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28~美弥子視点~。
しおりを挟む「上手くいった?ええ、香織だけ連れて来ればいいのよ!警察?そんなの巻いて来なさいよ!ええ、早くね!」
いよいよあの男と女に復讐できる!
「後悔させてやる!」
そうして二十分後に私の男と、香織がやって来た。
「何よ!この女、失神してるじゃないのよ!何で意識があるまま連れて来なかったのよ!」
「いや、ナイフを見せただけで失神したんでよ。」
「まあいいわ。ベッドに縛り付けて頂戴。」
「分かった。」
男は大人しく私の指示に従っている。
私の機嫌を損ねれば、大金が入らないとわかっているのだ。
「これで少しは私の気分も晴れるわ!」
男はベッドに香織を縛り付けて、その姿を私はスマホのカメラで撮影して慧一に送りに付ける。
すぐにスマホに電話が掛かって来たが、無視して電源を切る。
この女をどうしようかしら。
男達にレイプさせてもいいけど、それだけじゃあ私の気が治まらない。
じゃあ、この綺麗な肌にタバコの火でも押し付けてやろう!
「いいわ!あんたタバコ持ってる?」
「ああ、ホラよ。」
男からタバコを受け取り、火を着けて一服吸う。それから香織に近づき、着物の裾を捲ると白い脚にキスマークが付いている。
「ふん!こんな所にもキスマークが付いてるわ!淫乱女が!」
「フウ!いいね!もっと中まで見せろよ!」
「ちょっと!今はそんな場合じゃないんだよ!早くこの女を傷物にしないと!」
「傷物にするなら、一発やった方が早いだろうが。」
「ふん!それだけじゃあ足りないのよ!醜い傷を見える所に付けてやらないと、私の気が治まらないのよ!」
「なら、傷を付けた後ならやっても良いだろう?」
「ええ!それならいいわ!」
話が決まった所で、手にしていたタバコを香織の脚の内股に近づけると、ドアが叩かれる。
「何よ!誰が来たのよ!」
「さあ、仲間の男が来たかな?」
男が覗き穴を見ている。
「おう、俺の弟分が来たぜ。開けても良いだろう?」
「ええ、いいわ!この女をその男と輪姦してもらいましょう!」
男がドアを開けると、慧が一番に乗り込んで来たと思ったら、何人もの警察官が押し寄せて来た!
私は香織の脚にタバコを押し付け様としたが、慧一に体当たりされてその場に倒れてしまい、慌てて身体を起こそうとしたが、私の上に警察官が乗り掛かって来て、腕を後ろに回され手錠を掛けられてしまった!
「香織!香織!大丈夫か!!」
「何なのよ!そいつが全部悪いのよ!私は当然の事をしたまでよ!!離せ!離しなさいよ!!!」
「話は警察署で聞く!お前の罪状は・・・。」
「離せ!離しなさい!!!」
そして私は捕まってしまったのだ。
~慧一視点~。
スマホにメールが届き、見ると香織がベッドに縛られている写真だった!すぐに美弥子に電話するが、電源が切られていて出ない!
「くそ!!」
私がHホテルに着くと、警察官と探偵数人がガラの悪いやくざだと分かる男達を取り押さえていた。
「香織は見つかったか!!!」
「上野宮様!はい!6532号室にいるそうです!五分程前に奥様だと思われる人を抱き抱えた男が、部屋に入るのを従業員が見ていました!警察にはその時連絡が行っていて、今から乗り込む所です!」
「私が行く!」
ホテルに入ると、探偵が付いてきてエレベーターに案内される。
美弥子のいるフロアには、警察官が何人もいた。部屋に急ぐと、やくざと分かる男が後ろ手に手錠を掛けられて、警察官が部屋を開ける所だった!私は無我夢中で部屋に入り、香織を見つけると、美弥子が私を見て香織にタバコを押し付け様としていた!私は思わず体当たりする。
警察官が美弥子を取り押さえたのを確認して、香織に近づくと手を縛られ裾がはだけいて意識が無い!
「香織!しっかりしろ!」
警察官に見られない様に、裾を直し手を自由にして香織の名を呼ぶが、目を醒ます様子が無い!
「急いで救急車を呼んでくれ!」
「はい!」
警察官が連絡して、数分で救急隊が来て病院に救急搬送された。
「香織!!!」
「ご家族の方ですか?検査するので、少しお待ち下さい。」
「はい!妻をお願いします!」
長く感じた数分後、医者が来る。
「香織は、妻はどうですか!」
「ご安心下さい。胎児も無事でした。妊娠による極度の貧血なので、点滴をしましょう。流産の危険もありますから。」
「・・・に、妊娠?妻が妊娠しているんですか!」
「ええ、ではご本人もご存知無いのでしょうか?このまま入院して絶対安静です。」
「はい!ありがとうございます!」
信じられない!
香織が妊娠するなんて!
これ程嬉しい事はない!
病室に移ると香織が目を覚ました。
「香織!大丈夫か?」
「・・・慧一様・・・、私は、どうして・・・、ここは・・・?」
「もう心配ない。医者が絶対安静だと言っているから、このまま入院する。」
「・・・入院ですか?」
「ああ!香織、でかしたぞ!妊娠したんだ!」
香織は私の話を聞いて、信じられないと目を大きく見開く。
「・・・本当に?」
「ああ!極度の貧血だと言われたから、入院して安静にしていろ。」
バタバタと数人の足音が近づいて来て病室に入って来たのは、家元とお義母さん、お婆様だった。
「香織!大丈夫か!」
「香織!」
「香織さん!心配したのよ!」
私は慌てて宥める。
「お静かに。香織は絶対安静です。」
「そんなに悪いのか?」
「いいえ、実は香織が妊娠したんです。」
三人は歓喜の声を香織に掛ける。
「おめでとう!良かった!」
「なんておめでたいんでしょう!」
「本当におめでたいわ!でかしました!ひ孫が抱けるなんて!」
「ありがとうございます。」
「家元、香織は極度の貧血で流産の危険もあると医者が言っていたので、このまま入院させます。」
「ああ、そうしなさい。香織、安静にしていなさい。」
「はい。」
香織は、大人しく頷きはにかむ。
私達の子供は腕に抱けないと思っていたので、嬉しくて天にも昇る気持ちだ。
「香織良くやった。嬉しいぞ。」
「はい。私も嬉しいです。」
「何も心配せずに入院していなさい。」
「はい。」
これで全てが上手くいく。
時間は掛かったが、思い通りになった。
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