173 / 190
三年生
試合Ⅲ①
しおりを挟む
3年生、最後の試合の時がやってきた。
思想学部は今日で終わりか…。
少し寂しさがありながら、頑張りたい気持ちがあった。
「全宝高校の思想学部じゃないか。」
そう言い誰かが、笑いながらやってきた。
この声…聞いたことがある。
「まぁ、知ってたんだけどなあ。」
生徒会に居た…すいぞうくん。
「どうしてここに…?」
「俺はリベシン高校の思想学部だからな。」
「お前の名前は確か、あいだぶんただったな。」
「うん。そうだけど…。」
「知ってるぜ。一人一人、調べてんだよな。ノートに書いて。」
「どうしてそれを…?」
「俺の情報網さ。」
「すいぞうくん!」
後ろから、にわのさんがそう言った。
「なんでここにいる?」
とても驚いてるようだ。
「あなたが思想学部に入ったって聞いて、私もはいったの。」
「ははは。そうか、そうだったか。」
そう言って、リベシンの元へ戻っていく。
「大丈夫だった?」
そう言い、僕の方を心配そうに見つめる。
「はい!大丈夫です。」
「良かった…。」
彼女は優しい人だ。
しかし…何故か分からないが、今回、僕とすいぞうくんで対戦することになりそうだ…。
すいぞうくんには僕のこと沢山知られてるようで、僕の方は逆に知らない。
とても不利…。
「すいぞう。話してきたのか?」
「はい。一応、1年と半年通った学校でしたから。」
部長は小さく頷く。
「今日も3勝0敗で終わりましょう。」
「勝とう。」
「最初なんだけど、誰が行きたいかな?」
「はい!私が行きたいです。」
そういったのは、ゆめさんだった。
前回、初対戦で、悪い状況から彼女のおかげで勝った。
「分かった。」
「ありがとうございます!」
ゆめの頭の中に、前日のことが浮かぶ。
─────────
「遂に、明日だね。」
「ですね!お姉ちゃん!」
「ふふっ。そう言われると、本当の妹のように感じるよー。」
「大好きな人がお姉ちゃん。嬉しいです。」
「ありがとう。」
そう2人は、お互い体を預けあった。
「明日、でるの?」
「分かりません。」
「私は出ないと決めてる…。でも、もし、ゆめちゃんが出るのなら…。」
「はい…。」
「あなたは…あなたの道を頑張って…。」
「はい!」
「ふふふっ!」
「ふふっ!」
「あなたならきっと大丈夫!」
────────
頑張るよ、お姉ちゃん。
そう心の中で思いながら、ふらの方をみる。
ふらも心の中で応援しながら、彼女の方を見ていた。
リベシンでは、すいぞうと部長が話していた。
「あの1年、最後対戦してたって言ってたな。」
「そうでしたね。中々厄介相手かもしれません。ここは俺がいきましょうか?」
すると、後ろから弱い声で「あの…。私が行きたいです」と。
2人は後ろを向いた。
そこには、副部長が。
「最初に出るって言ってたな。出るか?」
「はい…。出させてください…。」
「分かった。」
「え?待ってくださいよ。」
すいぞうは部長に抗議した。
「最近の副部長じゃ、きっと、勝てない。話し合いもできないじゃないか。」
「本当か?」
副部長の方を見て聞いた。
「いいえ…。勝ちます。」
そう言って、相変わらず、元気なさそうにゆめのいる試合場へ。
「よろしくお願いします!」
「よろしくお願いします…。」
副部長の頭の中には、部長の姿がずっとあった。
なんでだろう…。ひていの話なんて、信じてないのに…。
そうだったらどうしようって思ってるんだ…。
人なんて信じられないって、少し思ったことがあるからかな…。
部長は優しかった。
だけど、あの人が何を思ってるのか…。
それは分からない。
少し前に、きせきさんの姿があった。
私は諦めようとしてるの…?私と彼は絶対一緒になれない。
「大丈夫ですか?」
その声にハッとした。
副部長の目の前には、ゆめが居て、とても心配そうに見てる。
「ボーッとしてた…ごめんね。」
「大丈夫なら良かったです。」
濁りのない笑顔…。きっとこの子は、今が充実してるんだろうな…。
「私から話しますね。」
「分かった…。」
「私の考えは、感情論。
次はあなたのこと、教えてください!」
副部長はそっと微笑んだ。
「あなたの考えは知ってたよ。今から言うこと、あなたと似てるかもね。」
「楽しみです!」
「私の考えは好きな人へのおもい…。それはとても強いの。」
「わぁ!なんか、ロマンチックですね。」
「ありがとう…。」
「これから、一緒に話すのが楽しみです。」
「うん。話そう…。」
「その前に、説明しますね!」
「相手が喜んでるところを見ると、私も嬉しくなる。」
ゆめの頭の中で、友達の女の子が笑顔で話しかけてくる映像が浮かぶ。
それを聞いた副部長の近くに、部長の姿が現れた。
どこか嬉しそう。
それに副部長は複雑な気持ちだったが、1つの感情があった。
思想学部は今日で終わりか…。
少し寂しさがありながら、頑張りたい気持ちがあった。
「全宝高校の思想学部じゃないか。」
そう言い誰かが、笑いながらやってきた。
この声…聞いたことがある。
「まぁ、知ってたんだけどなあ。」
生徒会に居た…すいぞうくん。
「どうしてここに…?」
「俺はリベシン高校の思想学部だからな。」
「お前の名前は確か、あいだぶんただったな。」
「うん。そうだけど…。」
「知ってるぜ。一人一人、調べてんだよな。ノートに書いて。」
「どうしてそれを…?」
「俺の情報網さ。」
「すいぞうくん!」
後ろから、にわのさんがそう言った。
「なんでここにいる?」
とても驚いてるようだ。
「あなたが思想学部に入ったって聞いて、私もはいったの。」
「ははは。そうか、そうだったか。」
そう言って、リベシンの元へ戻っていく。
「大丈夫だった?」
そう言い、僕の方を心配そうに見つめる。
「はい!大丈夫です。」
「良かった…。」
彼女は優しい人だ。
しかし…何故か分からないが、今回、僕とすいぞうくんで対戦することになりそうだ…。
すいぞうくんには僕のこと沢山知られてるようで、僕の方は逆に知らない。
とても不利…。
「すいぞう。話してきたのか?」
「はい。一応、1年と半年通った学校でしたから。」
部長は小さく頷く。
「今日も3勝0敗で終わりましょう。」
「勝とう。」
「最初なんだけど、誰が行きたいかな?」
「はい!私が行きたいです。」
そういったのは、ゆめさんだった。
前回、初対戦で、悪い状況から彼女のおかげで勝った。
「分かった。」
「ありがとうございます!」
ゆめの頭の中に、前日のことが浮かぶ。
─────────
「遂に、明日だね。」
「ですね!お姉ちゃん!」
「ふふっ。そう言われると、本当の妹のように感じるよー。」
「大好きな人がお姉ちゃん。嬉しいです。」
「ありがとう。」
そう2人は、お互い体を預けあった。
「明日、でるの?」
「分かりません。」
「私は出ないと決めてる…。でも、もし、ゆめちゃんが出るのなら…。」
「はい…。」
「あなたは…あなたの道を頑張って…。」
「はい!」
「ふふふっ!」
「ふふっ!」
「あなたならきっと大丈夫!」
────────
頑張るよ、お姉ちゃん。
そう心の中で思いながら、ふらの方をみる。
ふらも心の中で応援しながら、彼女の方を見ていた。
リベシンでは、すいぞうと部長が話していた。
「あの1年、最後対戦してたって言ってたな。」
「そうでしたね。中々厄介相手かもしれません。ここは俺がいきましょうか?」
すると、後ろから弱い声で「あの…。私が行きたいです」と。
2人は後ろを向いた。
そこには、副部長が。
「最初に出るって言ってたな。出るか?」
「はい…。出させてください…。」
「分かった。」
「え?待ってくださいよ。」
すいぞうは部長に抗議した。
「最近の副部長じゃ、きっと、勝てない。話し合いもできないじゃないか。」
「本当か?」
副部長の方を見て聞いた。
「いいえ…。勝ちます。」
そう言って、相変わらず、元気なさそうにゆめのいる試合場へ。
「よろしくお願いします!」
「よろしくお願いします…。」
副部長の頭の中には、部長の姿がずっとあった。
なんでだろう…。ひていの話なんて、信じてないのに…。
そうだったらどうしようって思ってるんだ…。
人なんて信じられないって、少し思ったことがあるからかな…。
部長は優しかった。
だけど、あの人が何を思ってるのか…。
それは分からない。
少し前に、きせきさんの姿があった。
私は諦めようとしてるの…?私と彼は絶対一緒になれない。
「大丈夫ですか?」
その声にハッとした。
副部長の目の前には、ゆめが居て、とても心配そうに見てる。
「ボーッとしてた…ごめんね。」
「大丈夫なら良かったです。」
濁りのない笑顔…。きっとこの子は、今が充実してるんだろうな…。
「私から話しますね。」
「分かった…。」
「私の考えは、感情論。
次はあなたのこと、教えてください!」
副部長はそっと微笑んだ。
「あなたの考えは知ってたよ。今から言うこと、あなたと似てるかもね。」
「楽しみです!」
「私の考えは好きな人へのおもい…。それはとても強いの。」
「わぁ!なんか、ロマンチックですね。」
「ありがとう…。」
「これから、一緒に話すのが楽しみです。」
「うん。話そう…。」
「その前に、説明しますね!」
「相手が喜んでるところを見ると、私も嬉しくなる。」
ゆめの頭の中で、友達の女の子が笑顔で話しかけてくる映像が浮かぶ。
それを聞いた副部長の近くに、部長の姿が現れた。
どこか嬉しそう。
それに副部長は複雑な気持ちだったが、1つの感情があった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
慈愛と復讐の間
レクフル
ファンタジー
とある国に二人の赤子が生まれた。
一人は慈愛の女神の生まれ変わりとされ、一人は復讐の女神の生まれ変わりとされた。
慈愛の女神の生まれ変わりがこの世に生を得た時、必ず復讐の女神の生まれ変わりは生を得る。この二人は対となっているが、決して相容れるものではない。
これは古より語り継がれている伝承であり、慈愛の女神の加護を得た者は絶大なる力を手にするのだと言う。
だが慈愛の女神の生まれ変わりとして生を亨けた娘が、別の赤子と取り換えられてしまった。
大切に育てられる筈の慈愛の女神の生まれ変わりの娘は、母親から虐げられながらも懸命に生きようとしていた。
そんな中、森で出会った迷い人の王子と娘は、互いにそれと知らずに想い合い、数奇な運命を歩んで行くこととなる。
そして、変わりに育てられた赤子は大切に育てられていたが、その暴虐ぶりは日をまして酷くなっていく。
慈愛に満ちた娘と復讐に駆られた娘に翻弄されながら、王子はあの日出会った想い人を探し続ける。
想い合う二人の運命は絡み合うことができるのか。その存在に気づくことができるのか……
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる