思想学部

ケーキ

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ニ年生

昔のこと

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リベシン高校での話。

「もうそろそろ、練習試合がありますね。」

うみは笑顔で、部長に話しかけた。

「そうだな。」

「相手の高校の方、どんな人が居るでしょう。楽しみです。」

2人がそうして話していると、向こうからあゆみがやってくる。

「話しているところ悪いけど、うみちゃん、少し話さない?」

「いいよー!」

「人が少ないところで!」

2人は歩いていった。

「あゆみちゃんの方から呼んでくれるの嬉しいな!なんのお話だろう?」

「それについてなんだけど、1年生の時、昔のこと話してくれたでしょ?」

「うん、したね!」

「今度は私が話そうかなって…。」

「えー!本当?」

「うん。本当!」

「嬉しい!私、あゆみちゃんの話聞きたいな!」

「少し長くなっちゃうけど…。」

────────

子供の頃、こんな話を聞いた。

2匹の動物が居て、片方が嫌なことがあってもう関わらない。

そう言って縁を切った。

でも、仲直りしたい。心の中でそう思ったけど、中々、自分の気持ちに正直になれない。

私はこれを聞いて、お母さんに言った。

友達とずっと一緒にいたい…。

縁が切れるのは嫌だよ…。

そんな時にこんな言葉を私に投げかけてくれた。

「こっちから縁を切らなければ、ずっと友達で居られるよ。」

私はそれを聞いて嬉しくなる。

学校で、友達にこのことを話した。

一番仲のいい、一緒に居たい子に。

「それいいね」って言ってくれた。

だけど…

色々あって縁を切ってしまった。

私はなんであんなことを言ったんだろうって…。

したくないことだったのに…。

私は、謝って仲直りしようって思った。

だけど、態度に距離を感じてしまった。

もう仲良くなれないかもしれないって…。

悲しくて仕方なかった。

もう友達を作るのは辞めようかなって…。

その日から、私は勉強にのめり込んだ。

小学校を卒業して、中学校もずっと。

その間、寂しかった。

これからもずっと、このままなのかな…って思うと…

また友達を作るのも、あの時が浮かんで、同じことになるんじゃないかって…。

そんなの嫌…。

私がいつものように、1人で机に向かっていると、他学校から知らない人がやってきた。

昔の友達のことを話してくる。

だけど、もう今となっては、トラウマになってること。

私は拒絶した。

それから少し経って、同じ学校のある人が私の前に。

「なんですか?」

私がそう言うと彼は言った。

「俺の作った部活に入らないか?」

私の返答は決まっていた

「勉強に専念しようと思ってるので、部活には入りません。」

彼はその言葉に余裕の笑みを浮かべる。

「本当にこのままでいいのかい?」

私はその言葉に固まる。
ずっと悩んでいた事だから…。

このままでいいのかどうか…。

彼は続けて話す

「俺と共に来れば変わる。」

「何がですか…?」

私はか細い声でたずねた

「一緒に来れば、分かることだ。」

「部活よりも勉強しなきゃ…」

「部活中に勉強すればいい。部活としての活動はなしでいいさ。」

「どうして…?」

「マネージャーになれば、部活としての活動はなしでいい。部長になる俺が許可する。」

その後、部活について大体のことを聞く。

「分かりました。」

部活には所属だけしておいた方がいいかもしれない。

前々からそう思ってたし、好条件だから、私は彼の部活に入ることにした。

多分、彼が考えてたのは、人数稼ぎだと思った。

部活に入ってから、私は、活動場所でずっと勉強する。

そんなに変わってないし、これもこれでいいか。

そう思ってたら、練習試合がくまれた。

そういえば、忘れてたけど、入る前に、この部活の名前聞いた事があった。

私は参加したいと話す。

部長はいいと言ってくれた。

偶然、そこが、昔の学校の友達が通う場所だとは思っても見なかった。

でも、もしかしたら、彼の言ってた通り、変わるかもしれない。

過去のこととケジメをつけて私は…

あゆみはそこまで話すと、「うみちゃん、聞いてくれてありがとう」と言った。

「こちらこそ、話してくれてありがとう。」

うみはにっこり微笑みながら、「そんなことがあったんだね」と言った。

「うん、そうなの。話してスッキリした。」

「良かった!」

「うみちゃんって、なんだか話してて落ち着くって言うか…。話せる相手って感じがする!」

「ありがとう。そう言ってもらえて嬉しい」

「また何かお話したいな!良ければ、うみちゃんも聞かせてね!」

「もちろん!また話そうね」

────────
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