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第22話 武器購入へ②
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ドワーフ工房のドンに武器を作ってもらう約束をし1週間が経った。
受け取りは拓海とソード、2人で来た。
「おぅ、待ってたぞ。ほれ、これがお前らの新しい武器だ」
拓海には何の変哲もない杖。
一方、ソードには双剣を渡された。
「双剣?」
「あぁ。演習場で動きを見せてもらった時にな、お前は他の獣人に比べて速く動けるようだし、小回りがきくからな。使いずらければ片方だけでも良い。まぁ、試してみるといいさ」
「ありがとう、ございます」
「代金は既に貰ったからお前らはこれから試し打ちにでも行くといい」
「はい。ありがとうございます」
2人はドワーフ工房を出た。
森へ向かう途中、ナナに遭遇した。
「ナナー」
「ゴリラエンジン。武器は受け取ったか?」
「あぁ。ありがとな!!」
「ドンさんが作る武器は特別でな、使用者に合わせて変化する優れものだぞ!!」
「マジ?」
「だから、ナナはゴリラエンジンとソードをドンさんの元へと連れて行ったんだ。大事に使うんだぞ!」
「あぁ。大切に使う。改めてありがとな」
ソードが拓海とナナの会話に割って入る。
「ゴリラエンジン!!」
「なんだ?」
「俺、これからサタンさんに会ってきても良いか?ちゃんとお礼言いたい」
「あぁ。行ってこい。じゃあ俺は先に森で試し打ちしてるから」
「おぅ。また後で!!」
ソードはサタンにチャットを送り会いに行った。
「じゃあ、久しぶりにゴリラエンジンの魔法を見てやるぞ。ナナに感謝するのだぞ」
「はいはい」
「何だその態度は!!ナナは凄いんだぞ」
「分かってるって。ナナの実力は大運動会の時に思い知らされたからな」
「ふふんっ」
ドヤ顔のナナと一緒に森へと向かった。
ウルフ相手であれば、すぐに倒せるようになっていた。
「ふむ。ちゃんと修練したようだな」
「あんな凄い魔法見せられちゃな。そうだ。俺も新しい魔法を覚えたんだ」
「どんなのだ?」
「火弾」
弾丸程度の大きさ、いやそれよりも小さいサイズの火の弾を5発同時に飛ばす。
小さくとも威力はかなりのものだ。
「よく1人で出来るようになったな」
「だろ。かなり練習したからな」
「でも5発じゃ少ないぞ。最低20は出せるようにしろ」
「マジか。ちなみにナナは何発出せるんだ?」
「ん~。100、くらいだと思うが」
「そんなに!?ナナレベルになるにはまだまだだな。道のりは遠いか」
「それより、ゴリラエンジン。早く杖を使うのだ」
「あぁ」
「火弾ではなく、火球で試してみろ」
「おぅ」
丁度通りかかったウルフに向かって攻撃する。
杖を前に出し、ウルフに向かって魔法を唱える。
「火球」
すると、今までの火球とは比べ物にならないほどに火の威力がアップした。
初めて地面を抉るほどの攻撃を撃った。
「はぁはぁ。マジか」
「これが杖の力だ。ただし、そこら辺の露天で売られてる物じゃここまでのパワーアップはしない。ドンさんの武器だからこそ出来ることなんだぞ」
そこに挨拶をし終わったソードが合流した。
「待たせたな。ゴリラエンジン」
ソードが走ってやってきた。
「何だここ。なんでこんなに焼けてんだ?」
腕を組み凄く嬉しそうな顔をする拓海に気づく。ソードが勘づいた。
「は!?これって、もしかしてゴリラエンジンが…???」
「あぁ。そうだ」
ソードはナナの方を見る。頷くナナ。
「マジか!!俺も、俺もやる!!」
その瞬間ソードが消えた。
…と思ったらウルフの首を持って帰ってきた。
ポカンとしている拓海。
「ゴリラエンジン!!これすっげぇよ!!!!ウルフが簡単に切れる。野菜を切ってるみたいに簡単に切れる!!…って、なんでボーッとしてるんだ?」
「ソード、お前いつの間に」
「いつの間にって、いつも通りに狩ってきただけだろ」
「いやいやいや、全然いつも通りじゃなかったからな」
「はぁ?」
「ソードの武器には速度強化の付与が付いているんだと思うぞ」
「速度強化って、あの人そんなことも出来るのかよ」
「ドンさんは武器作りに関して一流だからな」
そうして、新しく武器を装備した2人だった。
受け取りは拓海とソード、2人で来た。
「おぅ、待ってたぞ。ほれ、これがお前らの新しい武器だ」
拓海には何の変哲もない杖。
一方、ソードには双剣を渡された。
「双剣?」
「あぁ。演習場で動きを見せてもらった時にな、お前は他の獣人に比べて速く動けるようだし、小回りがきくからな。使いずらければ片方だけでも良い。まぁ、試してみるといいさ」
「ありがとう、ございます」
「代金は既に貰ったからお前らはこれから試し打ちにでも行くといい」
「はい。ありがとうございます」
2人はドワーフ工房を出た。
森へ向かう途中、ナナに遭遇した。
「ナナー」
「ゴリラエンジン。武器は受け取ったか?」
「あぁ。ありがとな!!」
「ドンさんが作る武器は特別でな、使用者に合わせて変化する優れものだぞ!!」
「マジ?」
「だから、ナナはゴリラエンジンとソードをドンさんの元へと連れて行ったんだ。大事に使うんだぞ!」
「あぁ。大切に使う。改めてありがとな」
ソードが拓海とナナの会話に割って入る。
「ゴリラエンジン!!」
「なんだ?」
「俺、これからサタンさんに会ってきても良いか?ちゃんとお礼言いたい」
「あぁ。行ってこい。じゃあ俺は先に森で試し打ちしてるから」
「おぅ。また後で!!」
ソードはサタンにチャットを送り会いに行った。
「じゃあ、久しぶりにゴリラエンジンの魔法を見てやるぞ。ナナに感謝するのだぞ」
「はいはい」
「何だその態度は!!ナナは凄いんだぞ」
「分かってるって。ナナの実力は大運動会の時に思い知らされたからな」
「ふふんっ」
ドヤ顔のナナと一緒に森へと向かった。
ウルフ相手であれば、すぐに倒せるようになっていた。
「ふむ。ちゃんと修練したようだな」
「あんな凄い魔法見せられちゃな。そうだ。俺も新しい魔法を覚えたんだ」
「どんなのだ?」
「火弾」
弾丸程度の大きさ、いやそれよりも小さいサイズの火の弾を5発同時に飛ばす。
小さくとも威力はかなりのものだ。
「よく1人で出来るようになったな」
「だろ。かなり練習したからな」
「でも5発じゃ少ないぞ。最低20は出せるようにしろ」
「マジか。ちなみにナナは何発出せるんだ?」
「ん~。100、くらいだと思うが」
「そんなに!?ナナレベルになるにはまだまだだな。道のりは遠いか」
「それより、ゴリラエンジン。早く杖を使うのだ」
「あぁ」
「火弾ではなく、火球で試してみろ」
「おぅ」
丁度通りかかったウルフに向かって攻撃する。
杖を前に出し、ウルフに向かって魔法を唱える。
「火球」
すると、今までの火球とは比べ物にならないほどに火の威力がアップした。
初めて地面を抉るほどの攻撃を撃った。
「はぁはぁ。マジか」
「これが杖の力だ。ただし、そこら辺の露天で売られてる物じゃここまでのパワーアップはしない。ドンさんの武器だからこそ出来ることなんだぞ」
そこに挨拶をし終わったソードが合流した。
「待たせたな。ゴリラエンジン」
ソードが走ってやってきた。
「何だここ。なんでこんなに焼けてんだ?」
腕を組み凄く嬉しそうな顔をする拓海に気づく。ソードが勘づいた。
「は!?これって、もしかしてゴリラエンジンが…???」
「あぁ。そうだ」
ソードはナナの方を見る。頷くナナ。
「マジか!!俺も、俺もやる!!」
その瞬間ソードが消えた。
…と思ったらウルフの首を持って帰ってきた。
ポカンとしている拓海。
「ゴリラエンジン!!これすっげぇよ!!!!ウルフが簡単に切れる。野菜を切ってるみたいに簡単に切れる!!…って、なんでボーッとしてるんだ?」
「ソード、お前いつの間に」
「いつの間にって、いつも通りに狩ってきただけだろ」
「いやいやいや、全然いつも通りじゃなかったからな」
「はぁ?」
「ソードの武器には速度強化の付与が付いているんだと思うぞ」
「速度強化って、あの人そんなことも出来るのかよ」
「ドンさんは武器作りに関して一流だからな」
そうして、新しく武器を装備した2人だった。
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