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2話 孫を愛でる祖母の心境よ(逃避)
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「おーくん、座卓の上片づけて」
「はい」
「みかん残ってたけど食べる……って流石に痛んでるか」
台所でお茶を入れた杏里が、裏庭からもどって居間の座卓の奥に座った王子に声をかけた。
その後、杏里を板間に座らせた王子は、服の埃を落としにそそくさと裏庭へ行ってしまった。
中々戻ってこないので、当初の予定通りお茶を入れていたのだが。
無言で居間に戻った王子は、又もスマホとにらめっこしてこちらを見もしない。
全く最近の若者は。
などと思いつつも、自分もスマホを出して時間を確認した。
まだ大丈夫。
お茶飲んでゴミを出すくらいの時間はありそうだ。
「梅ジャムは一人一個まで」
「けちー」
いつの間にか王子がもう一パック持ってきていたそれを縁台の向こうに戻しつつ、ミルクせんべいのパックを二つ取ってレジにもう200円追加する。
「はい」
一つは王子に手渡しながら、自分も王子の向かいに座った。
駄菓子一個に100円入れるようになったのは、一体いつの頃からだろうか。
こうでもしないと、駄菓子の値上げをする気が全くないおばあちゃんは、人が来るほど損ばかりする。
いつからか、何を買っても1品100円払うのが、王子と杏里の暗黙のルールになっていた。
まあ、小さい頃タダで食べまくっていた分を返しているだけの気もするが。
「ソースないけど杏里ネェ大丈夫?」
「梅ジャムつけるよりはマシ」
杏里はあの梅ジャムの中途半端な酸味が苦手だ。酸っぱいなら酸っぱい、甘いなら甘くして欲しい。
しばらく二人とも無言で黙々とミルクせんべいを齧ってはお茶で飲み下す。
そろそろ日も傾きだし、気の早いカラスの声が遠くに響いた。
「喉つっかえないように。ほらお茶もっと飲んで」
急須のお茶をおーくんの茶碗につぎ足しながら、おーくんの開けたミルクせんべいのパックに自分のを半分乗せる。
「……杏里ネェ、俺いくつだと思ってんの?」
「おーくんは永遠に可愛い坊やだよ」
おっさん風の声音でそう告げる杏里を、王子が微妙な顔つきで見返している。
だがミルクせんべいのカスを口元につけたままこちらを見る王子の拗ねた顔に、ちっさい頃のおーくんの面影を見て、杏里はどこか満足げに自分のお茶を啜った。
そんな杏里の視線を避けるように、王子がまたもスマホに視線を落とす。
「いい加減その呼び方やめてくれない? もうすぐ高校卒業するのに恥ずかしい」
「それは『杏里ネェ』呼びしてるガキが言っていいセリフじゃないね」
呼び方をからかうように自分の声真似で返されて、王子がグッと言葉に詰まる。
そんな王子の様子にしてやったりと、杏里がにんまりと笑みを浮かべた。
とは言いつつも、最近は杏里も気を使って外では『おーくん』と呼んだりしない。
それ以前に、彼の名前自体、呼ぶ機会もめっきり減っているのだが。
「5歳しか違わないのにいつまでも……」などと小声で愚痴っているが、これでもおーくんは顔面偏差値はSSR級の高校生なのだ。相手が思春期真っただ中なのは杏里もちゃんと理解している。
私みたいなおばさんに『おーくん』呼びされているところを女子にでも見られたら恰好つかないだろうしね。
そこはお姉さんらしく、杏里も空気を読んで距離を取るように心がけていた。
でもだからだろうか、今日は久しぶりに一日おーくん呼びが出来たことが、実は結構嬉しかったりするのだが。
「俺のことはいいから、早くこれ開けないの?」
杏里の母性愛溢れる眼差しがよっぽどいたたまれないのか、王子が斜に見上げて箱を指先でトントンと叩く。
「でもこれ、鍵がないね」
おもちゃと言えど、南京錠みたいな物がついているのだ。多分家のどこかにはあるのかもしれないが、見つけられる気がしない。
折角拾ったけどあきらめるか。
そう思っていた杏里の耳にパキーンととんでもない音が響いてきた。
「こんなの……はい、取れた」
高校男子を見くびってたわ。
おもちゃとは言えど、南京錠を手で引きちぎった王子を思わず見つめる杏里。
「引くわー」
「どうして……手伝ったのに」
思いっきり素で投げかけられた一言に、王子がしょげた。
そんな様子を気にもせず、早速中を物色する杏里。
「うっわ、懐かしい!」
中から出てきたのは、丁寧に紙に包まれた珍しいルービックキューブだった。
「スゴ、なにこれ、重いよ!」
多分、金属でできているのだろう。普通のそれとは全然違い、持つとズシリと重い。
表面もツルツルで、色はついているけどうっすら虹色に輝くメタリック。
「これ結構レアな物なんじゃない?」
「なんであんな場所に置きっぱなしになってたんだろう」
一人騒ぐ杏里とは裏腹に、なぜか王子の顔色が曇る。
「昔私たちが遊んでて隠しちゃったんじゃないの?」
「いや、なんかもっとちゃんとした理由があった気が……杏里ネェ、やめなよ、それ直せなくなるだろ」
少し虹色を帯びた表面が角度でキラキラ光るのが綺麗で、ついついガチャガチャと9つの立方体をスライドさせて色を混ぜこぜにしていると王子に止められた。
確かに杏里はこの手のおもちゃは苦手だ。めちゃくちゃにはできるが、元には戻せない。
そう分かりつつ、ごちゃごちゃに混ぜてから王子に手渡す。
「はい、おーくん直して」
ため息一つ。おーくんは杏里から手渡されたルービックキューブを手の上で数回回転させたのち、仕方なさそうに取り組み始めた。
なんとなく、まだ帰るのがもったいなく感じていた杏里は、その様子を楽し気に見守っている。
褒められたくて一生懸命な孫を見守る祖母のような気持ちだ。
実はさっきから二人の間に流れていた変な空気がすっかりどこかへ飛んでいってくれたことにも地味に感謝している。
「あ、一面揃ったね」
杏里がそう声をかけた瞬間。ルービックキューブが突然王子の手を離れて空中に浮きあがる。
「へ?」
「は?」
兄弟のように似たようなアホ声を揃って上げた二人の真ん中で、クルクルと回りだしたルービックキューブが弾けるように白く光った。
「あぶな──」
焦った声で叫ぶ王子の声と、突然の浮遊感。
覆いかぶさる大きな体と、伸ばされる腕。
歪むおーくんの整った顔。
それを瞼に焼きつけて、杏里の視界は白に染まった。
「はい」
「みかん残ってたけど食べる……って流石に痛んでるか」
台所でお茶を入れた杏里が、裏庭からもどって居間の座卓の奥に座った王子に声をかけた。
その後、杏里を板間に座らせた王子は、服の埃を落としにそそくさと裏庭へ行ってしまった。
中々戻ってこないので、当初の予定通りお茶を入れていたのだが。
無言で居間に戻った王子は、又もスマホとにらめっこしてこちらを見もしない。
全く最近の若者は。
などと思いつつも、自分もスマホを出して時間を確認した。
まだ大丈夫。
お茶飲んでゴミを出すくらいの時間はありそうだ。
「梅ジャムは一人一個まで」
「けちー」
いつの間にか王子がもう一パック持ってきていたそれを縁台の向こうに戻しつつ、ミルクせんべいのパックを二つ取ってレジにもう200円追加する。
「はい」
一つは王子に手渡しながら、自分も王子の向かいに座った。
駄菓子一個に100円入れるようになったのは、一体いつの頃からだろうか。
こうでもしないと、駄菓子の値上げをする気が全くないおばあちゃんは、人が来るほど損ばかりする。
いつからか、何を買っても1品100円払うのが、王子と杏里の暗黙のルールになっていた。
まあ、小さい頃タダで食べまくっていた分を返しているだけの気もするが。
「ソースないけど杏里ネェ大丈夫?」
「梅ジャムつけるよりはマシ」
杏里はあの梅ジャムの中途半端な酸味が苦手だ。酸っぱいなら酸っぱい、甘いなら甘くして欲しい。
しばらく二人とも無言で黙々とミルクせんべいを齧ってはお茶で飲み下す。
そろそろ日も傾きだし、気の早いカラスの声が遠くに響いた。
「喉つっかえないように。ほらお茶もっと飲んで」
急須のお茶をおーくんの茶碗につぎ足しながら、おーくんの開けたミルクせんべいのパックに自分のを半分乗せる。
「……杏里ネェ、俺いくつだと思ってんの?」
「おーくんは永遠に可愛い坊やだよ」
おっさん風の声音でそう告げる杏里を、王子が微妙な顔つきで見返している。
だがミルクせんべいのカスを口元につけたままこちらを見る王子の拗ねた顔に、ちっさい頃のおーくんの面影を見て、杏里はどこか満足げに自分のお茶を啜った。
そんな杏里の視線を避けるように、王子がまたもスマホに視線を落とす。
「いい加減その呼び方やめてくれない? もうすぐ高校卒業するのに恥ずかしい」
「それは『杏里ネェ』呼びしてるガキが言っていいセリフじゃないね」
呼び方をからかうように自分の声真似で返されて、王子がグッと言葉に詰まる。
そんな王子の様子にしてやったりと、杏里がにんまりと笑みを浮かべた。
とは言いつつも、最近は杏里も気を使って外では『おーくん』と呼んだりしない。
それ以前に、彼の名前自体、呼ぶ機会もめっきり減っているのだが。
「5歳しか違わないのにいつまでも……」などと小声で愚痴っているが、これでもおーくんは顔面偏差値はSSR級の高校生なのだ。相手が思春期真っただ中なのは杏里もちゃんと理解している。
私みたいなおばさんに『おーくん』呼びされているところを女子にでも見られたら恰好つかないだろうしね。
そこはお姉さんらしく、杏里も空気を読んで距離を取るように心がけていた。
でもだからだろうか、今日は久しぶりに一日おーくん呼びが出来たことが、実は結構嬉しかったりするのだが。
「俺のことはいいから、早くこれ開けないの?」
杏里の母性愛溢れる眼差しがよっぽどいたたまれないのか、王子が斜に見上げて箱を指先でトントンと叩く。
「でもこれ、鍵がないね」
おもちゃと言えど、南京錠みたいな物がついているのだ。多分家のどこかにはあるのかもしれないが、見つけられる気がしない。
折角拾ったけどあきらめるか。
そう思っていた杏里の耳にパキーンととんでもない音が響いてきた。
「こんなの……はい、取れた」
高校男子を見くびってたわ。
おもちゃとは言えど、南京錠を手で引きちぎった王子を思わず見つめる杏里。
「引くわー」
「どうして……手伝ったのに」
思いっきり素で投げかけられた一言に、王子がしょげた。
そんな様子を気にもせず、早速中を物色する杏里。
「うっわ、懐かしい!」
中から出てきたのは、丁寧に紙に包まれた珍しいルービックキューブだった。
「スゴ、なにこれ、重いよ!」
多分、金属でできているのだろう。普通のそれとは全然違い、持つとズシリと重い。
表面もツルツルで、色はついているけどうっすら虹色に輝くメタリック。
「これ結構レアな物なんじゃない?」
「なんであんな場所に置きっぱなしになってたんだろう」
一人騒ぐ杏里とは裏腹に、なぜか王子の顔色が曇る。
「昔私たちが遊んでて隠しちゃったんじゃないの?」
「いや、なんかもっとちゃんとした理由があった気が……杏里ネェ、やめなよ、それ直せなくなるだろ」
少し虹色を帯びた表面が角度でキラキラ光るのが綺麗で、ついついガチャガチャと9つの立方体をスライドさせて色を混ぜこぜにしていると王子に止められた。
確かに杏里はこの手のおもちゃは苦手だ。めちゃくちゃにはできるが、元には戻せない。
そう分かりつつ、ごちゃごちゃに混ぜてから王子に手渡す。
「はい、おーくん直して」
ため息一つ。おーくんは杏里から手渡されたルービックキューブを手の上で数回回転させたのち、仕方なさそうに取り組み始めた。
なんとなく、まだ帰るのがもったいなく感じていた杏里は、その様子を楽し気に見守っている。
褒められたくて一生懸命な孫を見守る祖母のような気持ちだ。
実はさっきから二人の間に流れていた変な空気がすっかりどこかへ飛んでいってくれたことにも地味に感謝している。
「あ、一面揃ったね」
杏里がそう声をかけた瞬間。ルービックキューブが突然王子の手を離れて空中に浮きあがる。
「へ?」
「は?」
兄弟のように似たようなアホ声を揃って上げた二人の真ん中で、クルクルと回りだしたルービックキューブが弾けるように白く光った。
「あぶな──」
焦った声で叫ぶ王子の声と、突然の浮遊感。
覆いかぶさる大きな体と、伸ばされる腕。
歪むおーくんの整った顔。
それを瞼に焼きつけて、杏里の視界は白に染まった。
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