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仲介者~ささやきの悪魔?聖女?いいえ、私は人間です~
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~序章~
人間誰しも隠れた欲望がある。
美しい女をはべらしたい。
可愛い美少年を囲いたい。
金をあぶくの様に使ってしまいたい。
たらふく食べたい。
こんな比較的健全な欲望もあれば、醜悪な欲望もある。
〇〇を虐げたい。
××を切り刻んで食べたしまいたい。
△△を監禁してゆうことを聞かせたい。
全ての〇〇を跪かせたい。
本当に実に困った欲望の数々。
まぁ、でも、実際のところここまで悪化させる前に、誰かに違ったきっかけを与えられたら実はここまで悪化することは無い。
それに、腐った欲望が蔓延った時、意外にもその地域に独特な産業や文化が発達する。
まるでそれは花火のように、大きな美しい華を咲かせて、地上を焼き尽くす大火を生む。
そのギリギリを楽しんでいたつもりだったのだが、私は匙加減を間違ったらしい。
革命が起きたと思ったら、何でか山が噴火して、文明もろとも焼け野原。しかも、ビックウエーブ・・・そう、津波が押し寄せてきて、せっかく誘導した欲望の街は跡形もなく消えてしまった。
実に残念だ。
私は、きっと地獄に落ちるだろう。
魂を焼かれて、消滅するに違いない。
だって、私は罪人以外の何者でもない筈なのだから。
と思ったのに・・・。
目を覚ますと私はとある帝国の伯爵家の子女に生まれ変わっていた。
赤に近い茶色髪の父親。金髪に近い茶色髪の母親。
顔鼻立ちはまるで兄弟のように似通った夫婦。とても平凡な顔。
それが、私の今世の両親だった。
兄弟はおらず、一人っ子で生まれた。
どうやら、男の子どころか子供自体が生まれにくいんだとか。
でも、私は家系図を見て、納得した。
顔鼻立ちがとてもよく似ていると思ったら、それもそのはずである。
二人はいとこ同士だった。
と言うか、親世代どころかご先祖も含めて、近親婚ばっかりなのだ。
そりゃ、子供は生まれにくくなるだろうし、生まれても奇形・障害を含んだ子が産まれる確率が上がるのは当然と思えた。
そして、それはこの国の貴族全体に言えることだった。
この世界には魔法がある。
魔法は基本的に子々孫々に受け継がれるものらしい。
より強い血を受け継ぐために、他者の血を入れない為と言っているんだけど、正直馬鹿らしいと言わざるを得ない。
確かに近親者を伴侶にした場合、強い血族が産まれる確率も上がるけど、劣等生が産まれる確率の方が高いのに、何とも情けない。
だって、魔力であっても結合魔力は同種の物では混合しにくいと、前世で近い結果が得られていた。
まぁ、私の前世の肉体を持って、その研究をしていた際には既に人間種に魔力を持つものはほとんどいなくなっていたのだが。
同種のもので結合できた場合の魔力は確かに高いのだけれど、それは極めて稀。
確率で言うと8%以下だった。
単純に魔力をあげるんだったら、属性を変えて交配した方がより効率的に上がっていたのだが、その結果が出るのは人間種ならば、300年はかかると前世では結果が出てた。
まぁ、なんだ、既に人間種にほぼ魔力が無い状態で魔力をあげるとなれば、かなり非人道的な実験になるので、私はその研究所ごと廃棄したんだけど、ちょっと火力を間違えた。
まぁ、いいや、今度は間違えない様にしよう。
閑話休題。
そんな訳で、今世でもこの国の貴族に限って断言できる。
この国の貴族は滅びにかなり近しい状態に陥っていると。
さぁ、そんな中生まれた私は、一体何をしようか。
そんなの、当然、決まっていると思うけど、まぁ、実に滑稽かもしれない。
そう、私は決めていた。
私は人々に種を撒こうと思う。欲望の種を。
今世も発展の為、文明の為、そして、人間種の欲望を観察する為、実に楽しく種を撒こうと思う。
今度は容赦なく、しっかり発展させる。
文明に光を、人間の欲望に、慈悲の雨を。
~第一話 近親者~
例え、欲望ややりたいことがあったとしても、この短い手足と舌っ足らずの口では皆に自然に話しかけられないので、私は必至に母国語をマスターしようとした。
正直、文法も異なるし、勿論、言語自体も違う。発音も異なるので、言葉に関しては前世の知識が特に邪魔してなかなかマスターできなかった。
体は転がってたら、そのうち体力がついて、2歳の時には既にシャキシャキと歩けたと自負している。
うん。私は実にシャキシャキを歩けたと思う。
そして、私は普通のことを母親に囁いた。
「弟が欲しい。」
と。
両親は驚いた。
でも、笑って、その場を流した。
父親の侍従に囁いた。
「カレナ森林には子が生まれやすくなる木の実があるんだって」って。
もちろん、迷信である。
絵本に載っていたのは、本当だけれど、基本的に、おとぎ話。そう、フィクションの筈だから。
そして、数日後、父親は王都に呼び出されて、仕事に行った。
母と私は領地にとどまった。
1年半後、父親が戻ってきた時に、私の弟が生まれた。
同腹異種の我が弟が。
予想通り、水属性の母と土属性の侍従の子は実に魔力が高く、健康な男児だった。
きっと、このウェルシア伯爵家の跡取りとして、立派に育つだろう。
・・・父はその日、自殺した。
侍従を殺害した後に。
~第二話 お茶会~
3歳になり、私は親戚が集まるパーティーに参加することになった。
10数家集まったのに、同年代の子供は5人しかいない。
周りの大人たちは、弟の生まれた経緯を少なからず知っている。
だって、王都で父が働いていたことを知る人間はとても多い。
子供は十月十日。
計算が合わない。
皆、分かっている。
口には出さないけど、軽蔑の目線が、我がウェルシア伯爵家全体に注がれている。
新しく迎えられた父親はその視線の意味を知っているけど、何も言い返せないで恥辱を?んでいる。
私も顔は悔しそうにしてみている。
実際は、基本的にどうでもいい。
だって、君たちが近親婚をしていることの方が私から見たら実に滑稽で醜いんだもの。
新しい父親も母の従弟のうちの一人だった。
ほーんと、馬鹿らしい。
弟は新しい父親からも実の母親からも疎まれているんだけど、本当、滑稽でならない。
私は小さい手足しか持たないけど、弟のことはしっかりできる限り守っている。
だって、この子は私にとって、一番の種になる筈だから。
この国の大馬鹿どもへの大きな華を咲かせるためのきっかけになる筈の種。
私はこの国を亡ぼすことに何の躊躇もない。
あぁ、楽しみだなぁ♪
綺麗な華を咲かすため、私は出来る限り、彼を私自身でもって、育てる。
例え、どんな犠牲を払っても。
同年代では無いが、未成年の男女がこのお茶会には集まっている。
子供自体は少ないけど、それでも欲望の芽が産まれそうになっている男女が溢れていることは確かなのだ。
腐海の香りを漂わせる直前で留まっている女子にお見合いプロマイドと称して、表に男性の姿絵。裏に特性と趣味を書いたものをカードゲームの様にして作った。
その姿絵は全員、美男美少年にバージョンアップして描かれている。
まぁ、素材がお見合い用の姿絵なのである意味当然なのだが。
そんな男性ばっかりのカード100枚綴りを腐海の住人になりかけている人間に渡したらどうなるかなんて、想像に容易い。
そんな女子の前で、この人とこの人とか言って、並べて対戦させようとしたら、もう、VSと書いた文字が×になるに違いないのだ。
実に表情筋が一杯動いて楽しかった。
白き百合が大好きな男性陣には14歳前後の女子と女騎士のカードを渡してみた。
こっちは、私自身が理解できないこともあって、28枚しかない。
実に残念だ。
それでも貰った男性陣は実に喜んでくれた。
どういう行動をとるかは、やっぱり性別が異なるせいか理解も予想もできない。
でも、一石を投じることくらいはできただろう。
さぁ、後は誰かがエロ本とか薄い本とか作ってくれないかな?
実に楽しみだと思う。
次の日、何故か王都で誘拐事件が多発したらしい。
そして、また、優秀な子供が1年後生まれたらしいのだけど、それはまだ、私は知らない。
~第3話 お出かけ~
両親は不仲のまま維持。
母は部屋に閉じこもり、父は王都に行ったまま帰らない。
母は私を見て、酷く怯える。
そして、弟を見て、泣き出す。
本当、自分でしたことなのに、責任転嫁するのは実に困った子だと思う。
伯爵家の騎士たちは私たちに友好的である。
むしろ、可哀想とか言っているくらいである。
弟は私のことをカカねーちゃんと言う。
ちなみに私の名前は、カリアスキーネ・ウェルシア。カは合ってるけど、カカは何故だろうか?
まぁ、気にしない。
本日は新入りが実に面白そうなので、下町にお出かけの予定である。
新入りは成人したての15歳。
この世界の成人は男女ともに15歳であるので、大人になったつもりの新人は実に見ていて面白い。
彼の欲望の内容は成り上がりたいである。
あぁ、彼と一緒に抜け出せばどうなるか?なんて、実に刺激的で面白そうだ。でも、新入りだけでは意味がない。共犯者は誰にしよう?あぁ、そうだ、新しい父デボスラの侍女は実に私たちを目の敵にしている。
彼女はとても適任だ。
むしろ、彼女以外いい種は無いだろう?
あぁ、でも、それでは種の撒き過ぎだ。
ちゃんと土と栄養と場所が必要だ。
ある程度、古株で私たちに好意的な実力者・・・カナン副団長。彼にしよう。
カナン副団長が近くにいる状態で、新人のラジール君にコソコソ話をする。
「ラジール君が言ってた果実ジュースの屋台に行きたい。こっそり連れてって。」
と。
弟がてってってと近づいて、何々?って来た。
一緒に上目遣い光線。
ウっとなるラジール君。
副団長が気付いて、軽く私たちを叱った。
ワーッと逃げていく私と弟のアレン。
大声で叱る副団長が遊びで軽く追いかけてくる。
意図して、デボスラの侍女の近くを通り抜ける。
そして、3日後、私と弟は楽しく下町を楽しみましたとさ。
ラジール君の戦闘はとってもカッコよかった。
副団長補佐が実にいい仕事をしてくれた。
そして、デボスラの侍女は一人いなくなった。
ラジール君は他の新人から一個頭が出た状態になった。
ここからは彼次第だ。
切っ掛けはちゃんと与えたから、後は自分で頑張って欲しい。
あぁ、そう言えば、孤児を一人拾いました。
この国の王族解く言うの金髪碧眼の特徴をほんのり垣間見た少年だったので。
歳は私の2個上の5歳位かな?
痩せぎすだから、もっと上かもしれないけど。
あぁ、ちょっといい駒過ぎて扱いに困りそうだ。でも、絶対拾わないと言う選択肢は取れなかった。
だって、こんなに面白そうな駒を身近におかないなんて損だわ。
まぁ、速くとも8年後くらいにしか芽は出せないし、種として有効にするにもまだ足りなさすぎる。
弟と一緒に育てよう。
あぁ、楽しみだ。
人間誰しも隠れた欲望がある。
美しい女をはべらしたい。
可愛い美少年を囲いたい。
金をあぶくの様に使ってしまいたい。
たらふく食べたい。
こんな比較的健全な欲望もあれば、醜悪な欲望もある。
〇〇を虐げたい。
××を切り刻んで食べたしまいたい。
△△を監禁してゆうことを聞かせたい。
全ての〇〇を跪かせたい。
本当に実に困った欲望の数々。
まぁ、でも、実際のところここまで悪化させる前に、誰かに違ったきっかけを与えられたら実はここまで悪化することは無い。
それに、腐った欲望が蔓延った時、意外にもその地域に独特な産業や文化が発達する。
まるでそれは花火のように、大きな美しい華を咲かせて、地上を焼き尽くす大火を生む。
そのギリギリを楽しんでいたつもりだったのだが、私は匙加減を間違ったらしい。
革命が起きたと思ったら、何でか山が噴火して、文明もろとも焼け野原。しかも、ビックウエーブ・・・そう、津波が押し寄せてきて、せっかく誘導した欲望の街は跡形もなく消えてしまった。
実に残念だ。
私は、きっと地獄に落ちるだろう。
魂を焼かれて、消滅するに違いない。
だって、私は罪人以外の何者でもない筈なのだから。
と思ったのに・・・。
目を覚ますと私はとある帝国の伯爵家の子女に生まれ変わっていた。
赤に近い茶色髪の父親。金髪に近い茶色髪の母親。
顔鼻立ちはまるで兄弟のように似通った夫婦。とても平凡な顔。
それが、私の今世の両親だった。
兄弟はおらず、一人っ子で生まれた。
どうやら、男の子どころか子供自体が生まれにくいんだとか。
でも、私は家系図を見て、納得した。
顔鼻立ちがとてもよく似ていると思ったら、それもそのはずである。
二人はいとこ同士だった。
と言うか、親世代どころかご先祖も含めて、近親婚ばっかりなのだ。
そりゃ、子供は生まれにくくなるだろうし、生まれても奇形・障害を含んだ子が産まれる確率が上がるのは当然と思えた。
そして、それはこの国の貴族全体に言えることだった。
この世界には魔法がある。
魔法は基本的に子々孫々に受け継がれるものらしい。
より強い血を受け継ぐために、他者の血を入れない為と言っているんだけど、正直馬鹿らしいと言わざるを得ない。
確かに近親者を伴侶にした場合、強い血族が産まれる確率も上がるけど、劣等生が産まれる確率の方が高いのに、何とも情けない。
だって、魔力であっても結合魔力は同種の物では混合しにくいと、前世で近い結果が得られていた。
まぁ、私の前世の肉体を持って、その研究をしていた際には既に人間種に魔力を持つものはほとんどいなくなっていたのだが。
同種のもので結合できた場合の魔力は確かに高いのだけれど、それは極めて稀。
確率で言うと8%以下だった。
単純に魔力をあげるんだったら、属性を変えて交配した方がより効率的に上がっていたのだが、その結果が出るのは人間種ならば、300年はかかると前世では結果が出てた。
まぁ、なんだ、既に人間種にほぼ魔力が無い状態で魔力をあげるとなれば、かなり非人道的な実験になるので、私はその研究所ごと廃棄したんだけど、ちょっと火力を間違えた。
まぁ、いいや、今度は間違えない様にしよう。
閑話休題。
そんな訳で、今世でもこの国の貴族に限って断言できる。
この国の貴族は滅びにかなり近しい状態に陥っていると。
さぁ、そんな中生まれた私は、一体何をしようか。
そんなの、当然、決まっていると思うけど、まぁ、実に滑稽かもしれない。
そう、私は決めていた。
私は人々に種を撒こうと思う。欲望の種を。
今世も発展の為、文明の為、そして、人間種の欲望を観察する為、実に楽しく種を撒こうと思う。
今度は容赦なく、しっかり発展させる。
文明に光を、人間の欲望に、慈悲の雨を。
~第一話 近親者~
例え、欲望ややりたいことがあったとしても、この短い手足と舌っ足らずの口では皆に自然に話しかけられないので、私は必至に母国語をマスターしようとした。
正直、文法も異なるし、勿論、言語自体も違う。発音も異なるので、言葉に関しては前世の知識が特に邪魔してなかなかマスターできなかった。
体は転がってたら、そのうち体力がついて、2歳の時には既にシャキシャキと歩けたと自負している。
うん。私は実にシャキシャキを歩けたと思う。
そして、私は普通のことを母親に囁いた。
「弟が欲しい。」
と。
両親は驚いた。
でも、笑って、その場を流した。
父親の侍従に囁いた。
「カレナ森林には子が生まれやすくなる木の実があるんだって」って。
もちろん、迷信である。
絵本に載っていたのは、本当だけれど、基本的に、おとぎ話。そう、フィクションの筈だから。
そして、数日後、父親は王都に呼び出されて、仕事に行った。
母と私は領地にとどまった。
1年半後、父親が戻ってきた時に、私の弟が生まれた。
同腹異種の我が弟が。
予想通り、水属性の母と土属性の侍従の子は実に魔力が高く、健康な男児だった。
きっと、このウェルシア伯爵家の跡取りとして、立派に育つだろう。
・・・父はその日、自殺した。
侍従を殺害した後に。
~第二話 お茶会~
3歳になり、私は親戚が集まるパーティーに参加することになった。
10数家集まったのに、同年代の子供は5人しかいない。
周りの大人たちは、弟の生まれた経緯を少なからず知っている。
だって、王都で父が働いていたことを知る人間はとても多い。
子供は十月十日。
計算が合わない。
皆、分かっている。
口には出さないけど、軽蔑の目線が、我がウェルシア伯爵家全体に注がれている。
新しく迎えられた父親はその視線の意味を知っているけど、何も言い返せないで恥辱を?んでいる。
私も顔は悔しそうにしてみている。
実際は、基本的にどうでもいい。
だって、君たちが近親婚をしていることの方が私から見たら実に滑稽で醜いんだもの。
新しい父親も母の従弟のうちの一人だった。
ほーんと、馬鹿らしい。
弟は新しい父親からも実の母親からも疎まれているんだけど、本当、滑稽でならない。
私は小さい手足しか持たないけど、弟のことはしっかりできる限り守っている。
だって、この子は私にとって、一番の種になる筈だから。
この国の大馬鹿どもへの大きな華を咲かせるためのきっかけになる筈の種。
私はこの国を亡ぼすことに何の躊躇もない。
あぁ、楽しみだなぁ♪
綺麗な華を咲かすため、私は出来る限り、彼を私自身でもって、育てる。
例え、どんな犠牲を払っても。
同年代では無いが、未成年の男女がこのお茶会には集まっている。
子供自体は少ないけど、それでも欲望の芽が産まれそうになっている男女が溢れていることは確かなのだ。
腐海の香りを漂わせる直前で留まっている女子にお見合いプロマイドと称して、表に男性の姿絵。裏に特性と趣味を書いたものをカードゲームの様にして作った。
その姿絵は全員、美男美少年にバージョンアップして描かれている。
まぁ、素材がお見合い用の姿絵なのである意味当然なのだが。
そんな男性ばっかりのカード100枚綴りを腐海の住人になりかけている人間に渡したらどうなるかなんて、想像に容易い。
そんな女子の前で、この人とこの人とか言って、並べて対戦させようとしたら、もう、VSと書いた文字が×になるに違いないのだ。
実に表情筋が一杯動いて楽しかった。
白き百合が大好きな男性陣には14歳前後の女子と女騎士のカードを渡してみた。
こっちは、私自身が理解できないこともあって、28枚しかない。
実に残念だ。
それでも貰った男性陣は実に喜んでくれた。
どういう行動をとるかは、やっぱり性別が異なるせいか理解も予想もできない。
でも、一石を投じることくらいはできただろう。
さぁ、後は誰かがエロ本とか薄い本とか作ってくれないかな?
実に楽しみだと思う。
次の日、何故か王都で誘拐事件が多発したらしい。
そして、また、優秀な子供が1年後生まれたらしいのだけど、それはまだ、私は知らない。
~第3話 お出かけ~
両親は不仲のまま維持。
母は部屋に閉じこもり、父は王都に行ったまま帰らない。
母は私を見て、酷く怯える。
そして、弟を見て、泣き出す。
本当、自分でしたことなのに、責任転嫁するのは実に困った子だと思う。
伯爵家の騎士たちは私たちに友好的である。
むしろ、可哀想とか言っているくらいである。
弟は私のことをカカねーちゃんと言う。
ちなみに私の名前は、カリアスキーネ・ウェルシア。カは合ってるけど、カカは何故だろうか?
まぁ、気にしない。
本日は新入りが実に面白そうなので、下町にお出かけの予定である。
新入りは成人したての15歳。
この世界の成人は男女ともに15歳であるので、大人になったつもりの新人は実に見ていて面白い。
彼の欲望の内容は成り上がりたいである。
あぁ、彼と一緒に抜け出せばどうなるか?なんて、実に刺激的で面白そうだ。でも、新入りだけでは意味がない。共犯者は誰にしよう?あぁ、そうだ、新しい父デボスラの侍女は実に私たちを目の敵にしている。
彼女はとても適任だ。
むしろ、彼女以外いい種は無いだろう?
あぁ、でも、それでは種の撒き過ぎだ。
ちゃんと土と栄養と場所が必要だ。
ある程度、古株で私たちに好意的な実力者・・・カナン副団長。彼にしよう。
カナン副団長が近くにいる状態で、新人のラジール君にコソコソ話をする。
「ラジール君が言ってた果実ジュースの屋台に行きたい。こっそり連れてって。」
と。
弟がてってってと近づいて、何々?って来た。
一緒に上目遣い光線。
ウっとなるラジール君。
副団長が気付いて、軽く私たちを叱った。
ワーッと逃げていく私と弟のアレン。
大声で叱る副団長が遊びで軽く追いかけてくる。
意図して、デボスラの侍女の近くを通り抜ける。
そして、3日後、私と弟は楽しく下町を楽しみましたとさ。
ラジール君の戦闘はとってもカッコよかった。
副団長補佐が実にいい仕事をしてくれた。
そして、デボスラの侍女は一人いなくなった。
ラジール君は他の新人から一個頭が出た状態になった。
ここからは彼次第だ。
切っ掛けはちゃんと与えたから、後は自分で頑張って欲しい。
あぁ、そう言えば、孤児を一人拾いました。
この国の王族解く言うの金髪碧眼の特徴をほんのり垣間見た少年だったので。
歳は私の2個上の5歳位かな?
痩せぎすだから、もっと上かもしれないけど。
あぁ、ちょっといい駒過ぎて扱いに困りそうだ。でも、絶対拾わないと言う選択肢は取れなかった。
だって、こんなに面白そうな駒を身近におかないなんて損だわ。
まぁ、速くとも8年後くらいにしか芽は出せないし、種として有効にするにもまだ足りなさすぎる。
弟と一緒に育てよう。
あぁ、楽しみだ。
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