてこちらは同様にしてレイモンド伯爵邸に滞在されていたレシーネ様の寝室から押収いたしました手紙の束になります。個人的なものですので読みあげるには及びませんが、簡単に要旨を纏めますとフレイバーンのバートン卿からアーロン様を籠絡するための根回しの指示が記されております」

 今度はピエール殿下に向きなおってタイラーさんが言葉を続ける。

「そしてこちらはバートン卿の指示どおりレシーネ様がしたためられたお手紙の控えです。ピエール殿下の元から押収いたしました」
「たかが臣下の分際で僕の執務室に入ったというのか!」

 ピエール殿下が激昂するが、いまだ騎士にしっかり押さえつけられててそれ以上言葉を続けられない。それをすっかり無視してタイラーさんが先を続けた。

「レシーネ様はこちらの手紙でピエール殿下にアーロン様が本来アレフィーリア家王家の正当な血族であり、ご自分の将来の地位を脅かす可能性が高いことを示唆しています」
「また古い話を」

 アーロンがフンっと鼻で笑い飛ばす。そんなアーロンの様子をピエール殿下が唖然として見つめていた。

「本来このようなざれ事に振り回されている時点で愚かとしか言いようがないが、そんな理由でまさか俺を陥れようと思ったとか言わないよな」
「何を言っている、今更隠すことはないだろう! どうせ魔力一つ持たない後継者の僕を見下し、次の大公の座を僕から奪うつもりだったのだろうが!」

 真っ赤な顔を歪めつつ、激情を込めてこちらを睨むピエール殿下を見下ろして、アーロンが小さなため息をつく。

「俺は別に自分の出生を隠したり偽ったことは一度もない。その必要もない。ただ言わなかっただけだ。どこの国で誰がどのように騒ごうと、俺自身は国の頭首だの政治だのに興味は全くない。だが俺や俺に関わる者に危害を加えると言うのであれば話は別だ」

 広間がシンっと静まってしまった。コホンと小さく咳ばらいをしてタイラーさんが続けた。

「今一度ここまでの情報をまとめましょう。次期大公位の継承を危惧されていたピエール殿下の下にバートン卿の意向でレシーネ様が訪れ、アーロン様にレシーネ様を嫁がせるにあたってアレフィーリア王家より国境に新たな経済特区の割譲を認めさせるよう進言されました。これによりアーロン様のルトリアス大公位の継承権を永久に放棄させ、ピエール殿下がご自分の地位を安定させるための後ろ盾になると申し出があったと思われます」

 そう言って一枚の手紙を差し出す。皆がレシーネに目をやるがその虚ろな瞳には一片の感情も現れず、何も返そうとしない。

「そしてこちらにピエール殿下からのお返事も押収しております。互いの未来のために協力を惜しまないとお返事されていますね」

 次の一枚をタイラーさんが今度はピエール殿下にも見えるように掲げた。

「そんなもの僕は書いていない!」

 取り押さえられたピエール殿下が一人真っ赤になって反論するのを冷たい目で見下ろしながらタイラーさんが続けた。

「残念ながらこちらの書記官がピエール殿下の筆跡を確認いたしました。もし必要であれば魔導騎士団から人を出してインクの出処を確認してもいいのですよ」

 私が要領を得ない顔で見あげると、アーロンが小声で水魔法の一つに流れ出したものを元の場所に戻すものがあることを教えてくれる。ピエール殿下が悔しそうに唇をかむ。

「おや、インク壺を処分されなかったのですか。密謀を行うにしてはお粗末でしたな」

 ピエール殿下の反応を見たピピンさんが相の手を挟んだ。

「ピエール殿下の使用人によりますとピエール殿下はご自分の気に入った翡翠のインク壷にインクを必ず移してからお使いになるそうです」

 うーん、タイラーさん、なんでも知っているどっかの家政婦さんみたいだ。

「さて最後になりますが、こちらに3本のナイフが御座います。こちらをレシーネ様の指示でレイモンド伯爵邸の地下の救護室に準備させられたのがこちらのメイドです」

 そう言って一人の女性を前に引き出した。年は私とあまり変わらないと思う。どちらかと言うと私よりもさらに小柄で、おどおどとした目で周りを見回している。彼女は前に押し出されると一旦その場で跪いて大公に礼を表し、許しを得てすぐに立ちあがった。怯えた表情の彼女の肩に手を置いてタイラーさんが優しく言葉をかける。

「クリスティーナさん。貴方が準備したものとその部屋で見たものをさっき私に教えてくださったようにここにいる皆さんにもどうぞ教えてあげて下さい」

 タイラーさんの丁寧な言葉と優しい言い回しのお陰で、彼女もやっと勇気付けられたように言葉を紡ぐ。

「レ、レシーネ様のお部屋からこれらのナイフと桶を救護室に持ち込み部屋を整えるように言われました。救護室はなぜか片側のベッドが持ち出されていて、大きな処刑用の杭が一本立てられていたんです。お、恐ろしくてナイフと桶を置いてすぐにそこを立ち去ろうと思ったんですけど……すぐに人の声がして。私、恐くなって。隣の部屋に入って声がしなくなるまで隠れていました」

 ひくっとしゃっくりのように息をついで彼女は続けた。

「静かに、息を殺していると、すぐに隣から女性の悲鳴と、レシーネ様の声が響いてきて……何か恐ろしいことが起きているのは分かりましたが、あ、足がすくんでそこを動けませんでした。しばらくするとレシーネ様が部屋から出ていかれるのが聞こえて、私、その、自分が用意したナイフが何に使われたのか気になって。もう一度部屋の扉を開けて中を覗いたんです」

 彼女の声が震えだした。

「そ、そこには女性が一人裸で縛り付けられていて。私の持ち込んだナ、ナイフが、その人の足に、刺さってて。お腹にも傷があって、その全てから、ち、血が、血が、いっぱい垂れてて」

 彼女の目から涙が溢れてきた。

「私、どうしていいかわからなくて。ご主人様にお伝えしようか、でもレシーネ様のお言いつけを聞くように言われていましたので怒られるかと。お嬢様、本当に申し訳ありませんでした。私、見たのに。私、何もできませんでした」

 彼女ははっきりと私に顔を向けて頭を下げた。
 私が眠っている間に私を見つけてくれてた人がいたなんて思いもしなかった。私がレシーネさんにされたことを他にも見た人がいたんだ……
 助けて欲しかったと思わない訳じゃないけれど、私も彼女の気持ちはよく分かる。無力な小娘の言葉が貴族にとってどんなに意味がないのかは、さっき自分も思い知らされたばかりだ。タイラーさんはクリスティーネと言う女性にお礼を言って下がらせるとまた先を続けた。

「これ以上はそこにいらっしゃるレシーネ様を尋問しなければ詳しいことは分かりませんが、お聞きになった通りレシーネ様がアエリア様を辱め、危害を加えたことには間違いが御座いません」

 タイラーさんの目は凍えるように冷たく輝きながら、何もない空中をぼーっと見つめているレシ-ネさんに向けられてる。
 ここまで言葉遣いこそ慇懃ながらもしっかりとした口調で事の次第を明快に説明し終えたタイラーさんが、その上で、今度は大公様に向き直ってキッパリとした態度で上申を始めた。

「レシーネ様の身柄はすでに勇者であられるアエリア様に危害を加えた罪で投獄を余儀なくされましたが、我が国へ政治的混乱を目的とした破壊活動を行った者として改めて正式に拘束されることを進言いたします。今回の件でフレイバーン側の思惑が我が国及び勇者様に与えた被害は見過ごすことが出来ません。今後フレイバーンとは正式な政治的折衝が必要となるでしょう」

 一度話し始めたタイラーさんはもう躊躇も何もなくスラスラと言葉を続ける。

「今現在唯一の水源を当のフレイバーンに頼っているわが国には大きな足かせがございますが、その際にもレシーネ様の身柄はこちらからの交渉材料として非常に有用になると思われます。短期的には貿易及び入出国に置ける水際での制限規制、及び監視を早急に開始し、市場の混乱を防ぐことが重要になります。また中・長期的には複数国からの水源の確保、保水及び取水技術の開発、貿易の制限により品薄となるフレイバーンの特産品の国内での代替え製品の開発及び普及を目指すことが必要かと思われます」

 タイラーさんの立て板に水のような説明に広間がシーンと静まる。
 タ、タイラーさんて本当に執事さん? 何かアチラの刑事さんとか政治家みたいだよ? 執事ってそんなことまでするもんなの?!
 驚きは私だけのものではなかったようだ。広間に集まっていた他の貴族からも徐々にどよめきが上がりはじめた。

「大公、こちらに魔導騎士団第三師団団長のポールも来ております。まずは正式にフレイバーンを準敵対国として扱うことをご検討頂きたい。今後の警備及び軍事的な防衛を話し合う必要があるでしょう」

 言葉とともにピピンさんがずいっと一歩前に出た。それを見た大公様が、最後にもう一度大きなため息を付いて立ちあがった。

「ピピン、タイラー良く分かった。本日よりフレイバーンとの外交を友好国から敵対国に切り替える。貿易そのほか数々の場面で大きな影響が出るであろう。各部所で随時必要な対応を優先的に行ってもらいたい」

 そう大公様がはっきりと断言すると室内の空気がピーンと緊張で強張った。

「今回の件の責によりレイモンド家から伯爵位を剥奪する。また逆にこれまで影からピピンを支え、今回も鮮やかな手腕で監査の指揮をとり必要な情報を集め迅速かつ有効な対応策を取りまとめたタイラーの功績を称え、新たに伯爵位を与える。ピピン、これまでのようにお前一人で全てを回すのは無理であろう。法務大臣、外務大臣はタイラーに引き継ぐがいい」

 そこで一旦言葉を切り、重々しく続けた。

「我が第一子、ピエールは王位継承権を剥奪し拘束、敵対国の政治的活動に加担した罪を確認の上改めて処分を下す。アーロン、それでいいな」

 大公が冷たい目でアーロンを見つめる。アーロンも同様の冷たい視線を返し、静かに頷いた。

「『勇者』アエリア、何か望むことは他にあるか?」

 最後に大公様が同じ冷たい目を私に向けて質問した。
 えっと私結局勇者なの? 勇者ってあの竜王倒しちゃった勇者?
 突然意見を求められて頭がこんがらがって何も浮かんで来ない。

 レシーネさんは生きてたし、ちゃんと捕まった。
 ピエール殿下ももう悪さできない。
 アーロンがフレイバーンに行く必要もないし、ならば私がこれ以上お嬢様する必要もない。
 あ、そうだ、これは確認したい。

「大公様、師匠は今まで通り働けるんですよね?私、辺境伯邸で師匠の弟子を続けてもいいんですよね?」

 大公様は一瞬戸惑った表情でピピンさんに視線を送ったが、すぐに頷いて答えてくれる。

「アーロンが今以上の地位を望まないのならばそれも良かろう」

 その返答にアーロンが一瞬キッとピピンさんを睨んで即答する。

「恐れながら、私は辺境伯の地位さえも望んだ覚えはありません。あの辺境伯邸で辺境伯を続けることに異議はございませんがそれ以上何か押し付けられるのでしたらこの弟子と二人で旅に出させて頂きます」

 ピピンさんが慌てて言葉を継いだ。

「対外的には他国への政治的配慮からここ100年ほど軍務大臣の役職は空席となっておりますがアーロン総師団長は実質軍部面の統括を既に担っています。有事の際には彼が十分その任を担ってくれるでしょう。そういう意味でもアーロン殿はこのまま辺境伯にとどめ置き、地方行政を任せて国力の底上げに貢献してもらうのが一番かと愚考します」

 うわ、師匠ってちゃんと貴族言葉で喋ってても俺様だった! なんかそれ貴族として大公様に言っちゃいけない言い方だよね?
 今のやり取りを見るに、目茶苦茶言ってるけど要はピピンさんていつもこうやって師匠を庇ってきてくれたんだ。やっぱり私、ピピンさんに一番感謝するべきな気がしてきた……

 結局聴聞会はそれでお開きになり、引き続きタイラーさんの簡略的な叙伯じょはく式が執り行われて、そのままピピンさん共々、対フレイバーン戦略会議に入ってしまった。
 それ以上その場に用のない私とアーロンは戦略会議が始まる前に挨拶を済ませ、アーノルドさんに護衛されながらアーロンの自室へと退散した。
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