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第7話 3人目のフレンドへ
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当分の間、ナナと特訓出来ないと言われた拓海は、1人で狩りをしていた。
スライムはもちろん、次にオススメと言われるウルフ狩りを決意する。
すぐに見つけることは出来たもののなかなか戦いにいけない。
「あぁ。やっぱ怖いな。ゲームとはいえ、動物だし、もし噛まれたりしたら嫌だしな」
戦闘に行くか迷ってるいるうちにウルフを取られてしまった。
「あぁ!!俺が狙ってたのに」
「は!?狙ってたって?お前10分間ウルフを見つめてただけじゃねぇか」
「おまっ、み、見てたのか?」
この男は10分間と言ったが、実際には30分間見ていた。
そして、ふと名前を見るとこいつは町で聞いた“オ○ニーソード”だった。
(こ、こいつが!?!?)
「あ!お前、俺の名前馬鹿にしてるだろ!」
「そ、そんなことねぇよ」
「いーや、絶対に馬鹿にしてるな。…そうだよな。俺もやらかしたと思ってるんだ。名前変えられねぇなんて知らなかったんだ」
「ど、どんまい」
「そんな憐れみの目で見るんじゃねぇよ。お前も似たようなもんじゃねぇか!」
「お、お前よりマシだろ」
オ○二ーソードは地面に膝と手をつき、落ち込んでいる。
「この名前のせいで町には入れねぇし、森でモンスター狩ることしか出来ねぇんだ。ギルド、入りたかったんだがな。お前はギルド入ってんの?」
「いや、入ってねぇけど」
「入ってねぇの!?何でだよ!」
「なんか、傷の舐め合いって聞いたから」
「え?」
「お互い辛い者同士で慰め合うのがギルドらしい」
「あぁ。お前人間か。俺は獣人だから入るとしたら狩りなんだ。狩りはまともって噂でさ」
「あ、そうなん?」
そう。イカれてる順といえば、
人間ギルド社畜>魚人ギルド魚群>エルフギルド自由>獣人ギルド狩り
という風になっている。
オ○二ーソードは立ち上がり、話し続ける。
「お前さ、何で人間選んだの?緑ってことはまだ始めたばっかとかだろ?調べたら社畜が一番やばいって分かるはずなのに」
「あー。調べずに始めちまった」
「ははは、馬鹿だな~」
「良いこと教えてやるよ!このゲームでフレンドにするなら獣人かエルフを勧める」
「あぁ。エルフにフレンドが居るよ。良い奴なんだ」
「そっか。なぁ!俺とフレンドにならねぇか!?」
「おう!よろしくな!オ○二ーソード」
「その名前で呼ばないでくれ、ゴリラエンジン」
「じゃあ、何て呼べばいい?」
「んー。そうだな。ニーソとか…」
「ニーソ?ニーソックス?お前、変態感は無くさないんだな」
「あ!!待ってくれ、やっぱ無し!今の無し!!ソード、ソードにしてくれ!」
「あぁ。了解だ。よろしくな!ソード」
これで拓海のフレンドは弓月、ナナ、ソードとなった。
このBWOにおいて、まともな人とフレンドになることは極めて難しい。
拓海はかなり運が良いということになる。
「ゴリラエンジン!お前の獲物とっちまった詫びに良いとこ教えてやるよ」
「良いとこ?」
「あぁ、着いてこい」
拓海はソードの後をついて行くことにした。
そして…
「はぁはぁ、ソード待って、速すぎ」
走るソードに全然ついていけない拓海。
獣人は足が速いため人間の拓海は置いていかれるのだ。
拓海が疲れてるのを見て足を止め、拓海に話しかける。
「大丈夫か?」
「すまん…」
「いやいや、いつも1人だったからお前が居ることちゃんと分かってなかった。こっちこそ、ごめん!」
「はぁはぁ。獣人って本当に速いんだな」
「あぁ!ちゃんと測れないから分からないけど、全力で走ったら多分新幹線と同じスピードで走れると思う!」
「マジ!?それはえぐいな」
そうして、歩きながらソードが教える良いとこに辿り着いた。
拓海とソードは木の陰から様子を伺っている。
「お前、これのどこが良いとこなんだよ」
「え?良いとこじゃん」
「ウルフが20匹近く居るなんて聞いてねぇよ!!」
「詫びって言ったじゃん」
「いやそうだけど。そうなんだけど、勝手に綺麗な風景とか期待しちゃうじゃん」
「綺麗な風景。え?ゴリラエンジンってあんまストレスないの?」
「ありありだよ。ありありのありだよ。めちゃくちゃ綺麗に見えてるよ」
「じゃあ、良いじゃん。狩りをしよう。見つめてるだけだと俺が全部貰っちゃうよ」
「詫びじゃねぇのかよ!」
「ウルフ1匹に対して20匹は多すぎるだろ」
そういうと、ソードは勢いよく飛び出し、剣で頭を切り落とした。
「ゴリラエンジン!早く出てこい!!」
「あー、もう、どうにでもなれ!」
拓海もソードにつられ、ウルフの前に姿を現した。
ウルフ、初戦。どんなものか分からないため使う技はやっぱりこいつ。
「コンロ」
ウルフの目の前で火をつける。
ガウッ。
噛みつかれそうになる拓海を見て、ソードが助けに入る。頭を引っぱたき一言。
「お前馬鹿なの!?!?」
「はは、冗談冗談」
一息つき、集中し始める。
使う技はナナから教えてもらったこれ。
「火槍」
目の前にいた5匹を一掃した。
その光景を見たソードは思わず見とれてしまった。その隙を狙うウルフに拓海は攻撃に入る。
「火球」
「ごめん!助かった!!」
「これでおあいこだな!」
「あぁ!!」
そして、ソード12匹、拓海8匹で終わった。
スライムはもちろん、次にオススメと言われるウルフ狩りを決意する。
すぐに見つけることは出来たもののなかなか戦いにいけない。
「あぁ。やっぱ怖いな。ゲームとはいえ、動物だし、もし噛まれたりしたら嫌だしな」
戦闘に行くか迷ってるいるうちにウルフを取られてしまった。
「あぁ!!俺が狙ってたのに」
「は!?狙ってたって?お前10分間ウルフを見つめてただけじゃねぇか」
「おまっ、み、見てたのか?」
この男は10分間と言ったが、実際には30分間見ていた。
そして、ふと名前を見るとこいつは町で聞いた“オ○ニーソード”だった。
(こ、こいつが!?!?)
「あ!お前、俺の名前馬鹿にしてるだろ!」
「そ、そんなことねぇよ」
「いーや、絶対に馬鹿にしてるな。…そうだよな。俺もやらかしたと思ってるんだ。名前変えられねぇなんて知らなかったんだ」
「ど、どんまい」
「そんな憐れみの目で見るんじゃねぇよ。お前も似たようなもんじゃねぇか!」
「お、お前よりマシだろ」
オ○二ーソードは地面に膝と手をつき、落ち込んでいる。
「この名前のせいで町には入れねぇし、森でモンスター狩ることしか出来ねぇんだ。ギルド、入りたかったんだがな。お前はギルド入ってんの?」
「いや、入ってねぇけど」
「入ってねぇの!?何でだよ!」
「なんか、傷の舐め合いって聞いたから」
「え?」
「お互い辛い者同士で慰め合うのがギルドらしい」
「あぁ。お前人間か。俺は獣人だから入るとしたら狩りなんだ。狩りはまともって噂でさ」
「あ、そうなん?」
そう。イカれてる順といえば、
人間ギルド社畜>魚人ギルド魚群>エルフギルド自由>獣人ギルド狩り
という風になっている。
オ○二ーソードは立ち上がり、話し続ける。
「お前さ、何で人間選んだの?緑ってことはまだ始めたばっかとかだろ?調べたら社畜が一番やばいって分かるはずなのに」
「あー。調べずに始めちまった」
「ははは、馬鹿だな~」
「良いこと教えてやるよ!このゲームでフレンドにするなら獣人かエルフを勧める」
「あぁ。エルフにフレンドが居るよ。良い奴なんだ」
「そっか。なぁ!俺とフレンドにならねぇか!?」
「おう!よろしくな!オ○二ーソード」
「その名前で呼ばないでくれ、ゴリラエンジン」
「じゃあ、何て呼べばいい?」
「んー。そうだな。ニーソとか…」
「ニーソ?ニーソックス?お前、変態感は無くさないんだな」
「あ!!待ってくれ、やっぱ無し!今の無し!!ソード、ソードにしてくれ!」
「あぁ。了解だ。よろしくな!ソード」
これで拓海のフレンドは弓月、ナナ、ソードとなった。
このBWOにおいて、まともな人とフレンドになることは極めて難しい。
拓海はかなり運が良いということになる。
「ゴリラエンジン!お前の獲物とっちまった詫びに良いとこ教えてやるよ」
「良いとこ?」
「あぁ、着いてこい」
拓海はソードの後をついて行くことにした。
そして…
「はぁはぁ、ソード待って、速すぎ」
走るソードに全然ついていけない拓海。
獣人は足が速いため人間の拓海は置いていかれるのだ。
拓海が疲れてるのを見て足を止め、拓海に話しかける。
「大丈夫か?」
「すまん…」
「いやいや、いつも1人だったからお前が居ることちゃんと分かってなかった。こっちこそ、ごめん!」
「はぁはぁ。獣人って本当に速いんだな」
「あぁ!ちゃんと測れないから分からないけど、全力で走ったら多分新幹線と同じスピードで走れると思う!」
「マジ!?それはえぐいな」
そうして、歩きながらソードが教える良いとこに辿り着いた。
拓海とソードは木の陰から様子を伺っている。
「お前、これのどこが良いとこなんだよ」
「え?良いとこじゃん」
「ウルフが20匹近く居るなんて聞いてねぇよ!!」
「詫びって言ったじゃん」
「いやそうだけど。そうなんだけど、勝手に綺麗な風景とか期待しちゃうじゃん」
「綺麗な風景。え?ゴリラエンジンってあんまストレスないの?」
「ありありだよ。ありありのありだよ。めちゃくちゃ綺麗に見えてるよ」
「じゃあ、良いじゃん。狩りをしよう。見つめてるだけだと俺が全部貰っちゃうよ」
「詫びじゃねぇのかよ!」
「ウルフ1匹に対して20匹は多すぎるだろ」
そういうと、ソードは勢いよく飛び出し、剣で頭を切り落とした。
「ゴリラエンジン!早く出てこい!!」
「あー、もう、どうにでもなれ!」
拓海もソードにつられ、ウルフの前に姿を現した。
ウルフ、初戦。どんなものか分からないため使う技はやっぱりこいつ。
「コンロ」
ウルフの目の前で火をつける。
ガウッ。
噛みつかれそうになる拓海を見て、ソードが助けに入る。頭を引っぱたき一言。
「お前馬鹿なの!?!?」
「はは、冗談冗談」
一息つき、集中し始める。
使う技はナナから教えてもらったこれ。
「火槍」
目の前にいた5匹を一掃した。
その光景を見たソードは思わず見とれてしまった。その隙を狙うウルフに拓海は攻撃に入る。
「火球」
「ごめん!助かった!!」
「これでおあいこだな!」
「あぁ!!」
そして、ソード12匹、拓海8匹で終わった。
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