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第五章 母親で好き放題遊ばれるとは、情けない!
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「ああ、お待ちしておりましたわ。ハロルド様…そして、アンナさん」
「ドロシー、待ち焦がれていたようだな」
強引に連れられてきた寝室には、サラちゃんのお母さんのドロシーさんが待っていた。歳は私と同じぐらいで、上品でとても綺麗な女性だ。どこかおっとりとした雰囲気があって、それが彼女の色気や美しさを倍増させている気がする。それにとても上品な振る舞いをする。きっと、私と違って高い身分の家柄なのだとわかる。
こう言っては失礼なのは百も承知だが、生意気なサラちゃんと本当に親子なのかと思う。けど、ドロシーさんも鬼畜男の妾なのだ。母娘揃って同じ男の妾になるなんて…私には理解できない。
そんな私の怪訝そうな顔つきを気にすることなく、ドロシーさんは私の顔を見てにこやかに微笑んだ。
「ふふふ。アンナさん、今日はよろしくお願いします。一緒にハロルド様にたくさんご奉仕をして、満足するまで気持ち良くなってもらいましょう」
「あ、はい…」
私は思わずあっけに取られてしまい、相槌のような返答をするのが精一杯だった。すると鬼畜男が得意げな顔をして、私に向かって話しかけてきた。
「ふふふ。ドロシーとサラはな。私に忠誠を誓う素晴らしい部下の妻と娘だ」
「あら、私たちとの馴れ初め話ですか?恥ずかしいですわ」
「私はこの美しい母娘を非常に気に入ったものでな。その部下は特別に大出世させたよ。今では最前線の砦で、防衛の指揮を取ってもらっている。過酷な環境で年に数回、家に帰れるかも分からないが…それでも彼は使命感を持ち、5年近く任務に当たってくれている」
「うふふ。それで私、寂しくなって…そこをハロルド様に狙われてしまいましたの。もう私、ハロルド様なしでは生きていけませんわ♪」
そんな…なんて卑劣なことを考えるのだ。権力を用いて仲睦まじい夫婦を引き裂いて、強引に奪い取るなんて。しかも、それだけのことをされたのに…ドロシーさんはどうして幸せそうに語るのだろう。まるで恋人との馴れ初めを語る時のように…恥じらいながらも幸せそうなのだ。
「ドロシーを落とせばサラも簡単だった。娘も捧げなければ捨てると言ったら、ドロシーはすぐに娘との『密会』をセッティングしてくれたよ」
「サラも初めは戸惑っていましたけど…今では狂信的にハロルド様のことを愛しておりますわ」
「うむ。この通りドロシーとサラは肝が座ってあるのでな。ギャンブルのイロハを叩き込んだよ。おかげで気に入らぬ多くの政敵達が美しき母娘の罠に嵌り、失脚をしたよ」
「うふふ。アンナさんのご子息もその1人ですわ。まんまと罠に嵌り、多額の借金を背負うことになりましたわ」
狂っている。ただただ狂っている。その言葉しか見つからない。嬉々として娘を差し出したことを語る母親。でも、確かにサラちゃんは異常と形容できるほどに鬼畜男を崇拝していた。ドロシーさんもサラちゃんも、この鬼畜男に卑劣な所業の数々によって洗脳されてしまったのだろう。
「どうやら長話が過ぎたようだな。アンナが不機嫌そうな顔をしている」
「うふふ。ハロルド様に早くご奉仕がしたくてたまらないのですね。妾として素晴らしいですわ」
「なっ!?そんなわけないでしょ!」
異常者2名による曲解に私は思わず言葉を荒げて否定する。しかし2人は私のことなど気にも留めず、話を続ける。
「ふふふ。この反抗的な態度がまたそそるのだ」
「あら、まだ堕ちきっていないのですね。それはそれで…ハロルド様はそそられるのでしょうね」
「くっ…!」
この異常者達には何を言っても無駄なのかもしれない。私は返す言葉が思いつかなくなる。
「さあアンナ、これからドロシーと協力して私にたっぷりとご奉仕をしてくれ。繰り返すが、断るならば息子は多額の借金を背負うことになる。そうなれば、想像を絶する生き地獄が待っているだろう」
「くっ…!ひどい、酷すぎるわ…」
「うふふ。アンナさん、私と一緒に宴を楽しみましょう♪」
ドロシーさんがエスコートするように私の手を引き、大きなベッドへと誘導する。私はなすすべなく、鬼畜男へのご奉仕をすることにした。
「ああ、お待ちしておりましたわ。ハロルド様…そして、アンナさん」
「ドロシー、待ち焦がれていたようだな」
強引に連れられてきた寝室には、サラちゃんのお母さんのドロシーさんが待っていた。歳は私と同じぐらいで、上品でとても綺麗な女性だ。どこかおっとりとした雰囲気があって、それが彼女の色気や美しさを倍増させている気がする。それにとても上品な振る舞いをする。きっと、私と違って高い身分の家柄なのだとわかる。
こう言っては失礼なのは百も承知だが、生意気なサラちゃんと本当に親子なのかと思う。けど、ドロシーさんも鬼畜男の妾なのだ。母娘揃って同じ男の妾になるなんて…私には理解できない。
そんな私の怪訝そうな顔つきを気にすることなく、ドロシーさんは私の顔を見てにこやかに微笑んだ。
「ふふふ。アンナさん、今日はよろしくお願いします。一緒にハロルド様にたくさんご奉仕をして、満足するまで気持ち良くなってもらいましょう」
「あ、はい…」
私は思わずあっけに取られてしまい、相槌のような返答をするのが精一杯だった。すると鬼畜男が得意げな顔をして、私に向かって話しかけてきた。
「ふふふ。ドロシーとサラはな。私に忠誠を誓う素晴らしい部下の妻と娘だ」
「あら、私たちとの馴れ初め話ですか?恥ずかしいですわ」
「私はこの美しい母娘を非常に気に入ったものでな。その部下は特別に大出世させたよ。今では最前線の砦で、防衛の指揮を取ってもらっている。過酷な環境で年に数回、家に帰れるかも分からないが…それでも彼は使命感を持ち、5年近く任務に当たってくれている」
「うふふ。それで私、寂しくなって…そこをハロルド様に狙われてしまいましたの。もう私、ハロルド様なしでは生きていけませんわ♪」
そんな…なんて卑劣なことを考えるのだ。権力を用いて仲睦まじい夫婦を引き裂いて、強引に奪い取るなんて。しかも、それだけのことをされたのに…ドロシーさんはどうして幸せそうに語るのだろう。まるで恋人との馴れ初めを語る時のように…恥じらいながらも幸せそうなのだ。
「ドロシーを落とせばサラも簡単だった。娘も捧げなければ捨てると言ったら、ドロシーはすぐに娘との『密会』をセッティングしてくれたよ」
「サラも初めは戸惑っていましたけど…今では狂信的にハロルド様のことを愛しておりますわ」
「うむ。この通りドロシーとサラは肝が座ってあるのでな。ギャンブルのイロハを叩き込んだよ。おかげで気に入らぬ多くの政敵達が美しき母娘の罠に嵌り、失脚をしたよ」
「うふふ。アンナさんのご子息もその1人ですわ。まんまと罠に嵌り、多額の借金を背負うことになりましたわ」
狂っている。ただただ狂っている。その言葉しか見つからない。嬉々として娘を差し出したことを語る母親。でも、確かにサラちゃんは異常と形容できるほどに鬼畜男を崇拝していた。ドロシーさんもサラちゃんも、この鬼畜男に卑劣な所業の数々によって洗脳されてしまったのだろう。
「どうやら長話が過ぎたようだな。アンナが不機嫌そうな顔をしている」
「うふふ。ハロルド様に早くご奉仕がしたくてたまらないのですね。妾として素晴らしいですわ」
「なっ!?そんなわけないでしょ!」
異常者2名による曲解に私は思わず言葉を荒げて否定する。しかし2人は私のことなど気にも留めず、話を続ける。
「ふふふ。この反抗的な態度がまたそそるのだ」
「あら、まだ堕ちきっていないのですね。それはそれで…ハロルド様はそそられるのでしょうね」
「くっ…!」
この異常者達には何を言っても無駄なのかもしれない。私は返す言葉が思いつかなくなる。
「さあアンナ、これからドロシーと協力して私にたっぷりとご奉仕をしてくれ。繰り返すが、断るならば息子は多額の借金を背負うことになる。そうなれば、想像を絶する生き地獄が待っているだろう」
「くっ…!ひどい、酷すぎるわ…」
「うふふ。アンナさん、私と一緒に宴を楽しみましょう♪」
ドロシーさんがエスコートするように私の手を引き、大きなベッドへと誘導する。私はなすすべなく、鬼畜男へのご奉仕をすることにした。
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