思想学部

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三年生

新しい始まり

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僕は母国に到着した。

懐かしい地面、懐かしい景色が広がってる。

ただ、変わってしまった何かがそこにあった。

今日から、また、僕の新しい1日が始まる。

久しぶりに会った友達に話しかけた。

「シソウ、久しぶりだね。」

そう話しかける彼は、どこか元気が無かった。

「うん、久しぶり。」

「どうだった?」

「初終島のこと?」

「うん。」

「いいところだったよ。」

「そうなんだ。」

友達はそれ以上聞かない。

数日経って、それがはっきりした。

トモさんが僕のもとにやってくる。

「シソウ…。なんか、みんな暗いね…。」

「確かに。」

「なんでだろうね…」

「分からない。だけど、変わらなきゃいけない時が来てるんだと思うんだ。」

「シソウ…?」

トモさんはそう言って、シソウの顔を見る。

「理想のために…。」

────────

久しぶりにすすむくんとふたりで出かけた。

なんでも、話したいことがあるらしい。

僕が「なんの用?」とたずねると、彼は笑って言った。

「それがね、いろいろあるんだよ。」

「なんでも言って欲しい。僕は一応、副部長だし。君と友達だと思ってるから。」

「ありがとう。実は、最近、同級生が部に入りたいって言ってたんだ。」

「誰?」

「今の生徒会長。」

「え!?どうして?」

「やらないといけないことがあるんだって。」

「そうなんだ。」

「うん。」

「やらないといけないことってなんだろうね。」

「分からない。」

すると、前から「すすむはやらないといけないことがないから分からないだろうな」と声がした。

「君は…」

「久しぶりだな。」

そこに居たのはひてい。

「と言っても、すすむがこの時間に散歩するのは分かってたからな。」

「なんの用があって…?」

ぼくはすすむくんの前に立って言う。

「次回の試合のことだ。」

「試合!楽しみだね」

すすむくんは能天気だった。

「次回も確実に、すすむ達の学校が勝つだろうな。」

「どうしてそう言えるの?」

「俺が、リベシンを今支配してるからだ。」

「部長になったってこと?」

「いいや。俺は部活にも行ってない。」

「じゃあ、なんでそんなことが?」

「なんでだろうな。ただ、俺が知り始めてるからだろうな。」

そう言って笑った。

彼はそのまま去っていく。


僕とすすむくんは話した。

「今年は去年とは違った変化がありそうだね。」

「そうなのかな?僕には分からないけど。」

僕の心の中には、1つ、浮かんでいた。

始まりからそう。何かがこれから変わるかもしれない。

そんな予感がしてたんだ。

───────

「部長!」

「みんな、揃ったか?」

「まだ来てない人が…」

「確かに数人来てないな。まぁいい。」

「ここに居る3人、そして、うみは俺が特に信頼しているメンバー。」

「ありがとうございます!」

うみはそういい微笑む。

「今回はどんな相手にも勝てる。そう確信している。」

「ただ、今、俺は考えが変わった。自分の言ったことを覆すようになってしまうが。」

なえは笑顔で言った。

「私は大丈夫ですよ!部長の真っ直ぐ前を見る姿勢に…」
 
小さな声で「惚れたんです…」と。

他の2人も同調するように頷いた。

うみは言った。「私も大丈夫です!部長さんのこと、知りたいですし!」

「ありがとう。」

「肯定と否定、どちらが強いか。俺は否定だと思っていた。」

「しかし、どちらが強いと優劣はつけられなかった。本当に重要なのはそこではなかったんだ。」

「それはなんですか?」

うみは首をかしげる。

「重要なのは、否定か肯定かと言うより、その考えの深さ。」

「肯定と否定はどちらか一方をなしにできるはずもなかったってことだ。」

すると、うみ以外の3人はそれに拍手をする。

「いい考えだと思います。」なえは嬉しそうに言う。

「なえちゃん達は、本当に部長さんが好きなんですね。」

「ありがとう。ただ、否定と言う考えを捨てるつもりはない。

否定優位か、肯定優位かそれだけのはなしだからな。」

「俺は相変わらず、否定と言う考えを深めていくことにしよう。」

丁度、そのとき、部室のドアが開く。

「ようやく来たか。」

そこには数人の影がある。

「これから、部活をはじめるとしよう。」

─────
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