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三年生
試合Ⅱ⑤
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「もちろんいいよ。」
すすむくんは即答した。
僕は思わず言う。
「え?本当にいいの。」
「うん。出たいと思うなら、出て欲しいと思うんだ。」
ゆめさんは笑顔で言った。
「ありがとうございます。」
すると、そばに、ふらさんが近付いていく。
そして、小さい声で、「あなたなら大丈夫。」と呟いた。
「いつもありがとう。お姉ちゃん。」
そして、彼女は試合の場所に向かった。
「最後はあなたですか。」
「はい!」
「優しい方ですね。」
「ありがとうございます。」
「お名前はなんて言いますか?」
「ゆめです!」
「そうですか、可愛いお名前。親御さんはいい名前をつけてくださいましたね。」
「ありがとうございます!あの!名前はなんですか?」
「あ…。忘れてましたね。
私は誠情真実(せいじょうまみ)です。部長をしてます。」
「まみさんもいい名前ですね!」
「とても優しくて…。出会えて良かったと思います。」
まみさんはにっこり微笑む。
「ちょっとはやいかもしれませんが、試合を…始めますか?」
「もちろん。楽しみです!」
「私も楽しみです。」
僕は2人を見ていられなかった。
自分が勝ってれば、決勝に行けた。自分が過去に…。
すると、そっとすすむくんが肩を叩いた。
「君が良ければだけど…。一緒に最後までみないかな?」
心の中でそうだよな…と思った。
「分かったよ。」
「私の考えは、友達を大事にすること…。」
「特に大事にする要素として真実を正直に話すこと、約束を守ることです。」
「話してくれてありがとうございます。」
そう言ってぺこりと頭を下げる。
「大丈夫ですよ。あなたの考えの説明を、聞かせてもらえませんか?」
「はい!」
「人には…。美しいものを美しいと思う力がある。」
「感動は笑顔を呼ぶ。そして、笑顔は連鎖するんです。どんな生き物でもきっと…。」
「私たちは、喜びや、悲しみをわかちあえる。」
「今まで私は…周りの人に支えられて生きてきました。」
「そう…。みんなが優しくしてくれて、気持ちが深まった考え。」
「それが私の感情論…。」
「強く優しい気持ちは…いつまでも残り続ける。私はそう信じてます。」
「ありがとうございます…。この試合、降りさせてもらいます。」
それで試合は終わった。
「良かったのですか?」
「はい。相手の方、5人の考え…それぞれが理想を求め、自分なりに真剣に出したもの。」
「そして、最後のあの方の考え…共感することが沢山あったのです。」
「そうでしたか。」
「はい。あいさん、まきさん、れいむさん、ほうめいさん。」
「あなた達がそばに居てくれたから…私はここにあるんです。」
「こちらこそ、ありがとうございます。私もとても楽しい旅でした。」
人は喜びをわかちあえる…。ゆめさん、私もそう思いますよ。
────────
「ゆめちゃん!」
そう言って、ふらさんは彼女のことを抱きしめた。
「お姉ちゃん。」
「ゆめちゃん、お疲れ様!」
「いつも支えてくれてありがとう。」
「私の方こそ、いつもありがとう。」
「お姉ちゃんや、そばにいてくれてる友達がいつも支えてくれてたから…。」
「ここまで私は考えを持っていられた。」
2人はそのまま嬉しそうに話をしていた。
「これでまた、決勝か…。」
「すすむくんどうしたの?」
「あぁ…ぶんたくん。分からないけど。色んな考えの人が居たなって。」
「確かにそうだね。」
「ぶんたくん、良ければだけど…。」
「どうしたの?」
「1つお願いがあるんだ。未来のことになっちゃうけど。」
「え…?」
「次回の試合、僕のかわりに、君が出て欲しいんだ。」
「どうして?」
「みんなの考え…見てたいんだ。」
「それでも、僕は構わないけど。」
「ありがとう。」
「もう1つの理由を言ってしまうけど…もう肯定しなくてもいい気がしたんだ。」
「みんなそれぞれ、自分の考えに自信を持って、相手の考えも肯定する。特にさっきの試合は思ったから。」
「そうだったんだ。」
「嬉しいんだ…。」
「すすむくん、良かったね。」
「うん。ぶんたくん、ありがとう。」
少し前のこと…。
「準決勝も3勝0敗でしたね。」
「あぁ。ここまで来れたのはみんなのおかげだ。ありがとう。」
「そして…最後の決勝は語説高校か、あの高校か…。」
「どちらになるでしょう?」
「多分、あいつが、上がってくるだろうな。」
部長は心の中で、すすむと言った。
「ただ…。」
部長はそう言って、副部長の前へ。
「なえさん。大丈夫か?」
「あ…はい。私は大丈夫です。心配してくれてありがとうございます。」
「それならいいんだが。」
すると、すいぞうがやってくる。
「ずっと休んでるな。何かあったのか?」
「仲間は大事だ。言ってみろ。」
「ううん。なんでもないの…。すいぞうくんも心配してくれてありがとう…。」
ただ、終始、副部長はどこか元気がなかった。
「次は一番最初に出るから…大丈夫…。」
───────
すすむくんは即答した。
僕は思わず言う。
「え?本当にいいの。」
「うん。出たいと思うなら、出て欲しいと思うんだ。」
ゆめさんは笑顔で言った。
「ありがとうございます。」
すると、そばに、ふらさんが近付いていく。
そして、小さい声で、「あなたなら大丈夫。」と呟いた。
「いつもありがとう。お姉ちゃん。」
そして、彼女は試合の場所に向かった。
「最後はあなたですか。」
「はい!」
「優しい方ですね。」
「ありがとうございます。」
「お名前はなんて言いますか?」
「ゆめです!」
「そうですか、可愛いお名前。親御さんはいい名前をつけてくださいましたね。」
「ありがとうございます!あの!名前はなんですか?」
「あ…。忘れてましたね。
私は誠情真実(せいじょうまみ)です。部長をしてます。」
「まみさんもいい名前ですね!」
「とても優しくて…。出会えて良かったと思います。」
まみさんはにっこり微笑む。
「ちょっとはやいかもしれませんが、試合を…始めますか?」
「もちろん。楽しみです!」
「私も楽しみです。」
僕は2人を見ていられなかった。
自分が勝ってれば、決勝に行けた。自分が過去に…。
すると、そっとすすむくんが肩を叩いた。
「君が良ければだけど…。一緒に最後までみないかな?」
心の中でそうだよな…と思った。
「分かったよ。」
「私の考えは、友達を大事にすること…。」
「特に大事にする要素として真実を正直に話すこと、約束を守ることです。」
「話してくれてありがとうございます。」
そう言ってぺこりと頭を下げる。
「大丈夫ですよ。あなたの考えの説明を、聞かせてもらえませんか?」
「はい!」
「人には…。美しいものを美しいと思う力がある。」
「感動は笑顔を呼ぶ。そして、笑顔は連鎖するんです。どんな生き物でもきっと…。」
「私たちは、喜びや、悲しみをわかちあえる。」
「今まで私は…周りの人に支えられて生きてきました。」
「そう…。みんなが優しくしてくれて、気持ちが深まった考え。」
「それが私の感情論…。」
「強く優しい気持ちは…いつまでも残り続ける。私はそう信じてます。」
「ありがとうございます…。この試合、降りさせてもらいます。」
それで試合は終わった。
「良かったのですか?」
「はい。相手の方、5人の考え…それぞれが理想を求め、自分なりに真剣に出したもの。」
「そして、最後のあの方の考え…共感することが沢山あったのです。」
「そうでしたか。」
「はい。あいさん、まきさん、れいむさん、ほうめいさん。」
「あなた達がそばに居てくれたから…私はここにあるんです。」
「こちらこそ、ありがとうございます。私もとても楽しい旅でした。」
人は喜びをわかちあえる…。ゆめさん、私もそう思いますよ。
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「ゆめちゃん!」
そう言って、ふらさんは彼女のことを抱きしめた。
「お姉ちゃん。」
「ゆめちゃん、お疲れ様!」
「いつも支えてくれてありがとう。」
「私の方こそ、いつもありがとう。」
「お姉ちゃんや、そばにいてくれてる友達がいつも支えてくれてたから…。」
「ここまで私は考えを持っていられた。」
2人はそのまま嬉しそうに話をしていた。
「これでまた、決勝か…。」
「すすむくんどうしたの?」
「あぁ…ぶんたくん。分からないけど。色んな考えの人が居たなって。」
「確かにそうだね。」
「ぶんたくん、良ければだけど…。」
「どうしたの?」
「1つお願いがあるんだ。未来のことになっちゃうけど。」
「え…?」
「次回の試合、僕のかわりに、君が出て欲しいんだ。」
「どうして?」
「みんなの考え…見てたいんだ。」
「それでも、僕は構わないけど。」
「ありがとう。」
「もう1つの理由を言ってしまうけど…もう肯定しなくてもいい気がしたんだ。」
「みんなそれぞれ、自分の考えに自信を持って、相手の考えも肯定する。特にさっきの試合は思ったから。」
「そうだったんだ。」
「嬉しいんだ…。」
「すすむくん、良かったね。」
「うん。ぶんたくん、ありがとう。」
少し前のこと…。
「準決勝も3勝0敗でしたね。」
「あぁ。ここまで来れたのはみんなのおかげだ。ありがとう。」
「そして…最後の決勝は語説高校か、あの高校か…。」
「どちらになるでしょう?」
「多分、あいつが、上がってくるだろうな。」
部長は心の中で、すすむと言った。
「ただ…。」
部長はそう言って、副部長の前へ。
「なえさん。大丈夫か?」
「あ…はい。私は大丈夫です。心配してくれてありがとうございます。」
「それならいいんだが。」
すると、すいぞうがやってくる。
「ずっと休んでるな。何かあったのか?」
「仲間は大事だ。言ってみろ。」
「ううん。なんでもないの…。すいぞうくんも心配してくれてありがとう…。」
ただ、終始、副部長はどこか元気がなかった。
「次は一番最初に出るから…大丈夫…。」
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