ゆめも

金持ち悪役令嬢に転生してます

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主人公の女の子は太ったままです。
でも、原作よりは多少痩せてます。
原作と違った原因は３つ。

１つ目、仕事を公爵令嬢自身がやってることを評価される様になり、ハンコ押すだけの仕事さえ、王族がしなくなったからです。
元々、原作でも王族は仕事をしていませんでしたが、ハンコ押すだけで公爵令嬢自身の成果を王族がやってることにしていたのです。
結果、しわ寄せが全部、宰相に行きました。

２つ目、ヒロインのマリアは小さい時から働き者です。原作では、働き者（笑）だったんです。
人の物を盗んで、さも、当然な顔で生活している女の子が原作のヒロインでした。ヒロインの母親自身がそう言う人だったので、しょうがありません。原作では、ここは書かれていないものの少し考えれば、泥棒して生活を維持していると分かるもんです。
王子はどっちにしろ（原作も転生ヒロインにしろ）、ヒロインを助けなかったんですけどね。
転生ヒロインの方は、転生前の常識のおかげで、働く意味をちゃんと理解してます。
だから、前々から王子が顔だけ過ぎて、笑えないと思っているんですが、原作補正でまだ好きでした。
まぁ、学園入学後は愛想つきましたが。
原作ヒロインと違い、転生ヒロインはマトモなので、ギルド長は本気で彼女のことを心配しています。
なんだったら、助けてあげようと思ってます。
原作ヒロインは盗みの常習なので、ギルド長はマリアが男爵令嬢にならずに大人になった場合、ヒロインを衛兵につき出すつもりでした。

…夢なので、別に良いのですが、原作ヒロインがクズ過ぎます。おっかしいな？

３つ目、お気付きとは思いますけど、ヒロインに成り代わる転生モブがいます。
大好きな乙女ゲームに転生したけど、モブのため、王子に出会えない少女です。冒険者の親を持つ少女マリアは同じ名前だけど、ヒロインになれないことに不満を持ってます。
王子大好きな彼女は隙あらば、ヒロインに成り代わるつもりでした。
ストレスを日常的にギルド長に発散したり、他の冒険者にぶつけてます。
原作とは違い、ヒロインのマリアに親みたいな好意を持ってるギルド長は、ダンジョンの宝物『変化の魔石』を使い、モブ少女をヒロインに成り代わるように姿形を変化させました。※とても高価な魔石ではあるものの、流通している物です。
これでヒロインのマリアは救えるし、不快な冒険者モブマリアも処分出来る一石二鳥。

実はこれだけなんだけど、運命はかなり変わるもので、驚きました。

まぁ、夢なんですけどね。