思想学部

ケーキ

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一年生

冬休みまで…

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今日って何月何日だろう。

こんな時はツェラーの公式で…!って、使えないし、そもそも曜日じゃ無かったか。

すると、ふと浮かんでくる。

今日は12月だ…。

「え!?もう12月!」

春~夏頃は、色々あって、長く感じてた気がするが、最近は経つのがはやい。

もうすぐで冬休み。全く関係ないことだが、ジャネの法則が本当に思えてくる。

まぁ、いいか。

僕はそう思うと、いつものように学校へ向かった

───────

朝の部活動がはじまる。

その前に、先生が皆を集めて言った。

「夏休みの時のように、冬休みには練習試合がある。」

「相手の学校は考自高校。」

前に聞いてたから、驚きは少なかった。

しかし、その学校がどこなのか知らない。

すすむくんに聞こうと思ったら、なんだか、いつもと様子が変だ。

僕は聞けずにいた。

みちかさんに聞いた話だと、授業中も、ずっとどこか元気がなかったと。

何があったんだろうか…?

そう思いつつも、話しかけにくかった。

困ってる時、助けるのも普通だったはず。

だけど、困ってる時にも種類がある。

1人で考えたい時に、困ってるかとたずねられても更に困らせるだけ。

今は、そっとしておくのがいいだろう。僕の思う1つの優しさの形。

それに練習試合もあることだし、自分のことをしなければ…。

─────

「生徒会長!」

獅王はその声に驚いていた。

「庭野さん。なんの用ですか?」

「同じクラスのすすむくんが元気ないみたいで。」

「思想学部の彼か。でも、どうして君が?」

「すいぞうくんがずっときにしてましたし、生徒会長も一時期。気になりますよ。」

「なるほど。では、少し時間をとって、彼の元に行ってみることにするよ。」

「そこまでしなくても。彼は助けを求めてませんでした。」

「しかし、君は気になったんだろう?」

「はい。」

庭野は頷く。

「僕は生徒会長になった。だからこそ、出来ることがあるのならそれを実行する。」

庭野は心配そうな顔をした。

「もし、なにもできないようならすぐ引き返してくる。

大丈夫だ。」

安心したようにそのまま生徒会長を見送った。

──────

すすむは1人、教室で、窓の外を見つめる。

空には何も無く、心もまたそれと同様になにもなかった。

「思想学部の部長さん」

すすむが振り返ると、そこには、生徒会長が居た。

しかし、反応はうすい。

「最近、騒がしくなくなったね。まぁ、君も色々あるのだろう。」

「来年は大会があって。」

声に力がなかった。

「そうみたいだね。生徒会で、詳しい人に聞いたよ。」

「でも…」

すすむは下を向く。

「何かあったのか?」

「最近、理由は分からないけど、元気が出なくなって…。」

「そんな時もあるだろう。」

「そうなのかな…。」

「僕はね、少し君に期待してた。この学校をよりよくするため、何をするのか。」

「しかし、君は、その逆だった。」

すすむは獅王を見る。

「今は部活を頑張ってるんだね。それもいい。」

そう言って笑った。

「ありがとう。」

獅王は頷く。

「僕はどうしても君の思っていること、それに寄り添えない。」

「だからこそ、これだけは言おう。君は今、君がするべきことをすること。」

「僕は変わらず、心の片隅で、君の今後に期待しているよ。」

獅王はそのまま去っていった。

その様子をずっと、じーっと見つめる影があった。

すすむも、教室から出ようとすると、そこには女の子が。

「君は…?」

「クラスメイトの顔を忘れたの?私の名前は庭野協歌。一応、生徒会の1人です。」

「そうなんだ。教えてくれてありがとう。」

「どういたしまして。」

「ところで、どうしてここに?」

「生徒会長のことが気になってね。なんであなたのことを気にするのかって。」

「分からない。」

「でしょうね。」

少し沈黙が流れ、きょうかは切り出した。

「運動会の後、そして今もだけど、困ってるなら私を頼りなさい。」

「クラスメイトなんだし。私の事よく知らなかったなら仕方ないけど…」

「ここの生徒が求めるなら、私はできるだけそれに答えます。」

すすむは少し元気に「ありがとう!」と。

きょうかは「そう」と言って微笑んで、「またね」と帰っていった。

残されたすすむは考えた。

どんなことがあれ、練習試合がある。

それが過ぎれば、また何か新しくこの気持ちも変わるかもしれない。

そっとしまうことにした

家に帰ったあと、いつものようにノートをつけて、その後振り返った。

そこには、色々に未来に対しての希望が綴られている

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