思想学部

ケーキ

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一年生

夏休み!

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もう少しで夏休みが始まる。

思想学部の皆は集まった。

「夏休み、部活はどうするの?」

すすむくんが答えた。

「それについてだけど、色々やりたいことがあるんだ!」

嬉しそうに言う

「何かなー?」

おとねさんは首を傾げる。

「まず、夏休みの部活と言えば合宿。

あと、遊んだり、練習試合に向けてのトレーニングをするんだ!」

自信満々にすすむくんは言った。

「合宿って…大丈夫なの?」

「きっと大丈夫!」

だが、先生が後から来て、合宿はできないことが決まる。

そもそも、何をする部活なのか、はっきり定まっていないところがあった。

「どうする…?」

おとねさんは困った表情で、すすむくんをみる。

「大丈夫!考えがあるから!」

しかし、「何?」と聞かれた直後、頭を抱えて考えていた。

すると、そんな中に、青野くんがやってくる。

「良ければ、勉強とか、宿題に部活の時間を使わないかな?」

彼のその一言に、おとねさんや、しずくさんは「いいね!」と言った。

僕ももちろん賛成で、部活は、みんなで集まっての勉強会に。

その中に、思想を交えるのは変わらずなので、練習試合のための特訓にもなる。

つまり、一石二鳥。

すすむくんもみんながそれが良いと言ってるので、それにしようと笑った。

半年の学校生活。色々なことがあった。

小学校、中学校の時と比べると、とても濃密な時間。

これからどうなるのだろう…?少し楽しみでもあった。

そうして、自分の世界に浸っていると、すすむくんが話しかけてきた。

「間くん!夏休みなんだけどね。」

「どうしたの、すすむくん?」

「僕の家に来ない?」

その提案に驚く。

「すすむくんの家?」

「うん!親に君のことを紹介したくて」

「別にいいけど。」

「君は僕の1番信頼している人だから。」

その一言に少し照れた。

「ありがとう。」

誰かにこんなことを言われる日が来るなんて、想像もしなかった。

心の中で、前にしたこと…。それを後悔はないと思った。

「それと!」

「他にも何か用があるの?」

「うん!そうなんだ!」

「何?」

「実はね、ショーに出られることになった!」

「なるほど…」

─────────

この国で、1年に1回行われるショー。

狭い範囲だが、色々な人が応募し、限られた人数が参加出来る。

そこでは何をするか自由で、自分の人に見せたい特技などを発表。

1人あたりの時間は5分で、その中におさめなければいけない。

色々ある人は悩ましいところだ。

比較的有名だが、僕はまだ1度もいったことも、応募したこともない。

僕は「行くよ!」と彼に話した。

すると、すすむくんは喜んだ。

────────

すすむが歩いていると、「あの…!」と呼び止める声に足を止めた。

振り向くと、女性の先生が居る。

「どうしたの?」

「あなた…すすむくん?」

「そうだけど」

「色々してるみたいね。あなたとは、後々、関わることがありそう。」

すすむはハテナを浮かべていた。

「ごめんなさいね。あなたの事が気になったの」

「大丈夫!」

自信満々に言う。

「そう…。ありがとう。

またね」

「またね!」

先生が行こうとすると、思い出したようにすすむの元へ戻った。

「そうそう、私の名前はいなし。あなたの名前…

いいえ、なんでもない。」

それだけだから…と先生は言い残して、すすむくんの元を後にする。

───────

今日が学校最後の日。

今までのことに比べたら、何事もない1日だった。

この夏は、どんなものになるだろう。

はじめてのこと続きで、僕は、楽しみな部分もあった。

一人で、窓の外に見える星を眺めていると、弟がやってくる。

「どうしたの?」

僕は「実はね!」と言った。

そして、学校で起こったこと色々教えた。

自分の考えた通りの生活はおくれてないが、とても楽しい日々。

───────

ある家で、鏡の前に座る女の子が居た。
 
彼女は仮面を被って、じっとその場から動かない。

あたりには、沢山の本が積まれている。

女の子はすぐ側にあったぬいぐるみをとった。

「これからどうなるのか、楽しみね!」

「楽しみ楽しみ!」

女の子は口を動かさないように、ぬいぐるみを揺らした。

「これから、色々な出会いがある…。

沢山のものに触れられて新しいことを沢山学べるの」

女の子は胸をときめかせる。

「ふふふっ」

笑顔で思いを馳せた──────

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