ゆめも

toyjoy11

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私は肉屋であって、ヒロインではありません

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俺が、肉屋を開店するにあたり、冒険者ギルドには滅茶苦茶お世話になった。

古い屋敷の解体。

肉を解体する解体場の建設。隣が冒険者ギルドで助かった。

玄関からかなり離れたところに住む家作成。ミーナさんのお願いで土地を貸して、隣には冒険者ギルドの従業員寮もできちゃったけど、そこは愛嬌。代わりに諸々の建設費や施設資材は全部ミーナさんが持ってくれたしね。

なんか、俺が来る直前に肉屋がほとんど潰れたらしいので、住民はギルドに直接買いに来たり、王都に買い付けに行っていたらっしいので、物凄く有難がられた。

一体何があったんだ?学園都市の肉屋。



で、なんだかんだで、オープンです。

ちなみに解体の方は寮に住んでいる冒険者ギルドの従業員がほとんどしてくれるそうです。俺もたまにはするけどね。

費用は全部ミーナさん持ち。その代わり、ミーナさんの夜食は俺が作る契約を結んだ。

ミーナさんだけでいいのか?と聞いたところ、従業員にはやらんと断言されてしまった。金払うなら、従業員に売ってやれば良いけど、勧めないと言われたので、大人しく従う。

確かに、料理して、元の木阿弥になっては困るしね。



価格を冒険者ギルドと同じに設定して、販売。

ちょっと価格を上げた味付き肉も置いてみた。



一日目。

10時に開店。

11時には閉店する羽目に・・・。



一応、バッファローみたいな魔獣の肉(以下牛肉と書く)とオーク肉を10頭ずつ用意したのに売り切れた。

味付き肉はミーナさんに買い占められた。

そして、お叱りの言葉と美味しいの言葉を頂いた。



味付き肉。

ギルドに登録されました。





二日目。

学園に肉屋の噂がいったらしい。学園の料理長が牛肉を10頭分購入。

今日は、30頭分ずつ準備していたから、何とかなるかと思ったのだが・・・。

12時に売り切れた。



いやいや、今まで買うところが少なかったせいだから、もうちょいしたら、落ち着くだろうと思い、倉庫を見て、愕然。牛肉は後100頭ほどしか無かった。冒険者ギルドの方でも一応肉は売っているので、当然と言えば当然だが・・・。



オークはまだ一杯あるので、問題ない。

数年前に冷凍庫が開発され、倉庫に仕入れられていて助かった。



午後が丸っと空いたので、近くのダンジョンに突入。アイテムボックス持ちの冒険者を連れて、40階層にいるバッファローに似た魔獣を狩りまくる。他の人もいるんだが、このダンジョンのこの階層にミノタウロスもいるんで、A級以上でないと中々来れない。そこそこ実力が高くないとこの階層にさえ来れないしね。

この点に関しては、本当にガルフに感謝だ。

俺、一応Aランクの冒険者だしね。



・・・余談だが、一緒に来た荷物持ちの青年25歳なんだが、俺より若く見えるので、俺が兄貴みたいな感じで対応された・・・。俺、15歳なのに・・・。



ちなみに、荷物持ちの青年、カレンダーって言う名前なんだが、俺のことを肉屋のジョンさんと呼んでくれている。それだけが救いだ。



その日だけで100頭ほどゲットできたので、解体場に依頼した。

従業員が大量の解体物にうんざりと言う目がありありと分かったので、目の前でミノタウロスの焼き肉をごちそうしてやった。1頭分だが、やる気アップには成功したらしい。



・・・ミーナさんが、「私の分は?!」と言って泣きついてきたこと以外は、かなり上手くいったと思う。



三日目。

牛肉とオーク肉50頭分を販売。

ようやっと、17時閉店。一応、少し残ったが、それは味付け肉にして、個人的に・・・楽しむ・・・いや、きっとミーナさんのお腹にほとんど入りそうだけど。



ミーナさん。一応、50kgもない感じの見た目なのに、前回の味付き肉牛1頭オーク1頭分。平らげたんだよな・・・。どうなってるんだろう?胃袋異次元になってるよ。絶対。



売り残りは牛肉3頭分。オーク肉1頭分だから・・・きっと、俺も食べれるはず。



四日目。

学園と肉供給提携が結ばれました。

一日8頭分の牛肉。2頭分のオーク肉の納入。学園が休みの時以外は常時供給する契約だ。

価格は時世で大丈夫だったので、ミーナさんに相談し、色々細かいことまで設定されて、契約がなされた。

主に、供給が難しくなった場合とかの制約だったようだが、ちょっと難しくて、ミーナさんに全部任せてしまった。悪いとは思うんだが、仕方が無い。だって、途中、戦時のあれこれの会話になったんで、頭がパーンってなった。



前世でだって、戦争のことには疎かったんだ。無理。人が死ぬのとか無理!考えるだけでも話を聞くだけでも、嫌になる。



食うために、殺すのは理解できる。でも、それ以外の理由での殺生は絶対に嫌だ。人も動物も食べる以外の理由で殺すのは止めて欲しい。そんな理由もあって、ゴブリンが持ち込まれた際もちゃんと調理して食べるようにしている。

・・・かなりあく抜きが必要になるけどね。

こっちは、冒険者ギルドで限定的に食べられている。ゴブリンのもつ鍋。味は美味しいのだが、見た目がエグイ。その為、ミーナさんは今のところ食べていない。



食べるで思い出した。

昨日の売れ残り、100gずつは食べれました。

・・・それ以外はミーナさんのお腹に消えました。



ミーナさんの胃袋マジ異次元。



今日は昨日と同じ50頭ずつ。17時の閉店まで昨日と同じくらい売れた。余りが牛肉2頭。オーク肉5頭。



5日目以降は、ある意味何事もなくだ。問題は、定期的に自分自身でダンジョンに狩りに行かなくちゃ肉の納入が滞ること。この街の肉屋が無くなった経緯はよくわからないが、需要と供給のバランスがなっていなかったのは確実だ。

ミーナさんに相談したところ、給料有りで冒険者講習【ダンジョン係】を引き受けることになった。

見どころあるのは3チームくらいしかいないんだが・・・と伝えたら、ちょっと青い顔になったミーナさん。

色々と相談の必要がありそうだった。



2週間くらいたって、冒険者クラスの改定が行われた。

元々高ランクだった人はそのままだが、B級以下は振り直しがされたとギルド職員のエルク君が愚痴っていた。どうやら、振り分けにより大抵の人間がランクダウンしたらしい。

冒険者離れしないことを願う。



1か月後、思ったことと逆になった。

冒険者。増えた。

ちょいちょい、ミーナさんと相談会をしていたら、マニュアルを作ろうとなって、その過程でこの王都ギルド本部どんどん仕組みを改定していった。
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