星野にて竜を駆るもの

思考機械

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15話「記憶」【フィーア】

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 俺に抱きつく女性。
(憶えてる……)
 冷凍睡眠時、いや覚醒後も何度もみた夢。

(『禁足地』の夢……あれは過去の事実だったのか……)

「あぁ……タモン……」
 女性の唇が近づく。そして口づけ。
 その刹那、頭の中に閃光が煌めいたように輝く。そして真っ白に……
 様々な出来事が走馬灯のように流れていく。
 やがて、俺は気を失った。


 目覚めると、先程の女性の顔が目の前にあった。
「目が覚めたか」
 やさしく微笑む。
「あぁ……待たせちゃったね……20年近くなるかな。フィーア姉ちゃん……しばらく振り」
 俺は身体を起こす。すべて思い出した。
 フィーアの後ろで、部屋を出るエルマとリイナが見えた。
「待ったし……探した。主様が生きている事は分かっていた。妾のライダーだからな」
 紅い瞳が涙に濡れる。あぁ、俺はこんなに愛しく思っている人を泣かせてしまった。
「ほんとすまない……ってライダーって?」
「タモンは既に妾のライダーじゃ。あの時……『禁足地』で出会ったときからのぅ」
 フィーアが愛おしげに俺の頰を撫でる。
「大きゅうなった。色々あったんじゃろう……男になったのぅ」
「その色々を今の今まで忘れちゃってたんだけどな。フィーア姉ちゃんのおかげで、全て思い出したよ」
 そういってフィーアを抱き寄せ、口づけする。
「あぁ……主様……」
 俺とフィーアは力いっぱい抱き合った。
 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「……旦那様の想い人……?」
 エルマさんから聞かされた事実。
「あぁ。おそらくはな。故郷の星『アイスティーナ』に居ると言っていた。……あんなに若いとは思わなかったが」
 旦那様が故郷の星を離れたのは確か15の時。今から19年前。
 『フィーア姉ちゃん』と呼んでいたことから恐らく年上だろう。30半ばは過ぎてる筈だが、どう見ても20過ぎぐらいの女性だった。
「……そうなんですか……」
「あいつの話だと、10才の頃からの想い人らしい。士官学校時代にそう聞いた」
「記憶……戻ったんですかね……」
「さっきの様子を見るとそうだろう」
 エルマさんが船室の扉を見つめる。
「まぁ、積もる話もあるだろうし、今はそっとしておいてやろう」
 そういって私の肩を抱き、通路を歩いていく。
(そっか……『タモン・ミチヤマ』の物語のメインヒロインなんだな……あの人は……)
 紅い髪に紅い瞳……凄く綺麗な人だった。
 私はエルマさんに肩を抱かれたまま、船室を後にした。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 長い長いキスの後、フィーアがベッドに上がり、俺を跨いでくる。
「ずっとこうしたかった……」
「……それは俺と『禁足地』で会った時から?」
 フィーアの赤いワンピースのボタンを外し、肩から脱がせていく。
「そんなわけ無かろう……ライダーとして認めていたのは、思えばあの時であったが……こうなりたかったのは、そなたと別れてからじゃ……んちゅ……」
 口づけしながら俺のベルトを外し、ジッパーを下ろす。立ち上がって腰まで落ちた赤いワンピースを脱ぎ捨て、俺はジッパーを下ろされたズボンを脱ぎ捨てる。
 再び跨がってきたフィーアの腰を抱き、目の前の大きな乳房に顔を埋める。
「愛しい主様よ……たくましゅうなった。好きなようにしていいのじゃぞ…」
「フィーア姉ちゃん……その『主様』ってのやめないか?」
 大きな乳房を下から揉み上げ、首筋に舌を這わせる。
「はぁぁぁぁ……其方は妾から欲した『ライダー』じゃ……主従は其方が上……だから主様なのじゃ」
「なんか違うんだよな……」
「ならば、其方も『姉ちゃん』呼ばわりはよせ」
「……ごめん……今更無理だわ……」
 そういって、首筋から乳房の頂点へと舌を這わせていく。
「あぁ!そ、そこは……」
「俺もずっとこうしたかった」
 乳首に少し歯をたてる。
「はぁぁぁ!も……もっと……もっと優しくしておくれ……その……せっ……1,000年生きてはおるが……はっ、初めてなのじゃ……こういう行為は……」
 フィーアが顔を赤らめる。可愛い。
「ごめん……でも姉ちゃん、俺の太ももに擦りつけてるよね」
 無意識なのか、フィーアのしっとりしたアソコが俺の太ももに擦りつけられている。
 そのせいか、フィーアの息遣いがどんどん切なく、荒くなる。
「これは……本能じゃ……め……雌としての……」
 俺はフィーアの腰に手を回し、支えながら仰向けに彼女を倒していく。
 紅い髪、紅い瞳、そして白い肌。大きな双丘にくびれた腰。そこから張り出したような大きなお尻、そして太もも。
「そう隅々まで見られると、流石に恥ずかしい」
 その口を塞ぐようにキスをする。
 舌を口内に侵入させると、ちょっと躊躇しながらも絡ませかえしてくる。
「うむっ……くちゅっ……ぷふぅ……こんないやらしい口づけをどこで覚えよったのかのぅ」
 息を荒げながらフィーアが問う。
「……ごめん姉ちゃん……記憶無くしてる間にいろいろと」
「ふふ。どっちじゃ?凛々しい女の方か?それともアンドロイドの可愛い娘の方か?」
(あちゃ。鋭いな姉ちゃんは)
「アンドロイドの方……嫉妬した?ほんとごめんね」
「嫉妬か。妾たち竜族の女には無い感情じゃな」
「そうなの?」
 流石に驚いてそう返す。
「主様が妾を愛してくれるだけで充分じゃ」
 そういって優しいキスをするフィーア。
 俺は唇を下へ下へと這わせ、へその下へ。
「はぁぁぁぁ……気持ち……いい……」
 フィーアの足を取り、開かせる。その下着は既にじっとりと濡れていた。
「脱がすよ。いいね?」
 返事を待たずに、下着に手をかける。フィーアは少し腰を浮かせて、スルリと脱がせた。
 その濡れた部分へ舌を這わせる。
「はぁっ!そこは!だっ……だめっ……じゃ……」
 洪水のように溢れてくる。クリトリスと陰唇を交互に舐める。
「あ……あ……くっ……くる……何かくる……」
 クリトリスを重点的に舐める。やがてフィーアの腰がガクガク震えだす。
「……イっ……クっ……」
 小さく囁くように呻くと、少々の潮吹きとともに腰が浮き、全身が力んだように突っ張る。
「姉ちゃん、可愛いよ……」
 浮いた腰を落とし、脱力したフィーアにキスをする。
「は……早く……早く……わっ……妾を……主様のもの……に……」
 息も絶え絶えにフィーアが囁いた。
「じゃあ……挿れるよ。痛いかもだけど……」
 俺は自分のモノを濡れたアソコにそっと当てた。
「妾はドラゴンじゃ……痛みなど……」
 ゆっくりと侵入してゆく。
「んんんんっ!」
 やがて侵入を抵抗するように狭まるが、躊躇せず突き入れていく。ゆっくりと。
「これほどっ……までっ……とは……あっ!あぁぁぁぁ……」
 そして奥まで侵入した。膣内が俺のモノを包み込んで蠢いている。
「来た……ようやく主様のものになれた……」
 涙ぐんで俺を見つめるフィーアが愛おしい。
「あぁ。フィーア姉ちゃんは俺のものだ。痛くない?」
「……嬉しいぞ……大丈夫だから……うっ……動いてくれ……」
 そっと腰を突き動かす。
「はぁっ……あっ……ぅあっ!あっ!アっ!アァん!」
「姉ちゃん……凄く気持ちいいよ」
 膣内がキュッキュッと締め付けてくる。
 少し腰を引き、入り口付近を責める。
「あぁっ!あぁぁぁっ……そっ、そこっ!気持ちっ!いいぃぃぃぃっ!」
 しばらく動いたあと、奥まで突き入れる。
「うぅぅぅぅんっ!おっ、奥もっ!奥も……いいっ!」
 突き入れるたびに、フィーアの秘裂からブシュブシュと愛液が吹き出す。
「あ……ま……また……来る……さっきより……大きい……何かが……」
 抽送を激しくする。
「いいよ。俺もイきそうだ」
「あっ!あんっ!あぁ!タっ……タモン!あっ……あるっ……主様っ!」
 深く深く突き入れる。
「イぃぃぃぃ!イッ……イッ!クッ!イク!イクっ!」
 膣内が強く締まりだす。
「いいいいいっ!イッ!イッ……イっグぅぅぅぅぅぅっ!」
 腰が浮き、全身が突っ張る。
 俺は蠢く膣内に搾り取られるように、最奥に放出した。
「いいいいいいいっ!あっ!あ……あ、熱い……」
 すべてを放出した俺はそのまま、フィーアのたわわな胸へと顔をうずめた。



「なるほど。そういう事があったのかぇ」
 俺はフィーアに膝枕されながら、今までの出来事を話した。
「そしてエザーリンから撤退する時、不意打ちを受けて乗艦が大破したんだ。……死を覚悟して、総員退艦後に僚艦を守る為に、敵に向かって転進した」
「……死ぬつもりだったのかぇ?」
 優しく俺の頭を撫で続けるフィーアの手が止まった。
「いや……その時、フィーア姉ちゃんの事を思い出したんだよ。だから救難カプセルに飛び込んだ」
「そうか……」
 フィーアが優しく微笑み、また頭を撫でた。
「妾は主様の戦死を聞いて……じゃが、ライダーの死を妾は悟る事ができる。生きておると信じて探した。ずっと探しておった……」
「爆発の影響で、遭難地点から全く反対方向に飛ばされたみたいなんだよね」
「そうであったか……遭難地点も探した。捕虜になったかとヴァルシニア辺境連邦の星々も探し回った」
 フィーアがまた涙を浮かべる。
「……ようやく会えた。愛しいライダーよ」
「うん」
 俺は膝の上でフィーアに向かって頷いた。
「で、この船はどうしたの?」
「アイスティーナのガスジャイアントで見つけた。かなり破損しておって、乗務員もおらなんだわ」
 フィーアが笑う。
「ドラゴン体で星々への旅も可能じゃが、船があった方が早いしの。宇宙港まで持って帰ると、港の連中が再び飛べるように修繕してくれおったわ」
「難破船を曳航するドラゴンか。港の人達も驚いただろうな」
 想像して笑った。
「ところで、あの船体のマークは妾かの?黒い機体に赤いドラゴン」
「あぁ。姉ちゃんを部隊マークにしたよ。連合宇宙軍辺境方面艦隊所属第二雷撃戦隊のシンボルさ」
「嬉しいのぅ」
 優しく微笑む。
「戦闘艇のアレを見て、タモンだと気づいたわ」
 撫でる手が頭から頬へと移る。
「で、今はその『エザーリンスキャンダル』とやらに巻き込まれておるのじゃな」
 急に真顔になるフィーア。
「あぁ。研究所ってのが何の研究をしてたのか。黒幕……は恐らくガムヴ・ルヴィ提督だろうけど、ヤツが何を企んでいるのか。そして、できることならリイナの身体を取り返してやりたい」
 エザーリン奪還作戦の内容を当事者として思い出した今、怪しいのはガムヴ・ルヴィ提督しかいない。それぐらい無謀で意味の無い作戦だった。
「ふむ。まずはエザーリンに降りようかの。全てはそれからじゃ……」
「いや。まずはお風呂だよ」
 そういって身体を起こし、フィーアにキスをした。

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