21 / 36
第2章 一本取ったり、武器を忘れたり、キジを撃ったり、デポされかけたり。
9. 最初の日と同じ横顔に、再会した。
しおりを挟む
ずっと眠れずにいた。今、何時なのかを知るためには、シュラフから手を出して腕時計のバックライトをつけなくてはならない。そのときに立てる物音や、テント内をぼんやり照らすバックライトで、ぼくが起きていることを稜先輩に悟られてしまうのをなんとなく恐れていた。先輩も起きているということはほとんど確信していたが、それでもぼくがガサゴソと動いてはいけない気がしていた。
そのとき、先輩は静かに起き上がると、シュラフから抜け出てヘッドランプをつかみ、テントの口を開けて外に出て行った。トイレに行くのだろうか。
シュラフの外に腕を出し、腕時計の明かりをつけて時刻を確認すると、二十時二十分過ぎだった。シュラフに入って二時間近くが経っていた。
しばらくしても、先輩は帰ってこない。トイレにしては長すぎる時間だった。
気になったぼくは、シュラフから出て、ヘッドランプを額に付け、登山靴のひもを結ばずにガバガバのままで足につっかけてテントの外に出た。月のない夜だったから、先輩を見つけられるかどうか心配だったが、テン場から少し離れた林で、ヘッドランプの灯りがいったんともり、すぐに消えた。そちらに向かってみると、稜先輩がベンチに腰掛けて梢越しに空を見上げていた。
先輩がまぶしくないように、ヘッドランプを消す。
「足元、注意してね。また足ひねるよ。」
先輩は低く、静かな声で話す。
「はい。ありがとうございます。遅かったので、気になって来ちゃいました。」
「ここどうぞ。ごめんね。少し考え事をしたかったんだ。まあ、ちょっとね、いろいろあるんだよ、私にも。」
先輩が横にずれてくれたので、ぼくは隣に座り、同じ方角の夜空を見上げる。空は雲が広がっていて、市街地の灯りをぼんやりと反射している。だんだん闇に目が慣れてくると、そのわずかな光で隣に座る先輩の輪郭が分かるようになってきた。
「母が再婚することになってね。私も春休みに相手の人と会ったんだけど、とてもいい人そうだった。母には幸せになってほしいし、その人と一緒にいる母はとても楽しそうに笑っていたから、私も応援したいんだけどね。ただ……」
目が完全に暗闇に順応し、今では稜先輩の表情がぼんやりと分かる。
最初に会った日の、桜の花びらが後ろで舞い散っていた、あの横顔がそこにはあった。今は桜ではなく、幹だけの木々がシルエットになって後ろにたたずんでいる。ぼくが一瞬で好きになってしまったときの稜先輩が、そこにいた。
「その人は、私が山に登るのに反対してる。危険なことをしてほしくないからって母には言っているみたいだけど、どうも本当は、そういう私を通して、父の姿が見えてしまうのが嫌らしいんだよね。」
先輩はいったん言葉を切る。ポケットの中でカイロを握りなおす音が聞こえる。
「私は父のことが大好きだし、父と一緒に山で過ごした時間も大好きだった。私はこの先もずっと山に登り続けるつもりだし、きっとそのたびに父と一緒に山に登ったことを思い出す。でも、私にそうであってほしくない人がいるっていうことが、苦しくて悲しい。たまに、そのことがやりきれなくなることがある。私が大事に思っていることを、その人も大事に思ってくれなくてもいい。せめて、私に大事にさせ続けてほしいだけなのに。」
離れた場所で、小動物が枯葉を踏むカサコソという音が聞こえていた。
「ぼくが最初に会ったときの稜先輩も、今日と同じような悲しそうな顔をしていて、そのとき、先輩のことを一瞬で好きになりました。」
ぼくは口を開くと、いきなり告白した。今、言わなきゃいけないような気がした。理由なんかないけど、稜先輩に、今、この場所で伝えたかった。
稜先輩はぼくの方を向き、少しびっくりした顔をしたようだった。
「そのあと、先輩は豪快だったり強かったり意地悪だったり、少し優しかったり、そして誰よりも自由だったりしました。最初に会ったときの先輩と、すごく久しぶりに、今、再会している気がします。」
先輩の方を向くのが恥ずかしくて、夜空を見上げながら続ける。
「でも、豪快なのも意地悪なのも、先輩が、自分と同じような力がつけば、山がもっと楽しくなることを伝えたいからだと思うようになりました。それから、まっきーやぼくにも、きっと同じように、自信を持って先輩に接してほしいんだろうなって。そうしたら、豪快でも、意地悪でも、先輩のことがもっと好きになりました。」
横目で先輩を見る。稜先輩の豪快さや意地悪さと、まっきーのおしゃべりとにぎやかさは、本質的に同じものなのかもしれない。そこにいる誰かが、本当のその人自身でいるための、彼女たちなりのサポートの形。
「ぼくには何もできません。ただ、ぼくに言えるのは、ぼくにとって、先輩の大切なものが同じくらい大切だっていうことだけです。まっきーも旭先輩も久住先生も同じだと思います。」
思い切って先輩の方を向く。
「その大切なものを、先輩がこれからも大事にできるように、一人ではできなくても、この山岳部にいることで実現できるようになるためになるために、ぼくができるのは、トレーニングをして、山の勉強をすることだけです。そうすれば、これからいろいろな山で、きっと稜先輩と大事な時間をたくさん過ごせるだろうなって思います。すいません、何言ってるんですかね。何の解決にもならないですね。」
「ありがとう、つるちゃん。山岳部、正直に言えば最初は一人で心細かった。でも、入ってよかった。そうだね。ここでは私の大切なものを、好きなだけ大事にできるんだよね。」
先輩はいったん目を伏せ、ぼくの方に向き直る。
「あのさ、やっぱり『先輩』ってやめてほしいんだよね。つるちゃん、この一か月で見違えるくらい逞しくなった。知識の吸収量も半端じゃない。何より、山に行きたいっていう気持ちや、山にいて楽しい、もっと山に行くために練習したいっていう気持ちが伝わって来るのが嬉しい。だから、次に登る山について、遠慮しないでちゃんと意見を言い合いたい。」
「分かりました。でも、ちょっと照れますね。じゃあ、稜さん。稜さんには今まで話していませんでしたが、ぼくは実は、人の名前を呼ぶときに字が頭に浮かぶんです。まっきーはひらがなですが、稜さんは、漢字の、稜線の稜です。それがぼくの好きな人の名前です。」
「父がつけてくれた名前だね。私も、この漢字好きなんだよな。テストのたびに思う。さあ、体が冷えちゃったよ。テントに帰ろう。」
下弦の月はまだ地上には現れていなかった。ぼんやりとした稜さんの姿が立ち上がり、ベンチの後ろを回る。
そして、背中からぼくをぎゅっと、三秒だけ抱きしめた。ぼくが稜さんのことが好きなのと同じ意味で、稜さんはぼくのことを好きなわけではない。そういうハグだった。まわした腕をほどき、ぼくの肩に手を乗せ、彼女はぼくを待たずに先にテントに戻った。
稜さんのシュラフが入口側だったので、ぼくは彼女をまたいでテントに入る。冷えた体をシュラフに押し込み、眠ろうとしたそのとき、稜さんがおならをした。きっとわざとだと思ってちょっと腹が立ったぼくは、力を入れれば復讐できることに気付く。
下腹部に力を入れた。稜さんのものよりちょっとウェットな音が響いた。
「やべ。」
と、ぼくは思わず声に出してつぶやき、稜さんはこらえ切れなくなって声を出して笑い出した。
「うるさい。両神、早く寝ろ。」
と、隣のテントから先生の声が聞こえた。ぼくは念の為、再び稜さんをぎこちなくまたぎ、テントを出てトイレに向かった。その間ずっと後ろから、押し殺した笑い声が聞こえていた。
トイレから帰ってシュラフに入るとすぐに眠りに陥ちた。その夜、最強に意地悪な稜さんの夢を見た。
そのとき、先輩は静かに起き上がると、シュラフから抜け出てヘッドランプをつかみ、テントの口を開けて外に出て行った。トイレに行くのだろうか。
シュラフの外に腕を出し、腕時計の明かりをつけて時刻を確認すると、二十時二十分過ぎだった。シュラフに入って二時間近くが経っていた。
しばらくしても、先輩は帰ってこない。トイレにしては長すぎる時間だった。
気になったぼくは、シュラフから出て、ヘッドランプを額に付け、登山靴のひもを結ばずにガバガバのままで足につっかけてテントの外に出た。月のない夜だったから、先輩を見つけられるかどうか心配だったが、テン場から少し離れた林で、ヘッドランプの灯りがいったんともり、すぐに消えた。そちらに向かってみると、稜先輩がベンチに腰掛けて梢越しに空を見上げていた。
先輩がまぶしくないように、ヘッドランプを消す。
「足元、注意してね。また足ひねるよ。」
先輩は低く、静かな声で話す。
「はい。ありがとうございます。遅かったので、気になって来ちゃいました。」
「ここどうぞ。ごめんね。少し考え事をしたかったんだ。まあ、ちょっとね、いろいろあるんだよ、私にも。」
先輩が横にずれてくれたので、ぼくは隣に座り、同じ方角の夜空を見上げる。空は雲が広がっていて、市街地の灯りをぼんやりと反射している。だんだん闇に目が慣れてくると、そのわずかな光で隣に座る先輩の輪郭が分かるようになってきた。
「母が再婚することになってね。私も春休みに相手の人と会ったんだけど、とてもいい人そうだった。母には幸せになってほしいし、その人と一緒にいる母はとても楽しそうに笑っていたから、私も応援したいんだけどね。ただ……」
目が完全に暗闇に順応し、今では稜先輩の表情がぼんやりと分かる。
最初に会った日の、桜の花びらが後ろで舞い散っていた、あの横顔がそこにはあった。今は桜ではなく、幹だけの木々がシルエットになって後ろにたたずんでいる。ぼくが一瞬で好きになってしまったときの稜先輩が、そこにいた。
「その人は、私が山に登るのに反対してる。危険なことをしてほしくないからって母には言っているみたいだけど、どうも本当は、そういう私を通して、父の姿が見えてしまうのが嫌らしいんだよね。」
先輩はいったん言葉を切る。ポケットの中でカイロを握りなおす音が聞こえる。
「私は父のことが大好きだし、父と一緒に山で過ごした時間も大好きだった。私はこの先もずっと山に登り続けるつもりだし、きっとそのたびに父と一緒に山に登ったことを思い出す。でも、私にそうであってほしくない人がいるっていうことが、苦しくて悲しい。たまに、そのことがやりきれなくなることがある。私が大事に思っていることを、その人も大事に思ってくれなくてもいい。せめて、私に大事にさせ続けてほしいだけなのに。」
離れた場所で、小動物が枯葉を踏むカサコソという音が聞こえていた。
「ぼくが最初に会ったときの稜先輩も、今日と同じような悲しそうな顔をしていて、そのとき、先輩のことを一瞬で好きになりました。」
ぼくは口を開くと、いきなり告白した。今、言わなきゃいけないような気がした。理由なんかないけど、稜先輩に、今、この場所で伝えたかった。
稜先輩はぼくの方を向き、少しびっくりした顔をしたようだった。
「そのあと、先輩は豪快だったり強かったり意地悪だったり、少し優しかったり、そして誰よりも自由だったりしました。最初に会ったときの先輩と、すごく久しぶりに、今、再会している気がします。」
先輩の方を向くのが恥ずかしくて、夜空を見上げながら続ける。
「でも、豪快なのも意地悪なのも、先輩が、自分と同じような力がつけば、山がもっと楽しくなることを伝えたいからだと思うようになりました。それから、まっきーやぼくにも、きっと同じように、自信を持って先輩に接してほしいんだろうなって。そうしたら、豪快でも、意地悪でも、先輩のことがもっと好きになりました。」
横目で先輩を見る。稜先輩の豪快さや意地悪さと、まっきーのおしゃべりとにぎやかさは、本質的に同じものなのかもしれない。そこにいる誰かが、本当のその人自身でいるための、彼女たちなりのサポートの形。
「ぼくには何もできません。ただ、ぼくに言えるのは、ぼくにとって、先輩の大切なものが同じくらい大切だっていうことだけです。まっきーも旭先輩も久住先生も同じだと思います。」
思い切って先輩の方を向く。
「その大切なものを、先輩がこれからも大事にできるように、一人ではできなくても、この山岳部にいることで実現できるようになるためになるために、ぼくができるのは、トレーニングをして、山の勉強をすることだけです。そうすれば、これからいろいろな山で、きっと稜先輩と大事な時間をたくさん過ごせるだろうなって思います。すいません、何言ってるんですかね。何の解決にもならないですね。」
「ありがとう、つるちゃん。山岳部、正直に言えば最初は一人で心細かった。でも、入ってよかった。そうだね。ここでは私の大切なものを、好きなだけ大事にできるんだよね。」
先輩はいったん目を伏せ、ぼくの方に向き直る。
「あのさ、やっぱり『先輩』ってやめてほしいんだよね。つるちゃん、この一か月で見違えるくらい逞しくなった。知識の吸収量も半端じゃない。何より、山に行きたいっていう気持ちや、山にいて楽しい、もっと山に行くために練習したいっていう気持ちが伝わって来るのが嬉しい。だから、次に登る山について、遠慮しないでちゃんと意見を言い合いたい。」
「分かりました。でも、ちょっと照れますね。じゃあ、稜さん。稜さんには今まで話していませんでしたが、ぼくは実は、人の名前を呼ぶときに字が頭に浮かぶんです。まっきーはひらがなですが、稜さんは、漢字の、稜線の稜です。それがぼくの好きな人の名前です。」
「父がつけてくれた名前だね。私も、この漢字好きなんだよな。テストのたびに思う。さあ、体が冷えちゃったよ。テントに帰ろう。」
下弦の月はまだ地上には現れていなかった。ぼんやりとした稜さんの姿が立ち上がり、ベンチの後ろを回る。
そして、背中からぼくをぎゅっと、三秒だけ抱きしめた。ぼくが稜さんのことが好きなのと同じ意味で、稜さんはぼくのことを好きなわけではない。そういうハグだった。まわした腕をほどき、ぼくの肩に手を乗せ、彼女はぼくを待たずに先にテントに戻った。
稜さんのシュラフが入口側だったので、ぼくは彼女をまたいでテントに入る。冷えた体をシュラフに押し込み、眠ろうとしたそのとき、稜さんがおならをした。きっとわざとだと思ってちょっと腹が立ったぼくは、力を入れれば復讐できることに気付く。
下腹部に力を入れた。稜さんのものよりちょっとウェットな音が響いた。
「やべ。」
と、ぼくは思わず声に出してつぶやき、稜さんはこらえ切れなくなって声を出して笑い出した。
「うるさい。両神、早く寝ろ。」
と、隣のテントから先生の声が聞こえた。ぼくは念の為、再び稜さんをぎこちなくまたぎ、テントを出てトイレに向かった。その間ずっと後ろから、押し殺した笑い声が聞こえていた。
トイレから帰ってシュラフに入るとすぐに眠りに陥ちた。その夜、最強に意地悪な稜さんの夢を見た。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
女子ばっかりの中で孤軍奮闘のユウトくん
菊宮える
恋愛
高校生ユウトが始めたバイト、そこは女子ばかりの一見ハーレム?な店だったが、その中身は男子の思い描くモノとはぜ~んぜん違っていた?? その違いは読んで頂ければ、だんだん判ってきちゃうかもですよ~(*^-^*)
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
クラスで1番の美少女のことが好きなのに、なぜかクラスで3番目に可愛い子に絡まれる
グミ食べたい
青春
高校一年生の高居宙は、クラスで一番の美少女・一ノ瀬雫に一目惚れし、片想い中。
彼女と仲良くなりたい一心で高校生活を送っていた……はずだった。
だが、なぜか隣の席の女子、三間坂雪が頻繁に絡んでくる。
容姿は良いが、距離感が近く、からかってくる厄介な存在――のはずだった。
「一ノ瀬さんのこと、好きなんでしょ? 手伝ってあげる」
そう言って始まったのは、恋の応援か、それとも別の何かか。
これは、一ノ瀬雫への恋をきっかけに始まる、
高居宙と三間坂雪の、少し騒がしくて少し甘い学園ラブコメディ。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる