思想学部

ケーキ

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一年生

卒業式①

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とうとうこの日がやってきた。

2年後、僕はここに立つ。未来の僕はどんな思いでのぞむのだろうか…?

すると、昔のことが沢山浮かんできた。

色々あったな…。

あおのくんが現れて、思想学部で絵本を持ってきてくれたこと。

『真ん中のうさぎ』という絵本を見せてくれた。

あれから色々な考えが浮かんだんだ…。

それからもさりげなく助けてくれた

直後、僕は我に返る。

今日は僕の卒業式じゃない。

ほとんど知ってる人は居ない…。

だけど、みんなそれぞれ色々な今までを歩んできた。

それはとても比べられるものではなく、大切な時間。

今日は精一杯、みんなを…と思った。

───────

少し前のある日のこと。

雛恵は話し声が聞こえて、その方に向かってみると、生徒会長と前生徒会長が話し合っていた。

「生徒会長」

平玉は言った

「僕はもう生徒会長じゃない」

「僕にとってあなたは今でも生徒会長です。」

平玉は笑って答える

「なるほど」

「ところで、この半年、頑張ったな。僕は獅王くんに任せて良かったと思ってるよ」

「ありがとうございます。」

「これからも、この学校のこと任せる。」

「はい。これからも、自分にできることをしていきます。」

平玉は窓によって言った

「僕はこの学校で、生徒会長になり、一人一人が安全で楽しく暮らせる未来を夢に見た。」

「叶ってたのかは分からない。しかし、人一倍、この学校を思っていたつもりだ。」

獅王は「平玉さん…」と言った。

「じゃあ。」

そう言って去っていく。

獅王が出ようとした時、人影があってその方向を見る。

そこには、女性がいた。

「雛恵さん」

「生徒会長。」

「さっきの話聞いてたかい?」

「はい。立ち聞きすみません」

「いいんだ。」

生徒会長は寂しそうだった。

「平玉さん。尊敬していた。もう会えなくなるのか…」

「今まで何度も経験してきて…けど、中々なれませんよね。」

「うん。もし、僕が居なくなった時、この学校は大丈夫だろうか?」

雛恵の頭には、きょうかとすいぞうの2人の顔が浮かんだ。

「すいぞうくんはアグレッシブなところはあるけど仲間思い。きょうかちゃんはとても真面目な子。」

「きっと大丈夫ですよ」

そう言って微笑んだ。

「そうだな」

────────

獅王は思った。

遂に今日が平玉さんと会える最後の日になるかもしれない。

グッと握りこぶしを作った


クラスが違うのですすむくんと離れ離れだが、彼の姿はすぐに見つかる。

だが、あおのくんの姿が中々見えない。

今日が最後の日かもしれないのに。

そのまま探していたが、始まるまでに結局見つかることはなかった。

色々あり、最初は在校生の言葉から。

生徒会長が心のこもった文章を一つ一つ読んでいく。

最後まで緩めることはなかった。

先生も同様。

3年間、とても長い時間、ともに過ごしてきた。

もう会えないと思うと、悲しいのだろう。とても心のこもった言葉を送った。

今日が最後の日なんだ…。

みんなもとても真剣に彼らを送り出そうとしている。

僕もできる限り頑張ろう。

歌をうたった。

すると、自然と、過去の記憶が蘇ってくるよう。

あおのくんと過ごした日々。思想学部はとても助けられたんだ

最後に来てくれたのはあおのくんだった。勉強が忙しいのに部活にいてくれる。

思想学部そして、部長であるすすむくんをはげました。

思い出から、離れると、そっと隙間から、あおのくんの姿がみえる。

彼は少し泣いていた。

小学校でも、中学校でも。別れや旅立ちは辛い…。

大切な人とも別れるかもしれない。

僕はそっと、「今までありがとう」と呟いた

────────

卒業式は進む。

3年生代表の言葉として、平玉さんが出てきた。

生徒会長と同じで、一つ一つ真剣に考えられた文章を読んでいく。

そして、最後に、この学校に入って良かった。と全てを出し切ったように言う。

最後は校長先生の話で、卒業式は終わった。

一瞬のように感じられる。

みんなの強い思いが、夢中にさせた。

この日がとても大事な日…。

卒業式が終わって、少しすすむくんの元に行った。

「これからどうなるんだろうね」

「分からない。だけど、いいものにしよう」

すすむくんは相変わらず元気に笑った

─────
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