18 / 31
18~慧一視点~。
しおりを挟む次の日、余りにも心配で香織の大学迄一緒に行く事にした。
送迎車には、運転手と今日から香織のボディーガードになった女性と四人が乗っている。
「香織、絶対に一人になるな。トイレも危ない。一人切りにならない様にしなさい。」
香織は笑って頷く。
「香織、真剣に聞け。」
「はい。」
私はボディーガードに念を押す。
「君、分かっているね。決して香織を一人にしないように。」
「はい。」
ボディーガードは頷く。
「慧一様。一人になりませんから、余り心配なさらないで下さい。」
香織はそう言うが、心配は尽きない。
そうしている内に、大学に着いてしまった。
「香織、分かっているな。」
「はい。」
私は香織にキスをして送り出す。
どんな男が大学に侵入したのか調べる必要があるな。
関係の無い人間なら良いが、あの女が使う男だったら、絶対に許さない!
半年後、無事に短大を卒業した香織は、家の手伝いをする様になった。
祥弌の面倒も香織がしている。
美弥子は、毎日遊び歩きお婆様の不興を買っている。
しかし、香織に家で何時でも会えるのは良い。
催したら、すぐにセックスできるのだから。
「・・・あう。ン・・・。」
今も私は香織を啼かせている。
茶会の後の今、皆私達を探しているだろう。
そう思うと、余計に燃える。
香織を納戸へ連れて行き、後ろから貫いている。
香織も興奮するのか、いつもより腟の締め付けが強い。
「・・・はあん・・・。」
「・・・クッ。」
私は香織の子宮口に射精する。
これが一番の快感だ。
「・・・はあ、はあ・・・。」
ゆっくりと香織からペニスを抜き、着物に仕舞い素早く香織の陰唇をハンカチで拭い、着物の乱れを直してやる。
「香織、後から来なさい。今、外に出たらばれそうだ。」
「・・・はい。」
香織は素直に頷き、私を見つめてくる。
なんとも色っぽい顔だ。
目の縁が紅く染まり、今セックスしたと顔に書いてある。
堪らなくなり、香織にキスする。
このままではまた始めてしまいそうで切り上げる。
「香織、また後で部屋に来なさい。」
「・・・はい。」
香織は頬を染めて頷く。
それを見て納戸から出る。
そんな私達を見ている人間がいる事など、気がつかなかった。
~香織視点~。
慧一様が出て行って少ししてから、納戸の扉が開きました。
慧一様が戻って来られたのかと思いましたが違いました。
そこにいたのは、美弥子さんで私を睨み付けていました。
「密会現場ね。妻に隠れて女を連れ込むのが納戸だなんて、色気が無いわね。」
「お義姉様・・・。」
「お義姉様なんて、馴れ馴れしく呼ばないで頂戴!私はお前が大嫌い!お前なんて死ねば良いのよ!」
それまで人に罵倒された事が無かった私は、顔から血の気が引いていきました。
「お婆様は、慧一さんとあんたの関係を知ってるかしら?知ってたらきっと卒倒するでしょうね!!」
「・・・。」
お婆様に知られたら・・・。
どうしましょう・・・。
私のせいで、倒れてしまうなんて・・・。
「考えた事も無かった?私がお婆様に言いつけたら、あんたは終わりよ!」
「お婆様なら・・・、お婆様なら分かって下さいます。」
美弥子さんは、私を憎し気に睨み付けて来られます。
「本当に憎たらしい女ね!このままでは済ませないからね!」
美弥子さんは、そう言い捨てて納戸を出て行きました。
私は、崩れる様に近くにあった椅子に座りました。
これからどうしましょう・・・。
お婆様に本当にお知らせするつもりでしょうか?
どれ程納戸にいたのか、祥弌ちゃんの泣き声が聞こえてきました。
私は慌てて祥弌ちゃんのお部屋に行きました。
緒方さんが私を見ると、ホッとした顔をしています。
「寝起きで、ご機嫌が悪いんです。」
私は祥弌ちゃんに駆け寄り、急いで抱き上げました。
「ぶあー。」
祥弌ちゃんは抱き上げると、私の胸に顔を埋めてきました。
私は、可哀想な事をしたと反省しました。
一人でショックを受けて、祥弌ちゃんを忘れていました。
「私ったら駄目ね。ごめんね、祥弌ちゃん。」
「アー。」
私は、慧一様の仰る事に従っていれば良いと、そう心に言い聞かせます・・・。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
密会~合コン相手はドS社長~
日下奈緒
恋愛
デザイナーとして働く冬佳は、社長である綾斗にこっぴどくしばかれる毎日。そんな中、合コンに行った冬佳の前の席に座ったのは、誰でもない綾斗。誰かどうにかして。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる