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1~出会い~
しおりを挟む今日はおしゃれして、ウィンドウショッピングに来ていた。
あ、あれも可愛い・・・!
このルージュの色、私に似合うかしら?
今日は奮発して、新しい洋服も買っちゃおうかな。
たまにはゆっくりしたいけれど、お爺様がうるさいし、こうして休みの日にウィンドウショッピングなんてどれくらいぶりかしら?
久しぶりのオフは、一人ね。
親友の由美子は彼氏を作ってラブラブだし、羨ましいけれど私には彼氏なんてできるはずなんてないのも分かってる・・・。
ううん!そんな事考えない!
また明日からは仕事だから、今は楽しまなくちゃ!
そうだ!あそこのデパートの新しくできたお店は、ランチが美味しいって評判だから行ってみようかな?一人だと入りずらいかな?でも、とりあえず行ってみよう!
~雅彦視点~。
俺は苛立っていた。
何故かって?
休みの日だっていうのに、連れの女にデパートに連れて来られて、あれこれねだられて買わされてしまった。
この女はただのセフレだ。
それなのにたまの休みに叩き起こされて、買い物に付き合えと来たもんだ!
全く、俺の女の見る目の無さに嫌気が差す!
この女とももう潮時か。
しなだれかかる女に顔が歪む。
「ねぇ、この上にあるお店、評判が良いのよ。ランチにしましょうよ。」
もう、どうにでもしてくれ!
「ああ。」
エレベーターに乗ると、混んでもいないのに若い女の後ろに怪しい男が立っていた。
?知り合いか?
いや、若い女は微かに震えている。
もしかして、痴漢か?
「おい!お前!何してる!」
男はびくりとして、丁度開いたエレベーターのドアから逃げようとする!
俺は男の足を引っかけて転ばず事に成功した。
「どうかしましたか?」
デパートの警備員が来て、倒れた男を見る。
「そいつは痴漢だ!捕まえてくれ!お嬢さん、大丈夫か?」
若い女は泣き出してしまい、話ができる状態ではなかった。
その泣き顔を見て、ドキリとする。
なんだ?
心臓の調子でも悪いのか?
いや、そんな事は無いだろう。
ここは警備員に任せても大丈夫だろうか?
そう思っているのに、この若い女から離れ難い。
泣いているからか?
「雅彦さん!もう行きましょう!」
セフレは、俺が若い女に気が向いているのを感じ取り、苛立っているようだ。
「お嬢さん、これを使ってくれ。」
背広からハンカチを取り出して若い女に渡す。
若い女は俺を見てペコリと頭を下げる。
それだけ見届けると、セフレが俺の腕を取り強引に歩き出す。
全く、なんて女だ!
それにしても、あの若い女は可哀想だな。
トラウマにでもならなければ良いが。
名前も知らない若い女を気にしている、その事が不思議な位自分にしては頭から離れなかった。
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