【R18】愛されて蜜~私の秘密を暴かれて~

ジミー

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「・・・はあ・・・。」


石橋さんが部屋を出て行ってしまってから、なんだか寂しくなってしまった。
ううん、迎えに来てくれるって言っていたし、家に帰ればずっと一緒にいてくれるんだからこの位我慢しなきゃ。

それからデスクに戻って仕事をした。
いつもなら叔父に罵倒されると、仕事が手につかない事が多かったけれど、今日は石橋さんのお陰ではかどった。
集中しているとあっという間に退社時間になった。
デスクを片付けていると、スマホが鳴った。
石橋さんからだったのですぐに出る。

「はい。」


「皆守、支度はできているか?」


「はい。今から部屋を出ます。」


胸がドキドキしてきた。


「ああ、慌てるな。」


「はい。」


電話はそれだけで終わって私は急いで玄関前まで降りて行った。

石橋さんはどこかしら・・・?

キョロキョロしていると、車がすぐに目の前に止まった。
石橋さんは車を降りて、助手席のドアを開けてくれる。


「皆守、慌てるなと言っただろう?」


いつから見ていたのか、私が急いでいたのを見ていたみたいだった。


「・・・だって、石橋さんを待たせたくなかったんだもの。」


私は頬が赤くなるのが分かった。


「・・・フッ。可愛い事を言う。さあ、乗れ。」


「はい。」


私が助手席に乗ると、ドアを閉めてくれて嬉しくなる。
だって、これって由美子が言っていたお迎えそのものだったんだもの!


「皆守、どうした?嬉しそうだな。」


「はい。石橋さんが迎えに来てくれて嬉しいです。由美子が自慢話をしていて、とても羨ましかったんです。」


車が発進する軽い圧力に、いつも感じる恐怖は無い。


「そうか。あの女友達には彼氏がいるんだったな。どんな自慢話を聞かされていたんだ?」


「お迎えに来てくれてそのままデートしたり、この前はプロポーズされて、結婚指輪を見に行ったんですって。それに、結婚式はどこにしようかしらって悩んでて、婚約者は一緒に住む家を探すのが先だよって言われて笑ったんですって。」


「そうか。それならこのままデートするか?海でも見に行くか?」


石橋さんは何でもないように言ってくれる。


「いいんですか・・・?」


「ああ、勿論だ。」


「嬉しい!」


石橋さんはいつも私の願いを簡単に叶えてくれる。
こんなにも好きになった人はいなかった。
ううん、そうじゃない。
私の中の壁を越えて来てくれた人は今までいなかった。
考えていると無性に泣きたくなった。


「どうした?何故泣く?」


車を運転していても、私を気遣ってくれる。


「・・・嬉しくて・・・。」


「泣くな。」


石橋さんは、左手で私の手を握ってくれる。
それだけで心が浮き上がっていく。
私は石橋さんの横顔を見つめる。


「・・・皆守、そんな顔をして煽るな。運転していなければ、襲っている所だ。」


「・・・!」


私は顔が赤くなる。
私ったらどんな顔をしていたのかしら・・・!
俯くと、フッと石橋さんが笑う。


「可愛いな、皆守は。」


石橋さんにそんな事を言われると、恥ずかしくて耳まで赤くなる。
心臓がドキドキして顔が上げられない。


「・・・皆守、少し乱暴な運転をするが、怖がるなよ。」


「・・・え。」


石橋さんがそう言うと、急に左折してすぐにまた左折する。


「・・・ちっ。皆守、どうやらデートは次の機会になりそうだ。後ろの車がつけてくる。どうやら昭夫の奴が探偵でも雇ったらしい。俺達をつけてくるのは何か魂胆があるんだろう。」


私は怖くなる。
叔父が私達の関係に気が付いたら、石橋さんと引き離されてしまうんじゃないかしら・・・!


「・・・石橋さん・・・。怖い・・・。」


石橋さんは私の小さな声に気が付いて、真剣な表情をする。


「皆守、お前は俺が守る。心配するな。」


「はい。」


石橋さんの一言で安心できる。
私は石橋さんに付いて行けばいいんだから。














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