思想学部

ケーキ

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ニ年生

ある日のリベシン

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男たちは高笑いした。

「レベシン高校だっけ?思ったより弱いな。」

「この程度なら、優勝するのも楽勝だな。」

そう言って、リベシンのメンバーを見る。

「部長も根性ないみたいだし。いいや、俺たちが強すぎるのか。」

「言えてる言えてる。」

なえは彼らを睨んだ。

そこに部長が「悪かったな…」と謝る。

「部長…なんで謝るんですか…?」

「俺の勝手で、なえを利用してしまった。」

「いいんです…。私は部長のためなら…」

すると、そこに、ひていがやってくる。

「あいつらの言ってる通り、使えないよな…。勝てたの俺だけだ。」

偉そうに言った。

「ひてい!」

すると、部長が宥める。

「俺の事はいい。ひていも、言いたいように言えばいいさ。」

部長はひていの目を見つめる。

すると、ひていは目を逸らした。

「でも…。ひていのやり方は…」

「俺は身内ではもめたくないと考えている。」

「部長…」

「だが、もし、部員が苦しんでいるのなら、その時俺に伝えてくれ。」

「分かりました…」

なえは頷く。

すると、向こうから、うみが笑顔でやってくる。

「2人ともどうしたんですか?」

それにひていが言った。

「はみはいつも笑ってるよな。対戦の時もずっと。」

「それが何か?」

笑顔を変えなかった。

ひていは面白くないと、後ろを向く。

「俺の考えに付き合って悪かったな。」

「全然大丈夫ですよ。沢山の話が聞けて楽しかったですし。」

「ところで、部長さん元気がないですね。」

部長の顔を見る

「どうかされたんですか?」

「なんでもない。」

「そうですか。それは良かったです。」

うみはそれ以上は何も言わなかった。

なえは心の中で思う。

もしかして…

2人きりになった時、部長の方から話しかける。
 
「今日の負けは未来への情報になる。」

なえは思い切って聞いた

「話を遮ってすみません…。

元気が無いのって、あの人の事…?」

「元気がなく見えてたのか?」

「はい…。私は部長が心配です…」

「悪かったな。昔からの幼なじみなんだ。」

「最近、どうなんですか?」

「相変わらずだと言ってた。」

「そうなんですか…」

「最近どうなのかは、分からない。」

「敵の手の中に居るんですもんね…。」

「もし、良ければ…」

なえは打ち明ける

「そうだったのか。じゃあ、頼めるか?」

「もちろん。あの子は、やってくれると思う。」

───────

その後、うみとなえが2人になった。

「そういえば、なえちゃん、今日マネージャーさん居ないみたいだけど。」

「休むらしいよ。理由はわかんないけど。」

「そうだったんだ。」

「うん!」

それから少し間があいて、うみが話した。

「学校、少し落ち着いてきたね。」

なえは頷く。

「そろそろ、出かけてみようかなって」

「いいね!どこに行くの?」

「内緒!」

なえは首を傾げる。

「この世界には、色々な人が居て、色々な考えがある…」

「その一つ一つが美しくて綺麗な…例えるならそれは夜空に輝くお星様…」

なえはふふっと笑った。

「うみちゃん変わってるね。」

うみは笑顔でなえを見る。

「でもね、私は全員がいいとは思えないよ。私にとってそれは1人だけだもん…。」

うみは言った

「いいえ…。それだけじゃない。お月様がある。」

「確かに、月も綺麗。私にとってのお月様なのかもね…」

────────

それから数日経って、全宝高校では、騒ぎが起きていた。

「大変です!」

生徒会の人達が集まる部屋へ、1人の1年生がやってくる。

「何があった?」

すいぞうがその生徒の前に立った。

「すごい…大変なものを見てしまったんです…」

「その内容は?」

「鏡を見たら…こんなかっこいい僕の姿があって!」

「それは知らない。で、さっき言ってた問題は?」

「カッコよすぎる僕…。罪な男だな…って。」

結局、相手にされなかった。

生徒会長は戻ってきたすいぞうにたずねる。

「何かあったんですか?」

「いいえ、何もないようです」

「それは良かった。」

「ところで、にわのさんと、すいぞうくんに聞きたい。」

「なんでしょう?」

「今更ではあるが、2人は1年生部活に入ってなかったようだね。どうしてなのかと聞きたくてね」

にわのから言った。

「私は部活に入るよりも、リーダーとして、困ってる人のことを考えたくて」

「運動会では、部活参加の時、暑くて仕方なかったですけど…」

次に、すいぞうが言った。

「俺も似てる。仲間のためだ。」

「そうですか。生徒達のことを考える。そんな2人と共に行動できること。」

「ありがとうございます。」

それから話が止むと、にわのはすいぞうの方を見て言う。

「ところで、運動会休んでたよね。どうしてなの?」

彼はその質問に答えなかった───────
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