思想学部

ケーキ

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ニ年生

散歩

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皆さんは散歩についてどう思っているだろうか?

僕は散歩こそ、色々な想像を前へと進ませるものだと思っている。

少し前に、止まると思考は止まり、歩き出すと思考もともに歩き出すという考えを聞いたが、僕はよくそれを実感している。

深い状態になると、熱中して、どんどんと創作も捗っていく。

それが自分にとって最高の時間。

ところで、歩いていると、前から2人の人が歩いてきた。

すれ違う中、僕の耳に話し声が飛び込んでくる。

「さんまん」

僕はそれを聞いて考えた。

もしかしたら、何か、重要なものかもしれない…。

アニメや、漫画でよくあるやつだ。

僕は真剣にそのことについて熟考する。

「さんま」と「ん」にわけられて、「さん」と「まん」にもわけられる…。

だが、考えれば考える程分からなかった。

その後、少し考えたあと、また後で思いつくかもしれないと考えを寝かせておいた。


たまにいくら考えても、思いつかないこともある…。

だけど、こうして散歩している時は、色々な考えが思いつく。

深く考えすぎてる時は思いつかなかったり、逆に何も考えていないと、ふとしたところに落ちてくることだってある。

僕は散歩が好きだ。

今日もアイディアが降ってきた。

家に帰る途中、同級生に会う。

「シソウ、こんにちは!」

「こんにちは。」

僕は早速、今日、思いついたことを言おうとした。

すると、彼女から「あの!」と話す。

「どうしたの?」

「実は、思いついたことがあって…」

「どんなこと?」

「あのね、部活の思想…?あるでしょ。」

「うん。」

「私も思いついたの…。」

彼女は続ける。

「人と関わること…。それが私の思想。楽しい時間だって思うから…。」

「最近、学校でもみんなと仲良くしてたね。いいと思うよ。

馴れ合いって言うやつかな。」

「ナレアイ…?そうかも。私の思想はナレアイ!」

彼女はそう言って喜んだ。

「ところで、シソウの話したいことは?

あるんでしょ。」

「気付いてたんだ。」

「もちろん!あなたと一緒に居て、どのくらいになると思ってるの?」

「トモさん、ありがとう。」

僕はそのまま今日思いついたことを語った。

「考えをあたためること。それがいいと思うんだ」

彼女は頷く。

「自分の考えって言うのも、きっと友達と同じなんだ。深まってない時にオープンにしたり、おざなりにしちゃうと離れて行ってしまう。」

「だからこそ、あたためて…あたため続けて、この考えと付き合って行ったら…」

「きっと…」

彼女は「シソウらしくていいと思うよ」と笑った。

「ありがとう。」

────────

今日は後輩の女の子と、散歩に出かけます。

「みおちゃん、こんにちは!」

「きせき先輩、こんにちは!」

「来てくれてありがとう!」

「こちらこそ、誘ってくれてありがとうございます!」

「今日は沢山話そう!」

「はい!」

みおちゃんは笑顔で言いました。

「みおちゃんはどうして思想学部に入ったの?」

「えっとですね、お姉ちゃんを探してて!」

「お姉ちゃん?」

「はい!中学生の時、仲良くしてくれた先輩です!」

「そうなんだ!見つかったの?」

「まだ…見つかってないです。」

「そうだったんだ…」

「はい…!見つからなくて悲しかったですけど、その時、すすむ先輩が入らないって誘ってくれたんです!」

「わあ!その時に!」

「はい!誘ってくれて嬉しかったのもありますし、家でも部活の名前を聞いてたので!」

みおちゃんはそのまま続けて言った。

「きせき先輩はどうして思想学部に入ったのですか?」

「私は実は、1年生の時は吹奏楽部に居たんだ!記憶喪失で思想学部に入ることにしたの…!」

「前に部活で協力しましたね…。そのことからだったんですか…」

「うん、そうなの…!」

「キセキ先輩の記憶、戻って欲しいです!私にできることがあったら、なんでも言ってください!」

「みおちゃん、ありがとう…」

「あの…。」

「はい、なんでしょう?」

みおちゃんは笑顔で答える。

「昨日の大会の時にね、何か思い出せそうだったの…。」

「え!?ほんとですか?」

「うん…。知ってる人が大会に出てたような…。そんな気がするの…。」

「今日行ってみますか?」

「ううん、大丈夫。大会の時にしか来ないと思うし…。」

「ですよね…。」

「でも、もしかしたら、次の試合にも来るかも…。だから、その時まで待ちたい。」

みおちゃんは笑顔で私の顔を見つめる。

「どうしたの?私の顔に何かついてる?」

「先輩が、私に話してくれて嬉しくて!」

そのまま話は続いて、最後に、もうすぐある生徒会の話になった。

「みおちゃん、生徒会長を目指してるんだ!」

「そうなんですよ!でも…少し待ってみようかなって思ってます!」

2人はその後も、散歩しながら楽しく会話したのでした─────────
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