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しおりを挟む「何用じゃ。」
私はオリンタールに用向きを問う。
「母上!ご懐妊と伺いました!しかもあの男の子供だと!お分かりになりますか!?ガンゼル国の血をこのレテルリア帝国に入れるなど、笑止千万!どうするおつもりか!」
オリンタールは、私を罵り捲し立てる。
この頭の悪さが私の頭痛の種だった。
「オリンタール、お前は考え違いしておる。女王の子は父を必要としない。誰の血かも断定せん。我がレテルリア帝国は女の国。王女ともあろう者が勘違いするでない!しかも、女王たる私に口を出すでない!これ以上そなたの顔を見せるな!すぐに出て行け!」
私はオリンタールの顔も見ずに蝿でも払う様に手を振る。
「・・・!母上!後悔しますぞ!」
私はふん!と鼻を鳴らす。
その仕草に、気の短いオリンタールが我慢出来ずに執務室を出て行くのを見越していた。
「全く情けないのう。あれで女王になりたいなど・・・。」
その時、勢い良く執務室の扉が開いた。
「女王陛下!大丈夫ですか!オリンタール様がお怒りになって出ていったと報告があったのですが!」
タナソーリアが慌てている。
「うむ。タナソーリア、オリンタールの今後の様子を逐一報告せよ。宴を予定通りの日に開く。謀反を起こすのは、宴の日じゃ!」
「は!」
タナソーリアは礼をして、執務室を出て行く。
オリンタール・・・。
あれで頭が良ければ、女王の器かもしれないのに惜しいのう・・・。
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