32 / 70
第二章
第2話 再び、スタートラインへ
しおりを挟む
煌びやかなシャンデリアが光を投げる広間。
中央の王座には王と妃。
壁沿いには、鎧をきらめかせた騎士や、式服を纏った文官たちがずらりと並んでいる。
その厳かな空気の中心でーー
ルスカ、ミュラー、クラリス、ヴィルの四人は膝をつき、深く頭を垂れていた。
「ルスカ・パストリア。お前を正式に医師として任命する。我が国での最年少記録だ。その誇りに驕らず、精進いたせ」
王の宣言に、ルスカは静かに頭を上げる。
五年前よりさらに背が伸び、肩幅も広くなり、立ち姿には少年の面影が薄れていた。
「このルスカ・パストリア。陛下より賜った御役目に恥じぬ働きをお誓い致します」
文官がいそいそと近づき、胸元へ金の勲章をつける。
王は満足げに頷き、次に視線を動かした。
「ミュラー診療所のヴィル、そしてクラリス。両名もまた、医師として任命する。励むがよい」
「ありがたき幸せに存じます」
ふたりが声を揃えて応じ、立ち上がると、同じく勲章が胸元に掲げられた。
「そして、師であるミュラー医師。貴殿には、我が国の公衆衛生の発展に寄与した功績を称え、褒章を授与する」
「身に余る名誉にございます。驕ることなく精進いたします」
ミュラーもまた、勲章を胸に授けられた。
(よし、あとは、ターンして出ていけば終わり……)
段取りを確認しつつ、クラリスが王の顔をふと見上げた瞬間ーー
王もまた、じっとこちらを見つめ返してきた。
目が合うや、王は蓄えたヒゲを撫でながら、悪戯めいた笑みを浮かべ、片目でそっとウインク。
(ふ、ファンサ!? いや待て、王という生き物の、そういう……挨拶、なのかも……!?)
わけもわからずクラリスも小さくウインクを返してしまう。
「クラ?出るよ!?」
横でヴィルが小声で噛みつくように促し、クラリスは慌てて姿勢を整え、広間を後にした。
「なんだったんだ……」
頭を抱えるクラリスの横で、ヴィルが深いため息をつく。
四人が式場から扉を抜けたその瞬間ーー
たたたっと軽い靴音が響き、勢いよく少女がクラリスへ抱きついてきた。
「お姉様っ!」
「わっ!」
反射的に抱き止めると、少女ーーフィーリアは両腕でぎゅうっとしがみついてきた。
十三歳になった彼女は五年前よりも背が伸び、
腰のあたりまで届く金の髪が光にきらめいている。
かつて“白雪姫”と呼ばれた彼女は、現在は国一番の賢姫として名を轟かせている。
抱きつく腕も、五年前と比べて随分強い。
その背後では、護衛のカレルが静かに一礼していた。
「無事に終わりましたか?本当は授与式、わたくしも参列したかったのに……!」
「そんな楽しいものでもなかったけど……あ、ねえ、王様って挨拶特殊なの?」
「特殊……?」
フィーリアがきょとんと首をかしげる。
その背後で、ヴィルのため息がひとつ落ちた。
「挨拶返したつもりだったの?王様にウインク返す人なんて、クラくらいだと思うよ……」
驚くほど落ち着いた声だった。
出会った頃の、クラリスよりも背が低く、おどおどしていたヴィルはもういない。
十七歳になった今は背丈も伸び、肩までの栗色の髪をひとつに結んだ横顔には、“若き医師”の自信が宿っていた。
「父上にウインク……?相変わらず、ネジが飛んでるなお前…」
両腰に手を当てたルスカが、呆れ顔で息をついた。
「だってそういう挨拶の文化だと思うじゃんか!」
「おもわねえ、普通の人間はな……」
にやけを隠しきれないミュラーが勲章をうっとりと眺めながらそう呟いた。
「ミュラー先生、顔やばいですって」
「うるせえな、いいだろ。嬉しいんだよ、この5年が報われて」
ミュラーは勲章についた小さな傷をごしごしと薄汚れたハンカチで擦る。
「大体な、医師免許もらうのにそんな勲章もらってんのもお前らくらいだからな。俺の時なんか、師匠のとこに書類一枚送られてきておわりだったよ」
「そうなんですか?」
ヴィルがポケットから綺麗なハンカチをミュラーに差し出した、その時だった。
「そう、特例なんだよ、きみたちは」
凛と響く声に皆が顔を向ける。
そこにいたのはーー
「やあ、久しぶりだね」
赤いマントを揺らしながら、にこやかに微笑む金髪の王子。
「し、し……シュヴァン王子!!」
クラリスの頬がぼん、と赤く染まる。
それを見たフィーリアは、抱きつく手にぎゅっと力を込め、あからさまに兄を睨みつけた。
が、シュヴァンはどこ吹く風と言った様子で、クラリスのそばに立った。
「最近忙しかったみたいだね。ルスカから聞いていたよ。何度か顔を見に行ったのだけど……きみに急な予定が入ったみたいで」
シュヴァンがちらりと視線をルスカへ。
ルスカはそっと目を逸らす。
「え!きてくださってたんですか!?そうと知ってたら……仕事なんか行かなかったのに…!!」
「それで、どうなさったんですかお兄様?何かご用でも?」
フィーリアが抱く手にさらに力を込め、にこりと微笑んだ。
「弟妹たちが随分逞しくなって、嬉しいよ……そうそう、クラリス嬢、きみに渡したいものがあるんだ」
シュヴァンが軽くあごを動かすと、後ろの騎士がきびきびと前に出て、クラリスの前に手を差し出した。
「え!!わ、わたくしめごときが、ななななにか下賜していただけるのですか…!?」
クラリスが震えながらシュヴァンを見上げると、彼はゆるく微笑み、短くうなずいた。
騎士の手のひらには、緑色の石。
その瞬間、フィーリアがはっと息を呑む。
「石…!?シュヴァン王子にいただいたものなら、ただの石でも家宝にします!!ありがとうございます!!」
勢いよく礼をしたクラリスの後頭部に、ぽすっ と軽い衝撃。
「……それは、ただの石ではない。魔石だ。……よいのですか、兄上?」
クラリスが頭を押さえつつ石を覗くと、ヴィルも背伸びして後ろから覗き込んだ。
「父上に許可はとってあるよ。彼女はフィーリアの治療に貢献してくれた、この国初めての女性医師だ。文句を言う人はいないだろうし、言わせないよ」
シュヴァンは口元だけで微笑む。
その目の奥は、底を隠すように静かだった。
(目の奥が冷たい!相変わらずメロい……!!)
周囲が一瞬で背筋を伸ばす中、クラリスだけが頬をさらに染めた。
「じゃあね、クラリス嬢。……近いうちに、また会おうね。紹介したい人がいるんだ」
それだけ告げると、シュヴァンは赤いマントを翻し、騎士を従えて歩き去っていった。
「え……結婚かな……?」
「……落ち着けクラリス。お前だけはない」
ミュラーのツッコミに耳も貸さず、クラリスは、震える掌に乗る石へ視線を落とす。
緑の魔石は鈍く光り、その中心には暗い煌めきが宿っていた。
まるでーー
これから待ち受ける“何か”を、指し示しているかのように。
中央の王座には王と妃。
壁沿いには、鎧をきらめかせた騎士や、式服を纏った文官たちがずらりと並んでいる。
その厳かな空気の中心でーー
ルスカ、ミュラー、クラリス、ヴィルの四人は膝をつき、深く頭を垂れていた。
「ルスカ・パストリア。お前を正式に医師として任命する。我が国での最年少記録だ。その誇りに驕らず、精進いたせ」
王の宣言に、ルスカは静かに頭を上げる。
五年前よりさらに背が伸び、肩幅も広くなり、立ち姿には少年の面影が薄れていた。
「このルスカ・パストリア。陛下より賜った御役目に恥じぬ働きをお誓い致します」
文官がいそいそと近づき、胸元へ金の勲章をつける。
王は満足げに頷き、次に視線を動かした。
「ミュラー診療所のヴィル、そしてクラリス。両名もまた、医師として任命する。励むがよい」
「ありがたき幸せに存じます」
ふたりが声を揃えて応じ、立ち上がると、同じく勲章が胸元に掲げられた。
「そして、師であるミュラー医師。貴殿には、我が国の公衆衛生の発展に寄与した功績を称え、褒章を授与する」
「身に余る名誉にございます。驕ることなく精進いたします」
ミュラーもまた、勲章を胸に授けられた。
(よし、あとは、ターンして出ていけば終わり……)
段取りを確認しつつ、クラリスが王の顔をふと見上げた瞬間ーー
王もまた、じっとこちらを見つめ返してきた。
目が合うや、王は蓄えたヒゲを撫でながら、悪戯めいた笑みを浮かべ、片目でそっとウインク。
(ふ、ファンサ!? いや待て、王という生き物の、そういう……挨拶、なのかも……!?)
わけもわからずクラリスも小さくウインクを返してしまう。
「クラ?出るよ!?」
横でヴィルが小声で噛みつくように促し、クラリスは慌てて姿勢を整え、広間を後にした。
「なんだったんだ……」
頭を抱えるクラリスの横で、ヴィルが深いため息をつく。
四人が式場から扉を抜けたその瞬間ーー
たたたっと軽い靴音が響き、勢いよく少女がクラリスへ抱きついてきた。
「お姉様っ!」
「わっ!」
反射的に抱き止めると、少女ーーフィーリアは両腕でぎゅうっとしがみついてきた。
十三歳になった彼女は五年前よりも背が伸び、
腰のあたりまで届く金の髪が光にきらめいている。
かつて“白雪姫”と呼ばれた彼女は、現在は国一番の賢姫として名を轟かせている。
抱きつく腕も、五年前と比べて随分強い。
その背後では、護衛のカレルが静かに一礼していた。
「無事に終わりましたか?本当は授与式、わたくしも参列したかったのに……!」
「そんな楽しいものでもなかったけど……あ、ねえ、王様って挨拶特殊なの?」
「特殊……?」
フィーリアがきょとんと首をかしげる。
その背後で、ヴィルのため息がひとつ落ちた。
「挨拶返したつもりだったの?王様にウインク返す人なんて、クラくらいだと思うよ……」
驚くほど落ち着いた声だった。
出会った頃の、クラリスよりも背が低く、おどおどしていたヴィルはもういない。
十七歳になった今は背丈も伸び、肩までの栗色の髪をひとつに結んだ横顔には、“若き医師”の自信が宿っていた。
「父上にウインク……?相変わらず、ネジが飛んでるなお前…」
両腰に手を当てたルスカが、呆れ顔で息をついた。
「だってそういう挨拶の文化だと思うじゃんか!」
「おもわねえ、普通の人間はな……」
にやけを隠しきれないミュラーが勲章をうっとりと眺めながらそう呟いた。
「ミュラー先生、顔やばいですって」
「うるせえな、いいだろ。嬉しいんだよ、この5年が報われて」
ミュラーは勲章についた小さな傷をごしごしと薄汚れたハンカチで擦る。
「大体な、医師免許もらうのにそんな勲章もらってんのもお前らくらいだからな。俺の時なんか、師匠のとこに書類一枚送られてきておわりだったよ」
「そうなんですか?」
ヴィルがポケットから綺麗なハンカチをミュラーに差し出した、その時だった。
「そう、特例なんだよ、きみたちは」
凛と響く声に皆が顔を向ける。
そこにいたのはーー
「やあ、久しぶりだね」
赤いマントを揺らしながら、にこやかに微笑む金髪の王子。
「し、し……シュヴァン王子!!」
クラリスの頬がぼん、と赤く染まる。
それを見たフィーリアは、抱きつく手にぎゅっと力を込め、あからさまに兄を睨みつけた。
が、シュヴァンはどこ吹く風と言った様子で、クラリスのそばに立った。
「最近忙しかったみたいだね。ルスカから聞いていたよ。何度か顔を見に行ったのだけど……きみに急な予定が入ったみたいで」
シュヴァンがちらりと視線をルスカへ。
ルスカはそっと目を逸らす。
「え!きてくださってたんですか!?そうと知ってたら……仕事なんか行かなかったのに…!!」
「それで、どうなさったんですかお兄様?何かご用でも?」
フィーリアが抱く手にさらに力を込め、にこりと微笑んだ。
「弟妹たちが随分逞しくなって、嬉しいよ……そうそう、クラリス嬢、きみに渡したいものがあるんだ」
シュヴァンが軽くあごを動かすと、後ろの騎士がきびきびと前に出て、クラリスの前に手を差し出した。
「え!!わ、わたくしめごときが、ななななにか下賜していただけるのですか…!?」
クラリスが震えながらシュヴァンを見上げると、彼はゆるく微笑み、短くうなずいた。
騎士の手のひらには、緑色の石。
その瞬間、フィーリアがはっと息を呑む。
「石…!?シュヴァン王子にいただいたものなら、ただの石でも家宝にします!!ありがとうございます!!」
勢いよく礼をしたクラリスの後頭部に、ぽすっ と軽い衝撃。
「……それは、ただの石ではない。魔石だ。……よいのですか、兄上?」
クラリスが頭を押さえつつ石を覗くと、ヴィルも背伸びして後ろから覗き込んだ。
「父上に許可はとってあるよ。彼女はフィーリアの治療に貢献してくれた、この国初めての女性医師だ。文句を言う人はいないだろうし、言わせないよ」
シュヴァンは口元だけで微笑む。
その目の奥は、底を隠すように静かだった。
(目の奥が冷たい!相変わらずメロい……!!)
周囲が一瞬で背筋を伸ばす中、クラリスだけが頬をさらに染めた。
「じゃあね、クラリス嬢。……近いうちに、また会おうね。紹介したい人がいるんだ」
それだけ告げると、シュヴァンは赤いマントを翻し、騎士を従えて歩き去っていった。
「え……結婚かな……?」
「……落ち着けクラリス。お前だけはない」
ミュラーのツッコミに耳も貸さず、クラリスは、震える掌に乗る石へ視線を落とす。
緑の魔石は鈍く光り、その中心には暗い煌めきが宿っていた。
まるでーー
これから待ち受ける“何か”を、指し示しているかのように。
125
あなたにおすすめの小説
王宮侍女は穴に落ちる
斑猫
恋愛
婚約破棄されたうえ養家を追い出された
アニエスは王宮で運良く職を得る。
呪われた王女と呼ばれるエリザベ―ト付き
の侍女として。
忙しく働く毎日にやりがいを感じていた。
ところが、ある日ちょっとした諍いから
突き飛ばされて怪しい穴に落ちてしまう。
ちょっと、とぼけた主人公が足フェチな
俺様系騎士団長にいじめ……いや、溺愛され
るお話です。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
美少女に転生して料理して生きてくことになりました。
ゆーぞー
ファンタジー
田中真理子32歳、独身、失業中。
飲めないお酒を飲んでぶったおれた。
気がついたらマリアンヌという12歳の美少女になっていた。
その世界は加護を受けた人間しか料理をすることができない世界だった
転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~
深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。
ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。
それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?!
(追記.2018.06.24)
物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。
もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。
(追記2018.07.02)
お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。
お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!
転生したので前世の大切な人に会いに行きます!
本見りん
恋愛
魔法大国と呼ばれるレーベン王国。
家族の中でただ一人弱い治療魔法しか使えなかったセリーナ。ある出来事によりセリーナが王都から離れた領地で暮らす事が決まったその夜、国を揺るがす未曾有の大事件が起きた。
……その時、眠っていた魔法が覚醒し更に自分の前世を思い出し死んですぐに生まれ変わったと気付いたセリーナ。
自分は今の家族に必要とされていない。……それなら、前世の自分の大切な人達に会いに行こう。そうして『少年セリ』として旅に出た。そこで出会った、大切な仲間たち。
……しかし一年後祖国レーベン王国では、セリーナの生死についての議論がされる事態になっていたのである。
『小説家になろう』様にも投稿しています。
『誰もが秘密を持っている 〜『治療魔法』使いセリの事情 転生したので前世の大切な人に会いに行きます!〜』
でしたが、今回は大幅にお直しした改稿版となります。楽しんでいただければ幸いです。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる