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ニ年生
夏休み
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新しい顧問の先生が来た。
これでなんとか、次の試合に参加出来る。
最初は、前の顧問の先生が、部活にほとんど来なかったから、少し戸惑っていた。
だけど、少しすると、先生がいることにみんな馴染む。
夏休みの少し前、先生は、思想学部を集めて言った。
「夏休み、決勝戦があるみたいね。」
「私はどんなことやるか分かってないから…。良ければ、目の前で試合を見せてもらえないかな…?」
見せるためにするのははじめてだ。
すすむくんは「僕がやるよ」と言った。
「もう1人は誰がする?」
そうたずねると、みおさんが「はーい!私がします!」と立ち上がる。
「じゃあ、この2人で実際にしよう!」
みおさんの隣に居たふらさんが「みおちゃん!」と。
「ふらちゃん!行ってくるね!」
「うん!行ってらっしゃい!」
すすむくんは言う。
「じゃあ、まず、僕から思想を言うよ。」
「僕の思想は…。相手のいいところを肯定すること…。」
僕はそれを聞いて驚いた。しかし、今の彼の考えと違っていない。
そして、みおさんは「私の思想は可愛いもの!可愛いものしか勝たん!」と笑う。
「可愛いもの、その考えいいね。」
すすむくんから言った。
「すすむ先輩、ありがとう!肯定するってこともとてもいいと思います!」
そこから先は、相手のいいところを見つけあう勝負になっていた…。
肯定同士の対戦は、どちらも傷つかない。
理想ではあるが、決着もまた中々つかないのである。
顧問の先生は「見せてくれてありがとう。」と言った。
「もう大丈夫よ!」
「思想学部の対戦はお互い楽しくできるのね。」
「はい!」
すすむくんはとても元気な声で言う。
「夏休みにすることを決めました。部活内で、考えをみんなに発表するのはどう?」
「自由研究みたいに!」
「でも…私は途中から入って、よくは分かってないから…。みんなに任せます。」
「僕はいいと思いますよ!」
それから、みんなの同意もあって、夏休み、試合の前に発表することになった。
───────
「もう少しであいつと…」
リベシンの部長は待ちわびていた。
「部長!」
「なえさん。何かあったのか?」
「最後の試合も私とあなた2人で…?」
「いいや、5人全員そろう。俺は分かってる。
そうだよな。ひてい。」
呼ばれたひていは、「俺も参加する。ギャラリーが少ないところでは楽しくない。」と。
部長と副部長は、よく分かってなかった。
「何はともあれ、そういうことだ。」
「もう1人足りないんじゃないですか?」
「大丈夫だ。最初から決まってる。」
それから、少しして、その日の部活は終わった。
副部長が帰る途中、ひていが後を追って彼女の名前を呼んだ。
振り返った副部長は「何?」と冷たい声で言う。
「言いたいことがあるんだよ」
「私はあなたと話したいこと何も無い。」
そう言って立ち去ろうとする。
その前に彼が言った。
「部長のことだよ。」
その一言に、足を止める。
「部長がどうしたの?」
「本当に、尊敬できる、いいやつだと思ってんのか?」
「何がいいたいの?」
「あいつが昔したこと、知らないんだろ?」
「はっきり言って。」
「また今度言う。」
ひていは頬に笑みを浮かべる。
「そう、何もないのね。あなたの嘘。分かったわ。」
副部長はそのまま帰って行った。
ひていは思った。やっぱり、そうか。
俺の中で確定した。
副部長は帰ってる途中、部長のことが浮かんでいた。キセキさんに夢中な彼。
それでもいいと思ってたけど…、完全には、そう思いきれてない自分が居た。
────────
それから、夏休みがやってきた。
毎年恒例のショー。今回は誘われても、知ってる人もいないので行かなかった。
ただ、風の噂で、最後の1人がとても印象的だったと耳に入ってきた。
「これから、最後の戦いが行われる。肯定と、否定、どちらがより素晴らしい考え方か」
「それが、その日に決まる。俺は思う、否定こそが素晴らしい考えであり、肯定は誰も救うことはできない。」
小さな声で「俺がそうだったようにな」と言う。
そして、思った。
待っていろ、すすむ。
これでなんとか、次の試合に参加出来る。
最初は、前の顧問の先生が、部活にほとんど来なかったから、少し戸惑っていた。
だけど、少しすると、先生がいることにみんな馴染む。
夏休みの少し前、先生は、思想学部を集めて言った。
「夏休み、決勝戦があるみたいね。」
「私はどんなことやるか分かってないから…。良ければ、目の前で試合を見せてもらえないかな…?」
見せるためにするのははじめてだ。
すすむくんは「僕がやるよ」と言った。
「もう1人は誰がする?」
そうたずねると、みおさんが「はーい!私がします!」と立ち上がる。
「じゃあ、この2人で実際にしよう!」
みおさんの隣に居たふらさんが「みおちゃん!」と。
「ふらちゃん!行ってくるね!」
「うん!行ってらっしゃい!」
すすむくんは言う。
「じゃあ、まず、僕から思想を言うよ。」
「僕の思想は…。相手のいいところを肯定すること…。」
僕はそれを聞いて驚いた。しかし、今の彼の考えと違っていない。
そして、みおさんは「私の思想は可愛いもの!可愛いものしか勝たん!」と笑う。
「可愛いもの、その考えいいね。」
すすむくんから言った。
「すすむ先輩、ありがとう!肯定するってこともとてもいいと思います!」
そこから先は、相手のいいところを見つけあう勝負になっていた…。
肯定同士の対戦は、どちらも傷つかない。
理想ではあるが、決着もまた中々つかないのである。
顧問の先生は「見せてくれてありがとう。」と言った。
「もう大丈夫よ!」
「思想学部の対戦はお互い楽しくできるのね。」
「はい!」
すすむくんはとても元気な声で言う。
「夏休みにすることを決めました。部活内で、考えをみんなに発表するのはどう?」
「自由研究みたいに!」
「でも…私は途中から入って、よくは分かってないから…。みんなに任せます。」
「僕はいいと思いますよ!」
それから、みんなの同意もあって、夏休み、試合の前に発表することになった。
───────
「もう少しであいつと…」
リベシンの部長は待ちわびていた。
「部長!」
「なえさん。何かあったのか?」
「最後の試合も私とあなた2人で…?」
「いいや、5人全員そろう。俺は分かってる。
そうだよな。ひてい。」
呼ばれたひていは、「俺も参加する。ギャラリーが少ないところでは楽しくない。」と。
部長と副部長は、よく分かってなかった。
「何はともあれ、そういうことだ。」
「もう1人足りないんじゃないですか?」
「大丈夫だ。最初から決まってる。」
それから、少しして、その日の部活は終わった。
副部長が帰る途中、ひていが後を追って彼女の名前を呼んだ。
振り返った副部長は「何?」と冷たい声で言う。
「言いたいことがあるんだよ」
「私はあなたと話したいこと何も無い。」
そう言って立ち去ろうとする。
その前に彼が言った。
「部長のことだよ。」
その一言に、足を止める。
「部長がどうしたの?」
「本当に、尊敬できる、いいやつだと思ってんのか?」
「何がいいたいの?」
「あいつが昔したこと、知らないんだろ?」
「はっきり言って。」
「また今度言う。」
ひていは頬に笑みを浮かべる。
「そう、何もないのね。あなたの嘘。分かったわ。」
副部長はそのまま帰って行った。
ひていは思った。やっぱり、そうか。
俺の中で確定した。
副部長は帰ってる途中、部長のことが浮かんでいた。キセキさんに夢中な彼。
それでもいいと思ってたけど…、完全には、そう思いきれてない自分が居た。
────────
それから、夏休みがやってきた。
毎年恒例のショー。今回は誘われても、知ってる人もいないので行かなかった。
ただ、風の噂で、最後の1人がとても印象的だったと耳に入ってきた。
「これから、最後の戦いが行われる。肯定と、否定、どちらがより素晴らしい考え方か」
「それが、その日に決まる。俺は思う、否定こそが素晴らしい考えであり、肯定は誰も救うことはできない。」
小さな声で「俺がそうだったようにな」と言う。
そして、思った。
待っていろ、すすむ。
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